HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Ulticut Ups! 「Live!!! Convention'06」
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 今回は大好きなUlticutモノを紹介! コレも今でもヘビーローテーションな一枚です(^0^)

 Ulticutの通算8枚目の作品で、彼らの作品の中では唯一の「ライブ録音」をした作品で・・・Ulticutの魅力ともいえる「2DJ」の良さを存分に発揮した作品です!
 今まではスタジオ録音の作品で、作品としてかなり作り込まれており、選曲やグルーブの流れなんかが魅力だった訳ですが、ライブでの緊張感とテンションの高さ、そして彼らのレベルの高さが録音されており、ファンならずとも必聴な一枚だと思います(^0^)


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 まず、本編の紹介をする前に、おさらいじゃないですが、彼らのDJスタイルから紹介をしたいと思います。

 彼らの第1作目(Lesson)を紹介した時に作成した図を引っ張り出しましたが、上の図のような3タンテ×2ミキサーのスタイルでプレイをしています。

 彼らのDJプレイを確認できる動画や画像が殆ど無いので、私が昔に見たライブでのセットを書いたのですが、かなりシンプルなセットなんだけど、このセットだけでビックリするようなプレイが飛び出していました!!
 それこそ、バトル系DJの人たちのセットにありがちなスクラッチやジャグリングで音を再構築するためではなく、いわゆる「DJミックス」を更に良くするためのセットで、実際にはかなり複雑にミックスやコンビ技をしてるんだけど、聞いてみると「ファンキー」に聞こえる・・・そんなプレイが売りだと思います!!

 そう、Ulticutの魅力って、このような2人セットをすることで、あくまでも「DJミックス」を更に良くしてる点なんですよね!!

 私自身は、Ulticutの現場でのプレイは1度しか聞いたことがないですが、このCDでも披露されてるような怒涛な攻めでプレイし、その問答無用なファンキーさに即死した記憶があります・・・

 作品だとDJミックスの流れを考慮してプレイ(それも最高に秀逸なんですけどね!)していますが、現場だと、とにかくアッパーな選曲&ミックスで聞いてる者を圧倒し、気づいたら引き込まれてる・・・そんなセットだったと思います。
 また、プレイしてるお二人も、適度な緊張感の元、お互いの息を合したプレイが素敵で、気づいたら段々とテンションが上がってくみたいで・・・終始ニコニコしながらプレイしてたのが印象的です・・・


 ンなわけで、そんなUlticutの現場でのプレイを収録したのがこの作品になります。

 恐らく2005年~6年頃、どこかのクラブでのプレイをライン録りしてたんだと思いますが、Ulticu印が爆発なプレイが秀逸で、選曲の妙はあまりないですが、とにかくファンキーなグルーブを引っ張り続ける辺りは流石の一言です!!

 以下で詳しく解説をしたいと思います。


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 イントロでは、Nipps使いのイルなイントロからFunky Drummerの高速ブレイクの上で二人が交互に擦っていく展開でいきなり引っ張られます・・・
 それも、普通にFunky Drummerをプレイしてるのかと思ったら、BBPが製作した「SBX!」のサントラEPでカットされてたLord Finnesse vs Percee Pのインストをプレイ・・・その時点で掘りの深さにヤラれましたが、その後に流れを切らずにDope On Plasticのアカペラブレンドに行ったり・・・最初っからぶっ飛んでますね!!

 この作品でも、いつものUlticut作品と同様に、様々なジャンルがボーダレスにプレイされ、どれも掘りが利いてるんだけど、ファンキーな曲にまとめてくる辺りが流石ですね!!

 それこそ、先ほど紹介したSBXのEP使いもイイところをついてますが、鬼クラシックな「Eric B & Rakim / I Know You Got Soul」のような定番HipHopや、ド定番な「45king / 900 Number」のような定番Breakbeats、そして前作のUntitledでパワープレイをして注目を浴びた「Hallywood Disco Jazz Band / Don's Place」のようなDisco Breaksモノなど・・・ジャンルを超え、定番/意外な曲/無名な曲をファンキーにプレイしているのが印象的です!!

