HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ・レコード関連本 「部屋本」特集
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 え~、今年は、さり気ない目標の一つとしてミックステープやミックスCDの紹介以外に、自宅に溜まってる本や雑誌の紹介をしたいと考えております・・・

 以前から考えていたのですが、段々とレコードやCD&テープが増殖し、本棚を浸食しつつあり・・・ついに本棚が無くなり、本たちは段ボール行きになったことで、これも「頭の整理」をしないと追いつかないな~と思っていました・・・
 また、買ったて読んだけど、そのまま放置・・・というのも多く、いわゆる「心の減価償却」をしたい(しないと勿体ない?)な~と思い、今年は本関連の紹介も頑張りたいと考えています。

 そんな訳で、年始に「DJ本」を3回に分けて紹介しましたが、今回はその発展で「部屋本」を特集したいと思います!!





<はじめに>

 DJの音楽は「ベッドルーム・ミュージック」といわれるように、大規模なスタジオがなくても、自宅の一室で作れちゃう音楽かと思います。

 それこそ、何人ものミュージシャンが大きなスタジオに集まって録音するのではなく、4畳半の狭い部屋で小規模な機材を使って作った音楽が、聴いた人を動かすことが出来る・・・そんな点が魅力かと思います。
 素晴らしい曲も、原点までたどると、自宅の小さな一室から生まれた曲もあり・・・その部屋は、その持ち主の「個性」が詰まった部屋であることが多いでしょう・・・

 また、レコードを生業とするDJ、そして音楽ファンなどは、その部屋にプレイする為のレコードや、愛聴するレコードが集まります。
 それにも「個性」が生まれ、きっとその部屋は、その方の音楽歴史が詰まった「自分だけのリスニングルーム」だったりもします・・・同じレコードを買ったとしても、その人の歴史や個性によって全く違う部屋になるでしょう・・・


 自分で書いても意味不明な前文になってしまいましたが、今回はDJや音楽家、レコードコレクター、オーディオコレクターなどの「部屋」を扱った本を紹介したいと思います!!

 部屋本とザクっと書いてしまいましたが、これらの特集、よく雑誌などで多いかと思います・・・前文でまとめたつもりですが、結果として、その人の「音楽史」や「音楽感」がその部屋に詰っており、大変面白い内容になることが多く、好きな方も多いかと思います。
 特にDJ以降の音楽は、色々な側面から考えても「自宅発の音楽」といっても過言ではないので、その人の「部屋」に強く個性が感じられるので・・・部屋を覗くことは、その人の音楽を理解する上でも大切じゃないかと思います。

 私自身も、今回紹介をする部屋本は昔っから好きで、子供のころは憧れで眺めたり、勉強のために見てたりしましたが、大人になると視点が増えたみたいで、こういった本を色々な角度から見るようになり、今でもあれば好んで買っています。
 まあ、今回の紹介で分かるように、だいぶ「曲がっている」角度なんですが、そういった本と遭遇すると、つい買ってしまい・・・気づいたら増えていました(^^;)


 そんな訳で、個人的にお勧めできる「部屋本」を、私の視点と共に紹介をしてみたいと思います。

 なお、一部の本や雑誌は以前の記事で紹介したのもあり、今回の紹介に際して、以前の記事も大幅編集をし直しました。
 下記の紹介で、本のタイトルの下に【詳細は「こちら」】という部分にリンクを貼ってあるので、重ねて読んで頂ければ幸いです・・・

 では、行ってみよう!!







『Groove presents DJの部屋』
   リットーミュージック 2012年9月

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 いきなり「大本命」の本で、最近出たヤツなので買った方も記憶にある方も多いかな??

 DJ/レコード関連の数少ない情報誌において、確かな信頼のある「Groove」の特別編集版で、Grooveで過去に取材した「DJの部屋」をまとめた本(ムック)になります。

 このブログを読んでいる方なら、Grooveも読んでる方が多いかと思いますが、定期的にDJの部屋特集を組んでいて、人気を博しています。
 私も大好きな企画で、毎回楽しませて頂いており、今回の「部屋本」においては、一番標準的な本で、かつ素晴らしい内容です!!


