HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」
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 え~、引き続き、やっと集まったので紹介出来る系のテープです・・・

 なんでしょう、中途半端に紹介するよりも、ちゃんと詳細が確定した上で紹介したいんですよね・・・仕事とかで、電話で要件を伝える時も、なんとなく要点をまとめてから電話する人(?)なので、この性分は直りません(^^;)

 あと、こういうアングラ系のHipHopはホント紹介しないですね・・・どうしてかは、私も分かりません(^^;)


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 今回は、名作HipHopミックステープシリーズである「Tight」の第2段で、第1段を担当したDJ Yasさんの長年の盟友である「DJ Quietstorm」さんが担当した作品を紹介いたします!!

 まず、Quietstormさんの紹介は初めてなので、バイオから紹介をします!

 Quietstormさんは、見た目のとおり「ガイジンさん」で、アメリカ生まれのDJ/Producerになります。

 幼少の頃から両親のお仕事の都合で世界各国を転々としていた中で、80年代中頃の中高生時代は日本に住んでいて、そこでHipHop/Club Musicにヤラれ、それ以降、この道を進んでいる大ベテランになります。
 これは、有名な話ですが、その中高生の頃、QuietstormさんにHipHopを教えたのがあの「Zeerbra」さんと言われ、ジブさんらしいラージな話にグッときますね・・・きっと、アメリカンスクール繋がりか、六本木~渋谷界隈のストリート繋がりかな~と思いますが、当時は音楽が人づてに広がったんですね!

 そして、その後、一度アメリカに戻ったようですが、90年代初期には日本に戻り、クラブ創世記の日本のシーンを体感しつつ、自身でもDJ活動を始め、今に至っているようです・・・
 

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 そして、Quietstormさんも、ミックステープを割と多く作っていたお方で、当時、これらのテープを聞いてヤラれた方が多いかと思います!

 ジャンル的には「アングラ/アブストラクト系HipHop」となるのかもしれないですが、そのHipHopを基礎としつつ、様々な音楽を扱う感じで、テープ自体を「作品」として捉え、かなり細部にまでこだわった内容になっています。
 
 系統的には、Mery Joy Recordings的な西海岸アングラHipHopが分かりやすいかと思いますが、DJミックスについては、単純なDJミックスというよりも、DJミックスを駆使して作られる交響曲みたいな感じで、いわゆるマスターミックスみたいな作りです・・・
 この点で行くと、Quietstormさんも影響を受けたDJ Krushさんのライブプレーとかが分かりやすいかもしれないですが、その独特の空気感とグルーブは唯一無二で、影響を受けた方は多いかと思います。
 
 ただ、私に関しては、この辺のジャンルは昔から苦手で、当時からあまり手を出さなかった感じで・・・背伸びしてコレ系のレコとかを買って聞いたこともありますが、どうも独特の地味感(分かりますか?)と、結果的にかなり知識がいる音楽になっているので、全然楽しめずにいた記憶があります・・・

 なお、これは別に書きますが、Quietstormさんのテープは、今回紹介する「Tight関連」として捉えて構わないのですが、発番などが大変ややこしく、これの裏をとるのに時間がかかり、紹介が遅れた次第です・・・


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 では、作品の紹介に移りましょう!

 先ほども書きましたが、Tightの第2段(=タイトルのV.2)としてリリースされた作品で、Quietstormとしてのミックステープとしては第4作目(=タイトルのQuiet On The Set 4)になります。

 作品の内容としては、いわゆる「マスターミックス」な作りで、色々と編集をしながら作られたDJミックスになっております。
 パッと聴くとHipHopなんですが、深く聴くと様々な音楽がちりばめられた内容になり、かなり力を入れて作られた作品だと思われます。

 詳細な内容は、既存の曲や、結果的に未発表に近い自身の曲をベーストラックとし、その上に様々な曲やフレーズをコラージュしていくような感じです・・・
 Quietstormさんの曲としては、自身が率いた3ピースバンド「消音鬼」の音源(Takuchiさん、リンクしますね!)などもあり、結構貴重な内容かもしれないです。

 んで、既存の曲レベルで話をすると・・・いや~渋いですね!!

