HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Sadar Bahar 「No Pretty Noises」
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 久しぶりにマニアックな作品の御紹介・・・まだまだ知名度は少ないですが、Sadar Bahar(読み方は多分『サダ―・バハー」かな?)というChicago出身のHouse/Disco/Garage/DanceMusic系DJの作品の御案内です!
 個人的には今年より超ハマってるお方で、今後の活動には期待大なお方です(^0^)



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 まず、彼のことを知ってる方は少ないと思うので、バイオから紹介をしましょう。
 ただ、ホント情報が少ない方なので、間違えがあったらご了承ください。

 Sadar氏は、アメリカのChicago出身のDJで、ガキの頃にChicagoの伝説的なDJであるRon Hardyのプレイにヤラれ、80年代よりDJをし始めたお方で・・・地元のChicagoでは知られたお方です。
 Chicagoでは「Soul in the Hole」というDisco/Garage系のイベントを主催し、Chicagoローカルでは大変有名な方らしいです。

 DJスタイルとしては、70~80年代のDisco/Garage/Dance系の音楽を中心的にプレーする方なんですが、コレ系のハードディガーとしても有名で、とにかくマニアックな曲をプレーすることが有名で・・・かつ、DJにおいては「ダンス=踊る」ということを念頭に置いたプレー/作品作りをしており、かなり「まれ」な存在かな~と思います。

 そう、この人は「アナログ馬鹿の極み」みたいな人で、デジタル時代の現在においても「俺イズム」を爆発させつつ、ダンスをこよなく愛す・・・そんなお方です。

 一説によると、携帯電話や車を持たず、稼ぎをアナログにつぎ込んじゃう・・・そんなナイスガイで、写真の風貌の通り、見た目を全く気にしない感じが素敵で・・・いい意味で「時代遅れ」な感じがあります(^^;)
 まあ、完全なアナログプレーという訳ではないようですが、作品を聞いてる限りだと、ホントDJやレコードが好きで、純粋に「ダンスすることが好き」なんだろうな~という感じがして・・・HipHopにおけるBiz Markey的な匂いがして、憎めない感じがしますかね??
 ある意味、GarageなりRon様の時代の、イイ意味での「アナログ感」を引き継ぎながら、バカ掘りをし続ける「バカ野郎(超褒め言葉!)」って感じだと思います(^0^)


 そんなSadar氏は、Chicagoローカルと、Discoコレクター筋のみで有名で、世界的にみたら全く知られてない存在で・・・ある意味、今の時代においては「秘宝」みたいな方だった訳ですが、近年になり、なぜか国外でも知られるようになり、日本でも一部では人気が出ております。

 日本では、DJ RahaanのようなChicago Underground(Chicago Houseの流れ?)の再評価の流れでSadar氏も取り上げられ、来日なんかもしてましたが、昨年ぐらいよりミックス作品が流通するようになり、一部の好事家筋では有名になったと思います。
 記憶だと、一部のユニオンの店員さんが熱くプッシュしてて、Chicagoの地下でしか流通してなかったミックス作品を販売するようになり、それで知った方も多いかもしれないですね・・・ユニオン的にはHouse的な流れと、ダンクラ的な流れの両方向からプッシュされてたような気がします。

 私自身は、ユニオンのプッシュで知り、最初はスル―してましたが、たまたま中古で安く買って聴いてみたら思いのほか良く、今年夏ぐらいからジワジワとSadar熱が高くなり、今はすっかりヤラれてます(^^;)
 殆どの作品が手製のCD-Rで、流通量が少ないので、なかなか掘れないのが現状ですが、あれば買っており・・・今月初頭に来日した際(仕事でクラブプレーは行けず・・・)、Sadar氏が直接持ち込んだ作品(限定50枚らしい!)もソッコーで買いましたよ(^0^)

 ちなみに、今年(?)は、なんとオランダ/アムステルダムに移住したそうで、あのBBEと契約し、本格的にメジャー活動をするそうで、今後の活動はホント期待が出来ますね!!
 DJはまだ聞いたことがないのですが、ある程度の大きさがある箱(elevenとか?)で是非聴いてみたいですね(^0^)


 んでは、作品の紹介にいきましょうね!!



