HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
素晴らしき「DJ機材カタログ」の世界
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 えー、3週間ぶりの登場です・・・おまたせしました!

 ブログ開設6周年を記念として、日ごろからお世話になっている皆様に送る、史上最大級のビックボム・・・久しぶりの秘蔵品大公開な記事です!!

 



(1)はじめに

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 今回は久しぶりの「素晴らしき」企画として、タイトルの通り「DJ機材の商品カタログ」を紹介したいと思います!

 この時点で「そんなの集めてたの!」とツッこんで頂けると嬉しいです・・・

 過去にも「フライヤー」「ステッカー」、そして「レコード袋」など、私が過去から収集をしていたブツを紹介してきましたが、こういうDJ機材のカタログも集めておりました!
 
 まあ、長くブログを読んで頂いているお方ならご納得を頂けるかと思いますが、子供の頃からイルマティック(?)だったので、タダで手に入るモノは何でも集めており、DJ機材のカタログもフライヤーの延長で集めていたんですね・・・
 入手に関しては、DJ機材のお店などで頂いたモノが大半で、時期的には90年代中頃~00年代中頃位までは結構意識して集めていたので、気づいたらかなりの量が手元にあり、フライヤーとは別枠で保管をしてた次第です。

 今回、記事を公開するにあたっては、昨年4月に「フライヤー」を紹介した際、次は機材カタログかな~と漠然と考えていましたが・・・ある「事件」をきっかけに、これだけは真剣に紹介しないとイケないと思い、今年の初頭から記事の公開に向けて準備を進めておりました・・・

 その「事件」とは・・・日本が誇るDJ機材メーカー「Vestax」の倒産です。

 昨年の12月、破産手続きを行っている事が分かり、事実上の倒産としてニュースが報じられ、全世界の「DJ」を愛する者に対して衝撃を与えました・・・
 私自身も、あのニュースを目にした時、市場規模の縮小など、倒産に至った背景は理解できましたが、私たちの世界から「Vestax」が消えてしまったことが悲しく、ひどく落胆をしました・・・皆さんの中でも、私と同じ思いを抱いた方は多いかと思います。

 そして、この事件があったことで、私の中で「DJ機材」というモノを真面目に考え直したところ・・・どう考えても、私たちが属する「DJ文化」の中において、DJ機材及びそのDJ機材を作っていたメーカーの存在は大変重要で、様々な影響を及ぼした存在であることは明白だと思いました。

 特にVestaxにおいては、間違えなく世界の「DJ文化」に対して影響を及ぼし、私を含む多くの方がお世話になったかと思います・・・それは、今回の記事を用意するにあたり、色々と思案している内にVestaxの偉大さに改めて気づき、尊敬の念が生まれました。

 また、DJ向けターンテーブルの代名詞である「Technics」も、生産停止をしてから結構な時間が経ちましたが、どう考えても重要な存在ですよね・・・そして、もっと視点を広げるとベスタやテクニクス以外にも重要なメーカーは多いと気づきました


 そこで、私の中での整理を含め、私が持っている「DJ機材のカタログ」を通して、改めて「DJ機材」という存在を再認識したく、今回の記事を草案しました。

 毎度の如く、記事が嫌になるぐらい長いですが、お暇な時に読んで頂ければ幸いです。

 では、行ってみよ~!



『諸注意』
・大半のカタログはクリックすれば大きい画像になりますので、詳細が気になる方はクリックしてください。
・各カタログの掲載の下には、その商品名と発売開始時期を掲載しています。その際、頭の部分には、私が任意で付けた商品カテゴリー(例:アナログ用ターンテーブル)を掲載しています。この商品カテゴリーは、製造メーカーや一般的な認知とズレることがあるかも知れませんが、この記事での理解を即するための記載になります。予めご了承ください。
・カタログに関しては、各メーカーの許諾を得ずに掲載をしています。紹介をしたメーカーより不掲載の指示などがあった場合は、掲載を取り下げる場合もあります。予めご了承ください。





(2)DJ機材とカタログについて

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 まず、DJという言葉は知っていても、この「DJ機材」については詳しく知らない方もいるかもしれないので、この点から説明をしたいと思います。

 漠然と「DJ機材」と書きましたが、これらは「音楽と音楽を繋ぎ合わせる行為=DJ」を実行するための機器・用品のことを指します。

 今となってはセットが古すぎて参考になるかどうかは分かりませんが、私の自宅にあるDJ機材は上記の画像になり・・・DJを詳しく知らない方で、この画像みれば、なんとなくイメージがつくかと思います。
 これらは、なんらかの音楽ソースを再生し、それを途切れないように繋いでいくための機器や用品になり、その機器や用品の総称が「DJ機材」になります。

 例えば、私のDJ機材は、アナログ・レコードを再生する「ターンテーブル」が2台あり、そのターンテーブルで再生された音は、音を混ぜる為の機器である「ミキサー」に繋がり、ミックスされた音が途切れなく流れる仕組みになっています。
 更に細かい事を書くと、ターンテーブルにはレコードからの音情報を読みとる「レコード針」が取りつけられ、ミキサーにおいては外には出さない音を聞く為の「ヘッドフォン」も取り付け、そしてミックスされた音を好みに調整・加工する「エフェクター」を使っています・・・もう、今となっては悲しくなるぐらい地味なDJセットですね(^^;)
 
 実際には、例示した機器・用品以外にも、様々なモノがDJ機材の中に含まれていますが、今回、この記事で取り扱う「DJ機材」は、DJをする為に必要になる機器・用品だとご理解ください。


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 そして、今回紹介する「DJ機材カタログ」ですが、文字通り、そのDJ機材の内容を紹介した「商品カタログ」になり、そのDJ機材を製造・販売をするメーカーが、宣伝用に作成した紙資料のことを指します。

 電気屋さんの売り場で販売をしている商品のカタログが陳列されてるの同じで、DJ機材に関しても、様々な企業が国内・国外を問わずに存在するので、自社の製品を紹介するべく紙資料としてカタログが作られ、DJ機材を扱っているお店などで配布されています。
 
 この商品カタログを作る企業側としては、単純に「宣伝」目的が強いと思いますが、同じ商品を取り扱っている他社との比較があったりするので、DJ機材の商品カタログにおいても、各社ともかなり力を入れて作っていたかと思います。

 各社とも、自社の商品が少しでも売れること、そして自社のブランドイメージが伝わるように、趣向を凝らしつつ、商品の内容が明確に分かるような商品カタログを作っていました。
 それこそ、DJ機材のお店に行くと、色々な商品が所狭しと陳列され、買う人にとってはどの商品が良いのかが分かりづらい訳です・・・そこで、少しでも自社商品を知ってもらう為にカタログを作るのは当然のことで、お店側も情報提供の一環になるので、積極的に配布をしていたと思います。

 また、そのメーカーが製造・販売する商品によっては、DJスタイルや用途によって様々な商品がラインナップしており、複数存在する自社の商品の中での比較にも、このDJ機材商品カタログが活用されていたと思います。
 そのため、新商品においてはその商品だけのチラシを作ることもありましたが、多くのメーカーでは自社が取り扱う複数の商品を掲載した「カタログ」調の冊子を配布していました。

 そして、今度は「購入する側」の視点になれば、これらは「購入する為の判断材料」になるかと思います。

 今ならネットで簡単に商品を調べることが出来る訳ですが、昔はその商品の詳細を知るとなるとこの商品カタログぐらいしか詳細情報を知ることが出来ず、これらの商品カタログを貰って、機材の購入をされた方も多いかと思います。
 それこそ、私は特にそうなんですが、お店で品物を物色していると店員さんからの熱いプッシュが逆にアレなので、カタログを貰って家で検討することがあります・・・これは極端な例かもしれないですが、購入者側としても資料として最大限に活用してた流れはあり、DJ機材のカタログは、インターネット普及前は特に活用をされていたと思います。


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 そんなDJ機材カタログですが、私に関しては、特に購入予定がないのに、日ごろの収集癖によって気づいたら収集対象になっていて、結構な量の機材カタログが手元に残っていました。

 当時は何も考えず、ただ自分の興味本位で貰ってたようですが・・・今思い返すと、これらのカタログを貰いにいく為だけに、DJ機材のお店を徘徊してて、ある時期はレコード屋に行くことと、機材屋に行くことがセットになっていました(^^;)

 ただ、ここで伝えたいのが、なぜ、私がこれらのカタログを収集してたかというと・・・DJ機材に対する「憧れ」があったからだと思います。

 それこそ、大変昭和な例え話で申し訳ないですが、スーパーカーのような「車」に憧れをもつ小学生がいたとします・・・当然、車を買う資格はないし、車を買うお金もまだないでしょう・・・
 そこで、その所有欲を埋める存在として「商品カタログ」があり、いつかは車を買ってやるぞと夢を見ながらカタログをめくり、そして集めていた・・・そんな小学生は1970年代のスーパーカーブームの時の多かったと聞きました。

