HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
三木祐司 「アングラミュージアム #1」
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 特に意識をしている訳ではないのですが、ここ最近のテーマは「90年代末~00年代初期」の音楽にまつわる内容が多いですね・・・

 変な話、私としては「当時の新譜」という括りになるのですが、その当時のHipHopだったりR&Bだったり・・・その他のジャンルを含む、あの時代の楽曲が一回りして耳に突然入ってくるようになりました。

 まあ、好みの問題もあるので、全てが受け入れられる内容ではないのですが、当時と比べて、知識も経験も増え、そしてバイアスがかかってない耳で聴いているので、当時よりも理解度が高まったのが大きいのかも??
 ただ、結果的にレコを探す対象が増えるので、それはそれで嬉しい悲鳴・・・興味が尽きないのはイイことだと思いますが、段々と音楽の趣味が収拾がつかない(=人に説明出来ない?)のはちょっと問題です(^^;)

 そんな訳で、当時の新譜をカッコよくプレイしている作品の紹介です!!


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 今回は、当時、レコードでHipHopを追ってた方なら「おおっ、懐かしい!」や「聴いた、聴いた!」って方が多いと思う三木祐司さんの作品を紹介します!

 まず、三木さんは初めての紹介なので、バイオ的な話からしたいと思います。

 三木さんは徳島出身のDJで、私と同世代(1980年生まれ)のお方です・・・情報によると、18歳で上京し、東京を中心に活動されてた方で、現在は地元の徳島に戻り、音楽アイテムと洋服を扱うお店を経営しつつ、DJ活動も行っているようです。
 一時期は、あのサイプレス上野さんを擁するZZ Productionsで活動をしてて、東京~横浜周辺でDJ活動を頻繁に行ってて、よくパーティーのフライヤーでもお名前は拝見していました・・・この漢字表記のDJネームは、目立ちますからね(^^;)

 そして、三木さんを有名にしたのが、写真の「ミックステープ」ではないでしょうか?

 三木さん自体、かなり面白い経歴があり、DJ Komoriさんの活躍でお馴染みの「Sugar Bitz」が主催した公開オーディションなるもので唯一の合格者となり、実際にSugar Bitzからミックステープをリリースしたそうで、ミックステープで名を上げたことで有名です。

 当時からミックステープにはアンテナを張ってはいましたが、このオーディションがあったことは記憶にありません・・・ただ、三木さんのテープはSugar Bitzからのリリース、そしてDMRを始めとするレコ屋さんからの熱いプッシュがあり、ニューカマーにしてはかなり売れていた記憶があります。
 変な話、これらのミックステープが名刺代わりになり、DJ活動に拍車をかけた感はあり、一時期は色々なイベントに出ていたな~と記憶しています・・・やっぱり、そのDJのスキルだったり選曲だったりを知らせる手段としてミックステープがあり、名の知れないDJでも内容が良ければ評価される好例になっていますね!

 なお、テープについては、Sugar Bitzからは「アングラミュージアム」というタイトルで2本、その後、自主レーベル(A.I.T.F. Records)から「ワンダーグラウンド」というタイトルで4本をリリースしています。
 
 そんな訳で、Sugar Bitzからのデビュー作である「アングラミュージアム」の第1段で作品を紹介します!!


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 こちらの写真も、レコ写を見て「懐かしい!」と思う方もいるかもしれないですね~

 まず、選曲面からお話すると、タイトルに「アングラ」とあるので、ガチガチのソッチ系HipHopのミックスと思われがちですが、リリース時の2003年ごろの新譜を中心に、かなり幅が広いHipHop~Breakbeatsを中心に選曲しています・・・

 三木さん自体、ジャンルを超えて、かなり幅の広い選曲が出来る方のようで、この「アングラ」も、どちらかというとメインストリームなHipHopではない楽曲が中心という意味でつけたのかもしれませんね?
 それこそ、当時は既に中毒だったUlticut Up'sの関連としてリリースしてた「Abnormal Yellow Band / Blow Your Whistle - dodekahorn dub」のようなカットアップ~メガミックス系のHipHop、ノリが大変良い「A Skillz & Krafts Kuts / Tricka Technology」のような海外のマイナーHipHop、そしてトトロネタでお馴染みの「DJ NOZAWA / Memory of the Future」のようなアングラヒット曲や、故Nujabesさんのセンスが冴えた「Nujabes / The Final View」のようなJazzy HipHopなどを選曲しています。

 まあ、私としては凄い分かりやすいと思う表現として「DMRがプッシュしてたHipHop」ですかね・・・AYBとNozawaさんは、当時、普通にDMRで買ったので値札がまだ付いてますね(^^^;)

 DMRについては、なんらかんら言って「もの凄く重要なレコード屋さん」だったと思います。

 それは、三木さんの選曲にも表れているように、名の知れないアーティストでもイイ曲であればプッシュしている姿勢があり、その上でその良さを分かりやすく提示していたと思います・・・今のHMVにあった時の店舗では、とにかく商品を取りやすいディスプレイだったり、視聴をしやすい状況にしたり、自分たちが伝えたい「良さ」を出す為の努力があったからだと思います。
 その一端として「DMRの通販リスト」があったりした訳ですが、なんか、三木さんもその良さを享受してDJ活動に勤しんでたのかな~と思いました・・・なお、その流れがあってなのか、三木さんのテープは、DMRではかなりプッシュしてました!

