HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
HMV渋谷店 閉店イベント (2010/08/22)
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 これまた、ミックステープの更新じゃないんですが、どうしても行かないといけなかったイベントの報告です~
 結果として、風邪を押しての参加だったので・・・予想通り、体調不良になりましたとさ・・・とほほ・・・(^^;)

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 ニュース等でも大きく報道をされていましたが、渋谷を代表する輸入CDショップである「HMV渋谷店」が2010年8月22日をもって閉店をしました。
 足かけ「20年」の営業とあって、様々な人たちが利用をし、そして影響を受け、皆が愛していたCD店だけに惜しむ声が大変多かったですね・・・私もそんな一人です。

 私自身は、中学生の頃(93年頃?)から通っており、個人的には、パーティーのフライヤーが結構置いてあることや、気になる新譜が簡単に視聴できること、そして何よりも立地条件の良さがあって、渋谷に行くたびに必ず寄っていました・・・あんまり買ってあげなかったけどね(^^;)

 ただ、中学生の頃は結構利用してて、あの頃は別の場所(今のセガのゲーセンのところ)でしたが、色々と影響を受け、今の自分がいるのもHMV渋谷のおかげです・・・


 んで、今回のイベントの紹介の前に、HMV渋谷の功績をちょっと考えてみたいと思います。

 まず、海外の洋楽の曲が「カタカナ化」することなく、そのまま輸入してきたことが大きいと思います・・・

 日本の洋楽って、それまでは日本のレコード会社が「国内盤」をリリースすることで流通が成り立っていたのですが、これって、そのレコード会社の「色付け」みたいのが入り込み、海外の音楽がそのままの形で入ってこない・・・って流れがあったと思います。
 このことは、別に悪いことではないんですが、日本のレコード会社のセンスの悪さや、情報の遅さがあったりするわけで・・・その音楽の本当の魅力を出せない部分もあったかな~と思います。

 その限りにおいて、HMVは、海外のカッコいい音楽をそのまま輸入してきて、ストレートに販売してた点は大きいですね。
 90年代というと、クラブ系の音楽が台頭し始め、明らかに日本のレコードが会社では手に負えない(ついていけない)状況だったので、出てきて当然だったかもしれないですね。

 また、重要なのは、入手の点においても、お店に行けば簡単に買えるってことも大きく、それまでマニアックな存在だった「海外CD」をカジュアルな存在にしたのも大きいっすね。
 もちろん「値段」も魅力で、無駄に高い(国内のCDに価格帯を合わせてた)国内盤CDの半値で買えるのも大きかったですね・・・

 まあ、この点って、TowerもWaveにも該当するのですが、個人的にはHMVに教えてもらったところが多いですかね~
 私も、背伸びしたい盛りの中学生の頃は、良く分からないけどカッコいいからって理由でHMVに通い、その当時、HMVがプッシュしてたJamiroquaiを買ってヤラれたり、値段が安いので、色んなCDを買ったり・・・洋楽趣味の入口になったお店であることは間違えないですね!!


 また、HMVの渋谷が重要なのが、お店がプッシュする「音楽」を積極的に発信してた点にあります。

 それまでのレコード屋さんって、レコード会社がリリースする楽曲を、そのまま販売するみたいな状況で・・・それこそ歌番組やラジオといったマスメディアの中で成立してる音楽を中心に販売展開をしてたと思います。
 つまり、レコード店主導で販売が行われず、マスメディアが推薦する音楽が中心になり・・・そのレコード店が個性を出しづらい状況だったと思います。

 しかし、HMVの渋谷は、輸入CDを扱ってる時点でそのスタンスとは異なり、初期の段階から「個性的」な展開をしていたと思います。
 その流れの中で、渋谷が中心となって生まれた「音楽」を独自のスタンスで紹介し、広めていった点は大変大きいでしょう・・・いわゆる「渋谷系」なんかはモロそうですよね。
 アイコンでいくと「フリッパーズギター」なんかになると思いますが、FreeSoulなんかを後押ししてたり、HipHopとかHouseのようなクラブ系の音楽に対してもかなりプッシュがあったと思います。

 個人的には「日本語ラップ」のことはHMV渋谷に教えてもらった点が大きかったです・・・

 HMVは、どのCD屋さんもあまり大きく取り扱わなかった日本語ラップを結構プッシュしてて、それこそ「さんぴん」前後の頃は、数少ない理解者(=取扱店)だったと思います。
 私も、インターネットもない時代なので、興味があっても地元のCD屋では売ってない・・・という状況において、HMVに行けば簡単に入手できるって点は大きく、視聴や購入などで大変助かりました・・・特にニューリリースの情報は掲示板みたいのに書いていましたが、異常に早かったと記憶してます。
 また、以前も書いたことがありますが、中学生の頃は、怖くてマンハッタンに行けない時期があり・・・その時はHMVでよく買ってました・・・12inchもありましたが、結構ミックステープも売ってて(普通のCD屋では権利の話で有り得ない!!)かなり重宝しました・・・


