HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Hazime 「DJ Hazime Vol,02」
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 先日、今回紹介するテープをやっとゲットできた話を書きましたが、忘れないうちに書いちゃおうと思い、紹介です(^0^)
 これも「やっと揃った」ので紹介なテープですが、ミックステープ史においては超重要な作品ですね!!


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 今回は、現在でもトップDJとして全国をロックしている「DJ Hazime」さんのミックステープを紹介したいと思います。

 Hazimeさんの作品紹介は実は初めて(!)なのですが、日本のHipHopへの貢献度や影響力は間違えない存在かと思います!!
 肩書き的には「HipHop系DJ/Producer」といった所ですが、とにかく現場にこだわったDJは重要で、今でも「現場」をしっかりと支えている姿は大変頼もしいですね・・・

 世代的には、さんぴん出演組が第1世代としたら、次の世代(第2世代)に当たり、それこそ同世代のニトロの面子と90年代初期~中頃より活動を開始し、早い時期から活発な活動をしていたかと思います・・・昔に紹介した雑誌特集の中で95年ごろのBoonに登場してて、その位の時期からちゃんと活動をしているんですね~
 割と第1世代の諸先輩方(Dev Large、Shakkazombie・・・)やDJの先輩(Taikiさんとか)に可愛がられていた面もあり、早い時期からフックアップされ、ライブのバックDJや、クラブプレーを多くこなし、現場での実力が評価されたことでトップヒッターになった・・・そんな印象があります(^0^)


 そんなHazimeさんですが、Mixtape業界的にも大変重要な存在だと思います!!

 その論拠が、今回紹介するミックステープシリーズ「DJ Hazime」で、当時これを聞いて影響を受けた方が大変多いかと思います!!

 内容的にはいわゆる新譜ミックスで、97年前後よりリリースし始めたテープシリーズなのですが、その当時の最先端のHipHopを紹介しつつ、カッコいいDJプレイやミックスが聴きどころで・・・このテープを通してHipHopの面白さや、DJの面白さを知った方は多いかと思います。
 値段的にも買いやすく(1200円ぐらいだった?)、新譜の情報収集以上に、DJミックスやHipHopの面白さを広く伝えた点は大変大きく、Hazimeさんのテープを足がかりにDJやHipHopにハマっていった・・・そんな方が多いかと思います!

 また、積極的に「日本語ラップ」の選曲をしてた点も重要で、日本語ラップ躍進の後押しをしてた点も重要です!!
 
 リリース前の楽曲や、フリースタイル、そして特別な楽曲などを広くプレイしてて、2000年前後の日本語ラップブームを後押しした部分は大変大きいでしょう。
 特に、仲間であるニトロの面々の楽曲は多く、DaboやSuikenといった多数のメンバーがテープに参加し、結果的にニトロ関連の盛り上がりを手助けした部分は重要かと思います。


 そんな訳で、先に結論的な話を書いてしまいましたが、結構重要なテープです。

 筋であれば一番最初のテープから紹介する所ですが、今回紹介をする2の方が、このテープの魅力を紹介出来るかと思い、2で紹介をしてみたいと思います!!


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 内容的には、先ほど書いたとおり新譜ミックス(97年ぐらい)になり、A面はUS産ラップ中心、B面は日本語ラップ多め・・・となっております。

 USの選曲に関しては・・・個人的には「懐かしい!」の一言で、高校生の頃、ManhattanとかCiscoで12inchを買ったな~という曲が多いですかね。

 当時はHipHopが好きだったので、普通に買っていた曲も多く「Puff Daddy / It's all About the Benjamins」のような曲がプレイされています・・・レコ写は借り物ですが、こういうレコも昔は普通に買っていました(^^;)
 選曲的にはパフィーのようなポップな曲も扱いつつ、ハーコーな曲もプレイする・・・B面の最後では歌モノなんかもプレイしてて、色んなお客さんが出入りするクラブで鍛えられた「芯のぶれない幅広い選曲」があり、この辺はHazimeさんらしいですね!!

 また、2枚使いや細かい技も働いてて、これも懐かしい「AZ / Hey Az」では、プレイする前にネタ曲(Hey DJ)をサラッとプレイし、そこからAZの曲をプレイする・・・そんなプレイもしています。
 私自身はそうでしたが、同時の素人DJ(高校生DJ)にとっては、ネタ曲まで買える余裕も知識もなかったので、こういう風に「サラッ」とプレイしてくる辺りは憧れちゃうんですよね・・・凄い難しい2枚とかミックスはしてないですが、それが流れの中でカッコよくされていて、そういう部分に影響された方は多いかと思いいます。

 
 そして、日本語ラップ選曲ですが・・・これもグッときますね!!

 発売日に走って買いに行った曲も多く、それこそ「MURO / Concrete Jangle」や、Hazimeさんの盟友であるGore-Tex、Suiken、Dabo、Macka-Shinがフックアップされた「Shakkazombie / 共に行こう(Version Pure)」などがプレイされています!