 例えば、ベーストラックの部分だと、「 Whodini / I'm A Ho」という808全開なエレクトロラップの曲を2枚使いしてスぺーシーに攻めてみたり、オールドスクールブレイクな「Frankie Smith / Double Dutch Bus」を上ネタとして使用しつつ、流れでトラックとして使用したり・・・トラックリスト化が不可能な世界になっています(^^;)

 実際に、トラックリストは、そこの部分で使われた曲のアーティスト名しか書いておらず、ワンポイントの声ネタで使われたアーティストもしっかりと書いてあるんだけど、この世界観を文字に起こすのは難しいですね・・・

 基本的には、アングラ的なHipHopが基調になるのですが、ビートが突然Houseになったり、ネタが華やかになったり、一言では言い表せない世界になり・・・それこそ「Quietstormさんの頭の中」を具現化した内容になるかと思います。
 ただ、一貫してアメリカの西海岸的な乾いた空気感がありつつ、しっかりと血の通ったグルーブがそこにあり、聴いてると段々ハマってくるんですよね・・・個人的にジャストな表現はDJ Shadowの「Midnight in a Perfect World」という単語がしっくりとくるのですが、どうでしょうか??

 また、角度をかえた話をすると、マスターミックス的に突っ込んだり、ネタとして使われている曲や、その曲の使い方がイイんですよね・・・

 それこそ、序盤では、ヤン富田の電波音(?)を一瞬はさんでから、Jazzラインな「Quincy Jones / Mellow Madness」を普通にプレイし、空気感を上手く使っています・・・
 ネタ的な出会いもあるかもしれないですが、Quietstormさん自身、活動の初期からUnited Future Organizationの矢部さんと親交があり、この辺のClub Jazzも強かったようです。

 また、個人的にグッときたのが、Quietstormさんのロービートな楽曲の上で、レゲエの定番曲「Tenor Saw / Ring the Alarm」を声ネタ/上ネタとして使用するのですが、45rpmの曲を33rpmでプレイし、スペイシーな感じで扱ってるのにはヤラれました!
 こういうアイデアは、Quietstormさんが「HipHop」であることを証明する部分で、グッときました・・・やっぱり、Bの血が流れていると、こういう発想にはヤラれてしまいます(^0^)



 そんな訳で、ミックステープを「DJの作品」として表現した点は大変評価でき、レベルの高さにヤラれます(^0^)
 ただ、内容が内容なので、入り込めない人は絶対に入れないかもしれないですね・・・これは趣味の問題なので、仕方がないのかな??
 
 入手的な話もしておくと、Tight自体はかなり売れていたテープなので、そんなには揃えるのは難しくないので、興味がある方は探してみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」
Genre : HipHop、Jazz、Funk、House・・・
Release : 2000年1月
Lebel : 中目黒薬局 / Mary Joy Recordings nmyk tp05


Notice : 「Quiet On The Set」と「Tight」との関連性について

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 文中にもチラっと書きましたが、今回紹介をしたテープはTightの第2段になるのですが、同時にQuietstormさんの個人ミックスシリーズ「Quiet On The Set」の第4段になります。

 個人的には、これらを揃えている過程で、TightとQuiet On The Setの関連性が良く分からず、やっと状況が開けたので、この点をご紹介します。
 整理するに当たり、以下の作品リストを大幅にビルドアップしましたので、そちらを参照にしつつ、こちらでは付随する話を紹介します。

 参照 「Tight」ミックステープ作品リスト(DJ Yas、DJ Quietstormなど)

 まず、Tightとしてカセットテープのリリースされた作品は以下のとおりです。

『Tight』
①DJ Yas 「Tight Vol.1」
②DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」
③1945 「Tight Vol.3」
④DJ Yas 「Tight Vol.4」
⑤DJ Quietstorm 「Tight v.5 - Quiet On The Set v.6」
⑥DJ Yas 「Tight Vol.6」
⑦DJ Kensei 「Tight Vol.7」
⑧刃頭 「Tight Vol.8」
⑨DJ Dye(Tha Blue Herb) 「Tight Vol.9」