 う~ん、私がDJ機材のカタログを集中して集めてたのは高校生~大学生ぐらいなのですが、心理構造としては、この例示の小学生と一緒ですね・・・ちょっと、言葉におこすと恥ずかしい話ですね(^^;)
 まあ、実際に高価なミキサーは欲しかったけど手が出なかったし、同じく大変高価で、かつ自分が取り扱うことができるのかどうかが分からずに手が出なかったサンプラーなど・・・結果的に憧れと言う名の「ないものねだり」を埋める存在としてカタログを収集してたようですね・・・

 ただ、私の「憧れ」というのは、裏を返すと、今回の記事の中心である「DJ機材」においては凄く大切な「流れ」があったからこそ憧れていたのかもしれません。

 それは、私が頑張って収集してた90年代中頃から00年代初期は、世間でのDJブームを受け、DJ機材メーカーも様々な魅力的な商品を作り、市場的に「もの凄く熱かった」時期だったからです。

 当然、分かりやすい話として、DJ機材の需要が多く、メーカーとしては沢山の売り上げを上げられる時期なので、どこの会社も一生懸命に企業活動をしていました。
 それこそ、私が所持している機材のカタログも多く刷られ、宣伝活動はかなり頑張ってて、各種イベントの協賛や開催などを広く行い、機材に疎くても、その情報が耳に入ってきた時期だと思います。


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 ただ、その「熱かった時代」において最も重要なのが、各社が宣伝活動以上に「他社よりも良い商品を作ってやる!」という意気込みの元、商品の内容で勝負をしてたこと、そしてその矛先が「新商品の開発」に向かっていたことです!

 そう、この「新商品の開発」は凄い大切なことです・・・それは、DJという行為・文化が発展した背景には「DJ機材の発展」が必ずあったことで、その新商品の登場はその発展の原動力となるからです。

 機材メーカーとしては、DJが考えるクリエイティブな音楽の世界観を叶えるべく、その要望に応える形で商品開発を行っていただけかもしれないですが、90年代中頃~00年代中頃は、常に新しい商品が開発され、その新商品が生まれたことでDJ文化が更に推進した時期だったと思います。

 それこそ、スクラッチがしやすいミキサーの開発が進んだことで、更に高次元の音楽を生み出すことが出来たし、CDJの登場で音楽の幅がさらに広がったり・・・各社、意欲的に新商品の開発を取り組み、DJという行為・文化を陰ながら発展させていた流れがあったのは明白です。
 そして、その新商品が出る度に市場は更に活気づき、製造メーカーも、販売店も、そしてお客さんも、皆がDJ機材を盛り上げ、結果的に「熱い時代」になっていたと思います。

 これまで、レコード屋さんとかの話で、90年代末から00年代初期が熱かったと語ったことは多いですが、こういった経緯があり、DJ機材に関しても、同時期は本当に熱かったですね!!

 私に関しては、嬉しい事にカタログを集めるという大義名分(?)があったので、絶えず機材屋さんに行ってたり、新商品の情報を押さえてたりしてたので、絶えずこの「進化の過程」「熱かった時代」を肌で感じ、DJ機材に関しても自分を興奮させるジャンルのひとつだと分かって追っていました。
 この追いかけた背景には、私としては購入は出来なかったので「憧れ」という点が強く、結果的にカタログを集めるという変な方向に向いてしまいましたが、何よりもその市場自体の「熱さ」に追いついていきたかったから・・・機材のカタログを集めていたのだと思います。

 そう、機材カタログは「熱かった時代の証拠」なんだと思います・・・今となってはただの「紙」かもしれないですが、色々な人の熱意や時代背景が含まれたものが、この「DJ機材カタログ」になるのかもしれません。
 

 そんな訳で、毎度の如く、趣旨説明が長くなってしまいましたが、以下では各社別に機材カタログを紹介し、熱かった時代の魅力や、その機材が歴史的にどのような価値があったかなどを中心に紹介をしたいと思います。
 まあ、全てがそのような視点で紹介が出来ないことも承知していますが、私の心ゆきとして、その「熱かった時代を伝えたい」という点があることをご理解頂ければ嬉しいです。

 では、以下で実際のカタログを紹介しますね!!





(3)Technics テクニクス
   ターンテーブル、DJミキサー、ヘッドフォンなど

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 まずはDJという行為においては、何よりも「音を再生」する機材が必要なので、ターンテーブルの代名詞をSL-1200シリーズを作り続けた「Technics(テクニクス)」から紹介しましょう!

 テクニクスは、日本が誇る電化製品メーカー「松下電器(現パナソニック)」の音響機器向けのブランドの名称で、このテクニクスが存在していなかったら、今のDJ業界がどうなってるかが分からないほど、重要なメーカーだと思います。
 それは、テクニクスが作ったアナログレコード用ターンテーブル「SL-1200」があったから、DJ達は自由に、そしてクリエイティブにレコードをプレイすることが出来たからです・・・う~ん、異論はないですよね!!

 当時の市場としては、アナログターンテーブルに関しては、使いやすさの観点からかテクニクスが圧倒的にシェアを占め、他社との激しい凌ぎ合いはなかったですが、少しでもDJに興味を持ってもらうようにSL-1200シリーズを中心に様々なカタログが作成されていたと思います。
 また、アナログタンテ以外にも、DJに関する商品は意欲的に開発し、ミキサーやCDターンテーブルなども製造販売していたので、そちらは市場でシェアを取るために、結構頑張って宣伝をしていたと思います。


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1997年8月総合カタログ

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2002年11月総合カタログ

 まず、テクニクスのカタログについては、企業色なんでしょうか・・・割と「保守的」な内容が多いかな~と思います?

 なんでしょう、やはり「松下電器」が母体だからかもしれないですが、書いてある内容だったり、カタログのデザインが他のメーカーと比べて「固い」んですよね・・・
 上は1997年、下は2002年のカタログの表紙で、左のようにクラブを意識したデザインだったり、右のようにシンプルなデザインだったりするのですが、何となく「大手企業」感があるんですよね(^^;)

 なんでしょう、上のクラブを意識した感じのだと、ちょっとズレてるんですよね・・・まるで「ビートマニア」のデザインのように、実際のクラブとは感覚が違うというのでしょうか・・・なんか、我々がもつ「SL-1200」という大黒柱なクラシック感を上手く表現していない感じです?
 下の方は、クラシック感があるデザインですが、何となく松下の高級家電にありそうな白基調なデザインが大手感を感じます・・・なお、こちらのカタログは、6つ折りになっており、開くと原寸大のタンテがガツっと印刷されたポスターになる、ナイスなカタログになっています!

 まあ、今となっては、これは凄い好きなフレイバーで、こういった微妙なカタログ(失礼!)な半面、SL1200にしろ、私が愛してやまない「ショックウェーブ」にしろ、企業が持つ絶対的な技術力が、クラブというストリートの一端で支持されていたことがカタログにも表れているかと思います!


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『アナログ用ターンテーブル SL-1200 MK3D』 1997年

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『アナログ用ターンテーブル SL-1200 MK5』 2002年

 そんな訳で、各々の商品のページも紹介しましょう・・・まずは代名詞のアナログ用ターンテーブル「SL-1200」ですね!!

 さきほど、散々「微妙な表紙だな~」と書いたカタログから紹介をしますが、下のMK5のようにガツっとSL-1200が表れるカタログもあり、大変カッコいいですね!!

 紹介するのは、勃発的なクラブ人気を受け、それまでDJ等に愛用されていたMK3をマイナーチェンジ(ピッチフェーダーのセンタークリックを廃止した)した「MK3D」の発売直後ぐらいのカタログと、その3Dを更にブラシュアップし、音質面の向上が未だに評価されている「MK5」の発売直後ぐらいのカタログになります。

 DJをやってない方だとピンとこないかもしれないですが、我々にとって「SL-1200」は信頼の証みたいなものです・・・

 それは、シンプルかつ無駄のない設計が、DJという肉体的・感覚的なプレイをイメージ通りに実現することや、絶対的な耐久力があり、SL-1200を使い始めたら、他のタンテは使えない程、私たちの血と肉になっている機種だと思います。
 私自身は1995年12月(中3の冬)に、お小遣いや家の手伝いで貯めたお金で「MK3」を購入してのですが、これでDJを覚え、日々音楽を楽しむ相棒として何にも変えられない存在です・・・もう20年近く使っていますが、一向に壊れる気配がなく、ホント素晴らしい相棒です!!