 これらの選曲、一聴すると「懐かしいな~」と思う選曲ですが、Hazimeさんのプレイに関しては「ひと手間」入っていることが多く、グッときます・・・
 MUROさんの曲であれば、弟子筋のGote-Texの粋なフリースタイルの後にGore氏からMUROさんの曲を紹介して本編に流れたり、ShakkaであればOsumi氏からのシャウトを入れてプレイしたり・・・この辺もHazimeさんにしか出来ない部分ですね!!

 後ほどでも別角度で紹介をするのですが、単に日本語ラップをプレイしているのではなく、その曲のアーティストや関係者を巻き込んで、プレイする曲に「勢い」みたいのをプラスした上でプレイしているのが印象的で・・・本当に日本語ラップや日本のHipHopを盛り上げたい・・・そんな気持ちを感じます。
 当然、その曲のMC達と近かったのも重要ですが、そのMC達からも信頼されていたからこそ出来た部分も多く、時期的な実証は出来ないですが、世に流通される前の段階でプレイされている場合も多く、日本語ラップのプロモーションとしても価値があったと思います。

 シリーズの全てを聴いてないのでアレですが、日本語ラップに関しては、そういう意図があってなのか「凝ってる」部分が多く、コレを聴くだけでも聴く価値があるかと思います。
 個人的には、このテープだと、最後に亡くなったBiggieへの哀悼を込めて、Daboさんの粋な曲紹介からBiggieの曲へプレイされる流れは好きで、こういった細かい部分も聴きどころですよ!!



「Hustler Bose & Suiken / カモ狩り」

 そして、その「凝ってる」部分の最たる例が「Hazimeさんのテープにしか入っていない曲」が収録されていることです!!
 分かりやすい例だとフリースタイルになるのですが、世に出回っていない「エクスクルーシブな曲」が入っているのも魅力で・・・上の音源はその代表格だと思います。

 上の曲は「Hustler Bose(Dev Large) & Suiken / カモ狩り」という曲で、日本語ラップファンならご存知な曲かと思います・・・YouTubeにも普通に上がってましたので、そちらの音源をお借りしました。

 「Eric B. & Rakim / Juice」の上でDLとSuikenによる熱いマイク共演が魅力な曲ですが・・・この曲はZeebraさんへのディスソングとして作られた曲のようです。
 流れ的には「OZROSAURUS feat Zeebra / 狩人の歌」の中で、ジブさんのラインにDLをディスったとも思われるラインがあり、それを受けてDLが書いたアンサーソングで、要所要所で直球でジブさんをディスってるラインがありますね・・・結果的にはジブさんのラインがDLをディスってないことが分かり、双方が和解したそうです。
 
 当然、こういった曲がリリースされる訳がないので、必然的にこのテープだけで聴ける音源になってしまう訳ですが、これもHipHopやミックステープの魅力なんですよね。

 HipHopの歴史を考えると、ディス合戦(マイクバトル)は魅力の一つで、その舞台としてミックステープが機能する場合が多いかと思います・・・今ならネットに音源を上げてバトルみたくなりますが、作った曲をストリートで広げるにはミックステープは格好の媒体で、アメリカであればDJ Clueなんかが有名ですね。
 喧嘩なら、直接合って罵り合えばイイのかも知れないですが、作品なりに落として「スキルで勝負」というのが魅力の根幹で、ストリートのヘッズからのジャッジを仰ぐためにミックステープを使っていた・・・コレもミックステープの魅力かと思います。

 なぜこの曲がHazimeさんのテープに収録されたのかは分かりませんが、DLとHazimeさんが近かったことや、Hazimeさんのテープが効果的にストリートに曲を配ることが出来たのがポイントかも知れないですね。
 Hazimeさんもヤル気だったのか、次の曲が「Chubb Rock / Beef」という曲をプレイしてて、偶然かも知れないですがバトルモードだったのかな・・・ただ、ジブさんを相手にするだけに、Hazimeさんも緊張をしたでしょうね??(^^;)


 こういったエクスクルーシブ曲は、全てのテープに入っている訳ではないですが、既存曲のミックステープだけのバージョンやフリースタイル、結果としてリリースされなかった曲など、ちょこちょこあるみたいですね。

 日本語ラップにそんなには詳しくないのでアレですが、4にLunch Time Speaxの「童話」という未発表曲(?)があったり、8には超ド級のレアプロモらしいニトロの「45 FINGAZ OF DEATH (DJ HAZIME Remix)」が入ってたり・・・日本語ラップファンにはグッとくる部分も多いですね。
 詳しくは、某日本語ラップコレクターさんのブログ(大変参考にしております!)にHazimeさんのテープにおける日本語ラップの収録曲の一覧がありますので、ご参照ください・・・



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 そんな訳で、新譜ミックスなので、あんまり書けないかな~と思ったら、意外と書けて、自分でもびっくりです・・・2を紹介して正解でしたかね?

