HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Hasebe 「adore - the only one for me」
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 え~、前回の更新は、連休があったのでちょっと遅れて(サボって?)更新をしましたので、今週は真面目に更新・・・
 ただ、連休は連休で色々あり、おかげさまで腰を更に悪化し、今週は辛かった・・・パートのおばちゃんに「男は腰が丈夫じゃないと、ダメじゃない?」とマツコ的な有難いご指摘が心に響きました(^^;)

 そんな訳で、サックリと更新できそうなテープを選びましたが、気づいたら長文な紹介です・・・でも、これはこれでボムですね!!


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 テープ写真を見ただけでは分かりづらく、このレコ写を見たら「おおっ!」と思うでしょうか・・・あのDJ Hasebeさんによる大名作「adore」のアドバンステープの紹介です!!

 まず、アドバンステープについてちょっと指摘をしておきましょう・・・

 アドバンステープとは、CDやレコードでリリースの予定がある曲について、レコード店や関係者に対して資料やプロモーションのような形で渡されるテープで、一般販売は全くないものになります。

 基本的に、そのリリースされる作品の音源が入っていて、レコード店であれば、その音源を聞いて発注数を考えたりする為に存在するものなので、CDなどで聴く内容とほぼ同一なのですが、個人的には「あえてテープで聴く」ことで、作品をしっかりと聴け、かつ内容が良い作品はミックステープ的にも聴けるので、数年前から色々と掘り始めているジャンルになります・・・
 まあ、一般的には「なぜそれを?」と思うかもしれませんが、これはこれで、掘れば掘るほど面白いテープが発掘され、私の「掘り魂」を刺激してくれることに加え、時代が一回りしてイーブンな状態で聴いてみると、その曲の良さや、当時は気づかなかった良さが分かったりするので・・・全然ミックステープではないのですが、ミックステープと同じ「音楽を楽しませてくれる」存在として掘っております!

 そんな中で、今回紹介するのは「日本語R&B」のアドバンスになり、私として外せなかったHasebeさんの作品を紹介したいと思います!!

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 まず、日本語R&Bと漠然と書いてしまいましたが、この点から説明したいと思います。

 今となっては、もう馴染んでしまった言葉でもあるし、何よりも日本の音楽に馴染んでしまい、作る側も、聴く側も意識をすることなく聴ける音楽になったと思います・・・
 ただ、この音楽については、歴史的な流れも実はあるので、その点をフォローしておきたいと思います。

 まず、言葉の解釈としては、いわゆるブラックミュージックにおける90年代以降の「R&B」を、日本人の歌手なりクリエイターが、日本語で歌った/作った曲「日本語R&B(Japanese R&B)」になるかと思います。
 イメージとして、HipHopを通過したブラックミュージックの歌モノで、雑な表現ですが、New Jack SwingやMary J Bridgeを通過した歌モノのように、トラックがHipHop的なR&Bであり、そのフィーリングに即した曲を日本語で作ったのがコレになるかと思います。

 当然、音楽なので、過去からその音楽を模倣することはあった訳で、それこそ80年代から久保田利伸さんやドリカムなんかは影響を受け、そのフィーリングを歌や曲に活用していたかと思いますが、ここでいう「日本語R&B」は、あくまでも本場であるアメリカで作られている歌や曲の意思や背景を理解し、現地で作られる歌や曲と遜色がない内容を目指した点が重要なポイントになります。
 これは、日本語ラップが正にそうで、90年代中頃に勃発した「さんぴん」前後の動きと同じで、本場に負けない位の歌や曲を作ろう・・・いや、本場の「スピリット」を体現しつつ、日本でしか作れない歌や曲を作ろう・・・そんな意図が少なからずあったかと思います。

 そして、この日本語R&Bについては、日本語ラップ同様にブームがあり、それまでアンダーグラウンドで活動してた人が一挙にオーバーグラウンドに登場したり、市場でも人気が出たりするなど、90年代末~00年代初期においてはかなり熱かったジャンルかと思います。

 このブームについては、スタートの時点で宇多田ヒカルやMisiaのようなR&Bフィーリングを上手く活用したアーティストがメジャーシーンに彗星のごとく現れ、日本の一般市場を牽引してた反面、ストリートレベルをしっかりと押さえたアーティストも多くいたことから、本物志向のアーティストがしっかりとメジャー/インディーを問わずに活躍していた印象があり、健全なブームだったな~と思います。
 まあ、どうしても「歌」になるので、一般的なポップス市場ともリンクして、一般的な歌と日本語R&Bの境界線が見えづらい部分もあり、私の手持ちレコ写のUAとかACOなんかはラインとしては難しいですが・・・才能のある多くの女性歌手の登場を手助けしたジャンルであることは間違えなく、日本の音楽史においては結構重要な動きだったと思います。


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 そして、やっと、今回の紹介作品に繋がっていきますね・・・そう、この「日本語R&B」の狼煙を上げた重要人物の一人が・・・DJ Hasebeさんなんですね!

 Hasebeさん自体、日本語ラップの動きもフォローをしてた方であり、95年~96年ごろ、アメリカ本土に引けを取らないオリジナルの日本語ラップが生まれる中で、Hasebeさんも日本語ラップのクラシックを多数制作(末期症状!)していました。
 ただ、DJとしては活動初期よりR&Bも多くプレイしていたこともあり、そういったR&Bに明るかった部分からか、歴史的なユニットにHasebeさんが参加をすることになります・・・そう「Sugar Soul」ですね!