 やはり、クラブでのプレイなので、マニアックな曲ばかりでなく、有名な曲や、とにかくノリのイイ曲を上手くチョイスしつつ、Ulticutらしい深い選曲もあり・・・この辺の塩梅は流石ですね!!
 ただ、下でも紹介をしますが、とにかく「プレイの仕方」が桁ちがいで、上記の曲の範囲であれば、Rakimの曲ではアンサーソング(?)な「Mr. X & Mr. Z / Drink Old Gold」で「違う曲2枚使い」をしながらプレイをしたり・・・何も考えずに聴いてるとメチャクチャ「ファンキー」に聞こえるんだけど、水面下ではかなり豪快なコンビプレイが炸裂してまいます!!

 この辺がUlticutらしいのですが、ジャンルを超えたファンキーな曲を、彼らが2枚使いやスクラッチを加えることで更に曲が光り、誰にも出来ない選曲/DJプレイに仕上げてる辺りは流石の一言です!!
 ミックスの音を聞いてる限りだと、その2枚使いやスクラッチが、かなり豪快に行われてるんだけど、曲やグルーブに溶け込んでいるので、実際の曲を邪魔せず、むしろ曲を光らせてるのが印象的で・・・この塩梅はなかなか真似が出来ないと思います!!

 ターンテーブリスト上がりのDJのプレイだと、そのDJ技に固執してしまい、選曲やミックスの流れを殺してしまうことが結構多いと思いますが、Ulticutに関しては「DJミックス」ありきな姿勢がポイントで、DJミックスを良くするために複雑なコンビ技なんかを入れている印象があり、その点はホント評価に値するとおもいます(^0^)


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 そして、選曲を光らせる為に行っている「技」は、現場で見る限りでは・・・更にお客さんを引きこませる効果があり、その録音を聞いてるだけでもヤラることは必至ですね!!

 とにかく、3タンテ×2ミキサーをコンビで使用する効果を最大限に発揮した技が各所で光り、これも魅力だと思います!!

 ド定番な「RUN DMC / Peter Piper」では、美味しい声ネタを2枚使いするのですが、二人でヤルことで、一人では出来ない高速2枚使いを実現しつつ・・・余裕でピッチアップの2枚使い挟んできており・・・普通に聞いてては理解が出来ないのですが、深く聞いてるとヤラれますね!!
 また、ブレンドやアカペラのせも多用しており、BPMがずれないことも流石ですが、曲の展開を上手く利用したブレンドが多く、今となっては定番な「You The Rock / Over the Border」のファラオなインストを展開良くブチ込み、ファンキーなラップ(曲名不明?)をカッコよくブレンドしてくる辺りは・・・聞いてて普通に何かの曲をプレイしてるような完成度があると思います(^0^)

 また、Ulticutと言えば、選曲における「めりはり」の付け方が秀逸で、一度ブレイクダウンして一気に持っていく展開を上手く作れることもポイントで、この作品でも爆発してますね!!

 個人的には終盤の「James Brown / Give Up Or Turn It Loose」のアカペラブレイクで「ため」を作り、頃合いのイイ頃で「DJ Shadow / Organ Donor」の背筋が痺れるイントロをミックスし、二つの異なる曲をミックスすることで生まれる爆発的な化学変化を最大限に利用し・・・Organになだれ込んだら、グッと引き込まれるスクラッチを交互に披露する展開になり、鬼カッコいい展開に首振りまくりです!!
 展開としては僅か数十秒の範囲ではありますが、一瞬で空気を持ってってしまう構成力と説得力には文句を言えず、普通に聞いてても引っ張られますし・・・現場で聞いてたら半狂乱してそうです(^0^)
 


 そんなわけで、Ulticutの「DJプレイ」がダイレクトに体感できる作品の紹介でした。

 彼らの魅力である「選曲の流れ/グルーブの良さ」は少ないですが、とにかくファンキーに持ってってしまうコンビ技の応酬とセンスの良さは圧巻で、これをアナログだけで成し遂げちゃう辺りは、セラート時代の今だからこそ学ぶべきところが多いと思います。
 中古だと、確実に1000円以下になりつつある作品ですが、そこらへんのミックス作品とはレベルが違いますので、興味のある方は是非聞いてみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : Ulticut Ups! 「Live!!! Convention'06」
Genre : HipHop、Breakbeats、Disco、Funk・・・
Release : 2006年8月
Lebel : Vinyl 7 Recordings V7R-CD-001