 なんか、長い前振りになってしまいましたが、そんなこんなで私にとっては大切なCDショップでした・・・
 そのお店が閉店するとあって、最後を見届けようと思い、日曜日の夜、出掛けました・・・ちなみに、写真は綺麗に撮影しようという気が全くなかったので、かなり適当な写真になりました(^^;)


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 最終日である日曜日は、あの「沖野修也」さんがTwiiterで「何かやらない?」ってつぶやいたら実現してしまったイベントがHMV渋谷の店内で無料開催され、沖野さんを中心とするアーティストやDJが集結したイベントで・・・まるで、渋谷が生んだ「クラブ業界」からの感謝イベントみたいな感じになりました。
 詳しくは「沖野さんのブログ」を見ていただくと、その心意気にヤラれます・・・違う日には曽我部恵一さんを主体としたイベントもやってて、HMVがアーティストからも愛されていた証拠だと思います。

 当日は、1Fのレジ横がDJフロアーで、2F奥のライブスペースがある場所ではバンドのミニライブ、3Fではトークショーが行われており、どのフロアーも結構混んでいました。
 もちろん、このイベントがあることを知らずに来店した方も多く、こんなに混んでるHMVは見たことがなく、最後の「はなむけ」にはなったのかな~と思います。

 私は渋谷には夕方頃に到着し、HMVに到着した時は、1FでFPMの田中さんがDJして、2Fではモカキリのライブがやってて、ちょいアガリましたが、8時ごろにDJをする辰緒さんが聞きたかったので、飯を食ったり、渋谷&下北のユニオンに行ってディグったりしながら時間をつぶしてました・・・

 んで、8時ちょい前に渋谷に戻り、ちょいほろ酔い気味で入店し、DJフロアーに直行しました・・・普段はレジ横にあるインフォメーションカウンターが即席のDJブースになっていて、その前にあったCDの展示スペースがダンスフロアーになっており、なんか変な気分ですね(^^;)
 入った直後は、ソイルの社長がDJしてて、最後の方でいきなり「Jamiroquai / Virtual Insanity」をプレイし、イントロのピアノリフが鳴った瞬間に思わず声を一人で上げてしまった・・・こういうプレイは素敵だな~♪

 なんか、以前も書いたことがありますが、渋谷のCiscoが閉店する時も、お世話になったアーティストやDJが店内で無償ライブを行い盛り上げる・・・みたいのがある種の定番になり、そういう時って結構「ミラクル」が起きるので個人的にはHMVの閉店イベントも期待してました・・・
 社長のJamiroquaiも個人的にはミラクルで、Jamiroquaiを知ったのはHMVだし、Virtual Insanityが収録されている3rdアルバムが出るという情報が出て、楽しみに待っていたら、HMVがVirtual Insanityの12inchを入荷して、興奮しながら買い、家でどんな曲だろうってドキドキしながら聞き、そのカッコよさに一発でヤラれた・・・そんな曲だったので、社長のプレイにはヤラれました!!
 特に、私が聞きたかった須永辰緒さんは・・・やるときはやる男として有名(?)で、絶対にボムをぶち込んでくれるだろうな~と思ってたので、このイベントに行くきっかけでもあり・・・辰緒さんが登場するのをまってました・・・

 んで、8時ごろになり沖野さんのMCと共に辰緒さんが登場!!
 一部より大歓声が起きつつ、辰緒さんが最近プレイしてるJazzっぽいHouse/Breakbeatsからプレイがスタート!

 私もビートが欲しかったので、体を揺らし始めますが・・・あれっ?、まわりが全然踊ってない!!
 まあ、うすうす気づいてはいましたが、こういった無料イベントってクラブで本気に踊ってる人ってそんなには来ないんですよね・・・昔、ダニーがHMVでインストアーイベントでDJをした時もそうで、踊り方が分からないのか、ぼーっと立って聞いてる人が多いんですよね・・・

 別に踊るのが悪いわけじゃないですが、クラブマナーに合した盛り上がり方とかって、現場で学んでないと分からないんだよな~と思いつつ、最初は体を揺らしてるだけでしたが、まわりを気にするのも面倒になってきたので、徐々にステップも踏み始め、やや抑え気味で踊ってました・・・
 恐らく、100~200人ぐらいはいたと思いますが、気持ちよく踊ってる人はかなり少なく、意外と寒い感じのフロアーですね・・・ただ、個人的には踊りやすい状況で、混みは週末のairぐらいの人口密集率でしたが、まわりが全然踊ってないのでけっこう踊りやすかったですかね~♪

 ただ、結果としてそんなには盛り上がらなかったですね

 辰緒さんのプレイは悪くはなかった(後半のラテンは良かった!)ですが、鬼ボムな一曲とかがなく、普通に終わってしまったのが残念です・・・辰緒さんのことだから、Jackson Sistersとか、人間発電所とか、コーザのJolieとか・・・渋谷クラシックをプレイしてくれるのかな~とか思ってたので、ちょと肩すかしをくらいました。
 どうやら、辰緒さんは富山からの営業帰りだったみたいで、羽田から直行で渋谷に来たみたいで、レコードバックの中身を変えられなかったのかも・・・と思いました。
 ただ、他のDJとかライブは殆ど聞いてないので、盛り上がったのもあったのかもしれないですね・・・