 今となってはボーカルを務めるアイコさんの個人ユニットのようなイメージがありますが、スタートは、96年~97年にコンポーザーの河辺健宏さんが中心にHasebeさんとアイコさんが加わったユニットで、アナログでリリースされたデビュー曲「今すぐ欲しい」に皆がド肝を抜かれました!!
 Hasebeさん作のMinnie Riperton使いのスムースなトラックの上に、女性視点でSEXを求めるストレートな歌詞、そして、その歌詞を受けて粋に彩る客演参加のZeebraさんのラップなど・・・当時、DJシーンで「日本語でR&Bを成立させた」点が高く評価され、その後の「日本語でR&Bを歌うこと」のきっかけを作った作品だと思います。

 私自身も、当時は高校生で、純粋な日本語ラップヘッズだったので、日本語ラップを追いかける過程でコノ曲を知り、歌モノの良さも痛感し、しばらくは日本語R&Bも追いかけていました・・・

 ホント、Sugar Soul以降、様々なアーティストが登場し、宇多田ヒカルやMisiaなどメジャーシーンを取り込むレベルで、R&Bをベースに日本語で歌うことが広まり、私自身も可能な限り追いかけていました・・・
 面白い事に、この動きはアナログシーンとも連呼してて、どのアーティストもアナログを作り、人気曲は即日ソールドアウト→高額盤になるみたいな流れもありました・・・それこそMisiaの12inchが象徴的ではありますが、結果的に曲がイイから評価されていた部分もあり、私も気にいった曲はレコを買って楽しんでいました・・・

 つまるところ、HipHopスタイルでHasebeさんが作ったトラックがきっかけで、この日本語R&Bシーンが形成されたと言っても過言ではなく、Hasebeさんの功績はホント大きいと思います!!

 そして、その後押しを更にしたのが、今回紹介する「adore」でないかと思います!


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 では、やっと作品の紹介です!!

 この作品は、Sugar Soulでのリリースを経て、Hasebeさん名義で作られたミニアルバムで、Sugar Soulの「今すぐ欲しい」で作り上げた日本語R&Bを更に推し進めた作品になっております。

 トラックはHasebeさんが製作し、それにゲストボーカリストが参加する内容になり、この時は自身のアーティスト名として「Sugar Soul」と名乗り始めたアイコさんや、結果的にデビューは出来なかったけどチャーミングな歌声が印象的だったEMIKOさん、そして海外からはなんとAdriana Evans(!)が参加、またバックボーカルにはTinaさんなどが参加をしています。

 タイトルの「adore」は、NYのスラングでは「熱愛」を意味することが多く、作品においては女性視点の「熱い愛」を題材にした曲を、HasebeさんらしいスムースなHipHopトラックがマッチし、今でも大好きな作品です!!
 タイトルに関しては、確か、今回の作品でも海外コーディネートで一役をかった故DJ Hiro NYCさんから教えてもらった単語から名付けたそうです・・・個人的には、その背景と言葉の意味を知っていたので、このアドバンスが買えた時(Cさん、ありがとうございました!)に、この真っ赤なジャケットにかなりヤラれました!!

 そして、内容ですが・・・やっぱりテープで聴くとイイですね!!

 当時、かなり聴いた作品だったので、懐かしさを抱きながらの聴きこみでしたが、やっぱり「アイコ姉さん」の存在感といったら・・・最高ですね!!
 
 このミニアルバムのリード曲とも言える「いとしさの中で」では、Hasebeさんによる「Anita Baker / Mystery」使いのスムースなトラックの上で、静と動を上手く使い分けたパワフルなボーカルは聴きどころだし、「Orange」ではモロなSEXソングではありますが、グイグイと引っ張るボーカルはまるで演歌の節回しのようで、素敵ですね・・・

 また、今回、改めて聴いてみると、アイコさんの素晴らしい歌声もさることながら、やっぱりHasebeさんの「音の作り方/まとめ方」が秀逸だな~と思いました。

 基本的にはネタ使いの曲にはなりますが、しっかりと引っ張るドラム、そして心を揺らせるネタ使いが光った曲が多く・・・更に、ミニアルバムであるが故に少ない曲数であったことが良かったのか、全体の統一感が素敵なんですよ・・・
 私としては、今回は懐古的な聴き方だったことも含め、テープでユックリと聴いたことで、独特な暖かさのような質感が心に染みました・・・どうも、テープという媒体は、私の中の懐古的な部分を優しく温めてくれるようで、この作品もアナログよりもテープの方が良く聞こえてしまいました!!

 

 ちょっと論旨を上手くまとめられなかったのですが、日本語R&Bの流れにおいて、DJ Hasebeさんの活躍が大きかったこと、そして、その活躍によって生まれた曲達が素晴らしかったこと・・・また、時代が一周して、改めて聴き直すと素晴らしい曲が多く、テープで聴くと格別なこと・・・そんな点が伝わればよいかな~と思います。

 はっきり言って、無理してアドバンステープを探す必要はない(というか、普通は買えないw)かと思いますが、先週のHazimeさんのテープ同様、90年代末~00年代初期の音楽って、やっぱり素晴らしかったと思いますので、興味がある方は、この辺も掘ってみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : DJ Hasebe 「adore - the only one for me」
Genre : R&B(日本語R&B)、アドバンステープ・・・
Release : 1998年3月
Lebel : Flava Records / Wea Japan WPC6-8410(CDの型番)




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ミニ企画
素晴らしき「日本語R&Bアドバンステープ」の世界

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 え~、アドバンスに関しては、凄い出るモノではないので、あった時にチョコチョコ買う感じで・・・気づいたら結構溜まっていました(^^;)

 個人的には、日本語R&Bのアドバンスは、日本語ラップよりも出物が少ないイメージで、欲しいけど中々巡り合えない感じなんですが、夏前に代々木のココナッツさんでコレ系が大量放出され、ガッツリと買わせて頂いたのがかなり大きく、今年の夏は、裏でコレ系を聞きこんでいました~
 特に、ミックステープ的に聞くとなると、おのずと「アルバム」のアドバンスが欲しいところで、アルバムであれば何でも無作為に買っているところです・・・まだ、欲しいのに発見できないテープが多く、今後はそれらを探す感じですかね~

 そんな訳で、今回のタイミングを逃すと、いつ紹介出来るかは分からないので、ここでまとめて紹介です!!
 書いてみたら「それは日本語R&Bじゃない!」と突っ込まれるのも入っていることに気づきましたが、それはそれで多めに見て頂ければ幸いです・・・(^^;)

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Double 「Crystal」(左) 「double (ENG ver.)」(右)

 まずは、Sugar Soulと並び、このシーンを牽引し続けた「Double」のアドバンスからです!

