HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Ryow 「Family Vol.1」
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 え~、ミックステープのブログなのに、ストレートなHip Hop作品の紹介を殆どしていない・・・当ブログですが、たまには紹介しないといけないな~と思い、聞き込んでみました(^^;)

 ミックステープが詳しい方なら「紹介するのが遅いよ!」って思うかもしれませんが、ミックステープ業界においては一時代を気付いたDJ Ryowさんの作品のご案内です!


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 DJ RyowさんはHipHop系のDJ/Producerで、現在は活動が少なくなってしまった印象がありますが(失礼!)、00年代初期のUnderground HipHopやJazzy HipHopの人気を盛りたてたDJとして有名かと思います。

 Ryowさん自身も店長をしていたこともあるHipHop系クラブ「渋谷・Family」を拠点に、看板パーティー「Pleasure」の開催や、ミックステープのリリース、12inchのリリースなど・・・00年代初期は精力的に活動し、当時としては主流だったメインストリームなHipHopではない、日の当らないUndergroundなHipHopに着目し、独特の視点で選び抜かれた選曲や、流れるようなDJプレイ、そして切れのあるスクラッチなど・・・影響を受けた方は大変多いかと思います。
 私自身は、この頃からHipHopに興味が薄れてきてしまったのでアレですが、当時としてはストリートレベルでの信頼は大変厚かった印象があり、DMRやギネスなんかに出入りしていた方だと直撃じゃないでしょうか??

 そんなRyowさんですが、人気を裏付けた一つが、精力的にリリースしていたミックステープの存在で、DMRなんかではかなりプッシュしてたので、購入してた方も多いかと思います。

 01~04年ぐらいまでは精力的に自身の「Pleasure Products」よりリリースしており、Ryowさん自身の作品や、仲間のKenzoさん、TKYMさんなどが多数リリースしており・・・その独特の選曲感とミックスは聴きどころだと思います。
 私は後追いで全て揃えましたが、聴いてみると流石のレベルの高さで、ミックステープコレクターとしては外せない存在かもしれないですね。
 
 ちなみに名古屋に同名のDJ(ウェッサイ系)がおられますが、全くの別人で、今回のRyowさんの方は、その混同を避けるべく「DJ Ryow aka Smooth Current」と表記しています・・・ご注意ください。


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 では、作品の紹介に行ってみましょう!

 この作品はRyowさんの人気ミックスシリーズである「Family」シリーズの第1弾に当る作品で、2001年ごろにリリースをされたモノになります。
 シリーズを通して、先ほど御案内をした渋谷・Familyの看板をジャケットにしており、テープに興味がある方なら「見たことがあるな~」と思う方も多いかもしれないですね・・・

 内容的には当時リリースされたUnderground/Jazzy HipHopを中心にした新譜ミックスになり、この辺の曲は弱いので写真は借り物ですが、当時ヒットした「Common / The 6 Sense」のようなちょっとメジャー寄りなものから、「Ugly Ducking / A Little Samba」のような西海岸HipHop、「Square One / State of the Art」のようなUK/Europeモノ、そして「DJ BombJack / Lesson 7」のようなBreakbeats/CutUpモノなど・・・を選曲しており、独特の空気感があります。

 こういった系統の曲って、個人的には地味な印象があり、あまり馴染みがないのですが、当時の時点ではそこまで有名で無かった曲をチョイスしつつ・・・何となく聴いてると「クール」なんだけど温もりがあるという意味で「リラックス」出来るグルーブを作っており、Ryowさんの選曲の旨さが表れていると思います。
 私自身は凄くRyowさんの作品を聞きこんだ(聴きこんでいた)わけではないので、上手く表現が出来ないのですが、無機質なHipHopのビートが核としてあるんだけど、しっかりと「ソウル」がある感じがあり・・・故Nujabesさんのような世界観があるのかな~とも思います。


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 また、Ryowさんと言えば「スクラッチ」「2枚使い」の巧みさも重要だと思います!!

 系統的にはフィル的に「サラッ」と行うことが多いのですが、的確に、リズミカルにハメてくるところがあり、聴いてる者の首振りを止めさせない感じは上手いっすね。
 個人的には「Jurassic 5 / Swing Set」の数字カウント2枚使いがグッときます・・・なんか、選曲やグルーブの作り方に通ずるところがあるのですが、決して派手では無いんだけど、しっかりとした「味」がある感じが素敵ですね!!

 そして、スクラッチと言えば、この作品にはスクラッチのゲスト参加で「DJ Okubo」さんが参加しております!!

