HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Harvey 「Sarcastic Study Masters (Sarcastic Disco Vol.2) 」
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 いや~、熱いっすね(^^;)

 今年の夏は、お盆前までは曇りがちで、凄い「夏!」って感じではなかったですが、お盆を過ぎたら夏真っ盛り・・・日中は外に出て、少し歩いたら汗が大変です(^^;)
 そんな私は、先週も書きましたが、今週はぎっくり腰との戦いで、そっちは「冷や汗」ですね・・・なんとか復調しましたが、油断は禁物・・・ちゃんと筋肉を付けないとな~

 そんな訳で、腰痛治療の一環で、家でベットに寝そべって、アイスノンを腰に当てて冷やしている時に聴いてたら「やっぱり凄い!」と思った一枚の紹介です!!


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 トップの写真を見た方によっては「遂にコレを!」と反応してくれると思いますが、DJ Harveyによる伝説的なミックスCDの紹介です!!

 この作品に関しては、色々と注釈が必要なので、まず、作品のリリースの経緯から行きたいと思います。

 この作品は、2001年ごろ、LA発の洋服ブランド「Sarcastic」の日本店が出来た際、宣伝目的のノベルティーで配布(一部販売もあった?)された作品と言われ、リリース数は数百枚程度(100枚説もあり)と言われているレア盤です。
 リリースの経緯は不可解な部分が多いのですが、UKよりLAに移住してきたHarveyが関係していた洋服ブランドで、同名のパーティー(Harvey Sarcastic Disco)をやっていた位なので、かなり親しい関係だったんですかね・・・まあ「Sarcastic(皮肉)」な時点で、Harvey的なんですよね・・・

 そんなCDですが、レア盤なのも理由があります・・・

 このCD、いわゆる「Disco Dub」的なダンスミュージック解釈の源流とも言える作品で、このミックスに衝撃を受け、オルタナティブなダンスミュージックが広まったと言われています。

 なかなか表現が難しいのですが、バレアリックな雰囲気を核としながら、ロックやシンセポップといった非ダンスミュージックなどをノンジャンルに選曲/ミックスし、結果的にダンスミュージックに仕立て上げている部分が強烈で、歴史的にもかなり重要なミックスと言えます。
 全てのDJが影響を受けたかは分かりませんが、日本国内だと影響を受けたDJは多く、マイクラシックな「DJ Crystal /Made in Japan Classics vol.01」の製作のきっかけはこの作品だったぐらい、影響は大きかったと思います・・・

 そんな訳で、屈指のレア盤として崇められていましたが、昨年末に再発CDが出たことでオリジナル盤が買いやすい値段になり、数ヶ月前に割引の魔の手(?)にかかり、遂に購入してしまいました・・・
 
 では、作品の紹介です!


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 出だしから雷と雨の音の演出からBeach Boys(!)のメランコリックなアカペラのハーモニースタートするミックス・・・私にとっては、ダンスミュージックでありながら、極上の「チルミックス」に仕上がっており、流石Harveryです!!

 選曲的には、01年の時点では注目されてなかったような様々な楽曲を選曲しつつ、全体的に「Harveyのグルーブ」にまとめている所があると思います。

 Harvey自身も、この作品について「スリーズやバレアリック、アフロ、そしてやっぱりコズミックディスコなど、ミッドテンポのヨーロピアンミュージックの総まとめ」みたいな発言をしてて、結構ヤラれます・・・

 選曲的には、かなりドープで、イタロ/ブギー/バレアリック的なラインであればHarveyもエディットをした「Amadeo / Memories」「Ginny / Can't Be Serious」のようなレア音源を選曲・・・凄い深いです。

 トラックリストを見ると、ホント広くって、Roxy Musicでお馴染みのBryan Ferryとかもプレイしててヤラれます・・・ただ、プレイの仕方が違うんでしょうか、どれも「Harvey色」になっており素敵です・・・
 シンセポップとも言える「Linda Di Franco / My Boss」もダークな感じでプレイしてて、それが逆にイイし、日本人としてはビックリな「Logic System / Clash (Chinyu Of Sun) 」は、BPMを落としてのマッドネスが強調された選曲に・・・ホント奥が深く、Harveyにしか出せない「グルーブ」が素敵過ぎます!

 この表現、凄い言葉にするのは難しいのですが、私としては「クラブの朝方の蕩けた空気感」が近いかも・・・

 このブログを始めた初期に案内した「DJ Harvey / Late Night Sessions」でも触れていますが・・・分かる人には分かる空気感ですかね・・・
 なんでしょう、時の流れがスローで、まるで海の中を漂う海藻のように、音の波に合わせて自然に揺れているような、気持ちい空気感があります・・・近い表現だと「バレアリック」なんですけど、決して「バレアリックだけでない」感じがHarveyの真骨頂ではないでしょうか??


 今回は、クーラーを聴かせた室内で、ベットに寝そべり、腰をアイスノンで冷やすという、Harveyが苦笑いしそうな環境で聴きこみましたが・・・ホント、気持ち良くって、心を奪われました!
 一応、選曲の深さも書きましたが、作品を楽しむ上ではトラックリストの必要は一切なく、Harveyの選曲とミックスで生まれる「グルーブ」が素晴らしすぎます・・・最高です!!

 市場的には、オリジナル盤はまだレアですが、再発盤は買いやすい状況だと思います・・・興味の有る方は、是非、聴いてみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Harvey 「Sarcastic Study Masters (Sarcastic Disco Vol.2) 」
Genre : Balearic、DownBeat、Cosmic、Disco、Rock、Pops・・・
Release : 2001年
Lebel : Sacratics No Number?(ジャケには『This is actually Sarcastic cd number 3』とは書いてある)


Notice : トラックリストについて
 CDに書いてあるトラックリストは、全て誤表記になっています・・・というか、Harveyの遊び/感想になっています(^^;)
 なので、選曲を調べるのが大変でしたが、文章を書いている時、パーフェクトなトラックリストが「Discogs」に掲載されていることが分かり、何とか書けました・・・再発盤のおかげです!!


Notice : 別バージョンについて
 この作品は、今回紹介をしている通常のCD盤(普通のプラケース)の他に、以下の形態でリリースがされています。

1、LPサイズの紙ジャケタイプ(2001年)
 通常のCD盤を作った際に、同時に作られたデラックス仕様のブツで、内容/外観は変わりませんが、CD盤以上に屈指のレア盤ですね!
 いったい何セット作ったかは不明で、そのレアりティーから値段も高額ですが、このジャケのカッコ良さがあれば手を出しちゃう輩もいるとかいないとか・・・私は流石に手が出ませんでした(^^;)

2、再発CD盤(2013年)
 CDR製のプレスで、非常に味っけのないスリーブに入った仕様です。ただ、リリース時は大変盛り上がり、Tシャツセットなんかも出てましたね~



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<とりあえずの独り言>

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 文章の最初では書けなかったので、ここで改めて書きますが、前回の「夏旅行」の話には、色々な方に反応を頂き、ありがとうございます!!
 
 いつもそうですが、行き当たりばったりな旅行で、これを喜んで下さるのは、ほんと申し訳ない気持ちもありますが、今年も無事に終わって良かったです・・・

 ただ、そんな旅の清算(片づけ)をしてた日曜の夕方に「ぴきっ」ときてしまい、週明けの仕事は地獄でした・・・記事を書いている時はイケてたんですが、寝たらモロに痛みが来て、辛い日々が待っていました(^^;)

 そんな訳で、ぎっくり腰で出来なかった片づけを昨日行いました・・・私の中では通称「棚卸」という面倒な作業です(--;)

 私に関しては、ホント色々なテープを買い、聞く暇もない(聴く気がない?)位の状況なので、気づいたら嫌になるぐらい山積みになっており・・・それを整理する作業が棚卸になります。

 分かりやすく書くと、ジャンル別に収納している箱に仕分けるための作業で・・・まあ~、これが地味に地獄なんです・・・
 とにかく色々なジャンルがあり、それを自分が分かるように仕訳けて、箱に収納するのですが、作業が面倒なのに加え、気づいたらダブって買ってたテープと遭遇して凹んだり・・・結構な時間がかかります。

 ただ、これをヤラないと、ダブって買ってしまったり、自分のコレクション状況が把握できなかったり・・・かなり重要な催しなので、いつも頑張ってます(^^;)
 まあ、これをやることで再発見(aka 自宅掘り)があり、紹介するテープのアイデアとかが生まれるので、頑張ってます・・・今回も、色々とネタを思い付きましたよ!!


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 んで、流れでもう一つ話を一つ・・・

 馬鹿みたくテープを持ってるので、よく他の方から「どうやって収納してますか?」と聴かれたりするので、前に書いたかも知れませんが、私の収納方法を紹介します。

 私は、上記の「無印良品 / キャリーボックス・折りたたみ式・小」というのを愛用しており、これが大変重宝をしています。

 このケース、上手く詰め込むと1箱に上下2段で75本程度は入るので、ジャンル別に分けておくのには重宝し、また、このボックスを何個も積み上げても箱が潰れない(8段ぐらいはイケる)ので、初期の頃から活用をしています。
 一部のCDもコレに入れてますが、CDも結構入る(サイズ次第だが、かなり入ります)ので、CDにもお勧めです。

 私の場合、収納という観点では「ジャンル分け」というのが重要で、コレクションを揃える為にも、そしてブログで記事を書く為にも「分類」が必須で、それが対応出来る(自分にしか分からないジャンル分けだけど)のに加え、収納スペースの少ない自宅で、山積み出来るのは大変嬉しいです。

 テープは、気づいたら増えていくモノなので、ケースは安い時にまとめ買いしておき、必要であれば新しい箱を作る感じが続き・・・今は30箱以上あります・・・流石に住居スペースを汚していますよ(--;)

 こんな話を書いてると、そろそろ引っ越しを・・・と思いますが、この量を移動させることを考えると、気が遠くなるので、引っ越しはなさそうかな・・・した方がいいのかな??
 ちなみに、引越しの時も、これを2段重ねでヒモで縛ったら、引越し屋さんが簡単に持って行ってくれた(なんでこの人はテープをこんなに持ってるんだろう?みたいな顔はされたっけ・・・)ので、その点でも大変便利でしたよ!!


 そんな訳で、夏はまだ続きますね・・・夏に負けず、頑張りましょう!!

 あと、ブログの入場者数が「30万人」を越えたみたいですね・・・こちらも感謝感激です!!







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追記 2014/8/27
文章において「Harvey」の表記が微妙に間違って書いている部分が多かったので修正しました・・・恥ずかしや~




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コメント
この記事へのコメント
Harvey、名実共にリビングレジェンドですが、キャリアに反してオフィシャルのmixは実に少ないんですよね・・・
そうなると、現場以外で彼のmixを聴くには、今回みたいなノベルティ作品がキーになるんですよね!

オレが本気で調べてないだけ(バレアリック系は手薄なんです)というのもあるんですが、今回の記事はとても参考になりましたよ!(^o^)vありがとうございます!
まさか再発も出ているとは・・・相当影響力のある作品だったんでしょうね。

何だか読んでてかなり興味を掻き立てられましたよ!今回の作品はもとより、せめてlate night sessionsくらいはゲットしないと!
DJ文化を追う上で、harveyは必須科目(?)ですからね☆ではまた!
2014/08/24(日) 22:07:01 | URL | kyk #-[ 編集]
お疲れさまです。
dj harveyのこのmixのオリジナルパッケージ盤だとずっと1万近くしてて、なかなか手が出せなかったですが、今年初旬に再発盤も出たことから、僕はその時に再発盤を購入しました。
再発盤もそこそこの値段で出すからには、パッケージングちゃんとしてほしかったですが…。
それはさておき、リリース時の年代や状況を考えれば、その後のシーンに与えた影響は計り知れないmix作品だなと感じました。
ソウル、ファンク、ジャズといったステレオタイプなレアグルーヴ的価値観にとらわれず、他が攻めていないようなラインにレアグルーヴ的価値観を落とし込んで掘り起こし、一つの作品として紡ぎ出したこの作品は、MIXにおける自由度の幅を広げた1枚だったのではないでしょうか。
2000年前後のglasgow underground、paper recordings、nu phonic、discfunctionあたりのレーベルによるuk nu houseの流れから、disco dub~balearic~nu discoといったレフトフィールドなシーンに市民権を与えていくきかっけにもなったに違いないでしょう。
その後のsonic discoシリーズの攻め具合が垣間見れます。個人的にはsonic disco 3のサイケやプログレで構成したmixがお気に入りですが。
dj harveyのmixですが数年前に大晦日にやったイベントで配布された非売品のものがあります。Old Testamentってタイトルです。僕はもってないですが…欲しいです。
ちなみにdj harveyとのmap of africaの片割れthomas bullockの在籍するrub n tugのBetter With A Spoonful Of Leatherというmix cdがsarcastic discoライクなダウナーでサイケトリップなmixなので、こちらもお薦めです。disk unionあたりだと結構安価で落ちてると思います。
海外国内含め、既存の選曲にとらわれないmix作品も2000年代中期以降かなり出てるので、良い作品に出会えれば幸運ですね。
dj nobu氏のlast call mixシリーズとかstrictly rockersシリーズのaltz氏やコスガツヨシ氏あたりも、選曲の幅がありながらも一つの作品として聴かせてくれるので、国内勢の変わり種な作品もチェックしてると、意外な出会いがあったりします。
ではでは、失礼しました。
2014/08/25(月) 21:54:25 | URL | チル・ルイス #tHX44QXM[ 編集]
Re: 連名で失礼します
>kykさん