 Doubleとは、女性歌手Takakoさんのアーティストネームで、現在もバリバリ活躍中のお方で、他のアーティストが方向転換や活動を縮小していった中で、一貫して「R&B」という存在を大事にしている姿には頭が上がりません。

 元々は、Doubleとあって、お姉さんであるSachikoさんと地道な活動をしていた中、今でも大名曲なシングルヒット「Bed」を受けてリリースされた(実質的にはファーストだが)プロローグアルバム「Crystal」の発売直前にSachikoさんが突然の死去があり・・・今でもお姉さんの意思を継いでDoubleの名前を使っている所にもグッときます・・・
 当時、この悲報は誰しもが予期しなかったことで、Bedで聴けた美しいハーモニーが聴けないことに涙をした方が多いかと思います・・・私もそうだったし、何よりもTakakoさんがそうだったと思います・・・ただ、そのことを乗り越え、活動を続ける姿にはホント頭が上がりません!!

 紹介するテープは、Sachikoさんとのハーモニーが聴ける唯一のアルバム「Crystal」と、その後、Takakoさんがソロとしてリリースしたファーストアルバムの英語リミックス版「double (ENG ver.)」です。

 もー、Crystalは、こういった点を思い出して聴いたので、涙なくては聴けなかった・・・Bedのヤバさといったら・・・思わず涙がでてしまいました・・・
 また、英語の方も良くって、元々英語で歌ってたりもしたので、そのレベルの高さがヤバく、かなり聴ける内容でした!!


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Bird 「Bird」

 HasebeさんやDoubleとかと比べると、ストレートなR&Bからちょっとズレるかもしれないですが、このBirdさんも当時はヒットしましたね!!

 紹介するテープは、彼女のファーストアルバムのアドバンスで、あの大沢伸一さんが全面プロデュースしたことで有名で、JazzFunk~RareGroove的な視点からのR&Bになっており、かなり人気がありました!
 大沢さんらしく、クラブを念頭においたプロモーション展開も外しが無く、Dev LargeやSuikenを巻き込む等、HipHop勢とのリンクも図り、上手くバランスを保ちながら、Birdの音楽を見せていたな~と思います。

 私自身は、当時はそんなにはピンとこなかったですが、ヒットしてただけあって耳には届きますよね・・・なので、曲はしっかりと覚えてて、今聴き直すと、大沢さんらしいストリングスの使い方が上手いな~と思います。

 なお、凄い蛇足ですが、当時、私は大学生でしたが、Birdさんのように、凄い小柄な女の子が、Birdさん的なパーマ(アフロ?)をかけてたのが流行ってたような気がします・・・
 Erykah Baduが流行った時に「エリカ巻き」が流行ったように、R&Bにおいては、女性の興味を引く為のファッションが重要なんですよね・・・その点、先ほどのDoubleのTakakoさんもそうですが、男の気を引くのではなく、同姓を引き付ける為のファッションが重要だったんだよな~と思いました。


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UA 「雲がちぎれる時」(左) 「情熱」(右)

 この方も、ストレートなR&Bとは言い難いですが、クラブシーンが生んだ歌姫ですね!!

 現在は音楽活動と共に原発反対活動等を行っているUA(うーあ)さんですが、この方は日本語R&Bの土台を作った方かもしれないです・・・1995年にデビューで、活動初期は大沢伸一さん、藤原ヒロシさん、朝本浩文さんなどのバックアップを経てヒットしたお方になります。
 結果的に、他のR&B系の方よりは活動が早かったので、ちょっと日本語R&Bからは外れてしまうかもしれないですが、クラブ的な音楽感を元にした点は、その後の日本語R&Bの土台を作ったと言っても過言ではないと思います。
 
 個人的には、写真右の「情熱」ですよ・・・これは当時から好きでした!!

 基本的にはJazzラインの歌い方になるかもしれないですが、独特の歌い回し方が素敵ですよね・・・当時、UAのレコードはホント高額で、この「情熱」と「リズム」の12inchは手が出なかったですね~
 そのレコは、今はだいぶ安くなり、リベンジ買いをしましたが、当時、こういう日本語の曲をサラッとDJミックスに入れてくる人はカッコ良かったですよね・・・


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Monday満ちる 「4 Seasons」(左) 「Recollections」(右)

 次は、やはりClub Jazzラインのお方ですが、クラブ系女性ボーカリストとして大好きなMondayさんのアドバンスです!

 今は割とJazzラインの活動をしているMondayさんですが、90年代はモロにクラブシーンにおられたお方で、活動の初期にはKrush Posseとの共演や、今回の紹介においては多く名前の出る大沢伸一さん(日本語R&Bの影の活躍者ですね!)なんかと活動をし、日本語R&Bのラインでも評価をされていたと思います。
 当時としても、どちらかというとClub Jazz的なラインではありましたが、当時のヒット曲「You Make Me」は、よくピッチを+8にして、Houseとしてプレーしてた記憶があります(^0^)

 そんなMondayさん、紹介するテープは、ちょっと馴染みのない作品ではありますが、聴いてたらやっぱりイイですね!!

 特に右側のは、過去の作品や未発表作品の中から、あのUFOの松浦さんが選曲した「もろClub Jazz」的なアルバムで、これはミックステープ的に聞きやすく、かなり聴いてしまいました!
 やっぱり、両親(お母さんが秋吉敏子さん、お父さんがチャーリー・マリアーノさん)から引き継いだ血が「Jazz」なんでしょうね・・・当時はスルーしてた作品の中にも、イイのがイッパイありますね~


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Calyn 「Calyn」

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MIHO 「Drop by Drop」

 書いてて、意外と直球の「日本語R&B」のテープが無かったのか・・・と軽く後悔をしましたが、この辺の方になると「おおっ、いたいた!」と思う方もいるかな??