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 内容的には、有名DJ達のレコード部屋・製作現場を取り扱っており、流石の人選でヤラれます・・・

 それこそ、我らのMUROさんを筆頭に、クボタタケシさん、DJ Hasebeさん、DJ Jinさん、田中知之さん、小林径さん、海外勢だとKenny Dopeなど・・・有名どころが満載です。
 数年前の記事や新録記事もあったり、掲載をされている部屋写真は取材の時期によって異なりますが、個性的な部屋や、素晴らしいレコード、機材の山など・・・見る所は大変多いです。

 今回の「部屋本」においては、私自身は以下の2点の視点で楽しんでいます。

 ・ 全体的な部屋の雰囲気
 ・ 機材やレコード、その他の内容

 まず、全体的な部屋の雰囲気は、全体を写す写真なんかで楽しむのですが、部屋の全体像だけでその人の個性が楽しめるんですよね・・・
 凄い整理されている部屋や、家具や調度品、部屋の色合いなんかが統一されてる方もいれば、雑多な部屋で、雑然とレコードが置かれてたり・・・ホントいろいろな部屋がありますよね。

 また、その写真を深く見ると、DJの部屋なので、タンテやミキサー、サンプラーやその他諸々の機材類、レコードやCD、その他色々なグッズなどが覗けます。
 その写真を見て、この人はこんな機材を使ってるのか~とか、うわ~レアなレコード持ってるな~とか・・・細かい視点で更に楽しみます。

 ざっと書くとこんな感じなのですが、Grooveのこの本は、流石に「DJの為の雑誌」だけあって、確かな視点で構成されていて、上の2点をしっかりと楽しませてくれます。

 なんでしょう、取材する側がDJのことや、機材やレコードのことをちゃんと分かってるので、注視する所がしっかりと押さえられ、何よりも取材する側と取材される側との信頼関係があって、深いところまで押さえてるのが素晴らしいです。
 また、日本的だな~と思うのが、そういった「しっかりとした視点」を元に記事を作ってる点で、後で紹介する海外勢が写真を中心にアート的な構成を組んでるのに対して、かなり細かい(マニアックな?)視点で記事を構成している部分もあり・・・深いところまで読めてイイですね!

 例えば、我らもMUROさんであれば、ここ数年で3回ほど引越しをされているそうですが、その全てを掲載しており、時系列での変化が楽しめつつ、色々なレコードや調度品の写真、そして珠玉のMUROコレクションの紹介や、面白い取材文章など・・・大変素晴らしいです。
 MUROさんもかなり献身的で、ある意味「お手本」を見せるが如く、色々なモノを紹介してくれて最高ですね・・・もう、全てが圧巻で、流石キングです・・・


 中身の写真はネタバレになってしまうので、詳細は避けますが、Groove誌の長年の取材と実績が生んだ一冊で、大変価値のある本だと思います・・・今後の通常号でも特集があると思うので、今後も楽しみです!!
 なお、過去の通常号に掲載された部屋で、この編集版に掲載されてない部屋も多くあります・・・気になる方は過去のGrooveを掘ってみてね!!







『Raph / Behind The Beat - Hip Hop Home Studios』
   Gingko Press(US) 2005年 詳細は「こちら」

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 これも、知っている方が多いかな?

 数年前より中古価格が高騰し、一番高い時期は万近な感じで、結構話題に上がってる本なのでご存知の方も多いはず・・・私はリリースされた後、値段が落ちた時に買ったので定価以下のお手頃価格でした(^0^)

 この本は、オーストラリア在住の「Rafael"Raph"Rashid」さんが製作した本で、アメリカとオーストラリアのHipHop系プロデューサーのホームスタジオを撮影した写真集になります。
 Raphさん自身は、細かい詳細を不明なんですが、MCをしてたり、レーベルを持ってたりしてて、割と音楽業界に明るい方だったようなので、こういった本を企画したのかと思いますが、先ほどのGrooveと同様に「ちゃんと分かってる」視点が働いてて、大変素晴らしい本になっております!!