 今となっては知らない方も多いかもしれないですが、90年代後半から00年代初期に活躍をしていたHipHop系DJで、DJ Kenseiさんの弟子筋(?)に当る方ですね・・・00年代初期にDJは引退され、なんと弁護士に転身されたお方です!!
 OkuboさんもKenseiさんのように、独特の選曲感とスキルフルな2枚使い&スクラッチが印象的で、世代的にはKiyoさんなんかと近い世代なので、日本においてのUnderground/JazzyなHipHopを進めたDJの一人でしょうね・・・
 
 Ryowさんにとっては先輩に当る方で、Okuboさんがやってた「Unsighed Hype」というパーティー(渋谷・Family)でRyowさんもDJとして参加してて・・・Ryowさんにとっては相当影響を受けたそうで、DMRのインタビューで、この作品を作るにあたって色々とアドバイスを貰ったり、販売店に行って一緒に頭を下げたり・・・自分を引っ張っていってくれた人として尊敬をされているそうです。
 
 そんなOkuboさんですが、この作品ではスクラッチで1曲分参加しており、Ryowさんのコスリなんかに近いスクラッチを披露してくれます!!
 Battle系DJのように大味なコスリではないですが、まるでミュージシャンが静かにアドリブでソロをしているようなコスリで・・・やっぱり上手いっすね。

 なんか、Okuboさんのことをココまで取り上げる必要は無いのかもしれないですが、DJ Kenseiさん辺りが作りだした日本独自の「Underground」を、Okuboさんが引き継ぎ、それをRyowさん達が引き継いでいった感じが、このテープには感じられ・・・大変「歴史」があるな~とも思ったりしました。

 あと、脱線をしますが「渋谷・Family」が存在したことで、若手のDJ達が成長・進化したことも重要なんでしょうね・・・私自身は殆ど行ったことがないので、上手く表現出来ないのですが、日本のDJ文化においては、ホント重要だと思います。
 なんか、下北沢にあったクラブ「Slits」に関しての本が出てるのなら、Familyに関する本があってもイイのかな~とも思います・・・コレは是非読んでみたいですね!!




 そんなわけで、テープの紹介は適当でしたが、結構良い作品の紹介でした。
 中古市場的には、この第1弾は流通量が少なく、そんなには出ないのですが、他の作品は結構出るし、今は結構安くなったので、興味がある方は是非聞いてみてね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Ryow 「Family Vol.1」
Genre : Hip Hop(Underground、Jazzy)・・・
Release : 2001年
Lebel : Pleasure Prouducts No Number

Notice : ゲスト参加
 Okuboさんの他に、スクラッチでは盟友のDJ Kenzoさん、ラップでは「010(霊獣)」の面子などが参加しています。





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<独り言>

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 え~、昨今はホント沢山のミックスCDがリリースされ・・・買っていくのが本当に大変で困ります(^^;)
 MUROさんが特にそうで、毎月1枚はリリースしているので、とりあえず買いますが、あまり聞かずに次のが出ちゃう・・・みたいな繰り返しで、本当に困ります。

 でも、楽しみにしてたのが出ると、それは事情が違う訳で、真っ先に買って聴いています。

 そんなわけで、個人的に好きなDJの一人である「関口紘嗣」さんの新作が出たので早速買ってみて、聴いてみたら・・・予想以上に良かったので、ちょっと紹介しましょう。

 タイトルの「さくらんぼの実る頃」から分かるように初夏をイメージした作品になるのですが、和物やHipHop、R&BやBreakbeats、そして現行の日本語曲など、関口さんらしい広い選曲が素晴らしく、何よりも作品としての空気感が「爽やか」で気持ちよく、凛とした空気感(グルーブ)が素敵です!
 また、ハッとする繋ぎなんかも多くグッときましたよ、トラックを見ずに1回だけ聴いた限りですが、ス●ャのサマージャム●5の繋ぎ方は最高ですね!!

 もうちょっと深く聴きこめば、もっと詳しく紹介出来ると思いますが、この夏、ヘビーローテーションになりそうです・・・


 そして、このCDに関しては、もう一つボムがありました!

 CDのインナーを見たら、私がメチャクチャ好きなミックステープ「神の足元」がCD再発するという情報が記載されていました!!
 いや~、朝一で知ったのですが、コレにはアガりましたよ(^0^)

 このブログの初期に紹介したテープなんですが、とにかく奇跡に近いオールジャンルミックスで・・・個人的なミックステープの「All Time Favorite」の中の1本です・・・それこそ「無人島に持っていく1本」級に好きな作品です。

 普段、新譜のCDの紹介って、私が「最高です!」みたいな感じで薦めて、それを読んで実際に買ってみたらあんまり良くなかった・・・みたいなのになるのが嫌なので、書かないのですが、こればかりは是非聞いていただきたい作品です!!
 来月末に出るらしいのですが、超楽しみですよ・・・情報だと「80分」と書いてあり、オリジナルのテープは60分だったので、ミックスの尺が長いのかな?? どうなんでしょう??


 では、今後もバンバン買っていきますよ!!





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