 日本語R&Bというと、ホント色々なスタイルがあり、ストリート上がりな方もいれば、メジャーの中からデビューした人もおり、ブームだったことから色々な方が活動されていました。

 その中で、メジャーデビュー系の方は、アナログ業界にいるとそんなには耳に入ってこなかったのですが、一般市場では結構売れてて、人気も大変あったかと思います。
 写真のCalynさんは、元々Misia関連のお方のようで、メジャーのポリドールからデビュー、下のMIHOさんはDragon Ashのサポートでデビューした方で、それぞれシングルヒットもあったと思います。

 当時、どうしてもアナログ業界にいると、メジャーで出てる曲は「カッコ悪い」と一方的に思ってて、アナログをリリースしてない人はスルーだった傾向にあり、この辺のアーティストはスルーしていましたが・・・いざ、聴いてみると悪くはないですね!
 両者とも2000年のデビューとあって、日本語R&B的には円熟期に入った頃なので、周りには沢山のアーティストがいて、それに埋もれてしまった感もありますが、深く掘ればその良さも分かります・・・時代が一回りした今だからこそ、イーブンな耳で聴くと、結構新鮮でした!


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Kiss Destination 「Gravity」

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小柳ゆき 「Koyanagi the Covers」

 そして、こういった日本語R&Bが流行ると、2匹目のドジョウ(?)を狙う人達もいる訳で、メジャーなレコード会社先導の場合はよくありますよね・・・ご本人達には不本意かもしれないですが、そんなアドバンスです(^^;)

 上は、あの小室哲也さんがR&Bに手を出したユニットで、前妻の吉田麻美さんをボーカルにし、当時、ソニーが結構押していたグループでした。
 正直、R&B的な部分とはズレてて、ヒット曲もないままフェードアウトしてしまった感はありますが、当時のプロモーションは凄いお金がかかってたような気がします・・・プロモーションの一環で豪華なフリーペーパーなんかを作っていましたが、クラブ系からはスルーされてましたね(^^;)

 そして、下の小柳ゆきさんは、日本語R&Bの流れにも乗った方ですが、どちらかというとメジャーシーンのお方ですよね・・・大ヒット曲「あなたのキスを数えましょう」で見せたソウルフルな歌唱は最高ですが、クラブと言うよりもカラオケで支持された感じですかね??
 ただ、ほんと歌唱力はあるので、当時の女性ボーカリストという流れでは日本語R&Bの系譜に入ってもおかしくはなく、このカバー集で見せるレベルの高さにはヤラれてしまいました・・・オリコンの1位にもなったアルバムで、割とロック系のカバーが多いのがアレですが、やっぱり上手いですね!


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V.A. 「Tiny Voice Production Works (Mixed by 今井了介)」

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J-Soul Brothers 「Be With You / Follow Me」 

 最後は毎度の変化球で・・・これは自宅掘りで発掘です(^^;)

 上は、当時の日本語R&Bシーンの代表的なプロデューサーであった「今井了介」さん関連のアドバンスで、どうやら、自分の活動を紹介するために作成されたテープになるようです。
 そのため、今回の紹介の中で、これだけはアドバンスではないのですが、それまでに自分が作成した曲(Double、Cheyenne、Co-Keyなど)をセルフDJミックスし、いわゆる「デモテープ」のような形で配布をされたテープのようです。

 これは、今回の掘りで改めて考えてみると、凄い面白いテープだな~と思いました・・・

 というのは、この日本語R&Bの流れって、実は戦場は「メジャーシーン」であり、歌い手も製作者もどれだけメジャーにアピールできるか?という命題があるんですよね・・・つまり、それは、メジャーに属する一般のリスナーに対してのアピールでもあり、また、そこで仕事を取っていくための音楽会社向けのアピールもある訳です・・・
 このテープは、明らかに後者の為のテープで、こういう涙ぐましい努力、うん、分かりやすい言葉だと「営業努力」があって、音楽活動が成り立っている姿にグッときました!!

 そして、下のは、今や日本を代表する男性ボーカルグループ「Exile」の母体とも言えるグループ「J Soul Brothers」としてのデビューごろのアドバンスになります!!

 記憶だと、J Soul Brothersも、当時は日本語R&Bの流れから出てきたグループで、当時は明らかにクラブ向けなプロモーションをしていたと思います。
 このアドバンスも、アナログが切られていたと思いますし、何よりもリミックスでHasebeさんとTonkさんがカラんでいる時点で、そうですよね・・・

 今回の更新では、なかなか男性R&Bのことが取り上げられなかったですが、男性R&Bも実はありました・・・それこそ、直球のラインであれば、Fake Jam、Full Of Harmonyなどが活動をしていましたが、日本語R&B=女性となってしまい、あまり活動が盛んではなかったですね。
 J Soul Brothersで書くのもアレですが、当時は「男はラップ、女は歌」みたいな図式は少しだけあり、アーティスト側も、リスナー側もそれに準じた動きがあったかもしれないですね・・・


 そんな訳で、ザックリとですが、紹介しましたが・・・やっぱり、並べるとマダマダですね(^^;)
 とりあえず、Misiaの1stが欲しい所ですが、Tina、Cheyenne、Masayo Queen、嶋野百恵、Tylerなど、アナログシーンで賑わいを見せた方々のアドバンスが欲しい所ですね・・・以後、精進をします(^^;)



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(まだまだ書くのかよ・・・な)独り言

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 大変、唐突の無い写真ですが・・・ちょっと嬉しい報告です(^0^)

 先週はシルバーウィークとあって、私もまとまった休みが取れたこともある、実は一念発起して、あることにチャレンジしてみました・・・

 それは、ショックウェーブを始めとする「テープレコーダーの修理」になります!!

 これまで、あまりタイミングが無く、明確には書かなかったのですが、こういったブログをやってる位なので、テープレコーダーの消耗は激しく、気づいたら壊れてしまい、使えなくなってしまったテレコが多数ありました・・・
 それらは、清掃とかの簡単なレベルであれば、中を少しだけ開けて直してたりしたのですが、私の素人レベルでは無理な場合は諦めて、使える機種を使い始める・・・そんな感じでした。

 ただ、この夏は故障の当たり年(?)で、ショックウェーブが連続して壊れたりし、完動品が少なくなり、コレではヤバいな~と思い、何とかしないといけない痛感していました・・・

 そんな訳で、修理をお願い出来るところもないので、自分でやるしかなく、色々と作業を行った結果、上記のテレコ達が無事に復活してくれました!!

