HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Hunter Chance 「御立岬MIX」
DSC07689.jpg

 いやいや、なんか大きな記事を書いた後は、つい次の記事を書くのをサボってしまいますね・・・すみません(^^;)

 んなわけで、もう夏も終わりですが、夏に合いそうなテープ紹介ということで、レゲエのテープの紹介です~♪


1234516428418.jpg DSC07692.jpg

 今回は熊本に拠点を置く若手Sound/Producer/Studio運営者である「Hunter Chance」氏のミックス作品を紹介します!!

 レゲエのテープって、その音楽文化においてテープという存在が密接にあった関係から、作品数がほんと沢山あり、私自身も昨年ぐらいから気合を入れて掘るようになったのですが・・・掘れば掘るほど面白い作品が多く、ハマってきた感じがあります。
 まだ、自分の中で体系化が出来ない部分があるので、専門家ぶることは出来ませんが、00年代以前・・・つまりアナログだった頃(?)のテープ作品は、どれも「生」な感じがあり、大変イイですね・・・なんだろう、ちゃんとダブをプレートで切ってるみたいな感じの作品が多く、気合とかテンションとかが違うんですよね!
 私自身も、レゲエを掘りだしたら大変だろうな~と思ってあえて手を出さないでいましたが、今後も勉強をしながら掘りたいと思います。

 そんなわけで、今回紹介するHunter Chanceさんは、このブログでも何度か名前だけは書いたことがあるお方ですが・・・個人的にはかなりプッシュしたいお方です!!

 Hunter Chanceさんは、熊本出身のお方(私よりも年下だった・・・)で、現在は熊本に自身の拠点である「Hunter Chance Studio」を設立し、レゲエ系のサウンド・エンジニアやミックス・エンジニアといった裏方業をこなしながら、サウンド活動やプロデュース活動をしているお方になります。
 残念ながら、レゲエ界においては、そんなにはメジャーじゃないお方ですが、エンジニアとしてお世話になっている方は多いと思うし、何よりも作品の質が良いことから、結構評価されている方かな~と思います。

 んで、なぜ彼を押したいかというと・・・このお方、現在でも「ミックステープ」をリリースしているという・・・ある意味「バディマン」なんですね!!

 サウンド業もしてるので、ミックス作品も多数リリースしてるのですが・・・普通ならCDでリリースするところを、CDと同時にミックステープ版もリリースしており・・・こんなブログをやってる私からすると「仲間」以外の何物でもないですよね!!

 昨年の夏過ぎにリリースした「花岡山の夜」もCDとテープが同時リリースで、その時のインタビューによると、地元のリスナーから「運転している車がテープでしか聞けないのでテープでリリースして!」という声を生かしての判断だと思いますが・・・この時代にテープをリリースする根性が素晴らしいですね!!
 だって、いわゆる小売店では、CDしか売れないので、テープなんて仕入れない訳ですよ・・・実際に今年の夏の大ニュースだったMUROさんのテープも売れ残ってるし・・・実際に花岡山の夜も、CD版しか入れてないところが多く、テープ版は私自身も買うのにかなり苦労した(大阪遠征で買えた)ので・・・テープを作っても意味がない訳ですよ!!

 その限りにおいて、彼がなぜテープにこだわっているのかを考えると・・・テープの「A面とB面」の2面構成の部分が気に入ってるのかな~と思います。

 実際にCD版も、テープのA面とB面の2枚に分かれており、作品を作るに当っては「テープの尺(=45分)」を想定して作っており・・・A面とB面が織りなす「表と裏」を考えてるのかな・・・
 MUROさんもコレに近いことを言ってましたが、A面とB面があることで作品においてのバランスが取りやすくなるんですよね・・・私自身もこの点があるのでテープが好きなのですが、Hunter Chance氏もこういった点があるからテープを基準に作られているのであれば、握手したいです(^0^)


tachi2007.jpg

 んでは、作品の紹介に行ってみましょう!!