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 この作品は昨年リリースされた作品で、やはりChicagoローカルな作品でしたが、ユニオン辺りでかなりプッシュしてたので割と知名度があるかもしれない作品ですね。
 Bossのドラムマシーンをなぜジャケにしてるのかは謎ですが、個人的には結構好きな作品です。

 傾向としてはマニアックなGarage/Disco系楽曲と、近年リリースされたリエディット系のDiscoを上手く混ぜながらプレイしてて、殆ど知られてない楽曲で作品を聞かせちゃう(=踊らせちゃう)のは流石ですよ!


 まず、この作品において一番ヤラれるのが一発目のプレーで、なんと「かまや●ひろ● / ゴロワー●を吸ったことがあるかい」をプレーします!!

 知ってる方は知ってるかもしれないですが、あのTower of Powerがバックを務めた、今となってはJapanese Rare Grooveな一曲ですが、これをDisco文脈でプレーしちゃう訳ですよ・・・プレイ的にはグルービーな感じに優しくスタートする感じでプレイしててイイですね!
 それも更にマニアックなのが、その次の曲がTower of Powerの80年代初期に微妙な時期に製作された「Tower of Power / Squib Cakes」をプレイしてますね・・・マニアックな繋ぎだけど、グルーブは繋がってて大変良いです(^0^)

 ゴロワー●は、日本に来日の際、誰かに伝授(?)されたのかもしれないですが、こういうセンスがSadar氏の魅力だと思います・・・そう、随所で感じられる「掘り」とか、それらをミックスする「センス」、そしてなによりも、それらの曲で「ダンスさせる」ことを念頭においたプレーが魅力だと思います。
 調べると、ほんとレアな曲や殆ど知られてない曲を沢山プレイしてたりするのですが、常にダンスすることを考えているプレーが作品に表れており、この辺がグッときます!!


 また、作品においては、明確な方向性はないものの、ミッドテンポ+αぐらいのペースで気持ちよく進んで行くのですが、要所要所で感情を込めたプレーもあり、彼の真っ直ぐな気持ちが出ててイイですね・・・

 プレイ曲としてはりエディット曲なんですが、フロアークラシックな「The Boss」の制作者であるAshford & Simpsonのライブ盤から、そのThe Bossをプレイしてるんですが・・・コレが気持ちがこもっててイイですね。
 ライブ後半のブレイク部分をプレイし、フロアーの気持ちを徐々に高めてく感じのプレーで、要所要所でアイソを入れて感情的に煽っていて大変良いです・・・元曲自体がイイのでアレですが、ここのプレーを聞いてると「この人、本当に音楽が好きなんだろうな~」と感じられるプレーで素敵です(^0^)


 
 なんか、上手く説明出来ないのでアレですが、レコードとダンスフロアーをこよなく愛すSadar氏の思いが如実に表れた作品で、興味のある方は是非聴いてみて欲しい作品かな~と思います。

 かなりマニアックな選曲だと思いますが、フロアーの気持ちよさが分かる方なら絶対に反応できる内容だと思いますので、お薦めですよ(^0^)
 あと、こういうのを聞いちゃうと、クラブに踊りに行きたくなりますね・・・ちなみに、偶然じゃないですが、今週末は某クラブに行く予定なので、そちらも楽しみです!!

 



<Release Date>
Artists / Title : Sadar Bahar 「No Pretty Noises」
Genre : Disco、Garage、Soul、Funk、JazzFunk、RareGroove・・・
Release : 2010年10月
Lebel : Soul in the Hole No Number
Notice : CD-R作品


Notice : トラックリストについて

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 作品にはトラックリストがついてますが、かなり誤表記の多いリストになっています。例えばアーティスト名/楽曲の表記の順番がバラバラだったり、タイトルを改変してたり・・・結構厄介です。
 恐らくアンダーグラウンド作品なので、そうしてるのだと思いますが、ひも解くと「にやっ」とする誤表記もあり、こういう所にもSadar氏のセンスの良さが出てると思いますよ!!
 ちなみに、海外の某サイトに行くと、正しいトラックリストが出てたりしますが、海外故に「ひろし」の曲は??になっていたのが笑えました(^0^)



Notice : イントロについて

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 Sadar氏のミックス作品では、どの作品も女性ボーカルの変な曲(?)をイントロにしてて、それがSadar印だったりしています・・・恐らく、英語が弱いのでアレですが、歌ってる内容がHouse内容なのかな~と思います。

 ただ、今回色々と調べてて分かったのですが、その元ネタって、なんと「Denise LaSalle / I'm So Hot」が入ってるLPの最後の方の曲から抜いていました!!
 日本的にはMUROさんのプレーで火がついたレコですが、そんな奥まで聴かないよ・・・こういう手腕にもヤラれますね!!