 具体的に何をしたかと言うと「ゴムベルトの交換」ですね・・・

 実は、テープレコーダーが動かない原因の1位はゴムベルトの不良を原因とする故障で、モーターからの動力を各パーツへ伝えるゴムベルトが伸びて動力が伝えられなかったり、完全に切れてたり、ヒドイと伸びが原因で溶けてしまい、モーター辺りに絡まって動きを止めちゃったり・・・結果的にゴムベルトが原因で故障することが多いと思います。

 これは、テレコ系の修理をDIYしている大先輩たちのサイトを見ててもそうだし、実際に私も調子の悪い機種の中を開けて分解してみると、ベルトが切れてたり、伸びていたりしてたので・・・このベルトが交換できれば復活させることができる・・・と思っていました。
 ショックウェーブを例にとると、正直、このレベルまで作業をすると相当分解をしないといけないので、私もビビって今までやらなかったのですが、もう、今後の人生がかかっている(?)レベルだったので、今回は本体を更に解剖をし、上手く交換する方法を考えることが出来たので、実行してみた次第です・・・

 ただ、交換と簡単に言っても、実は結構難しい話ではあります。

 というのは、メーカーでも修理はとっくに終わって、部品も残っていないことが多いので、純正品で復活させるのは難しいし、その純正品に近いゴムベルトを用意するのも難しい訳です・・・
 私自身も、そういった大先輩たちの苦労を知り、苦肉の策で活用されているパンベルトなる自作で作るゴムベルトにトライするも、上手く作ることが出来なかったりし・・・道は閉ざされていました。

 そんな中、色々と調べてみると、秋葉原の某部品屋さんで、ゴムベルトを幅広く取りそろえているお店があることを知り、シルバーウィークの最中、初潜入してみたら・・・代用できそうなベルトが売ってて、購入して付け替え作業をしてみたら・・・なんと、見事復活しました!!

 もー、これで気を良くしてしまい、動作が微妙な他のショックウェーブもベルトの付け替えをしたら動きが良くなり、これもベルトが切れて動作がしなかったソニーのラジカセも、合いそうなベルトと付け替えしたら動いてくれたり・・・結構な時間はかかりましたが、写真の方々が復活してくれました(^0^)
 
 まあ、この作業については、失敗も当然あり、中を開けてる時にガチャガチャと動かし過ぎてラインの一部を修復不可能なレベルに断線させちゃったり、ベルト交換は出来たけどモーターがアレで動かない、動いたとしても動作が不安定な機種があり・・・結果的は全く修復することが出来なかったのもあります。
 今回、ベルト交換が上手くいったので、基盤のハンダ処理が伴う作業も行い、イヤホンのラインが切れていた機種はハンダのつけ直しでイケたので、気を良くしちゃってモーターの移植作業もやりましたが、それは失敗して、完全に動かすことが出来なくなってしまったり・・・かなり痛手も追いました(^^;)


 なんか、少し簡単に出来そうな書き方にも囚われるとアレなので注意しますが、この作業は、かなり構造や仕組みを知っていないと出来ない作業です・・・それは、説明書や作業マニュアルが無いレベルにおいて、自分でその構造や仕組みを調べることが出来ないと、恐らく作業することは出来ないと思います。

 まあ、私においては、これらのテレコがないと生活が出来ないので、身を切っての挑戦でしたが・・・上手くいって良かったです(^0^)

 ではでは、今後も修理関係はスキルの向上に努めます・・・取り合えず、今後の課題はモーター交換と、ソニーのラジカセに関してはスピーカー交換(片chが音が元々出ないので)ですかね・・・(^^;)


追伸
この交換については、皆さんに推奨はしないので、作業方法などについての質問等があってもお応えしません・・・ごめんなさい。






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コメント
この記事へのコメント
こちらも本当にドストライクな内容でした・・・テープはもちろん持ってないのですが(笑)、本当に懐かしい!!!

DoubleのSachiko逝去のニュースは、中3の修学旅行先の京都で知り、大ショックを受けた記憶があります。クラスのませた女子はみんな悲鳴でしたね。自分は"Shake"がかっこよくて本当に大好きでした。"Bed"は歌詞の内容的にまだ早すぎてよく分からなかったですが(笑)。
Tinaとかm-floとか、高校受験の勉強しながら聞いて、大人になったら皆クラブに行ってこんなかっこええ恋愛するのか~と考えていましたね~。
Suger SoulやMonday満ちるは、自分的にはちょっとお姉さんかな~という感じなのですが、高校にに入ってHip Hopを聴くようになってからは、Tylerとかクラブシーンで活動してる子たちもかっこよくて大好きでした!

確かに、今はExileファミリーを始め男性日本語R&Bもすごいですが、当時はほとんど女性アーティストでしたね。それにしても自宅堀りでJ Soul Brothers発掘とは・・・さすがです。

アーティストのプロモーション用に作られたテープは、1本しか持ってないのですが、それにアドバンステープという呼称があることもこちらで初めて知りました。テープの世界、奥が深いというか・・・底なしですね。

テレコの修理の話題で思ったのですが、DJ機材においても、Vestaxが消滅してからというもの、すべてベスタで揃えていた自分としては「替えが利かない」状況となってしまいました。今まで結構気軽にやっていた分解・プチ改造が怖くてできなくなってしまい。。デジタル機材の進化は、製作の方面に全く縁がない自分でも、なんとなく分かるんですが、アナログやテープが見直されているので、ハードウェアも一緒に盛り上がってほしいですね!!
2015/09/27(日) 18:51:58 | URL | ねりごま #-[ 編集]
こりゃまた随分ゴツいブツを出してきましたね!
Hip hopとR&Bはオレにとってのクラブミュージックの入り口で、特にR&Bはかなり長い間(今も)愛好してます。

この手の日本語モノは、(後追いもありますが)割と初期から聴いてましたね~。
んで、色んな音楽を聴いてから戻ってきても、未だに全然聴けちゃう作品も多く、驚きます。それだけ高品質、ワールドスタンダードな作りだったのかも。

日本語モノに関しては、オレもhasebeさんや今井了介さんだなと思いますが、やっぱりdivaブームの下地を作ったのは、room関連の大沢さん、mondayさん辺りな気もします。

Doubleは本当に聴きまくりましたね!個人的に青春の音ですね(苦笑)。bedの他に、よりメローでレイドバックしたfor youも大好きです。あと、リミックスアルバム(?)のcrystal planetも、未発表曲やカバー曲のライヴ音源が入っていてヤバいですよね!