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 内容的にはDJというよりも「トラックメーカー」の部屋なので、機材が中心になるのですが、先ほどのGrooveと同様に楽しめる箇所が大変多いです。

 人選的には、アメリカ勢は西海岸のアーティストが多く、DJ Shadowをはじめ、Cut Chemist、Madlib、DJ Premier、Da Beatminerz、DJ Spinna・・・など、そうそうたる面々が取材されています。
 
 写真中心に記事は構成されており、それこそ写真集に近い感じの内容なのですが、取材する側がしっかりと分かった上で撮影された写真が多く、それこそ、そのアーティストの「手垢」を感じられる写真が多く、大変素晴らしいです。
 使い込んだ機材の山や、レコードの山、様々な調度品など・・・それぞれのDJの個性が分かりつつ、プロの仕事場の匂いが収められている感じが秀逸で・・・英語が分からなくても、写真だけで楽しめるのが素敵です。

 個人的なツボは沢山あるのですが、一番引きつけられるのが「故Jay-Dee」氏のページで・・・比較的に解放感のある広い部屋の真ん中に、ぽつんと置かれた機材の中でJayが作業している姿が印象的で・・・静かなんだけど芯の熱いビートを作り続けたJayの姿に・・・心を奪われます。
 当然、亡くなる前の写真ですが、見方によっては「死を悟った姿」のようにも見え、運命を背負いつつビートを作り続けた姿を収めた点は・・・大変重要かと思います。


 今でも、ちょっと値段がついて売っていますが、興味のある方は是非手に取ってみてくださいね!!







『Christopher Woodcock / Bedroom Rockers - Where DJs Call Home』
   XLR8R Magazine(US) 2005年

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 これは比較的最近に発掘した本(写真集)で、あんまり知られてない本ですかね??

 先ほど紹介をしたBehind the Beatと同年に発表されたらしい写真集で、詳細は不明ですが、Christopher WoodcockさんというNYの女性カメラマンが、USで発行されていた「XLR8R Magazine」の元で製作された写真集です。
 表記を見ると、あのスポーツブランド「アディダス」が絡んでいるようで・・・どういう経緯で作られたんですかね??
 
 内容的には、アメリカのBoston、NY、Miamiなどの都市に在住する有名・無名のDJの部屋(97名分)を撮影した内容で、部屋全体の写真が中心になりますが、なかなかの内容になっています。

 Christopherさんは凄くDJに詳しいという訳ではなさそうで、インテリアの観点でアーティスティックに撮影した・・・そんな感じの構成になっており、DJや機材、レコードのことは深くは追求していません。
 ただ、特段マニアックな視点が無い分、イーブンな状態での写真が多く、変に写真が加工されていない点は良く、結構面白い内容かな~と思います。


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 人選的には有名な方は少なく、NYではDJ Spinna(上の写真と表紙)、MiamiだとDJ Crzae、BostonだとEDANやKonなどで、大半が無名のDJになります。
 
 ただ、無名の方が中心でも、結構楽しめます・・・

 まず、アメリカだと基本的に「部屋が広い」ので、写真を撮った時に「DJの部屋」感が出やすいし、何よりも感覚的にラージな感覚(豪快な感覚?)や、普通に生活してでも出ちゃうお洒落感など・・・日本人には出ない感じが収められてて大変イイですね。

 この辺が、作者のインテリア/アーティスト志向を感じる部分ですが、DJの部屋という「生活感」を上手く撮影してて、それが日本にはない感じなので新鮮ですね・・・ぱっと見たときのインパクトや、実際の部屋が豪快なのもあれば、凄いお洒落なのもあり・・・普通に楽しめます。
 豪快な部屋は、絶対的に日本人には出来ない豪快さが素敵だし、お洒落な部屋はきっと何もしてないんだろうけど、日本人にはないお洒落さがあるし・・・アメリカの空気をダイレクトに吸える感じがイイですね。

 あと、見てて思ったのが、アメリカってライフスタイルにDJやクラブが溶け込んでいる訳ですよ・・・
 なので、DJというのが得意的な人種ではなく、普通にアメリカの生活に溶け込んでいる感じがして、大変素敵ですね・・・雑然と置かれたレコードや機材と、その部屋のDJとの距離が、日本人とは違う距離の近さがあってイイな~と思いました。


 そんな訳で、細かい視点で見ても楽しめる(DJセットのビックリする置き方は注目か?)のですが、写真集的に全体を味わう感じが適してますかね??
 個人的には東海岸が中心なので、この方向性であれば、西海岸のDJの部屋の方が当ったような気がします・・・もっと開放的な空気感が出せるので、イイんじゃないですかね??







『白夜ムック43 / DJ'S ROOM』
   白夜書房 1999年 詳細は「こちら」

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 この本もマイナーですが、個人的には大ヒットな本です(^0^)

 1999年に発行された本で、恐らくDJブームに乗っかろうと思って作った本ですかね・・・個人的には問答無用で買っている「山師根性で作っちゃった」系のDJ本だと思います(^^;)

 白夜書房自体は、パチンコの雑誌とかカウンターカルチャーな雑誌を出してたりとかしてて、DJ分野だと後に「dazzlin'」という季刊HipHop雑誌を作ってたりしてて、DJ業界的には縁がない訳ではないですが、この本自体は・・・ブームに乗ろうとしたんでしょうね?

 なので、内容的にはDJやレコードに凄い詳しい視点はなく、微妙な部分も多いのですが・・・これも角度を買えると大変楽しめる内容になっていると思います。


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 まず、人選的な話からいくと、時期的な話もあるのですが、有名DJや無名DJは少なく、大半が「素人DJ」が選ばれています。

 有名どころでいくと、House/Garage系が多く、DJ Ichiroさん、DJ Aisaさん、長谷川賢司さん、その他には大貫憲章さん、藤井悟さん、ちょっと変わった方面だと、アパレルブランドMackdaddyの日下部司さんなどがラインナップされています。
 有名系は少ないのでアレですが、写真に上げたIchiroさんのレコ棚がレーベル別に仕切りを入れててグッときました・・・レコ棚があることは男の夢ですが、その次の夢は仕切りを作り、レコードを整理する・・・だと思います(^^;)

 ただ、この本の美味しい所は「素人DJ」の方です!!

 DJブームに乗っかり、DJを始めちゃったらしき方が多く、色々と豪快な写真や、それはどうだろう?な写真が美味しいです(^^;)

 全ての素人さんがそうではなく、中にはセンスがイイな~と思う方も多いのですが、明らかに「高校生DJ上がり」な方のDJ部屋は、素敵な写真が多くってグッときます・・・
 大半が実家の部屋なんですが、勉強机にDJセットが置かれてたり、部屋に貼られたフライヤーやレコードのセンスがアレだったり・・・もっと豪快なのは部屋の壁にタグや絵が書いてあったり・・・高校時代の空気を引き継いでいる感じが大変良いです!!

 これは、馬鹿にしてるのではなく、私も同じことをしてたので、凄いグッとくるんですよね・・・

 何でしょう、畳の4畳半にDJセットみたいな匂いっていうんですかね・・・DJブームがあった時期ではありますが、みんなが知識がなかったり、まだ生活に馴染んで無かったりで、日本の生活に強引にDJをねじ込んでいる感じがグッとくるんですよね・・・
 また、高校生DJブームの時の勢いっていうんですかね、何も考えずにやってしまえ!みたいな改造が部屋に施されているのも見受けられ、グッときます・・・あの頃は若かったな~的な味わいですかね??

 私も昔の実家は畳の4畳半だったし、学習机DJは早めに卒業し、自分で棚を組んでDJブースを作りましたが・・・畳DJこそ、日本のDJの基礎じゃないかと思ったりします(^^;)


 そんな訳で、そんな古き良き「日本の素人DJの姿」が拝められる貴重な本になってるかな~と思います。

 ちなみに、DJブームだったので、女性の方も多いのですが、女性の方が部屋自体はセンスがイイですね・・・不思議なものです(^^;)







『BOSE / 明日に向かって捨てろ!!』
   双葉社 2008年 詳細は「こちら」

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 私の本紹介では、後半に向かうにつれて変化球やオチが出ますので、そろそろ変化球を・・・(^^;)

 これは少し前の本なので、知らない方も多いかも知れないですが、あのスチャダラパーの「Bose」さんの本で、Boseさんの家にある様々なモノを捨てていく・・・そんなドキュメンタリー本(?)です。
 この本自体は、有名サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載をされていた不定期連載を編集・加筆した本になり、ライター・編集者の「永田泰太」さんが聴き手(指導役?)になり、Boseさんの部屋にある様々なモノを断捨離していく過程を書いた本になります。

 今まで紹介をした「部屋本」とは異なり、部屋の写真は殆ど無いので、今までのように写真で楽しむ視点ではないのですが、とにかくモノが多いBoseさんの部屋を「対談形式の文章」を読むだけで、Boseさんの部屋が楽しめる・・・部屋本という視点からだと、こんな感じの楽しみ方ができます。

 ただ、それ以上に「捨てる」という行為を念頭に置いているので、そのやり取りが面白かったり、更には捨てることや整理することの意義を考えさせられる内容になっており・・・DJ部屋を抱えている方には是非読んで頂きたい内容です!!


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 まず、Boseさんの家ですが、全体像が分からないのですが、とにかく「モノ」が多いです・・・

 CDやレコード、ゲーム機器やソフト、服やバック、フィギュアやマンガ・・・ありとあらゆるモノがあり、読んでるだけでも圧巻です!!
 読んでて笑えるモノも多く、半端フィギュアや行かない映画の招待状、役目を終えたCD-Rなど・・・なんでそんなのを取っておくの?と思うモノが多いです。

 それらを、対談者の永田さんと話していく過程で、色々な笑い話や悪あがきを経て捨てていくのですが・・・数ヵ月後に行ったらなぜか増えてたり・・・一向に進まないのが面白いです(^^;)

 本の詳細は、以前書いた文章を書きなおししたので、そちらで確認して頂きたいのですが、今回の「部屋本」としての紹介においては、部屋という「存在」を考えさせられる点で推したいと思います。

 私もそうですが、DJやレコードを買ってる人にとって「モノが増える・溜まる」ことは避けられないことです・・・

 読んでる方の全てがそうではないかと思いますが、私自身はそうで、レコードをはじめ、テープやCD、そして本などが多く、収納と整理が大変です・・・
 笑い話じゃないですが、収納は限界に近いので、自然と棚を上に伸ばすようになるわけで・・・地震があったら大変なことになるだろうな~と思ったり、整理が出来てない部分もあるので、同じものを買ってしまったり(テープが多い・・・)し、悲しい思いをしています(^^;)

 結局のところ、なぜモノが増えるのかというと、興味のあるものを買い続けるが、処分・整理をしないから溜まって行く・・・という悪循環になっている訳で、この本では、Boseさんが体を張って(?)そのことを実証しています。

 この本においては、そういった「モノを貯めてしまう体質」を改めて考えさせられる点が、笑い話と共に伝えてくれるのが秀逸で、部屋という存在を改めて考えさせてくれる点が素晴らしいです。

 今まで紹介した部屋本とはかなりズレますが、部屋本を好む方は、その方も近い部屋を持っており、モノが多いが故の悩みがあると思います・・・
 捨てる系の本って、今は色々とありますが、この本こそが「私たちに一番合致する悩み」を扱っていて、部屋を整理することを深く考えさせる快著で、個人的にはコレも部屋本としてクラシックです!!


 ちなみに、本を読んで、色々なことを思うと思いますが、私としては「溜めてもいいからブログでネタになれば問題なし!」「ダブり買いをしない為に整理は徹底」という結論に至りました(^^;)







『ONTOMO Mook / 音の書斎 Ⅰ・Ⅱ』
   音楽之友社 1996年、1997年

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 さて、Boseさんの変化球を投げたので、これからはイルな方面(?)を攻めたいと思います・・・

 部屋本ですが、DJという範囲だと、本単位でまとまっている本は少なく、後は雑誌でのミニ特集ぐらいしかありません・・・

 ただ、視点を広げて、音楽ファンやレコードコレクターという範囲で探せば結構あり、最近になってコッチ方面も掘り始め、色々とヤラれています(^^;)
 それこそ、ロックやJazz、クラシックや邦楽など・・・今まで紹介したのがDJ系の音楽としたら、売り場も趣味感も若干異なり、なんとなく馴染みがない世界にはなりますが、レコードを買ってる・集めてるという点では同じなので・・・読んでみたら結構楽しめます。

 この辺は、チョコチョコ買ってるので、まだまだ探している途中で、他にも色々とあるとは思いますが、今回は割と買いやすい書籍を紹介したいと思います。


 この本は、割とクラシックやオーディオ系の固い本(?)を出している「音楽之友社」より発行されたモノで、96年と97年に2冊発行され、色々なジャンルの音楽マニア・コレクターの部屋を紹介した本になります。

 ジャンル的には、RockやJazzに始まり、ClassicやBluesなど・・・あまり馴染みのないジャンルで、私たち世代からすると「オジサンが買ってるジャンル」の方が多いのです。
 なんでしょう、ユニオンのRockとかJazzのセールに並んで、血気盛んに掘りまくってるオジサンっていうんでしょうか・・・なんか接点も相性もない感じで、ちょっと縁遠く、どちらかというとDJ側の人間としたら敬遠してしまう感じですかね・・・

 ただ、内容を見てみると、90年代中頃という時点で、超ハードなコレクターが多くヤラれます・・・それも今までの部屋本で紹介した部屋よりもハードでヤラれます・・・

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 詳細は、実際に本を読んで驚いて頂きたいのですが、読んでいて「大丈夫なのか?」と思う方の連続です!!

 登場する方が、年齢でいくと50代ぐらいが多く、それこそ資本がある方が多い印象ですが、それなりに資本もキャリアもあるので、レコードなりの蓄積度や部屋のレベルの高さが違うんですよ・・・

 なんか、買ってるレコードの桁が違う感じで、5ケタスタートな感じなんですよね・・・私も5ケタは頑張れば買えますが、まだ4ケタでも青息吐息です(^^;)
 また、レコードなりを集める執着心が異常な方も多く、ビートルズコレクターのような特定のジャンルを収集してる方がヤバくって・・・そんなの集めてるのかよ!って方も多くヤラれます!!

 紹介できる範囲だと、有名な方なので知ってる方も多いと思いますが、大阪の世界的なJohn Coltraneコレクター・研究家である藤岡靖洋さんであれば、コレクション保管と来客用に、部屋ではなく「ゲストハウス」(上写真)を持ってるんですよね・・・コレクション用の家は究極ですよね!
 ただ、藤岡さん自体は凄いイイ方で、Jazz系の雑誌や書籍でお姿を拝見しますが、コレクターとしての志(こころざし)の高さや、恰幅の良さが大変素敵で・・・気づいたら憧れてしまいます・・・


 桁違いとかキチ●イと言ってしまえばそれまでですが・・・こんな気合いの入ったオジサンたちの部屋が紹介されています。

 私の紹介だと「お金持ちの道楽」みたいに捉えかねないですが、登場する方々は、皆さん志(こころざし)があり、個性的だけど人間味のある方が多く・・・私もこういう大人になりたいな~と思ったりしました。
 何十年後かに「カセットテープの鬼」と評されるように精進していきたいと思います(^^;)







『田中伊佐資 / ぼくのオーディオ ジコマン開陳』
   P-Vine Books 2010年

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 先ほどの「音の書斎」では、オジサンコレクターはヤバい!ということを伝えたく、紹介をしましたが・・・更に上をいく方々もいます。

 それは「オーディオ・マニア」です。

 私にとっては、DJ機材や、安いですがアンプとスピーカーは持っているので、少しは知識があるつもりですが・・・この世界は深く、この本を読んで上には上がいることを知りました(^^;)

 この本は、先ほど紹介した本の出版元「音楽之友社」から発行されている「月刊ステレオ」というオーディオマニア向けの月刊誌に連載されていたコラムをまとめた本で、たまたま買ってみたら大ヒットだった本です。
 著者の田中伊佐資さんが、全国のオーディオマニアの自宅を訪問し、自慢のシステムを堪能しつつ、同時進行で田中さんのシステムが変化していく様子を書いた本で、読むには専門知識が多少はいるかもしれません?

 ただ、先ほどの音の書斎でも尺度にされた「大丈夫かよ?」視点で見ると・・・とんでもない部屋が多く、ヤラれます・・・

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 詳細は、これまた実際の本を読んで頂きたいので、ここではあまり書きませんが、気合の入った方が多すぎます!!

