HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ MURO 「From King's Bin」
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 また、動画ネタになりますが、やっと発掘した一本のご紹介!!
 これは発掘して大正解・・・クオリティーの高さが違いすぎます・・・(^0^)


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 今回は、ミックステープやミックスCDではなく・・・いわゆる「VHS作品=ビデオテープ作品」をご紹介します。

 以前紹介した「DJ MURO / From King's Bin」の元ネタ(?)作品で、VHSオンリーの動画作品です。
 DVD時代の今となってはポピュラーですが、いわゆる「ビデオ・ミックステープ」な作品で、レコードの音源が有名な昔の映画を、その映画の音楽と共にミックスをした素晴らしい作品で・・・制作者は我らのキングこと「DJ MURO」です!! この時点で悪いわけがありません!!

 テープ版を紹介してから、ずーとこのVHSのことが気になっていて、ここ最近の「DJ動画」紹介の流れでDig熱が再発し・・・やっと某ユニオンで捨て値で救出し、視聴と動画吸い上げ&編集をし・・・やっと公開になりました・・・
 個人的には、VHSとテープ版が同じ内容だったのが分かり、一安心だったのですが・・・テープ版以上にヤバい出来なので、気合を入れて紹介しますね(^0^) 


 まず、テープ版を紹介した時に、この作品の経緯を紹介しましたが、ちょっと整理しましょう・・・

 このVHSの作品は2002年1月にリリースされました・・・アンダーグラウンドリリースなので、CiscoとかDMRのようなレコード店のみで取り扱っており、ちょっと話題になりましたが、そんなにはバカ売れはしてなかったと思います。
 その後、2002年11月に、MUROさんと親交のある大阪の「RD Records / Shout!」より写真右のようなテープがリリースされ、今回紹介するVHSの音源をそのままテープ化した内容でした。
 VHSはKODPとしてリリースされたようですが、テープの方は外注仕事になり・・・テープの紹介の時にも書きましたが、個人的にはテープの内容が良かったから音源化の打診があった・・・のかな~と思っています??
 テープに関しては、以前紹介した記事を参照してくださいね・・・

 ・ 「DJ MURO / From King's Bin」



 MUROさんに関しては、旧来より「映画好き」として有名で、今年は和物映画音源だけでミックスした「やさぐれファンク 番外地」をリリースしてますよね・・・

 特に、今回のVHSで多くフューチャーされている「ブラック映画」は、相当好きなようで、サントラ盤のレコードをネタとして知り合ったのがきっかけだと思いますが、レコードを掘ることに留まらず、実際の映像(ビデオ)を掘ったり、その映画のポスターを掘ったり・・・誰にも出来ない「掘り」をしていたようです。
 影響も大きいと思われ、MUROさんのお店であった「Savage」もブラック映画のタイトルだし、そのSavageにはブラック映画のポスターが沢山ディスプレーされてたり・・・また、PVなんかでもアイデアをサンプルしてたり・・・MUROさんの中で「映画」という存在は相当大きいと思います。


 この作品が、どういう経緯でリリースされたのかは分からないですが、MUROさんの「映画愛」をMUROさん流に披露した作品であることには間違えなく、作品を見る限りでは結構気合をいれて作った・・・と感じます!!

 以下で実際の動画も交えて紹介しましょう・・・



「Native Son」「Death Wish」「Three The Hardway」「Come Back Charleston Blue」

 手始めに、イントロから数分間を紹介しましょう・・・イントロからはあんまりメジャーなタイトルではないですが、音楽は聞いたことがありますかね・・・

 この作品では、RareGroove/FreeSoul~HipHop/サンプリング以降に評価された「映画音楽/OSTモノ」の中で、ネタ感だったり、ブレイク感がある曲をDJミックスし、そのミックス音源に「元映画の映像」を当てはめた・・・そんな感じの作品になっています。
 選ばれた曲は、クラシック曲やMUROさんらしい掘りの利いた曲だったり・・・その映画の映像よりも前に「レコードジャケット」が思い付く・・・そんな感じの曲が多く、上の動画を見ていても、そういう方が多いかな~と思われます。

 ただ、この作品に関しては「音楽と映像の融合」がスゲーヤバいですね!!

 個人的には、この作品の音源だけを抽出したテープ作品の方を先に聞いていたので、内容は分かっていましたが・・・耳からだけでなく、目からも作品を感じることが出来るのは、その音源の魅力を更に生かしている・・・と感じました。
 映画音楽な訳ですから・・・その映画の為にある「音楽」なので、その元映像が合わない訳は絶対にないのですが・・・MUROさんにおいては、映像のコダワリもハンパなく、MUROさんにしか作れない「音楽と映像の融合」が素晴らしすぎます!!
 
 例えば、上の映像であれば、イントロの後にすぐ始まる「Death Wish」という映画(40秒目)の「Do A Thing」という曲であれば、ドラムレスなイントロから、ドラムが始まると・・・ドラムのスネアが一発一発と鳴るたびに、映画の発砲シーンで拳銃が発砲する瞬間を合わせていて・・・曲と映像の融合を果たしています。
 また、上の動画の最後の方にある「Come Back Charleston Blue」の3:45ぐらいでは・・・スローな曲調からホーンが突然展開する曲調に合わせ、映像は爆発シーンを入れてます・・・もう細かすぎ!!