Track List : 作品には付属されていませんが、彼らのお店であるVinyl 7では公開をされていました・・・詳しくは「こちら」をご参照ください。


Notic : オマケ動画について



 このCDは、懐かしの「エンハンスドCD」になっており、CDプレイヤーで聴くと普通にDJミックスが聞こえますが、パソコンで再生すると、そのDJミックスとは別に、彼らの現場でのプレイの動画がオマケで見ることが出来ます。
 一応、CDより抜いた動画をアップしておきますので、ご参照ください・・・Funky 4のルーティンはメチャクチャカッコいいですが、もっと綺麗な動画で見てみたい・・・Ulticutのプレイに関してはちゃんとしたDVD化が希望です!!





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<独り言>

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 え~、このブログを読んでる方だと、現役で「アナログレコード」を買ってる方は少なくは無いと思います。
 
 ただ、昨今は新譜の曲がレコード化するのは少なく、データだけでのリリースだったり、あんまり魅力的な曲がなかったり・・・昔と違って新譜の曲をレコードで買うことは少ないかと思います。
 私は特にそうで、レコードを買うと言っても、昔にリリースされた曲ばっかりを買っており、ここ数年は新譜のレコードを買っていません・・・

 そんなこんなで、久しぶりに新譜のレコードを買ってみました!

 耳の早い方だとご存知かと思いますが、あの80年代にUKで活躍したFunk系バンド「The Cool Notes」のアンリリース曲を集めた作品がフランスのBoogie Timesより限定リリースされ、情報を聞いた時は「どうかな~」と思っていましたが、たまたま掘りに行ったお茶の水のユニオンでBGMとしてかかってて、聞いたら即死で・・・つい買ってしまいました(^^;)
 それも、お茶の水のユニオンではアナログが売り切れっぽく、その日の記憶をたどると、1時間前に伺った新宿のユニオンで売ってた記憶がよみがえり・・・速攻で新宿に戻り、なんとか最後の1枚を買うことが出来ました・・・こういう時の勘の良さ(?)には結構自信があります(^^;)

 んで、家に戻って聴く訳ですが・・・いわゆる「シュリンク」をカッタ―で切るのが久しぶりで、その時点でなんか嬉しかったのですが、内容も最高で、久しぶりにいい買い物をしたな~と思いました!!

 考えてみれば、昔は買ったレコードを家に帰って「封を開ける=シュリンクを切る」瞬間って、当時としては日常的でしたが、今思えば「リッチ」な瞬間だったな~と思いました・・・

 例えば、日本語ラップがそうでしたが、楽しみだったレコードがやっと発売されて、速攻で買って、家に戻ってシュリンクを切る瞬間は・・・結構好きで、ドキドキしながら切ってた記憶があります。
 今のデータ社会ではありえませんが、どんな曲か分からずに「期待」だけで買うことも多く、聞いてみて外したことも多いですが、期待通りの出来だと凄い嬉しいんですよね・・・シュリンクを切るのがビックリ箱を開けてるみたいで、なかなか無い経験かもしれないですね。

 今は、あまり魅力的な新譜がなかったので、必然的に過去の中古を買うので、必ず視聴をしてコンディションを確認するので、封を開けるときの喜びは少ない(ただ、探してたレコを見つけた時のドキドキ感も最高ですけどね!)のですが、たまに経験するとイイですね!!


 ここ最近、過去の音源の発掘企画が多く、あんまり捕捉してなかったですが、こういうレコも積極的に買わないといけないな~と痛感しました・・・レコ馬鹿からの独り言でした。

 ちなみに、このCool Notesは、調べてみたら世界で300枚のみのプレスだったみたいですね・・・盤自体も重量盤仕様で、音も悪くなく、その内にレア盤になりそうな予感もあります・・・どうなんでしょう??








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