 そして、ミックスの話に進めると・・・かなり上手いです!

 まず、三木さんについては、関西を中心に活動をしてたスクラッチ系DJクルー「T-SKRABBLE DJ'S」にも所属してたお方なので、スクラッチなどの技は長けており、このテープでも派手ではないものの、作品の一つの魅力になっていると思います。
 それこそ、プレイした曲を光らす為に、サラッと2枚使いを入れてくる感じで、A面一曲目でプレイされる「Abnormal Yellow Band / Blow Your Whistle - dodekahorn dub」では、ノリの良さをキープしつつ、躍動感を増やす2枚使いが印象的です。

 そして、そのAYBの曲からは、カットインで「A Skillz & Krafts Kuts / Tricka Technology」に繋いでいくのですが、ノリをキープしてグルーブを繋いでいくプレイが結構上手いと思いました!
 選曲の傾向的にはノリの良い曲と、Jazzy系のディープな曲に分かれるのですが、それぞれの良さを繋いでいくミックスを施しており、選曲のグルーブも大変気持ちいい内容になっています。

 また、明確なストーリー性はないものの、印象的な曲(ピーク曲)のプレイの仕方も大変上手く、「DJ NOZAWA / Memory of the Future」であればトトロネタの部分がすぐにプレイされるように計算してショートミックスをしてきたり、「Nujabes / The Final View」であれば、その前段で徐々にグルーブを落とした上でNujabesさんにコマを進めたり・・・個人的には大好きなプレイの仕方です(^0^)
 まあ、これで起承転結のようなストーリーも入っていればパーフェクトでしたかね・・・選曲が選曲だけに、聴き方によっては地味な展開と囚われちゃう部分もあったので、もっとガッツリくるピークがあれば良かったかな??



 そんな訳で、選曲もミックスもかなり良い作品です!

 正直に書くと、当時はスルーしてたテープで、今回の記事を作成するにあたって真面目に聴いてみましたが、当時、聴いてたら絶対に影響は受けたな~と思いました(^0^)

 特に、今回の記事の一番伝えたい部分になるのかもしれないですが、この時代の「楽曲の良さ」を分かりやすく選曲・プレイしている点が秀逸ですね・・・こういったマイナー系のも、ちゃんと聴くと凄くイイ曲が多いと思います!
 おかげさまでNujabesさんのはつい近所のユニオンで買ってしまいましたが、他にも物色しないといけないレコが多数・・・ほんと、ミックステープを聞いた人に対してプレイされた曲を欲しがるようにできるDJは、DJが上手い証拠です!!
  
 最後に、入手的な話を入れておくと、当時、かなりヒットしたテープなので、割と簡単に買えるテープだと思います・・・私と同世代の方は、昔を懐かしむのに最適な部分もあるし、当時を知らない方は、当時の楽曲のカッコ良さを知る上では最良の作品だと思いますので、是非、探してみてくださいね!!



<Release Date>
Artists / Title : 三木祐司 「アングラミュージアム #1」
Genre : HipHop、Breakbeats・・・
Release : 2003年8月
Lebel : Sugar Bitz ST-079





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<独り言>
 特に、大きな独り言(?)は今週はありませんでしたが、週の途中でアナウンスがあった「MUROさんによるアニメ・特撮ミックス」には思わず声を上げてしまいました!
 気づいたら情報元が消えていて、リンクは貼れませんが、あのコロンビアレーベルからのオフィシャルらしく、これは快挙ですね・・・凄い楽しみです!!

 なんか、Danny大先生によるSalsoulミックスも超楽しみですが、今年はオフィシャルミックスが面白く、それも「発売が楽しみ」という感じのが多いですかね・・・

 なかなか、こういったミックスCDが売れにくい環境(ネットでタダで聴けたり・・・)の中、こうやって「欲しい!」や「楽しみ!」と思わせることって、実は結構難しい事だと思います・・・
 ただ、そういった中で、みんながビックリすることを仕掛けることは「プロ」だから出来ることだし、むしろ「プロ」こそ見せて欲しい部分になるかな~とも思います・・・そう考えると、今回のMUROさんの件は本当に素晴らしく、グッときます!!

 そろそろ、年末の大賞の事を考えないといけませんが、今年は直前エントリー→大賞確定で、レコを揃えるのが大変になりそうな予感もしています・・・こっちも頑張ります(^^;)






 
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