 この作品は、日本の色々なレゲエアーティストが、Hunter Chanceの依頼の元に録音された曲(=ダブ)をミックスした2007年の作品で、タイトルの「御立岬」が示す通り、夏の海を想定して作った作品になっています。


 まず、このブログを読んでいる方だと「ダブ」の意味が分からない方もいると思うので補足しておきます。
 
 ダブという単語だと、かなり広い意味がありますが、今回の場合は「ダブ・プレート」の意味になります。
 レゲエにおいてはDJクルーである「サウンドシステム」が、他のサウンドとは差別化する為に、自分たち「だけ」の曲をプレイすることが多く、そのために曲のアーティストに独自に「特別な曲」を歌ってもらい、それをプレイすることが伝統になっています・・・
 その特別の曲は、昔はアセテートのレコード版にカッティングしてたので「ダブ・プレート」と呼ばれ、現代ではそれらの曲のことを「ダブ」と呼ばれるようになっています。

 サウンド系のミックステープや、現場でのプレイにおいては、そういった「ダブ」の内容の良さがポイントになり、その良さが自分たちの評価にもつながるので・・・どんなサウンドでもかなり気合を入れて製作をしています。
 また、アーティスト側も、その依頼が日銭になるし、何よりも自身のプロモーションにもなるので、結構気合を入れてるみたいですね・・・変な話、下手なダブをとったら、そのサウンドのイベント(ダンス)には今後呼ばれない可能性もあるみたいっすね・・・

 
 そんなわけで、この作品ですが、サウンドとエンジニアとして活動しているHunter Chance氏なので、かなり「顔」が広いようで、かなりのアーティストが参加をしています。

 MoominやRyoといったトップクラスは流石に参加はしてないですが、ツボをついたセレクションで、NG-Head、Hibikilla、Rudebwoy Face、導楽、心G、Micky Rich、Ken-U、Domino-Kat、Rickie-G、Chehon、Akane、笑連隊・・・などが参加しています。
 レゲエを知らない方だと「?」と思う方も多いと思いますが、歌の上手い人や、DeeJayが上手い人、泣ける人から笑いをとれる人まで・・・かなり幅広いセレクションが流石で、さり気無く餓鬼レンジャーのポチョムキンが九州繋がりで参加してますね。


 んで、この作品がイイのは、ちゃんと「コンセプト」を立ててミックスを作っているのがイイですね!!

 レゲエのダブ系の作品って、自分たちが撮りためたダブを、あんまりコンセプトを作らずにブチこむ感じが多い(というか、録音したダブ自体でコンセプトを作ることが少ない/クラッシュは別だけど)ので、ミックス作品としては辛い場合が多いのですが、この作品に関しては「夏の海」を想定して作っているのが大変いいです。

 タイトルの「御立岬」が示す通り、夏の「海」をイメージした感じで、海に行く途中の車の中や、海で遊んでる時、海から出てチルってる時・・・そして海から帰る時・・・と、夏の「楽しさ」と「淋しさ」みたいのを同居した感じの作品作りが大変良いです。

 まず、御立岬というのは、私も九州の人間ではないのでよく分からないのですが、熊本市の下にある八代湾に面した海水浴場/観光地で、もしかしたら熊本の夏を代表する地区なのかもしれないですね。

 実際に、プレイされている曲は、完全にオリジナルの曲もあれば、そのアーティストの既存曲をこの作品用にアレンジしたものなど・・・色々とありますが、レゲエを知らない者にとっては「知らない曲」ばっかりで、選曲で殺してくれることはそんなにはないっすね・・・
 ただ、日本語で歌っている曲が多いので、歌詞が耳に入ってきて・・・コレだけでOKで、何度か聞いてると鼻歌を歌ってしまう感じもあり、一聴しただけでも世界観が伝わってきます。

 それも、A面とB面で流れを考えた配置になっており、A面ではアップな感じが多く、B面はミディアムが多く・・・海(または夏)における時間の流れを考えた選曲がイイっすね!!
 A面で潮風がする海に向い、そのまま海で遊び、B面で午後になってチルりながら、夕方にサンセットを見ながら海を後にして、消えてゆく潮風が少し淋しい・・・そんな感じがイイですね。
 