 恐らく、映像はMUROさんが持っているVHSを使用し、実際の映像編集は・・・MUROさんがアイデアを出しつつ、映像編集に長けている方が編集をしたんだと思いますが・・・各映画ごとに細かいアイデアがあり、ミックスの良さを引き立たたせています!!
 映像を見てると、あくまでも主題は「DJミックス=音」なんですが、その音を盛り上げるべく、色々とアイデアや編集をした映像を入れている感じで・・・プレイしてる「音楽」が本当に躍動しています(^0^)
 


「Savage!」「Shaft」「Shaft in Africa」


「Across 110 Street」「Cool Breez」「Fantastic Planet」「Pink Panther」「Heavy Traffic」

 他の動画もアップしましたが・・・どの動画もアイデアにあふれた映像編集を行っており・・・「音楽と映像の融合」が素晴らしすぎで、収録されている「音楽」に命を与えてます!!
 細かい編集もかなり多いですが、実際のミックスにおいても拘った繋ぎをしたり、色んなアイデアを出したり・・・早送りが出来ません!!

 上の動画では、MUROさんのお店の名前にもなった「Savage!」から、ド定番の「Shaft」に繋ぎ、その次には続編の「Shaft in Africa」に繋いでます・・・流れの点においてもしっかりと「ツボ」を押さえてますね!!
 ちなみに、この辺りの映画には「エロ」が多く含まれており、MUROさんはこの辺もしっかりと押さえつつ、映像をミックスしていますが・・・YouTubeでは無理っぽいので、アップしませんでした(^^;)
 
 下の動画では、ド定番のAcross 110 Street(Buddhaのジャケネタね)をプレイしつつ、後半ではアニメーション繋ぎをしていますね・・・
 その出だしで「Fantastic Planet」を持ってきてるのは渋いですが、その次の「Pink Panther」では、原曲をネタにしてる「Grand Puba / I Like It」のインストを巧みにブレンドしつつ、声ネタのヒット音に合わせて、PinkPantherチャンが声を出してるような画像をカットインしてます・・・渋いな~(^0^)



 こんな感じで、全編60分程度のミックスが進みます・・・流して見ててもイイですが、真剣に見れば見るほど、MUROさんの映画愛が分かり・・・素人では作れない驚異の作品になっていると思います!!

 結論としては、「DJミックス/音楽を盛り上げるべく映像を融合している」作品なのかもしれないですが、その映像に関してのセンスやアイデアがハンパなく、今見返してもこのレベルの作品を作れる人は・・・そう簡単にはいませんよ!!
 市場では、HipHopやR&Bを中心に、新譜系の曲をミックスしたものや、クラシックな曲をミックスしたものなど・・・ここ最近では海外・国内を問わず、多数のミックスビデオが流通していますが・・・ここまで「気合い」が入った作品は無いと思います・・・

 また、音楽的な視点から考えても、戦略的に編集した映像を入れることで、基礎となるDJミックスを更に盛り上がり、音楽の楽しみ方を更に広げているし・・・映像だけを主眼に見てもしっかりとした世界観(HipHop感とかブラックネスとかレコード愛とか・・・)をアピールしてるし・・・この作品が市場で評価されてないのが不思議で仕方がありません!!


 私自身も、リリースした時に買わなかったのでアレですが、ホント「早すぎた作品」だったのかもしれないですね・・・
 VHSというフォーマットでリリースしたことで、市場から忘れ去られた作品になってしまったかもしれないですが、適当なPVを集めただけのDVDとは「格」が違いすぎます!!

 また、この作品に関しては・・・DVD再発は絶対に反対です!!
 VHSのローファイな画質の方が、収録されている音楽だったり映画の質感が上手く表現出来る・・・と思います。
 市場ではあまり見かけませんが、VHS作品自体に高値がつかない今であれば、絶対に安く買えると思うので・・・興味があれば、VHSのデッキを買ってでも見てください!! それだけの価値はあると思います・・・


 あんまり文章が上手くまとまりませんでしたが、今回の文章では「!」が多いので、個人的にはメチャクチャお勧めですよ・・・
 素人さんにはお勧めしませんが、MUROさんが好きな方、レコードを相当掘ってる方であれば絶対にヤラれると思いますので・・・頑張って掘ってくださいね(^0^)



<Release Date>
Artists / Title : DJ MURO 「From King's Bin」
Genre : Soul、Funk、RareGroove、HipHop
Release : 2002年1月
Lebel : KODP No Number
Notice : インデックスは無いですが、最後の方で、スタッフロールに模して作品のトラック紹介があります・・・これはカッコいい!! あと、おまけでシールが付いていますね(^0^)



<追伸>
YouTubeにはYouTube独自の住人さんが・・・世界的におられるんですね!! 普通に動画を上げて、海外の方と思わしき方に「Dope」とか言わると、なんか嬉しいですね(^0^)





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コメント
この記事へのコメント
これ、非常によいですね。
ぜひ観たいです。がんばって探してみます。
2010/06/02(水) 09:09:42 | URL | yuca #-[ 編集]
映像までDJ的に編集した作品があるとは知りませんでした。mixtapetroopersさんの熱の入った紹介文もいいです!
2010/06/02(水) 20:49:32 | URL | mocopitch #-[ 編集]
Re: タイトルなし
> yucaさん
初めましてかな? これはホントにイイ作品なので、是非掘ってくださいね!!
これからも色々と紹介していきますので、よろしくお願い致します(^0^)

>mocopitchさん
こんばんわ~ 私の文章はつい熱が入ってしまいますね(^^;)
確かに、映像までDJ的な編集が入った作品って少ないかも・・・今はDVJがありますが、この作品級まで愛がこもってる作品はなかなかないと思います。
なんか、こんなに反応があると嬉しいですね・・・これからも頑張ろうっと!!





2010/06/03(木) 00:02:27 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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