コメント、ありがとうございます!

私自身も、Harveyには凄く深入りしていない(未だに生でプレイを聞いたことがないです・・・)のですが、やっぱり凄いです・・・世界観というか、空気感が全然違くって、Harveyでないと作れない空気感が素敵すぎます!
オフィシャルミックスが全然なく、ミックスCD自体も見つかりにくいのが多いのが現状ですが、圧倒的な個性は「リビングレジェンド」と言われても間違えがないと思います・・・是非聴いてみてね!!

では、今後とも宜しくお願い致します!

追伸 kykさんの書き込みを見て、5年前に書いたLateのタイトルが間違えてた(Lastになってる!)ことに気づきました・・・私も豪快なことをしてましたね(^^;)


>チル・ルイスさん

凄い詳しいご指摘を頂き、ありがとうございます!

私も、万越だったころは指をくわえてましたが、再発が出たのは耐えて、絶対に値下がると踏んでいた矢先、割引を駆使したらかなり安く買える瞬間があり、つい買ってしまいましたが・・・内容的にも買って間違えが無かった作品だと思います!
今回、あまりオルタナティブだったりレフト的な流れだったりは、凄い詳しく把握はしてなかったので、表層だけ紹介した感じですが・・・聴けば聴くほど影響を受けた方が多いのが分かる内容ですよね。
Harveyとしては、凄い自然体でミックスを作ったんだろうけど、それがダンスミュージックのラインに乗りつつ、自由な解釈が溢れている点は比類しないです・・・文章でも上手く書けませんでしたが、まるでDJミックスで「抽象画」を書いているような作品で、それが流れに乗ると「凄い気持ちいい」みたいな出来になってて、凄いですね・・・
コレ系の作品、あまり手を出してない所ですが、国外、国産を問わず、凄い面白い作品が多いので、ちゃんと聴いてみようかな~と思ったりもしました・・・それこそチルさんが列挙したrub n tugとかAltzさんとか、ちゃんと聴いてない方の作品も多い(ただNobuさんは別格ですね!)ので、機会があったらトライしますね!

ではでは、色々と教えて頂き、ありがとうございます。
今後とも宜しくお願い致します(^0^)




2014/08/25(月) 23:15:32 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
初めまして。いつもブログ拝見しております。
HARVEYの、この作品はほんと特別ですね。
一つ々々の音が味覚的に美味しいなぁと感じてしまうほど、ある意味で神がかってますね。
古いギリシャのサイケデリックロックにも通じるとこがあって、バレアリックかつ神秘性がたまらないですね。
感覚的にはWASHED OUTのLife of Leisureも近いものを感じました。

HARVEYの他の作品も持ってますが、FRESHJIVE~も素晴らしいです。
2014/08/26(火) 15:14:12 | URL | 暗黒舞踏おっさん #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>暗黒舞踏おっさん さん

こちらこそ、初めまして! なんて素敵なお名前なんでしょう・・・私もそんな感じです(^0^)

今回のHarvey、ほんと率直な意見で書いたのですが、こんなに反応があるとは・・・今回は、あまり選曲面は気にせず、いや、気にしない位にHarveyの世界観が素敵過ぎて、書いたのですが、皆さんも同じことを思ってた方が多かったのにはビックリしました。
でも、こういった良さを上手く表現するのはホント難しいですね・・・今回は、正直上手く書けたとは思えません・・・もっと修行をしないとな~

では、今後もこういった作品も紹介をしていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します!!
ただ、紹介しないとイケないテープがイッパイありすぎて、こういうのは2の次になりそうです・・・御容赦ください(^^;)



2014/08/26(火) 23:31:19 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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