 なんか、こういうのを聞いてると、つい妄想してしまいます・・

 高校出たて/大学1年生のガキが、免許取り立ててで親の車で男女込みの友達グルーブで御立岬の海に行き、ちょっと気になってたあの娘が、恥ずかしながら着替えたビキニ姿にヤラれ、冷静を装いながら男の本能には勝てず、そのビキニ姿を直視して「A君、エッチ!」なんて言われたり・・・したけど、彼女も悪い気はせず、そのまま海で遊び・・・散々遊んで、帰る時間になった時、その娘から「A君の車に乗ってもイイ?」と言われ、ドキドキしながら助手席に乗ってきて・・・みたいなボーイズ・ビー的な妄想が出てきて大変良いです(^^;)

 う~ん、ソロバンさん、添削と続きのご指摘をお願い致します(笑)

 


   
 かなり抽象的な説明になってしまいましたが、様々なテープ作品が出ているレゲエ作品の中で、内容面と志(こころざし)の面で素晴らしい作品の御紹介でした(^0^)

 なお、内容的には・・・昨年出た「花岡山の夜」の方が内容も音(テープだけどビビるほど音が良い!)が良く、こっちもかなりお勧めで、今後の作品にも期待しています!!


 ちなみに、今年も海には行ってません・・・一番近づいたのは、この間行った高松のフェリー乗り場の海でした・・・スーツ姿の海は、海にはカウントされませんね(--;)
 あと、妄想の部分は、全く経験したことがありません・・・その頃は、レコード掘りに夢中でした・・・(--;)




<Release Date>
Artists / Title : Hunter Chance 「御立岬MIX」
Genre : Japanese Reggae
Release : 2007年夏
Lebel : Hunter Chance Studio No Number

Notice : CD版も同時リリースされていますが、CDの方が普通に買えます(^^;)





スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
呼ばれてしまったのでww
こんにちは!

うーん、添削は……全くないですよ。
というか言われてみれば「あーそうだよなー」みたいな。
凄く感心して読んでました(^^)

こーして客観的に書かれるとやっぱ“ダブ”ってレゲエ独自の文化ですよね。
軽く小ネタを書くとHIPHOP畑でもDJケンタロウがウェインマーシャルのダブ持ってたのを思い出しました(あの人はそれでレゲエのルーティンも作ってる)。

あとやっぱクラッシュの時の最強ウェポンだから、まぁー金かけるとこはとことんかけますよね。
昔東京のBIG BLAZE WILDERSがロークオリティに仕掛けた時は、いきなりK-DUB SHINEの当日用の仕込みダブ(!)出してましたからね。
コッチャンに名指しで「氏ね」とか言われるんだよww

今はまぁ、技術の進歩でどこの田舎行っても誰かの家にpro toolsとコンデンサーマイクがあって……って感じですが、90年代当時は誰か外タレが来たらカラオケBOXに拉致ってMTRとゴッパチマイクで強行突破した人もいたんだとか。

そのへんのこぼれ話は山ほどあるんでこの辺でおきますが(^_^;)

続きのご指摘は……まぁ
“この後俺んちでレゲエのDVDでも見ない?”
じゃないすか?

夏だしね。ええ、夏だし。
2011/08/22(月) 19:51:11 | URL | ソロバン #-[ 編集]
Re: 呼ばれてしまったのでww
>ソロバンさん

すみません、お呼びたてしまして・・・ありがとうございます!!
意外かもしれないですが、得意じゃないジャンルの紹介は、ドキドキしながら書いています(^^;)

ダブって、かなり特殊な文化だと思いますが、まるで一瞬の花火に気合を入れてるみたいで・・・その場で見れた人には衝撃が伝わるけど、見逃しちゃった人には伝わらない・・・そんな感じがあるかな~と思います。
それでいくと、K-Dubの話は素敵ですね・・・当日録音ってのがいいな~(^0^) 現場で聴いたら飛ばされるでしょうね~
あと、ダブ系の作品は、ミックスした作品よりも、現場でプレイしてるダブの録音テープの方が面白いっすね・・・やっぱりMC込みじゃないと、盛り上がらないのかな??