 シリーズとしては10作発表され、どれも新譜ミックスなので、今聞くのには微妙な部分もありますが、聴き方によっては大変面白いテープだと思います。
 特に日本語ラップファンにはツボな部分が多いかと思いますので、お好きな方は探してみてね・・・初期の作品は見かけづらいですが、後半のテープは結構ありますので、頑張って集めてみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Hazime 「DJ Hazime Vol,02」」
Genre : HipHop、R&B、日本語ラップ・
Release : 1997年
Lebel : Hazime Mixtape No Number


Notice : 他の作品について
 新譜ミックスなので、今後紹介するのが怪しい(?)ので、ジャケ写の一覧をindexページに新設しておきました。
 テープコレクターさんはご参照ください・・・

 ● DJ Hazime 作品リスト






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コメント
この記事へのコメント
これは懐かしいディス曲ですね。
この時点でここまでのフロウを日本語でできたDL氏はやっぱ凄すぎます。
2013/04/28(日) 23:14:23 | URL | Sota #-[ 編集]
今見れば何も珍しくない曲達が当時としてはリリースされておらず恐るべき速さで聴けた事も特筆すべき事実でした
2013/04/29(月) 00:46:56 | URL | Kuroki #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>Sotaさん

いつもコメントありがとうございます!
この曲、ホント完成されてて、DL氏が本当に気合で書いた感じがありつつも、スイケンがタイトなライムをかましてて・・・かなりイイ曲ですよね!
きっと、東京の一夜に起きた出来事なのかも知れないですが、こういうことこそ残しておかないと行けないのかな~と思いました。
日本語ラップ関係は、あんまり紹介してないのでアレですが、今後とも宜しくお願い致します(^0^)


>Kurokiさん
コメント、ありがとうございます!!
記事を書くにあたって、ちょっと書くのに迷ったのが「収録曲の速さ」的な話なんですよね・・・
私もちょっと自覚してたのですが、Hazimeさんクラスだと、ManhattanやCiscoの店頭に出るより前にPromoをゲットしてたと思うし、日本語ラップに関してはテストプレスの段階でプレイしてる曲が多そうなんですよね・・・
実証が出来なかったので書かなかったのですが、プレイによってはプロモオンリーなインスト/アカペラ使いでプレイしている曲もありそうで・・・ホント、ストリートのスピーカーとして機能していた部分は重々あったと思います。
こうやって考えてみると、ミックステープの紹介でも、凄い知識がいるんですよね・・・私自身、ホント未熟な所があるので、今後とも精進をしたいと思います!!
では、今後とも宜しくお願い致します(^0^)



追伸
sotaさんとKurokiさんには、申し訳ないですが、今日行ったレコ狩りが豊漁で、帰りに祝杯を上げてしまったので、文章がノンべエになってしまいました・・・
その内、還元できるぐらいのブツを仕入れてきましたので、ご容赦を頂ければ幸いです・・・明日からは連休の合間の仕事ですが、書いた記事に反応を頂けるのは、現実の仕事においてもエンジンになります・・・頑張ろうっと!!





2013/04/29(月) 20:19:36 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
おお〜、これは懐かしいですね!
実は、自分が初めて買ったミックステープが『DJ HAZIME vol.7』だったんで、今回紹介してもらえて本当に嬉しいですよ!!
JANETの『ダーズントリアリィマター』とドレの『ネクストエピソード』がまだ“新譜”だった頃(^^)
『ダーズント〜』は、大好きだったのに、その後島谷ひとみに謎の日本語カバーをされてちょっとオチた(笑)のも、良き思い出です!

あと、ニトロといえばレゲエ方面では懐かしのクリスタルクルーと“マブ”なんですよね……いつか、紹介しようと思ってたんですが、コバさんがクリスタル時代に出したミックステープとかそのうちブログで書こうかな〜。

※ちなみにマッカチンのDUBとか入ってるやつです(MTTさん持ってるかな??)。
2013/04/30(火) 01:48:29 | URL | ソロバン #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>ソロバンさん

いつもコメント、ありがとうございます(^0^)

まず、第一声に「懐かしい!」と出てしまいますが、結構思い出が多いテープだと思います・・・私自身は発売時には買ってはいないのでアレですが、聴いてて「懐かしいな~」と思うところがいっぱいです。

あと、クリスタルクルーの件、記憶だとマッカチン主催のパーティーで良く回してた・・・ような??
ニトロ周辺の面白さって、音楽に固執せず、人と人で繋がってた部分があるんでしょうね・・・マガラさんとかもそうでしょうね~
ちなみに、マッカチンのダブが入っているテープは持ってないと思います・・・是非、ブログの紹介をお願いします!!

では、今後とも宜しくお願い致します(^0^)



2013/05/01(水) 00:40:20 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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