 そんな「信頼」を感じるデザインがカタログにも表れていて素敵ですね・・・SL-1200レベルの商品になると、シンプルな機材なので、余計な説明が要らないのでしょうか、割とイメージで押すカタログになっていますね。

 上の1997年の頃は、ちょうどこの次に紹介するDJミキサー「SH-DJ1200」や利用者が多かったヘッドフォンの一つである「RP-DJ1200」も掲載され、総合的にDJセットで売り込もうという意図(なので表紙が抽象的なクラブイメージだったんですね~)でのカタログで、テクニクスブランドのDJに対する信頼感を表しか感じでしょうか。
 そして、下のMK5はイイですね・・・まさにシンプルイズベストな感じで、松下電器がもつ品質の高さをシンプルに表したデザインで、コレにはグッときます!

 他のカタログも、大筋でこの2パターンに分かれており、SL-1200を愛している立場としては、このカタログの「分かってらっしゃる」感は頼もしいし、新しく買おうという人も信頼しやすいデザインになっているますね!!


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『DJミキサー SH-DJ1200』 1996年

 そして、テクニクスというと、タンテばかりに目が行ってしまいますが、ミキサーにも定評があり、満を持してリリースした「SH-DJ1200」は、利用していた方が大変多いんじゃないでしょうか!

 これは1996年6月ごろ、このミキサーが発売開始になった時の単品カタログで、デザインは何となく松下感がありますが、テクニクスシリーズの信頼感を感じさせる内容ですね!

 このミキサーに関しては、発売した時の衝撃は大きく、これまでにない凄い柔らかいタッチのフェーダーと、各操作パーツの絶妙な配置がポイントで、発売時にはDJバトルの最高峰であるDMCの公認ミキサー(バトルで使われるミキサー)として出たことから、爆発的なヒットをした商品になります。
 さすがSLシリーズの血を受け継いでいるだけあって、圧倒的な操作感の良さはピカイチで、技術の松下が生み出した、シンプルイズベストな商品かもしれないですね!


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『CD用ターンテーブルSL-DZ1200』 2004年

 そして、これも印象深い機種ですね・・・イイ意味もモチロンありますが、悪い意味でも印象的な機種です。

 DJ業界的には、一般の音楽ソフト市場とは異なり「アナログレコード」で音源が流通し続けていたので、アナログレコード用のターンテーブルが売れ続けていましたが、ある商品の発売を境に、状況が一変しました。

 それは、パイオニアが2001年に発売した「CD用ターンテーブル CDJ-1000」で、それまでのCD用ターンテーブルでは出来なかった操作感(アナログレコードで操作しているのと同じ内容?)を実現し、DJ業界に対して、それまで絶対的な立場だった「アナログ」から「CDやデータ」がプレイの対象になることを伝え、爆発的なヒットを飛ばしました。
 詳細はパイオニアの紹介で詳しく書きたいと思いますが、CDJ-1000のヒットを境に、各社ともCDを含むアナログ用ターンテーブル以外の再生装置を作ることがキーワードになり、各社、覇権争いも含め、様々な商品がリリースされました。

 そして、DJにおける「再生部門」のドンであるテクニクスが黙っている訳はなく、満を持してCD用ターンテーブルとしてリリースしたのが、この「SL-DZ1200」になります。

 時期的には、ちょうどパイオニアのCDJがCD用ターンテーブルの中では群を抜いて独走をしはじめた頃で、テクニクスとしては挑戦する側としてリリースをしたような記憶があります。
 内容的にも素晴らしく、SL-1200の流れをくんだデザイン、DDモーターを搭載したパワフルなターンテーブル、サンプリングパッドの搭載など、かなり素晴らしい出来で、当時、結構ヒットした機種になります。

 ただ、記憶になるので正しいかどうかは自信がないですが、業界トップのパイオニアは、DJ/クラブ業界の中心となりつつあったヨーロッパを中心に営業展開を進め、音楽のデータ化を上手く乗りこなしながら、クラブという現場から発せられるニーズの受け皿として自社製品の普及を上手く展開していました・・・
 そして、テクニクスについては、そういったシーンの流れに乗った営業展開が出来ていなかった部分があり、このCD用ターンテーブルにおいては、結果的にパイオニアには勝てなかった・・・そんな経緯があったと思います。