ではでは、今後も添削(?)を宜しくお願い致します。

ちなみに、あの妄想話は「彼女が水着に着替えたら」をうる覚えで思いだしたら、ああいう文章になりました・・・多分、あの映画とは全然違うストーリーすね(^^;)




2011/08/23(火) 00:31:37 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
>掘れば掘るほど面白い・はまってきた

おっ!ちょうどいい時期じゃないすか!
そりゃー是非とも家でミックス作品聴いてるだけじゃなく、現場行って女の子と「ワイニー」しないと^^

や、レゲエってかなりベタベタな黒人音楽だから、男女が絡んで踊る(しかもいやらしい)というのが厳然たるカルチャーとして昔からあるんですけど、やっぱ日本人だし見知らぬ男女同士じゃないと逆に気恥ずかしくって……ねぇ?
あとやっぱ現場に知り合い増えちゃうと「あの人また女の子とあんなことして……」とか、言われてさぁ(笑)。

やー俺からしたらうらやましいっすね!
今すぐシブヤ行くべきっす!!

ほんと、地方のクラブイベントであんま客入んなかったら辛いんですよぉ(;o;)
朝方のダンスホールの時間(ピークタイム)なんか、「ゲストに恥かかせられん!」てなもんで、セレクターのやつが身内のダンサー女子つかまえて“サクラワイニー”とかし出して。
ふとブースの方見たら、真ん前で知り合いどうしが一生懸命腰振っててさぁ。
もう涙がちょちょ切れること山の如し!だよ。

レゲエって、つらいよね(4949)。
2011/08/24(水) 18:08:54 | URL | ソロバン #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>ソロバンさん

ホント、いつもありがとうございます!!

今回は「サクラワイニ―」に撃沈です・・・現代用語の基礎知識に載ってもいい言葉ですね・・・なんか、人間社会の縮図を表してるみたいで素敵です(^^;)
ワイニ―は、何度か遭遇したことがありますが、あれは恥ずかしいっすね・・・最近は行ってないですが、こっちでは、新木場のageHaの朝方のプールサイドで朝焼けの中で、たまに見てましたよ!
女子の方は全然平気な顔をしてるんだけど、男子の方が「ものにしてやる!」みたいな顔でガンガン突いてたり、しょうがいないからやるか~みたいな顔で微妙にな表情で突いてたり・・・自分でヤルのはアレですが、イイ光景ではありますね(^^;)
でも、流石に30過ぎると、そういうのは辛いっすよね~ なんだろう、クラブ帰りの早朝ソープの微妙な熟女の方がグッとくるようになりました(^^;) 一時期は渋谷の角海老の朝が穴場で良かったすね~

あと、アウェイのクラブと、ホームのクラブみたいのも分かるな~ ある程度、顔が知れちゃうと辛いっすよね~
ここ最近は、Houseのパーティーに行ってますが、Danny先生のパーティーだと、知ってる顔ばっかりで辛いンすよね・・・「他人」で行くクラブの方が楽な時は確かにありますよね(^0^)
ちょっと不細工な娘から「お兄さん、いつもいるよね~」と絡まれると面倒ですよ・・・柏木由紀レベルの娘から逆ナンされるなら大歓迎ですけどね(^^;)


今日は現場仕事で疲れてたので、かなりストレートに書いてしまった(^^;)
ではでは、今後とも宜しくお願い致します(^0^)


2011/08/24(水) 23:47:12 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
こんにちは!
お忙しいところすみません。ヤボ用でGメールの方までメール送らせてもらいました!
チェックしてください。
2011/08/28(日) 16:38:10 | URL | ソロバン #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック