HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
MURO & K-Prince 「WKOD - The Golden Era of Hip Hop」
DSC07088.jpg

 震災後1週間が経ちましたが、計画停電やら、通勤電車の遅れやら、食料品&日用品が品薄やら、原子力発電所やら・・・色々と困ったことがあり、なんか疲れています・・・
 もちろん、直接的な被害にあった方とは比べ物になりませんが、こういった細かい困ったことがまとまると、結構ストレスになります。
 早く被災地が復興することを願うと同時に、間接的な被災もなくなってほしいものですね・・・頑張ろっと!


 んなわけで、脈略はないですが、MUROさんモノの紹介です~



DSC07089.jpg DSC07090.jpg

 MUROさんのテープシリーズでは最後の紹介になる「WKOD」シリーズの第一作目を紹介します。

 このシリーズは3作のみで終わってしまい、市場的にはそんなには人気がないシリーズかな~とは思いますが、色々と考えると結構重要なシリーズで、MUROさんの「濃さ」が出てるかな~と思います。

 このシリーズは、ある特定のジャンルを、そのジャンルを得意とするDJと共作するシリーズになっており、一応、ジャケットのロゴで分かる方には分かる通り、WKODなる架空のラジオ局での深夜放送・・・みたいなノリになっています。

 ミックス作品の共作は、コレ以前だとLord Finesseと作った「King of Diggin'」とか「Super Funky Reggae Breaksがあり、MUROさん自身もそういう作り方もありだな~とか思ったのかもしれないですね。
 ただ、3作だけではあるものの、2作目でDimtriを参加させるなど、世界規模(?)での人選は誰にも出来ません!
 この点は、MUROさんが掘り師/DJとして世界的に評価されてることの表れでしょうね・・・掘り師の世界は「リスペクト」が意外と大切ですからね!!

 また、そのジャンルの得意なDJを起用してることで、選曲面において「掘り師の戦い」みたいなのが発生してるので、選曲面では相当な「濃さ」が出ており、結果として市場に対してはニューディスカバーを供給した効果があったと思います。
 どの作品も定番曲は殆どなく、対戦者に対して「どうや!」って感じの知らない曲をぶつけてきており、それが相互であるので必然的に選曲の質が異常に高くなっており・・・知られざる名曲を効果的に広めた感もあると思います。
 事実、このシリーズ経由で存在が広まった曲も多く、レコ屋のキャプションで「WKOD収録!」と書いてあることが未だに多いですね!!


 djmuro_00001.jpg DSC05237.jpg

 ンなわけで、このシリーズの第一弾では「The Golden Era of Hip Hop」と題して、HipHopが輝いていた80年代末から90年代初期のHipHopに焦点を当てたプレイになっており・・・ゲストはHipHop業界では有名服飾ブランドである「BBP」のボスである「K-Prince」氏(写真左のファンクサインのお方)が参加しています!!

 まず、ゲストのK-Prince氏のことを触れておくと、もともとアメリカで長くレコードディーラーをされてるお方で、掘るということに関しては本業なので選球眼に間違いがなく、かつ、BBPの洋服で分かる通り、HipHopのことが「ちゃんと分かってる」ので・・・間違えない選曲をしていますね!
 詳しくは「このインタビュー」が参考になるかと思いますが、相当「濃い」人生を送ってますね!!


 そして、この作品は80年代末から90年代初期のHipHopを扱ってるわけですが・・・分かりやすくいうと「Random Rap」系の作品になるかと思います。

 Rare Middleって言ったりもしますが、豪快なサンプリングが炸裂した曲が多く・・・それこそ、このRandom Rapの創始者である「DJ Ivory」の作品に似た質感があり・・・聞き方によっては、MUROさんとK-PrinceからIvoryに対しての返答みたいな作品になってると思います!!
 Ivoryの第一作目は2001年にリリースし、この作品が2003年初頭(?)にリリースされてることから、時系列的には影響があると思うし、市場的にもマイナー作品に焦点が集まった頃だと思うので・・・もしかしたら少し意識した所はあるかもしれないですね。
 本当にそうかどうかは分かりませんが、MUROさんに関しては「Random Rap」って言葉/概念がなかった頃でも絶対に掘ってたと思うし、K-Prince氏も同様だと思います・・・その限りにおいてはRandom Rapの流れを意識して、「俺たちは既にこんなに掘ってるぜ!」っていうのを提示したかったのかもしれない・・・ですね??


 では、作品の紹介に移ります~

 あっ、下のレコ写は借り物です・・・このブログで、レコード紹介をするときは、なるべく自前で用意することを前提にしてますが・・・こんな高いのは買えません(^^;)


live n effect posse a PaulC008B.jpg
e0173597_1725293.jpg paulllll.jpg

 この作品では、Random Rap全盛の80年代末(特に88年ごろ)と、90年代初期頃のHipHopの曲において、世間一般では殆ど知られてない曲を選曲していますが、彼らの選曲眼にかかった「太く濃い」HipHopが多数プレイされています!!

 例えば、Random Rapのトップアイコンである「Paul C」モノであれば、MUROさんは「Live N' Effect Posse / We Got to Get Paid」(写真左上)をプレイし、K-Prince氏は「Sport G And Mastermind / Live」(写真右上)をプレイし・・・今でも高額盤のコレらを、サラッとプレイしてる点にはヤラれます!!
 私自身は03年の時点で、あんまりRandom Rapに興味がなかったので、ここ数年でこういった曲の事を知りましたが、使用するのが早すぎですよね・・・コレ以外にも、Showbizがらみで近年になり有名になったFreestyle Professorなんかもプレイされてて、掘るのが早すぎですし、Tony DShow Jazzものなんかも押さえてる辺りもヤラれました!!