Calynさんのstayなんてbody and soulクラシックですしね!(しかもリミックスがjoe!)

今回は個人的にかなりアガる記事でした(^o^)/
ではまた!
2015/09/27(日) 19:15:30 | URL | kyk #-[ 編集]
訂正
Doubleの曲、for youじゃなく、for meでした!
あちゃ~( ̄▽ ̄;)
2015/09/27(日) 19:23:48 | URL | kyk #-[ 編集]
Re: 連名で失礼します。
>ねりごまさん

こちらでもコメントを頂きありがとうございます!
いや~、この辺は正にストライクでしたか・・・私もSugar Soulが出た時は大人の世界でしたが、その後もああいった歌の歌詞には縁のない道を進んでいたのでアレですが、憧れとかもありましたよね!
多分、私が中高生位の時は時期的にDev LargeさんやShiroさんたちになるのですが、ロールモデルのような憧れがあるのも重要ですね・・・大変良い思い出ですね!!
あと、Vestaxの話は凄くタイムリーです・・・私も同じような事を思っていました。
私も、今でも圧倒的にベスタ派なんですが、会社が無き今、壊れたらどう修理をしたら良いのかと思っていました・・・修理については誰か対応できる人か会社が出てきてほしいですね~
なお、この辺の話は、別な意味でもタイムリーで・・・もうちょっとしたら披露できると思います♪

ではでは、今後とも宜しくお願いいたします!


>kykさん

コメント、ありがとうございます!
おおっ、この辺がツボだったとは・・・それもBody&Soulの話もご存じとは・・・私は今回の記事で調べている時に気づいたことですが、この辺は詳しいですね~
もうちょっと幅広くアドバンスを持ってたら深く書けたのかもしれないですが、書いてて、HasebeさんやSugar Soulさんのことだけ書くのがもったいなく、どうせなら歴史とか、他のアーティストのことも書いた方がいいな~と思い、今回は記事に起こした次第です。
なんか、個人的には、年をとってきたせいなのか、アップよりもスローの方が耳に入るんですよね・・・DoubleのBedも、何となくレコが残っていましたが、聴き直してみると凄いヤラれてしまいました・・・
多分、kykさんなら分かると思いますが、Houseの現場で、朝方になってプレイされるスロー曲の威力を知ったからもかもしれないですね・・・なんでしょう、BPMの繋がりではなく、グルーブで繋げてくるミックスで聴くスローほどヤバい・・・その辺の味を知ってしまったのが原因かもしれないです。

ではでは、引き続き宜しくお願いいたします~
ちなみに、次のパーティーは文化の日あたりにDannyがくる(それもSalsoulのリリースパーティー!)らしいのですが、上手く仕事が入らないことを祈るばかりです(^^;)



2015/09/28(月) 22:39:43 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
はじめまして。
いつもブログのほう拝見しています。
記事と関係ないコメントですみません。
質問なのですがテープを再生していて途中で止まってしまって逆面に切り替ってしまうテープなど復活方法はないですか?
途中で止まってしまったらテープを再生機から取り出してテープを指でくるくる回すとその部分がすごい重くなっていたります。
テープを買っているとたまにそういうテープに出くわすので何か実践していることがあれば教えてもらえないでしょうか?
2015/10/02(金) 14:04:11 | URL | #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>?さん

初めまして! コメント、ありがとうございます。
記事と関係ない内容でも大丈夫ですよ(^0^)

ご質問の件、私の分かる範囲でお応えしますね~
まず、そのようなケースの場合、考えられるのは次の2点だと思います。
1、テープ再生機の動作不良
2、テープ自体の問題

1に関しては、大体のテープ再生機が再生しているテープが止まる(例えば、A面の最後まで到達し、それ以上、巻き取ることが出来ないなど)と、オートリバースや停止がかかる設定になっているはずなので、テープ再生機のどこかの動きが悪く、それが原因で停止したと判断してしまうケースです。
これに関しては、掃除をしてあげると大体が直ると思います・・・ただ、中のモーターの問題(例えば巻き取る力自体が弱まっている)だったり、モーターのベルト不良(例えば伸びてしまって、モーターの力を上手く伝えられない)による内容だと、修理的な範囲になってしまうので、ちょっと対応が難しいかもしれないですね。

ただ、この問題においては、大半の原因は2のテープ自体の問題になると思います。
よくある事例としては、以下の2点になると思います。
①湿気やカビで磁気テープがくっついてしまい、動きを止めているケース
②磁気テープの一部が伸びているケース

①の対処法は、再生をせずに早送りを何度も繰り返し、湿気やカビを飛ばすことですね・・・イメージとしては換気や空気乾燥みたいな感じですが、これをやることで湿気やカビが上手く取れて復活することがあります。
こういうときは、私はショックウェーブのようなテレコ型ので、完全に蓋を閉めず、テープが露出している状態(分かりますか?)で早送りを繰り返し、定期的にエアダスターで付近に飛び散ったと思われる湿気やカビを飛ばしながら作業をしています・・・もう、コレ専用のテレコがあるぐらいです(^^;)

ただ、結果的に、?さんのケースからすると、②のケースの方が濃厚ですね・・・
完全に伸びきってなくても、例えば「たわみ」があったり、ヨレがある程度でも、テープ再生機においては、その部分まで到達すると動きが変わったと判断して、オートリバースや停止をする仕組みになっていることがあります・・・それで停止するぐらいなら可愛いもので、コレが更にヒドイケースになると、そのまま正常に巻き取らず、場合によっては滞留し、磁気テープがグシャグシャになったりします・・・我が家のアンプに繋いであるテープデッキはその傾向があり、それで何本のテープを御釈迦にしたことか・・・(--;)
また、この傾向は、先ほどご案内した1とも関連し、テープ再生機の動作不良と複合して起こることもあり、テープ再生機の方が原因で、伸びを更に伸ばしてしまうこともあります・・・

では、テープが伸びた場合の対処法は?となりますが・・・コレについては、どうすることも出来ません・・・
私の場合は、諦めて別のテープを買う、またはそのテープでも比較的相性の良いテープ再生機で聴くという選択肢で対応しています・・・
もの凄い荒技として、その伸びた部分を切ってしまう方法もありますが、そこの部分だけ欠如した内容になるし、何よりも失敗のリスクが伴うので、上記2点の対応の方がベターかと思います。

私からの回答は以上になります。

この問題は、テープを扱っている限り、どうしても切り離せない問題です・・・
ただ、予防じゃないですが、①の湿気飛ばしだったり、1の再生機の清掃やメンテナンスなど、テープが伸びないような措置をしてあげることも大切だと思います。
私レベル(?)になると、テープ再生中に突然音が変わったら(ちょっとピッチが下がった音?)、すぐ再生を止めたりします・・・それは、大抵が正常に巻き取れていない為に音が変わった証拠なので、何らかのエラーが発生した、または発生する可能性があるので、止めてしまいます・・・この反応(?)を身につけておくと、リスク回避が少し向上するかもしれません??

ではでは、あまりまとめずにザーっと書いたので、アレですが、ご参考にして頂ければ幸いです。
今後とも、宜しくお願いいたします。




2015/10/04(日) 09:01:21 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
手持ちの「クイックジャパン」に当時のハセベ氏のインタビューが載っていました。
シュガーソウル結成秘話や、「adore」をノーギャラ(!)で作った美しい話などが語られてるのですが、ページを2回ぐらい横断していてスキャンのも面倒くさかったので手打ちで全て書き起こそうと思います。
2015/10/04(日) 18:10:41 | URL | ソロバン #-[ 編集]
ハセベ:ちょうど日本語ラップが盛り上がってて、俺らのシーンでは「次は(クラブでかけられる)日本語のR&Bだろう」って感じになってたんですよね。そういう、いいタイミングでアイコと河辺さんを紹介された。それがシュガーソウルの始まりかな。で、会ってみたら「なんだ、このヤンキーねぇちゃん」「こっち睨んでるよー、睨まないでくれよー」とか思って(笑)。たしか最初にアイコに会った時に、俺が「今日、2パックが死んだんだよね」とかボソッと言ったら、「えーっ、うそーッ!!!」とか、ヤツが叫んで、「うわッ、こいつ、同じ匂いがするよ」と思った(笑)。そこで一緒にやる気になったんだけどね。

●2パックの死への反応を見て?

ハセベ:うん。「すごい面白いじゃん、こいつ」とか思って。で、まぁ「ユニット組むんだから、これからどんどん飲もうよ」ってことになって。その頃は、すごい彼女と飲みに行ってた。今よりその頃の方が仲良かった気がする(笑)。よく会ってたってのもあるし、龍宮っていうシャカがやってた飲み屋によく行ったりとか。そこで、他のヒップホップ畑のヤツにアイコのこと紹介したりして、あいつはすごい勢いだから、すぐにみんなと親しくなったりしてた。

で、とりあえずマキシ・シングルを作ったんですけど……作りながら「これは俺らが求めているR&Bじゃない」とは思っていましたね。あの頃、クラブが求めていたのはヒップホップ・ソウルだったんですよ。サンプリングの粗い音に歌を乗っけて、ラッパーもフィーチャーされてて、みたいな。だから「今すぐほしい」みたいな、ああいうやり方。あれをトータルで展開したかったんだけど、俺もすごい未熟だった。

……シュガーソウルとしてもうちょっと何かやりたかったな、というのはありますけどね。それは今でもたまに思ったりする。特にアイコとは何か作りたいな。ミニアルバムでもいいから。すごいパワーのものができるんじゃないかなと思うんですけどね。
で、シュガーソウルで出来なかった“粗いサンプリングのみのトラックに歌を乗っける”ってことを、やりたくて作ったのが「adore」。
「adore」を作る時も、まだメジャーなレーベルはそういうものが売れるって認識してないんですよ。こういう音がアリなのか?ってことすら疑問に思ってる。だからこそ、あえて一番アンダーグラウンドな、サンプリングのみの音でやりたかったんだけどね。

●そのレコード会社への説得って、ハセベさんがやったんですか?

ハセベ:いや、マネージャーが(笑)。

●どうやって説得したんです?

鈴木(マネージャー):いや、もう大変でしたよ。

ハセベ:結局、説得できなかったんですよね。前例がなかったから。そもそもプロデューサー名義のリリースってのもないじゃないですか(笑)。俺としては「ある程度売れるから、もうちょい金かけろ」って感じだったんですけど、結局、金はかけれないということで。だから俺、「adore」はノーギャラでやったんですよ。初回のギャラは全部、制作と宣伝費に使いました。四曲ぶんの制作費で六曲作ったし。おまけに一曲が海外。エイドリアナ・エヴァンスのところに行って、けっこうギャラふんだくられたし(笑)。
だから、エイドリアナ・エヴァンスとの交渉も全部こっちがやって、宣伝ポスターも(レコード会社じゃなくて)こっちの知り合いに頼んで勝手に作った。

●じゃあ流通だけをレコード会社に任せて、制作と宣伝に関しては、ほとんどハセベさんとマネージャーさんのふたりでやったんですか?

鈴木:正直な話、ほとんどそう。レコード会社は最初、何もしなかったよね。やるなら勝手にやれば?って感じ。でも、そこで数字がついてきて周りの反応が予想以上だったんで、メーカー側が驚いちゃったんですね。こっちにしてみれば「ざまあみろ」なんだけど。

ハセベ:「adore」はタイミング的に、絶対出さなきゃいけないアイテムだったんでね。次に俺が何をやるにしても、ああいうアイテムで結果が出てないと……その後、メジャーの中で、たとえば宇多田ヒカルだったりMISIAだったりがポンと出てきたんじゃ、俺としてはちょっと悔しいし。そうなる前に俺らは俺らで、ちゃんと日本のR&Bシーンの土台を固めておきたかった。


「QuickJapan」1999年6月号・DJ HASEBEインタビュー より
2015/10/04(日) 18:13:43 | URL | ソロバン #-[ 編集]
あと、ショックウェーブの修理の話はハンパないですね……。
これはまた、是非とも「研究発表」を期待してます!!