 写真は、田中さんが回った部屋で、スピーカーの知識がない方でも、その量と大きさでビビるでしょう・・・チラッと書くと、右上はビクター製の同じスピーカーに拘った方で、30本の同じスピーカーで出す音の拘り方・音の出し方(考え方)が半端ないっすね・・・
 また、凄い方だと、電柱の上の方にあるバケツみたいなモノ(変圧器・柱上トランスと言うそうです)を、裏技(?)を駆使して自分だけのを作り、それをオーディオ用に使用するそうです・・・通常は色々な家庭に分配されるので、それがあるがゆえにノイズが伝わってくるそうで、これをすると劇的に音が変わるそうです・・・

 よく、Grooveとかでスピーカーやヘッドフォン、そしてレコード針のことなんかを特集し、機材を変えると音が変わる・・・みたいな記事がありますが、その「究極」を目指している方々の部屋が紹介されてて、ホント圧倒されます・・・
 内容的には、写真よりも田中さんによる文章が多いのですが、スピーカーやアンプを変えて実際に音が変わった驚きを、文章で上手く表現しており、文章を読むだけでも、その部屋や、その部屋の持ち主さんの熱意が伝わる文章で素晴らしいです。

 読み方によっては、これも桁違いとかキチ●イなオジサンたちが大集合になりかねないのですが、登場する方々の音への拘りや情熱、そして人徳の高さなどは見習う所があります。

 目標に目指して進んでいく人の姿は、種類が違えど見習わないと行けません・・・私もテープ道を究めるべく、精進をしていきたいと思います・・・
 あと、オーディオの世界・・・深くって、お金もかかりそうですが、面白そう・・・ただ、ここで入ってしまったら大変なこと(?)になりそうなので、自粛します(^^;)







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<最後に>

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 後半は、趣旨が変わって「オジサンはヤバい」という話になってしまいましたが、隣の芝生を覗くのは面白いですね(^0^)

 最後の写真は、あんまり他人の部屋ばっかり紹介してると、自分の部屋はどうなんだ?と突っ込まれそうなので、久しぶりに私の家のレコ棚周りで〆ましょう・・・あえて、整理してない普段の状態で撮影しましたが、汚いっすね~(^^;)
 ちなみに、左側がテープ収納棚、真ん中がDJ機材関連で、右がレコ棚、更に奥にCD棚・・・なんですが、どれも収納が限界で、テープに至っては、棚の前にも収納ケース(私は無印の折りたたみボックスを使用しています)を無造作に積み上げており・・・今後、どうなるんでしょうか??

 連休の暇つぶしで、軽く書くはずでしたが、過去の記事を書き直したり、今回の文章も気合が入ってたり・・・毎度の長文になってしまいました(^^;)
 ただ、これで心の減価償却が出来たのであれば一安心・・・本は処分しないけど、これで心おきなく段ボールへ仕舞えます(^^;) 


 本関連のネタは、まだ書きたいのがあり、Boseさんの本のおかげで、簡単な年間計画(?)を考えましたので、近いうちにまた公開をする予定です。
 ただ、本ネタは、それをやるにあたって、ある程度「読まない」といけないので、それが大変です・・・テープを聴く以上に時間がかかるんですよね・・・次回はどうしましょう(^^;)








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<おまけの独り言>

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 え~、連休後半、私も暦通りの休みなのですが、ユニオンのセールが個人的には狙いの出品が少なく、自宅でノンビリな感じです・・・なので、こんな長い文章が書けたりしました(^^;)
 
 ただ、先週末に久しぶりに行った川口の某店で写真のブツをゲットしましたよ!!

 あの山下達郎さんのRCA/Air時代の作品のテープ6本組みセットで、未開封品をゲットしました・・・このテープセットの存在は知らなかったですが、いや~、これは嬉しいです(^0^)
 ここ最近、テープアルバムも集めてて、いわゆる「和物」も対象になり、色々と掘ってるのですが、達郎さんのは中々巡り合わなかったり、代々木の某店で単品のテープアルバムが出品された時はタッチの差で買えなかったり・・・無事に目標達成です!!

 一応、内容的には再発のボックスセットになるのですが、テープで聴く達郎さんは格別ですね・・・コレを聴きながら今回の記事を書いてましたが、今回のGWはお天気がいいから、達郎さんの音も輝いて聞こえますね(^0^)
 昔的な表現になりますが、このテープアルバムをカーステにセットして、初夏の海でもドライブしたいものです・・・


 ちなみに、川口の某店がらみの話で、どうしても書きたいことがあります。

 実は、レジの後ろに超レアなミックステープ数十本が無造作に突っ込まれていて、前から気になっており、凄い欲しいな~と思っていたので、今回、初めて店員さんにアタックしてみましたが・・・玉砕しました(--;)
 まあ、今回はやんわりと断られたのですが、アレは欲しいな・・・その内、放出してくれないかな・・・意地の汚い魂胆がバレバレですが、願いを込めて(?)書いてみました(^^;)