 Tightに関しては、割とタイトル並びは分かりやすいのですが、Quietstormさんの作品が自身の作品シリーズ「Quiet On The Set」と兼ねていることが、分かりづらくしています・・・特に、ジャケに発番を示す数字が2つ掲載があるのには、集める立場からすると凄い困りました(^^;)

 そして、この点を踏まえて「Quiet On The Set」を紹介すると以下の通りになります。

『Quiet On The Set』シリーズ
①DJ Quietstorm 「Quiet On The Set V.1」 1997年6月
②L?K?O、DJ Quietstorm 「L?K?O vs. Quietstorm - Cook Tape Dish 4 / Quiet On The Set V.2」 1997年12月
③DJ QuietStorm 「Ura Tags of the Times」 1999年4月
④DJ Quietstorm 「Tight v.2 - Quiet On The Set 4」 2000年1月
⑤DJ Quietstorm 「HAL 2001 a mix odyssey - Quiet On The Set 5」 2001年9月
⑥DJ Quietstorm 「Tight v.5 - Quiet On The Set v.6」 2004年9月
●DJ Kensei & DJ Quietstorm 「in time, like this」 2001年1月(?) ※コレはシリーズとしては対象外

 ④~⑥は割と買いやすいテープなので、Tightと重複していることは理解出来たのですが、ココからが苦難でした。

 まず、③なのですが、実際に入手をしようと思うと簡単に買えるテープではありますが、Quiet On The Setとしての発番表記がなく、まさかコレが③だとは思いませんでした。

 先に②と④~⑥、そしてそのUra TagsやKenseiさんとのセッションのテープは普通に持っていて、漠然と③はあるんだろうな~と思っていた感じでしたが、中々出ないんですよね・・・むしろ、②の作品で色違いジャケがあることが分かり、それが③なのか?と思っていました。
 結果的に、Quietstormさんのホームページで、Ura Tagsが③として紹介されていたので納得をしましたが、色違いが③と思うのは、コレクター故の勘違いですね(^^;)

 ただ、こうやって発番の照合作業をしていると、①が全然見かけることがなく、②の色違いが①なのか説も出てきました・・・
 状況的には、Quietstormさんのホームページに情報が掲載されていることが知らないまま調査を進めていたのですが、③の確定と共に、①を探し出すこと(確定させること)も必要になりました。

 結果的に、この間の柏のセールで奇跡的に①をゲットし、①が単体で存在することが分かったのと、③がUra Tagsだったこと、そして②の色違いは単なる色違いジャケであったことがわかり、リストの確定が出せるようになりました・・・


 この話、同じことで悩んでいる(?)人でない限り、どうでもいい話だと思いますが・・・こういう微妙な苦労をしながらテープを集めています(^^;)

 ここ最近、「テープが集まったのでやっと紹介ができる」みたいなことを書いてますが、これは裏返すと、テープが揃ったので、そのDJの作品の流れが理解(確定)が出来たということなんですね・・・もはや、紹介と言うよりも研究かもしれないです・・・
 ただ、まだまだ解明しないといけないテープがあるので、引き続き頑張りたいと思います・・・不毛な戦いは続きます(^^;)





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<独り言>

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 ここ最近、ちゃんとした独り言(?)がありませんでしたが、今回は久しぶりに独り言(=釣果報告)です(^0^)

 昨日、渋谷のユニオンでテープセールが久しぶりにあり、しっかりと参戦し、写真のようにガッツリと買いましたよ!!

 ここ最近、渋谷のユニオンは「ミックステープの買い取りリスト」を公開するなど、テープに結構意欲的な姿勢があり、その流れでのセールなので、これはテープ馬鹿として行かざるを得ません(^^;)
 まあ、内容的には、事前告知の案内を見る限りだと、人気なタイトルを中心に出す感じで、メガレアなのは出ませんでしたが・・・マニアしか分からない「写真から漂うヤバい匂い」があり、オープン前にはしっかりと並んでおりました(^^;)

 当日は、私より先に並んでいた小柄なお姉さんが、パンク店狙いではなくテープ狙いだった(それもKocoさんとDLさん狙い!)のにはヤラれましたが、そのお姉さんと二人で開戦という感じでした・・・
 私は、今回の狙いは「ドマイナー」系が中心だったので、その辺は余裕があり、餌箱に移動する前に、余裕を持って自分でカゴを取り、一気に回収活動・・・おかげさまで、狙ってたブツはごっそりと抜かさせて頂きました!!

