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DJ Kensei 「Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.2」
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 冷めないうちにサクっと更新・・・普段以上に頑張って更新してますね(^^;)
 ただ、週明けから仕事なので・・・また「のらりくらり」な更新です・・・



 昨日紹介をした『DJ Kensei Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.1』の続編で、同年の96年/夏ごろにリリースされた作品です。
 第一弾と同様に、東京を中心に動きが盛んになっていた「日本語ラップ」の曲を紹介する目的で作られたショーケース的な作品になっており、「日本語ラップがヤバい」という印象を全国のリスナーに広めた作品になります・・・

 意義的な話や、基本的な作りは、前作と同様なので割愛し、早速作品の紹介に行きましょう・・・


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 第一弾がリリースされ、割とスグに出された作品のようで、今見返すと、鬼クラシックな曲は第一弾の方が多いですが・・・あの時代に日本語ラップを聞いてたリスナーにとっては「青春クラシック」が多いな~と思いました。
 
 それこそ、写真に上げた「You The Rock / Free (Remix)」「K-Dub Shine / 機能停止」や・・・レコは売っちゃって写真が無いですが、「Rhymester / 耳ヲ貸スベキ」とか「Lamp Eye / 暗夜行路」とか「MURO / Delivery」とか・・・いや~懐かしいですね(^0^)

 無論、新曲紹介の意味合いが強い選曲なので、Kenseiさんの志向性はそんなには無く・・・正直、人選的には第一弾とそんなには変わってないのですが、第一弾のリリースから半年もたたないぐらいなのに・・・曲がこんなにあるってのはスゲーですよ(^0^)
 96年のさんぴん前後での日本語ラップの爆発っぷりを体現してる内容といっても過言ではなく、あのブームを後押ししただけの内容だと思います。

 また、当時の時点で、日本語ラップの曲だけで1本のテープが成立しちゃうこと自体は、アナログなりCDがプレスされてるので、kenseiさん以外でも出来たと思いますが・・・kenseiさんを信頼し、音源が集まった・・・という点もあると思います。
 深くは調べないですが、リリース前の曲や、次に紹介するフリースタイルなど・・・実際のアーティストと交流を組まないと得られない曲も多く・・・kenseiさんの人脈と信頼があってこそ完成したテープだと思います。


 第一弾と同じ答えになりますが、結果としてこのテープを聞いたリスナーが「日本語ラップってヤバいじゃん!」と感じ、ブームを後押しした点は・・・意義を考えれば考えるほど理解が出来ますね(^0^)


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 んで、この作品でも有名アーティストからのシャウトアウトやフリースタイルが多く収録されてる点もポイントです!

 Dev-Large、MURO、ECD、K-Dub Shine、Mummy-D、Osumiなどが参加しており、このメンツが集まること自体がKenseiさんの人脈があってでしょう・・・


 特にこの作品にはDev Largeの活躍には注目で、白眉は、暫くはこの作品でしか聞けなかった「Buddha Brand / 盲目時代+α」が収録されている点です!!

 近年になり、正式盤がDLのソロとしてリリース(写真左・借り写真)しましたが・・・昔はファンの間では「幻の一曲」として珍重されていたと思います。
 得意とするメローネタのスムースな曲で・・・結構フリースタイルっぽい感じなのですが、かなり完成された曲で、リリースする前提で作った曲をKenseiさんに提供したのかな~と思います。
 ただ、リリースされることはなく、後半のNippsの歌詞は、名曲の「ブッタの休日」に使われ・・・ある種「休日」のプロトタイプ的な曲なのかもしれないですね・・・

 Dev Large自身は、この作品や、前作でも献身的な役割を果たしており、この作品では上記の盲目以外にも気合の入ったフリースタイルを2本収録し、前作でもフリースタイル&楽曲の提供をしており、かなり頑張っています(^0^)
 それこそ、ストリートプロモーションの重要性を知ってたから他のアーティストより献身的だったのかな・・・と思う部分もあり、このシリーズの影の主役になっています(^0^)

 ちなみに、DLといえば、特徴的な「絵&タグ」が有名ですが、Kenseiさんにも「DJ Kensei絵タグ」がしっかりと送られており、第一弾の方には隅に印刷されています・・・関係が相当タイトだったんでしょうね!!


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 また、書くところが無いので、ここで指摘しますが、この作品から影響を受けた存在として、もっとも象徴的なのが「DJ Dr,Jekill」氏だと思います。

 現在は横浜で活動をしているDJで、良質かつマニアックな日本語ラップのミックス作品をリリースしています・・・

 特に影響を感じるのが、地元である青森・三沢で活動していた頃にリリースしていたミックス作品が、この作品と同じ名前の「Ill Vibes」というタイトルで・・・作品の内容(日本語のみ、フリースタイル入り)なども込みでかなり影響を受けてるようです。
 私もまだ掘り切れてない(=調査できてない)ですが、作品によっては、Kenseiさんが「Ill Vibes」をリリースした意義である「ショーケース」的な作風で・・・同世代のアンダーグラウンドなアーティトの作品を紹介をしてたりしてて・・・同じタイトルを使ってるだけに、気合が入っています。
 また、鉄板でレベルの高いクラシックミックスもあり、全国の日本語ラップマニアからの支持が高いのも伺えます・・・

 きっと、Jekillさんも、この作品に影響を受け、成長したんでしょう・・・もし本当なら、東京で起こったムーブメントが、テープという形で地方に旅立ち、しっかりと影響を与えたことになり・・・このテープの意義が達成されたように思えます・・・



 んなわけで、第一弾とそんなには変わらない内容ですが、コレクター泣かせな一本として今でも燦然と輝いています・・・

 実際は、この2本をもってシリーズは完結し、その後のKenseiさんはアンダーグラウンドな方向にシフトしているので、Kenseiさんのキャリアからすると意外な作品かもしれないですね。
 ただ、胎動し始めた「東京の日本語ラップ」の中心にいて、それを紹介できる立場にいたことは、ありがたい「奇跡」だったと思えます・・・日本語ラップの資料的な価値としては「もっとも」な作品でしょうね!!

 ちなみに、この作品も未だに高額です・・・が、マニア以外は無理して掘る必要はないかな~と思います(^^;)




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kensei 「Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.2」
Genre : JapaneseHipHop(日本語ラップ)
Release : 1996年夏ごろ?
Lebel : Beat Shop Productions

Notice : 第一弾の紹介は、こちらのリンクからどうぞ!
 『DJ Kensei Ill Vibes - Straight from Tokyo Vol.1』



<追記> 2010年1月10日

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 ある資料を読み返してたら、上記のような写真を発見し、それを見ると「1996年8月24日」がテープの発売日のようですね・・・ツモ引きなデータでした(^0^)



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