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コメント
この記事へのコメント
はじめまして
初めてブログ読ませてもらいました。
過去の記事を読んでいてCypherやFlont・Blastの記事など中学、高校生の頃の思い出が一気にフラッシュバックしました(笑)
世間では、まだまだhiphopという文化が認識されていない中で、中学生の頃にさんピンのビデオを擦り切れるくらい見たのが懐かしいです。
これからもブログを楽しみに読ませてもらいます。
2013/05/05(日) 21:33:48 | URL | raggataka #-[ 編集]
Re: はじめまして
>raggatakaさん

こちらこそ、初めまして(^0^)

私は現在32歳ですが、私が当時思ってたこと、感じたことを伝えたく、記事を書きました。
同世代には優しいブログですので、今後とも宜しくお願い致します!!

ちなみに、私もさんぴんのビデオ(VHS)は何度も見かえしました・・・あの頃は情報が全然なかったので、凄い貴重でしたね!
そして、ビックリなのが、あのライブが、全然今でも古びないんですよね・・・時代を超越した勢いがあったんでしょうね!!

ではでは、これからも頑張って更新をしていきますので、宜しくお願い致します(^0^)



2013/05/06(月) 19:38:17 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
「DJの部屋」買いました
こんばんは!
読み応えのあるブログをいつも楽しんでいます☆本の紹介もすごく興味深く読ませて頂いています。

「Groove presents DJの部屋」を買わせていただきました!実は引っ越しをすることになり、1000枚以上あるレコードをどうやって綺麗にコンパクトに収納させようか考えていて、参考になるかと思い購入しました。(半分以上はレコード文化が好きだからなんですが(笑))

結果、やはりDJの方のお部屋なので一般人の私の部屋には収納に関しては参考になりにくく、逆にレコードや周辺の機材、おもちゃなんかへの購買欲が倍増しました(笑)

mixtape trooperさんのブログもそうなのですが、読んでいると益々レコードや文化への愛情が深くなる本ですね!

今度は紹介されて他のDJ部屋の本や「House Legend」を読みたいなぁ。それで益々部屋が狭くなるかもしれませんが(笑)
2014/08/23(土) 23:08:41 | URL | トマトジュース #-[ 編集]
Re: 「DJの部屋」買いました
>トマトジュースさま

いつもお世話になっております&コメントありがとうございます!!

レコ持ちの引越し・・・うわ~、御苦労さまです!!
私は数年前に1000枚強+テープが1000オーバーで引っ越ししましたが、事前準備が大変で、そのことを考えると憂鬱です(^^;)
ただ、新居でのレコ環境を考えると凄い楽しいですよね・・・私的には「棚」がそうで、ストレスなく、かつ機能的なレコ棚にするにはどうしたらいいのか、それに合う部屋はどこか?を考えると・・・酒が何杯でも飲めてしまいます(^^;)
また、機材とか調度品もそうですよね・・・アパートやマンションの集合住宅に住む限り、音の問題があるので、実現は出来ないと思いますが、もっと音の出るシステムにしたいな~と思ったりします。

そういえば、本ネタも最近は全然やってないですね・・・最近、DJ系の本や雑誌は、平日に読むことはなく、出張中に読むことを前提に買っている(あれは荷物にならず、適度に暇つぶしになるんですよね~)ので、モチベーションが低い所ですが、なんか紹介しないといけませんね~

ではでは、今後とも宜しくお願い致します
そして、先日の旅の際、拍手の方で頂いたコメントも感謝感謝です!!

追伸
早来週に青森に行く仕事があったのですが、後輩に仕事を譲ってしまいました(^^;)
後輩を育てる(一人立ち)意味もあったのですが、方々から聴く青森の飯&酒の美味さを聞くと、ちょっと勿体ない事をしたな~と思いました!
最近は、東北は新幹線で気軽に行けるので、後輩たちに譲り、先輩は、カッコはいいけど、日程的に辛い西日本中心に奔走しています・・・まあ、西日本も飯&酒が上手くって救われますが・・・(^^;)



2014/08/24(日) 21:05:38 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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