 今回のボムは、写真左下の2本でしょうか・・・Mister CeeによるBiggieミックスと、DJ Kayaさんがらみの沖縄産日本語ラップコンピで、これは凄い狙っていました!!

 Mister Ceeについては、ワンアーティストミックスをTape Kingzから出してて、RedmanとMethod manのは持ってたので、Biggieのも欲しかったんですよね・・・また、Biggie系のミックスでは、一番知られたテープだったので、無事にゲットできて良かったです!
 そして、沖縄の方ですが、こちらも2は持っていたので、無事に1がゲットできて良かったです・・・かなり値段は安かったですが、日本語ラップ筋では狙っている人が多いテープだったので、その辺は警戒(?)してたのですが、地味に写真告知のみだったのが功を奏しました(^0^)

 そんな訳で、久しぶりの釣果報告でした!!




 
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コメント
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。
DJ Quietstreamさん界隈、というか、アブストラクト系は自分も喰わず嫌いしてたジャンルでしたが、今回の記事を拝読して別の側面から新たに捉えることができ興味が湧きました。
話は変わるのですが、耳の早いトゥルーパーさんなら既にご存知かもしれませんが、なんと以前このブログでも取り上げられてたDJ WATARAIさんの『Blend Source』の続編が出るらしいです。詳細はcampfireのNITXIIIのページを読んで頂ければと思いますが、個人的、マニア的にはかなりのビックニュースだと思います。
クラウドファンド投資者限定なので逃してはアレかなーっと思い老婆心で情報共有させて頂きました。
それでは失礼致します。
2015/09/16(水) 19:33:20 | URL | Sota #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>Sotaさん

こちらこそ、お久しぶりです! コメント、ありがとうございます(^0^)
アブストラクト系、これは本当に相性がでますよね~ 今回のQuietstormさんは、たまたまこの作品は入れたのですが、他の作品はちょっと入れなかったので、コレで紹介をした次第です(^^;)
まあ、分け隔てなく、音楽が好きになれる器量が欲しい所ですが、これは中々ですね・・・これからも精進します・・・
そして、ワタさんの件、これは知らなかった情報です!
普段、クラウドファンドって、全く興味がない分野なので、そういうのもあるんですね・・・これを目当てに投資(?)される方もいるんですかね??
なお、コレ系って、考え方次第かもしれないですが、足元を見られている感が強くってイマイチ好きになれないんですよね・・・すみません・・・
ではでは、今後とも宜しくお願いいたします!


2015/09/17(木) 23:02:16 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
遅ればせながらリンクありがとうございます!

L?K?O vs Quietstorm、色違いなんてあったんですね~。
個人的に大好きなテープなので是非探し出したいです。
ちなみに15枚限定のCD-R版なんてのも出てたりします。
Tight v.2はリアルタイムで買って聞き込んでたので懐かしい記事でした。
型番リストとても参考になります!
そうか、見つからないと思ったらUra Tagsが、、、
2015/09/25(金) 23:56:58 | URL | takuchi #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>takuchiさん

コメント、ありがとうございます!
まず、あのリンク、消音鬼を検索してたらtakuchiさんのところがヒットして、流石だな~と思い、ついリンクしました・・・この辺のテープは見たことがないので、あればゲットしたい所です(^0^)
そして、型番もそうですが、この辺はホント自分で調べるしかない世界なので頑張って調べましたが、ホントややっこしいですね・・・文中のような経過で調べて行きましたが、私もUraが番号に入るとは思わなかったので、これは発見した時、心の中で「おい!」と突っ込んでしまいました(^^;)
ではでは、今後とも宜しくお願いいたします!!


2015/09/26(土) 07:50:41 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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