HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix」
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 やっと大好きなKayaさんの作品を紹介する順番になりました(^0^)
 Kayaさんみたいなキャリアがある方の旧譜ミックスは説得力が違いますね!!


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 まず、Kayaさんについてご紹介しましょう・・・

 少し前のGroove誌の「沖縄特集」でも「沖縄クラブシーンの水先案内人」という形で登場しましたので、ご存知の方も少ないくはないかな~と思います。

 Kayaさんは、香川出身で、80年代末より横浜周辺の米軍ベース関係のクラブでブラックミュージックに触れ、90年代初頭に六本木/西麻布周辺でDJ/クラブオーガナイズを開始したDJになります。
 東京でDJ/オーガナイザーをされてた頃は、森ビル(アークヒルズ)に入社され「2足のわらじ」をはかれていたようですが、東京でのクラブシーンに疑問(縦社会とか、海外のモノマネとか)を感じ、1993年に会社を退職、まったく接点がなかった沖縄に移住し、その後、並々ならぬ努力を重ね、沖縄のクラブシーンを作り上げた・・・方です。
 Grooveのインタビューによると、 「(クラブシーンの創出を)東京以外の場所でゼロから始めたいと思った」そうで、知り合いも土地勘もない沖縄に勢いと情熱をもって移住されたそうです。

 Kayaさん自体は、現在は多数の肩書を持ち、DJ/プロモーターだったり、レコードショップ「Freeek Show!」のオーナーだったり、自身のレーベル/プロダクションFreeeK Proの運営だったり・・・、はたまた執筆活動もするなど、様々な活動をされています。
 後続のアーティストのサポートをしたり、沖縄のクラブシーンを盛り上げたり・・・米軍の流れはあったのかもしれないですが、日本人による「沖縄クラブシーン」をソフト・ハード面で作り上げ、お世話になった方が多いのかな・・・と思っています。

 そんなKayaさんは、ミックス作品もボチボチ出しており、ここ最近はそんなにリリースしてないようですが、2000年前後は結構リリースしており、どれも好内容で、私自身も掘りきれてないですが、見つければ必ずゲットしているDJです。
 主に80年代の旧譜モノだったり、R&Bだったり・・・80年代特有の「ブラコン」テイストを武器としつつ、比較的幅広いジャンルをカバーするスタイルで・・・90年代中頃の「DJブーム」以降の若者たちには出すことのできない、独特の「ノリ」と「選曲感」が堪らないDJです。
 この間紹介した「Murakamigo」さんと同じ感じなんですが・・・微妙にバタ臭い「ディスコ」感が内包されていて・・・その臭さが逆にKayaさんの作風を良くしてると私は思います(^0^) 

 なお、現在は「unqle Kaya」を名乗っています・・・一線を少し退いたってことなのかな??
 また、現在はavex系のTranceDJでDJ Kayaって人がいるようで、その人に名前を奪われちゃった・・・とかあるんですかね??


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 んでは、作品の紹介に進みましょう・・・

 この作品は、KayaさんのレーベルであるFreeeK Proのミックステープ部門である「OH!TAPEJOINT」の初作品になり、1999年にリリースした作品です。

 このレーベル、結構リリース本数(30作以上!)があり、Kayaさん関係が中心なのですが、以前紹介した「DJ Lincoln」のDeepFunk作品や、現在は長野で活躍中の内川マサヒコさんの作品など・・・通好みな作品が多数あり、過小評価されているレーベルだと私は考えてます。
 Kayaさん自身も活動歴が長いし、プロモーターとしての顔もあることで・・・信頼という名のコネクションが各DJにあったので、濃い作品を残すことが出来たのかな~と思っています(^0^)


 んで、この作品・・・ジャンル分けが難しいのですが、80年代のブラックミュージックを中心に選曲され・・・それこそR&BとかNewJackSwing、DanceClassicsやBlackContenporaly・・・などを幅広く選曲し、気持ちいいミックスを披露しています。
 上記で写真に貼った、JodyWatley / FriendsSoulSystem / Lovely DaysのようなR&Bの範疇の曲や、Shalamar / A Night to RememberWhispers / Rock Steadyのようなダンクラ関係・・・はたまた、持ってないのでアレですが、BT Express / Have Some FunLakeside / Fantastic Voyageのような親父ディスコなど・・・80年代のブラックミュージックを独自の切り口で幅広く扱っています。

 先ほどもちらっと触れましたが、同じ80年代ものが得意なMurakamigoさんと比べ、いい意味で「ディスコっぽい匂い」が含まれており、70年代より日本に伝統的に受け継がれた「ディスコ文化(カタカナですね!)」を残しつつも、クラブテイストも表現してる・・・っといった感じで、個人的にはかなり好きなスタイルです(^0^)
 それこそ、このテープには「渋谷HipHop、横浜サーカス、沖縄クレオパラッツィ他、全ての80'sClub、80'sLoversに捧ぐ・・・」と書いており、直接的に「ディスコ」の名前は出てないですが、ディスコの影響は多少あるクラブ黎明期の名店が列挙され・・・Kayaさんのバックボーンが分かる記述かな~と思います。


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 ミックスに関しては、しっかりとストーリー作りをしながら丁寧にミックスを作ってる印象があり・・・80年代楽曲のスムースさと相まって、気持ちよく聴ける作品になってると思います。
 盛り上げるところはしっかりと上げて、逆にスムースに流すところは自然と引っ張り・・・選曲を巧みに使い分け、全体的なミックス感を表現してる辺りは流石です・・・

 ミックスの技自体は、そんなに技巧派ではないので、単純なビートミックスだったり、カットインが多いですのが・・・上記のForget Me Nuts → Saturday Loveの繋ぎのように、「おっ、上手いな・・・」と思わせる繋ぎもあり、安心して聴けます。

 また、Kayaさんのこの頃の作品では「パンニング(=音をLとRにふること)」を多用しており、特に選曲的に「盛り上がった」部分ではノリノリでパンをしており、ヘッドフォンで聴いてると、ちょっとビビります(^^;)
 あまりこの技を使うDJって少なく・・・現場だと効果はありますが、作品で過度にやりすぎると興ざめを起こす場合が多い・・・と思いますが、Kayaさんのパンに関しては、何度も聴いてると不思議と慣れてきて、Kayaさんらしさを表しているようで・・・個人的には好きです!
 ただ、馴染めない方もいるかもしれないですね・・・


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 あと、この「Backin'aシリーズ」では、Kayaさんの後輩筋(?)にあたる「DJ Hinga-Higa」のナイスなMegaMix調のルーティーンが聴けます・・・
 沖縄のバトル系DJでは有名なお方で、Kayaさんのレーベルからも何作かミックス作品を出しており・・・結構腕の立つDJで、各作品ごとに趣向を凝らしたルーティーン(おそらくタンテとミキサーのみで作ってるっぽい)を披露しており・・・マニアは注目です(^^;)

 この作品では、B面の最初に、Mazeの鬼クラシック「Before I Let Go」のライブ録音を用いたドープな2枚使いを披露しており・・・そこからBT Expressでの2枚使いにも行ってしまい・・・悶絶必死なルーティーンです!
 正直、バトル系としては古い技・古いレベルなのかもしれないですが・・・しっかりとファンキーな味付けがあって大変良いと思います(^0^)
 
 なお、Higaさんは、現在は活動停止中らしく・・・復活するかどうかは不明だそうです??



 んなわけで、結構お勧めの1本のご紹介でした(^0^)
 
 大人のミックス・・・って言ったらそれまでですが、経験が裏打ちするミックス感は好きな方なら絶対好きな感じですよ・・・是非探して聴いてみてくださいね(^0^)
 個人的には、Kaya作品が掘り切れてなく、もっと研究がしたいな~と思っているぐらいで・・・これからもがんばって探します(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix」
Genre : 80'sR&B、NewJackSwing、DanceClassics、Garage・・・
Release : 1999年
Lebel : Freee-K Productions / Oh! Tape Joint  OTJ-01(?)



ps 先週末に行ったセオ先生のパーティーに、 愛しの広子嬢もお客としてフロアーのド真ん中にいたみたい・・・気づきたかったな~(^^;)


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