 また、Random全盛な80年代末以降の曲もプレイしてて、K-Prince氏は「Keefy Keef / Three's Company」(写真左下)という曲をプレイしてます・・・なんとメジャーデビュー前の「Keith Murray」がいたグループの曲もしっかりと押さえてます!!
 今でも$1000超えもある鬼レア盤ですが、こういった鬼レアなのも押さえてる・・・というか「既にプレイ」してる辺りは流石っす・・・ホント耳が良くないと「誰も評価してないレコード」は掘れないですからね~

 あと、LPオンリーの曲もかなり収録されてて、MUROさんがプレイした「Priority One / Tuff City Material」なんかは有名ですかね・・・このLPは未だに「MUROさんプレイ」みたいな感じで高値っすね!
 この間紹介をした「DJ Denka」の作品でもしてきましたが、LPモノは「ちゃんと聞いて」ないと掘れないジャンルなので、この点もヤラれます!!
 ちなみに、収録曲のタイトルを検索すると、結構な確率で「WKOD収録」と書いてあることが多く・・・このテープの波及効果の高さが伺えます。


sprite-logo.jpg ST IDES CANS  BOTTLE

 また、この作品で白眉なのが「CMのラップ」を使用してる点じゃないでしょうか!

 MUROさんサイド(A面)の出だしでは、有名炭酸飲料の「スプライト」のCMの曲を使用し、K-Princeサイド(B面)では、モルトリカーの「ST. IDES」のラジオCM曲をプレイしてて・・・これが鬼カッコいいいですね!!

 スプライトはインピーチの上で「Pete Rock & CL Smooth」「Large Proffesor & Grand Puba」のフリースタイルがタイトでイイし、 ST. IDES(400みたいなお酒)では、なんと「Rakim」のクソカッコいいフリースタイルが拝めます・・・
 個人的にはRakimの曲はヤバすぎで・・・普通にリリースされてる曲かな?と思ったほどカッコいいフリースタイルで、シングルカットされてもイイぐらいの緊張感があって最高です!!
 一応、YouTubeにあったので気になる方は「こちら」から聞いてみてくださいね♪

 この辺はある意味「禁じ手=レコードじゃない」かもしれないですが、レコード外の所までチェックを入れてる辺りには掘りの深さを痛感せずにいられません・・・流石です!!




 ンなわけで、あんまり深くは説明できませんでしたが、かなり「特濃」な作品の御紹介でした。

 しかし、正直な意見も書いておくと、発売時はあんまり売れず、そんなに中古も高くないし、ある時期にバックストックが安く出回ったり、某社のキーケースに改造されたり・・・不遇な人生を送った経歴もあります(^^;)
 まあ、作品としてはかなり分かりづらい内容ですからね・・・しょうがないのかな??





<Release Date>
Artists / Title : MURO & K-Prince 「WKOD - The Golden Era of Hip Hop」
Genre : HipHop(Middle、Random Rap・・・)
Release : 2003年
Lebel : KODP No Number




-------------------------------------------------
<次回予告??>

今日、ニュースで知りましたが、あの「Nate Dogg」が亡くなられたそうです・・・享年41歳、早すぎるよ!!
彼の「声」と「歌」が嫌いな人なんていないでしょ・・・ホント残念ですね!!

んなわけで、次回は「Nate Dogg」モノのテープを紹介します・・・自分で言うのもアレですが、色々と持ってますね・・・(^^;)




--------------------------------------------------
--------------------------------------------------
<追記>2011年3月21日

DSC07095.jpg

 この作品には上記のような続編(Golden Era of 90's Hip Hop)があります。

 このCDは、今はどうやら閉店しちゃったレコード販売サイト「Soundtable」のノベルティー(06年)で、90年代縛りでミックスをしてるようです・・・存在は知っていましたが、なかなか手に入らず、この作品を紹介した数日後にゲット出来ました(^0^)
 内容はまだ聞いていないですが、一応報告をしておきます~♪

 ちなみに、ユニオンが期末セールをやってるので、恒例の地方巡りで見つけてきました・・・MUROさんノベルティーはホント探すのが大変です!!




スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
教えてください。
御無沙汰してます。
いきなりですが質問があります。

KING OF DIGGIN' No.1のBサイドの8曲目、タイトル、アーティストご存知でしょうか?今更ながら知りません。。お手すきの時で構いませんので、よろしくお願いします。
2011/03/24(木) 01:07:16 | URL | 松野 #-[ 編集]
Re: 教えてください。
>松野さん

お久しぶりです(^0^) ブログ、たまに拝見してますよ~
質問の件、時間がある時に調べますね・・・としてしまうと、忘れてしまうので、早速聞いてみました。
クイックでミックスしてるので、お探しの曲かどうかは分からないですが、こんな感じの曲順ですかね?

01 不明
02 MUROさんのラップ
03 Adriana Evansネタの曲?
04 不明 
05 Daiamondネタ?
06 不明
07 不明
08 Remember Who You Are(Breakestraがカバーした曲)
09 不明だけどよく聞くネタ曲
10 
11 Black Moonネタ

私もネタ系はあんまり強くないのでお手上げです(^^;)
順番でいくとRemember Who You Areって曲ですが、誰が演奏してるのかは不明です・・・調べたらSLY & THE FAMILY STONEが元らしいですが、なんか違うような・・・自信なしです(--;)
お役にたてなくってすみません&おやすみなさい・・・zzz


2011/03/25(金) 01:07:21 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
どうもありがとうございます~~
レコード探してみます!
2011/03/26(土) 00:02:16 | URL | 松野 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック