いやいや、気づいたら3万ヒット・・・嬉しい限りです(^0^)
一向に進まない更新ですが、これからも宜しくお願い致します!!
そんなわけで、久しぶりに「レアテープ」のご紹介・・・まさか、コレが手に入るとは思いませんでした!!
写真を見れば、我らのキング
「MURO」さんの作品 だな~と思うかもしれませんが、
個人的には何年も追い続けてた作品 で、数週間前に某ユニオンで告知なしに売られてて、
震えながら即ゲット した作品です!!
値段は・・・3000円ちょっとでしたが、自分の中のプライスラインからは大幅に低かった(5000円以上でも買ってたかも?)ので、否応なしに買いましたが・・・これは
MUROコレクターなら絶対に手に入れないといけない でしょう!!
この作品は、MUROさんを広く知らしめた名作シリーズ
「King Of Diggin'」のアメリカ版のテープ で、当時全盛を誇っていた有名レコード店
「Fat Baats」 がプレス・流通を担当をしたものです・・・リリースは恐らく96~97年ぐらいだと思います。
内容的には、
King Of Diggin'の最初の作品 を
再プレスした作品 ではあるのですが、個人的には手に入れて安心した作品です(^^;)
なぜなら、当時の
FrontのFatBeatsのコーナー(写真右)でコレが紹介 されていて・・・当時から気になっていたけど、
海外に行かないと買えない作品 で・・・喉から手が出るほど欲しかった作品だったからです!!
当時は
NY土産の一つ として珍重されていた・・・時期もあり、私の手中にまわってきたこのテープも、もしかしたら誰かがNY土産に買ってきたのかもしれないですね・・・なんかロマンチックだな~(^0^)
内容に関しては、
白色の第一弾 と
一緒 なので、ここでは説明をしませんが・・・この作品が
「HipHopの聖地」でリリース・流通された点は非常に価値が大きい と思います。
まあ、
Fatbeatsに関しては「DJ Hiro」が共同経営 をしてるので、
日本とのコネクション があったのでリリースされた・・・とも考えられるのですが、個人的には
「MUROさんの実力」 でリリースになった作品なのかな~と思ってます。
よく言われますが、Lord FinesseとかRZAなんかのサンプリング馬鹿達が、実際に「King of Diggin'」を聞いて、自分たちが追い続けていたネタ曲だけでミックスするというアイデアに加え、収録してるネタ曲の深さもあり・・・この作品を聞いて
「日本に凄い奴がいる!」って言わしめたのは有名な話 ですね。
また、実際には「ネタ曲ミックスのテープ」って当時殆どなく、NYでも写真の
KenSport や
Kon&Amir の作品が出てたか出てないかぐらいの時期で、
MUROさんが作ったようなコンセプトがしっかりとしたミックス作品は無く、その点も評価された結果かもしれないですね 。
アメリカ(特にNY)って、ミックステープが沢山リリースされているイメージがあり、実際にリリースされている量も多いと思いますが・・・どちらかというと圧倒的に「新譜ミックス」みたいのが多く、
DJの個性が反映された選曲が楽しめる作品ってあんまりない んですよね。
まあ、カプリみたいな選曲を超越した「超個性」みたいのががあるDJも多いので、必ずしもそうとは言えないですが・・・いわゆる
「選曲」や「DJミックス」で殺してくれるミックス作品 ってあまりなく、ミックス作品が
「消費物」 で終わっていて、
DJの「個性」が発揮された作品があまり多くない と思います。
前から一度書こうかな~と思ってたことなんですが、日本の「ミックステープ/ミックスCD」業界って、新譜ミックスで溢れかえってる世界的な流れとは反して、
DJが自分の個性を発揮するべくコンセプトや作品性に富んだ作品が沢山リリースされていて・・・実は特殊な状況にある・・・ と思っています。
ミックスを送り出すDJ側も、そしてそれを受け取るリスナー側も、お互いが受け入れられる体制になっており、
高レベルな内容でも共有できる環境 にある・・・というのは、
レコード大国である日本の功罪(?)で、90年代以降のレコード文化が育て上げた「環境」 なんだと考えています。
無論、その流れにおいては、今回の記事の主役であるMUROさんも重要で、