 あと、先ほど例示したTower of Powerのレコ(写真右上)もMUROさんから教わったレコですが、MUROさんとは別の曲をプレーしてるのには興味深いです・・・こういう点もグッときちゃうんですよね~











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コメント
この記事へのコメント
どうもです。
サダーさんを抜粋するなんて、また渋い人選で。。
3,4年ぐらい前でしょうか、渋谷のディスクユニオンでoutlet処分されている、何百円かで投げ売りされている謎のMIX CDを買ったのは・・・。
今よりもさらに情報量が少なかった時期だったので、チープでラフ過ぎる謎のMIX CD-Rに手を出すのには躊躇しましたが、安いからとりあえず的なノリで買ったのが最初で、かなり良く、一気にファンになった記憶があります。特にGuitar MadnessのMIXがTheo ParrishのDJ PLAYを聴いたときぐらいの衝撃で・・・。
RahaanやJamie 3:26なんかシカゴアンダーグラウンド界隈もその時に一緒に購入して知りました。その中でも特にソウルフルなのはサダー氏だと感じました。まだモダンソウルなんて言葉も頻繁に聞かなかった時期だったと思うので、ガラージ過ぎず、かと言ってディミトリなんかのディスコともまた違う感じの選曲にサダーさんの虜になりました。
つい先日、3度目の来日をしてました。3回とも足を運びましたが、ソウルフルで素晴らしいの一言で最高のプレイでした。風貌も愛嬌があって、クマさんって感じでしょうか。笑顔からも良い人オーラが全面に漂ってました。
東京では2度目から、前年度のプレイが録音されたCD-Rを粗品として先着ですがもらえてます。今年ももらえました。ちょいご褒美でラッキーです。
そういえば、去年のプレイの最後の方に●まやつ●ろしの曲かけてましたよ。
笠井紀美子 I Thought It Was Youなんかもかけたりと、ニンマリしました。

Francois KやTony Humphries、Kenny Dopeなんかも出しているChoice A Collection of ClassicsシリーズのFrankie KnucklesのMIXなんか聴いていると、ドラッギーでワイルドなプレイが特徴だったRon Hardyよりも、楽曲性の高い曲を好んだというFrankie Knucklesの影響の方をサダーさんには感じます。そして、頭でかっちのアカデミックなレアグルーヴDJよりも、あくまで踊ることに重きを置いたプレイ・選曲は、シカゴでハウスと名前を変えたディスコを体現した、オリジナルハウスミュージック世代だからこそ出せる持ち味なのかななんて思います。
サダーさんが取り上げられてたので嬉しく、つい調子に乗り長文になってしまって申し訳ないです。。これからもブログの方、楽しく拝見させていただきます。それでは!
2011/11/19(土) 10:33:14 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>通りすがりさん

コメントありがとうございます!! 
こんな長文かつ詳しい内容を書いていただき、嬉しすぎます(^0^)

私自身はDanny Krivitが大好きで、それでSadar氏の作品にすんなりと入れたのかな~と思いますが、通りすがりさんがおっしゃる「オリジナルハウスミュージック世代」の強さというか・・・なんか違うんですよね!!
実は、ちょうど週末にDanny先生のパーティーに行ってきた(これからレポを書きます)ので分かるのですが、全然知らない昔の曲なのに気持ちよく踊らさせるし、何よりも楽しませてくれる感じがあると思います!
こういうことを文章にするのって、かなり難しいのですが、ホントそのDJの「人柄」「嗜好」が出るって言うんですかね・・・DJなりクラブの面白いところだと思います(^0^)

コレは今度は絶対にクラブプレーを体験しないとダメですね・・・変な話、かなり「日本受け」出来るDJだと思うので、もっと活躍して欲しいです!!

では、今後とも宜しくお願い致します(^0^)


2011/11/20(日) 15:44:23 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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