 また、踊らない観客が多く、フロアー自体が全然盛り上がってないんですよね・・・

 私も、ちょっと飲んでから行き、調子が良かったらビールを買ってきて、飲みながら踊ろうかな~と思ってましたが・・・数人は飲んでましたが、殆どの人はCD屋で飲むなんて考えられない人ばっかりで・・・飲まずに踊ってましたが、盛り上がらないのはそれも原因だと思います。
 シスコの閉店の時は素晴らしく(?)、酒はあらゆる種類が持ち込まれ、スタッフや関係者にふるまわれ、歓喜の声や、別れをしのぶ涙など・・・シスコの「熱さ」が感じられ、私も勢いでビール買って結構飲んだっけ・・・特に渋谷本店では七輪(!)が数個持ち込まれ、店内で焼き肉(煙が凄い!)をやってましたよ!!

 シスコの時は、さながらスクラップパーティーでしたが、ちゃんとレコードも売ってて・・・状況は今回のHMVと一緒なのに・・・全然盛り上がらなかったですね(^^;)
 飲むことは尺度にはならないと思いますが、結局はお客さん側も盛り上げないと・・・と思いました。


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 そんなこんなで、9時ちょっとになり、辰緒さんからDJ Kawasakiにバトンタッチし、バンピンなハウスがかかり始め、私もあんまり体調が良くなかったので、帰ることにしました・・・
 ただ、個人的には、辰緒さんが終わるとき、予定の9時を過ぎてもDJを止める感じが無く、次は後輩だったので「先輩を止められないよな!」みたいな感じでプレイし続けるてたのにはグッときました!!

 イベントはその後も続き、Root Soulのライブがあったり、いろいろとあったようですが・・・ワールドカップの後みたいな盛り上がりはなかったみたいですね。


 なんか、昔の基準&私のクラブ基準で考えちゃうと、閉店という大イベントなのに、そんなには盛り上がらなかったな~と思いました。
 また、その盛り上がらないってことは、今の音楽業界における「縮図」なのかな~とも思いました・・・うまく表現ができないのですが、個人的にはCDを販売するお店側やリスナー側が「熱くない」のが原因かな~と感じています。
 そう、音楽に対して「情熱」みたいのが少なくなってきてる・・・と感じます。

 このことを書こうと思ったら、もっと考え抜かないと説得力のある説明にならないので、明言を避けましょう・・・

 ただ、私自身はレコードやDJを通して、音楽というものが「心」を揺さぶってくれる存在だということや、簡単に買えない(体験できない)ことなどを身をもって体験してきたので、嬉しいことがあれば素直に表現するし、悲しいことがあれば悲しむし・・・音楽に対してある種の「尊敬」があるんだと思います・・・
 そして、これがあるから、このブログみたいな無駄に長いブログを書いてしまうモチベーションとしての「情熱」があるのかな・・・とも思えます。

 私が現場に行った限りだと、踊らなかったり、歓声も少ない観客が多いのはちょっと淋しいし、何よりも昔見た情熱的だった人たちがいなくなってしまった(=来なかった)ことが残念でした。



 ただ・・・沖野さんや曽我部さんのような情熱的な方がいることでこのイベントが成立したことはメチャクチャ嬉しいことで、まだまだ音楽シーンも悪いことばっかりじゃないですよね・・・

 沖野さんもブログで言っていましたが、今回のHMVの閉店に関しては、ダウンロード販売などが増えたのが直接の原因だと思いますが、私を含む音楽ファンが音楽に対して考えてもらうイイ機会だったのかな~と思います。

 音楽って、作る側だけ頑張ればいいんじゃなくて、聞く側だって頑張らないといけません・・・そうじゃないと「音楽」がもっと小さくなってきちゃいますよ!!


 最後は親父の小言になりましたね・・・すみませんね・・・(^^;)

 ただ、言いたいのは「HMV、ありがとう!!」ってことです。
 また、機会があれば、渋谷で復活して欲しいですね・・・切に願っています・・・






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コメント
この記事へのコメント
僕も最終日に行ったんですけどあまりの混雑ぶりと
B-BOY PARKの帰りで結構疲れていたので
少し見ただけで帰ってきちゃいました。
時代の流れで閉店は仕方ないことなのかもしれないけど
なんとも寂しいですね・・
2010/08/29(日) 11:28:56 | URL | sin #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>sinさん

いつもコメントありがとうございます(^0^)

おおっ、行かれましたか・・・混雑って体力がないと乗りきれないですよね(^^;)
それよりも、同日にB-Boyパークがやってたことの方がビックリです・・・最近は告知を広くしてくれないから知らなかった・・・昔はちゃんと行ってたのにな~

HMVの閉店は、時代の流れって言葉で片づけちゃうのはイヤですが・・・考えてみれば自分も殆ど買ってなかったので仕方がないのかな・・・
今後、どうなるんでしょうね・・・


2010/08/29(日) 21:29:41 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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