今まで私が熱弁して紹介した作品 なんかがあることで、後続のDJやリスナーが育ち、更に発展した・・・と言うのは明白だと思います。
私自身も、MUROさんが作った作品でも感じられるコンセプトや作品性に富んだ作品と出会い、その面白さに気付いてしまったから・・・こんな面倒くさいブログを私はやってるわけですが・・・こういった
日本の優位性 をもっとアピール出来たら面白いですね~(^0^)
んなわけで、話がちょっと脱線してしまいましたが、この作品に関しては、
作品の完成度の高さやアイデアの素晴らしさなんかが評価されたことで、USでもリリースされたのかな・・・ と思います。
USでリリースされたのは
この1本のみ 他にもあるようですが、どのくらい売れたのかも分からないですが・・・その後、他の作品(ICEとか)がUSリリースされなかったのを見ると、あまり売れなかったのかもしれないですね。
ただ、Iceシリーズとか、SuperDiscoBreaksとかがリリースされてたとしたら、どんな反応があったんでしょうかね・・・一般人には理解されないかもしれないですが、
マニア筋には衝撃を与えることが出来たんじゃないかと妄想 しています(^^;)
では、作品の細かい内容は割愛しましたが、鬼レアな一本の紹介でした!!
ちなみに蛇足な話ですが、ジャケットには
「No Compilation No Bootleg」 としっかりと書いてあり、この点はちょっと感動しちゃいました(^^;)
<Release Date>
Artists / Title : DJ MURO 「King Of Diggin' ( US Press)」
Genre : Soul、Funk、RareGroove、Jazz・・・
Release : 1996~7年ごろ??
Lebel : Fat Beats(NY.USA) KOD 01
追記 2010年6月29日
funkypresidentさんのご指摘で、このUSプレスには「2」もあるようで、文章を一部訂正しました・・・すみません!
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追記 2015年6月29日
ジャケが同じなので、分かりづらいですが、この
USプレスのテープは「1」「2」「3」 まであることが分かりました!
もしかしたら「4」辺りもあるのかな・・・個人的には1~3までと思っています??
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コメント
sin
しかしなんでこれわざわざジャケを変えたんですかね。
個人的にはバーガーキングのパロディジャケの方がアメリカ人には受けは良さそうな気もするんですが
真相はいかに・・
2010/06/27 URL 編集
mixtapetroopers
いつもコメントありがとうございます!!
確かにバーガーキングジャケの方が受けそうですね・・・著作権的なやつでビビっちゃったのかな???
MUROさんモノは、まだまだありますので、今後ともよろしくお願い致します!!
2010/06/28 URL 編集
funkypresident
ので2まではでてるみたいです
2010/06/29 URL 編集
mixtapetroopers
ええっ! マジっすか!! 2もあったんだ・・・知らなかったです!!
うわ~、完全な調査不足でした・・・早速、文章も訂正しました・・・
そうなると3とかも出てるのかな・・・気になるな~(^^;)
今後も、何かご指摘がございましたら、よろしくお願い致します!!
2010/06/29 URL 編集
とおりすがり
いつも【おお!】っと思いながら拝見させていただいてます
ここのコメントを見て2があったのを知ったので1か2かわかりませんが、この海外版、原宿にファットビーツがあった頃、売ってたような記憶が・・・
2010/07/23 URL 編集
mixtapetroopers
こちらこそ、初めまして(^0^) いつも「おおっ」となって頂き感激です!!
情報を頂いた原宿のファットビーツの件、うわ~、そうでしたか・・・私も結構行ってたけど、売ってたのは気付かなかった・・・でも、売っててもおかしくないですね!!
ただ、今思うと、なんであんなところにファットビーツがあったんでしょうね??
では、今後ともよろしくお願い致します(^0^)
2010/07/23 URL 編集