※ちなみに、この当時の日本語R&Bシーンは「DIVA」ブームで、どちらかと言えば女性が引っ張ってる感がありましたが、自分は、何と言ってもダンサーから転向したLLブラザーズが忘れられず、名曲「TONIGHT」は当時の「心のベスト10第一位」でしたyo!!

指先で感じ合って〜くちびる絡め合って〜今夜がその夜〜♪
2015/10/04(日) 18:28:14 | URL | ソロバン #-[ 編集]
テープ劣化の復活方法のコツありがとうございます。
駄目もとで試してみます。
2015/10/04(日) 19:21:40 | URL | #-[ 編集]
Re: 連名で失礼します!
>ソロバンさん

いつもお世話になっております!!
今回も記事の転機(それも手打ちって!)を頂き、ありがとうございます!
この記事は詳しくは読んでいなかったので、凄い参考になりました・・・なんか、メジャーとアンダーで戦ってた感じがあり、かなりグッときました(^0^)
今回、記事を作成するにあたって、当時のFrontを出そうかな~と思ってたら、ちょうど腰を痛めてたので、タンスの奥から引っ張り出すことが出来ず(苦笑)、かなり記憶で書いてたのですが、だいたいは合ってたかな??
ただ、当時、レコを追ってた立場とすると、ベーさんを始め、アンダーで活動をしてた方の功績は大きいんですよね・・・巷では宇多田ヒカルやMisiaが真っ先に功労者として上げれちゃうかと思いますが、そうではないということを伝えたかった部分もあります!!
ご支援を頂き、ありがとうございます!!

また、Shockwaveの修理については、途中まで写真を撮ってたりもして、あの片耳ヘッドフォンの記事のように書こうかな~と思ってたのですが、コレは絶対に真似する方がいるだろうと思ってしまい、もし、その記事を読んで真似して、失敗した時の代償を考えると、書けないな~と思い、諦めてしまいました(^^;)
う~ん、コレに関しては、修理する人がまず構造を知ることと、絶対に直してやるという熱意が無いと無理だろうと思いました・・・つまり、私の記事が無くとも、直したいと思うのであれば、自分の力で何とかする・・・いや、実際にやってみると、その位の行動力と理解度、そして熱意がないと直せられない・・・ので、記事にしなかった次第です。
あと、このこととは別に、某P社に戯言を書きつつ、ゴムベルトの換えが無いですか?とメールしたら、凄い丁寧な返答と共に、メーカーとして自発的な修理はお勧めしませんと返答があったので、それでビビったのかもしれないですね(^^;)
でも、ネタにすれば興味は惹くでしょうね・・・今後、困った時のマル秘ネタとして取っておきますね!

では、今後とも、宜しくお願いいたします!!



>?さん

是非是非、色々と試してくださいね!
なんか、ソロバンさんへの返答を書いたこともあるので、別角度の話もしてしまいますが、この辺の話は、自分で痛い思いをしたり、経験していかないと「身につかない」話だと思います。
なんでしょう、教科書や参考書を読んで身につけるものではなく、自分で切磋琢磨しながら身につけて行くものかもしれません・・・今の時代に合わないことは重々承知してますが、テープという今の時代に合わないスタイルだからこその苦労、いや魅力だと思います・・・是非頑張ってくださいね!
また、何か質問があれば、ご質問くださいね!!


2015/10/04(日) 22:09:51 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
コメント、途中から、一気に濃い、濃すぎる話になりましたね。伸びやたわみは、ビデオテープでも似たようなことが起こりますよね。まぁ、あちらはデカいので、デッキのカバーだけ外して、上から取り外すという手がありますが、テレコは、そうはいきませんからね...。その分、切れるリスクというのも高めで、実際、何本か切れました。ただ、ビデオテープで実験済みだったので、ビデオでいうヘッドに接触するのと反対側から、セロハンテープで上下も確認しつつ、切れ目を合わせて貼って、聞けるようにしました。もちろん、その部分は、ノイズが出ますが...。あと、とても、mttさんレベルとはいえませんが、音の変化、分かりますよ。歪むというか、つまるというか、そんな感じですよね? それを聞き逃さないように、テープのデータ化の時も、出来るだけ、リアルタイムで、スピーカーで再生しながら、行うようにしています。伸びきっちゃってるテープの場合は、10秒間隔くらいで、一度出して、たわみを戻してまた再生というのを繰り返してます。ただ、タイミングが遅れると、大体、ワカメになります。ある程度、グジャッとなっちゃったやつは、出せるだけ出して、戻すついでに、ティッシュやなんかで、カビやホコリも取っちゃいます。やれるときにやっとかないと、後が大変ですからね...。では。
2015/10/05(月) 03:32:20 | URL | baba #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>babaさん

コメント、ありがとうございます!
朝一に、軽い気持ちで書いてたら、結構ヘビーな内容になっていましたね・・・書いた本人としては、あまり悩まずに書いたもので、どうかしてますね(^^;)
なんか、ショックウェーブの修理と一緒ですが、この辺のことは、自分で痛い思いをしていったり、色々と試してみたりしないとダメですよね・・・
テープ切除からの裏をセロテープ止めは第1関門、第2関門はテープを分解しての部品交換(例えば磁気テープの一番端が止まってるリングやリングの留め金交換)・・・どれも自分で経験してかないといけない道のりでしょうか(^^;)
ただ、こうやって直したりすることもテープの魅力かもしれません・・・多分、表現的には「アナログ」なんでしょうが、レコードにはない「もっと濃いアナログ感」がテープにはあるのかな~と思います。
ではでは、今後とも宜しくお願いいたします!!



2015/10/05(月) 23:34:21 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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