 また、このCD用ターンテーブルが普及し始めた00年代中期になると、市場的にもDJブームが落ち着き始め、昔のように飛ぶように機材が売れなくなってしまったこと、そして、このCD用ターンテーブルの普及は、DJのデータ化を意味し、着実にアナログ用ターンテーブルが売れなくなってきたことから・・・テクニクスとしては岐路に立った瞬間だったのかもしれません。

 売上的な話は一切分かりませんが、徐々に売り上げが落ちてきていたのは明白で、00年代中期からは苦しい営業展開だったと思われます。
 結果的に2010年10月にSLシリーズが完全終了となりましたが、私としては、このCD用ターンテーブルの存在が、その後のテクニクスの方向性を決めたのかな~と思っています。


 そんな訳で、テクニクスに関しては、まだまだ書きたいこと、紹介したいカタログがあるので、アウトテイク掲載ページを用意しました・・・こちらも覗いてくださいね~

素晴らしき「DJ機材カタログ」の世界 別館① Technics(テクニクス)





(4)Vestax ベスタクス
   DJミキサー、ターンテーブル、エフェクター、DJ関連用品など

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 テクニクスを紹介したら・・・私としては「Vestax」しかありません!!

 一応、冷静にDJ機材と考えたら、テクニクスのSL-1200がタマゴで、そこから様々なDJ機材に波及していったと考えたので、便宜上、テクニクスを最初にしましたが・・・今回の記事を作る上での気持ち的には「ベスタ」が最上位でした!

 それは、昔からそうだったみたいで、ベスタのカタログだけは集中して貰ってて、今回の整理においてはかなりの量のカタログが残っていることが分かりました。
 また、私自身、DJミキサーは「ベスタ」しか使ったことがなく、ホント思い入れのあるメーカーになります・・・そのため、かなり気合を入れての紹介になります!!


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1996年頃?総合カタログ

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2000年5月総合カタログ

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2008年総合カタログ

 まずは便宜上、カタログの表紙からスタートしますが、先にVestaxに関する詳細からご案内します。

 Vestaxは、日本を拠点に活動をしていてたDJ機材の専門メーカーで、元々はギターなどを製造販売していましたが、80年代中頃より全世界的なDJ/クラブの拡大を受けてDJ向けの機材を製造販売し始めた会社になり、活動期間が長かったことから、お世話になった方は大変多いかと思います。
 DJ/クラブ文化が盛大だった90年代中頃から00年代中頃については、DJ機材の総合メーカーとして魅力的な商品を多く作り、DJ機材のトップメーカーとして世界的にも有名でした・・・それも、日本の中小企業とも言える会社が世界と戦っている姿は頼もしく、テクニクスと並び「日本の誇り」だった会社です。
 前述したとおり、残念ながら、2014年12月に、経営不振による破産を行い、既に存在しない会社になってしまいましたが、未だに復活を望む声が多く、私もその思いは強く・・・それがあったので、今回の紹介記事があるぐらいです!!

 そして、Vestaxについては、世界に数社あったDJ機材の総合メーカーであるのですが、以下の点が秀でてた会社だと思います。

 それは「品質の良さ・技術力の高さ」「業界をリードする魅力的な新商品の開発」、そして「何よりもDJという文化を愛している姿勢」です。

 カタログの表紙の話に戻すと、中小企業が故に地味感(すみません・・・)があるカタログが割と多く、それこそ90年代中頃は2色刷りのカタログ、その後は流石にカラーのカタログになりましたが、微妙にあか抜けない感じがベスタの魅力で・・・まるで、頑固オヤジが経営する品質は確かな会社ですかね??
 それは、商品にも色濃く反映されえている部分があり、見た目は地味だったり、なんかあか抜けない感じがあるんだけど、使ってみると凄い使いやすく、かつ耐久性に優れている・・・そういった部分が評価されていたと思います。

 ただ、ベスタの名誉の為に補足をしておくと、00年代中盤ぐらいからは、商品のデザインにおいても洗練された部分はあり、それに伴い、カタログも段々とオシャレになっていった経緯はあります。
 例として2008年ごろのカタログを掲載しますが、このときメインカラーだった黒を中心とした機材を、綺麗に並べており、なんとなくオシャレになっています・・・ただ、この頃からカタログは少なくなり、このカタログもA4両面のチラシになっており・・・会社としての景気も関係した内容になっていたかもしれません??

 では、以下では、ベスタが製造販売をした商品を中心に、ベスタの魅力をご案内したいと思います!!


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『DJミキサー PMC-05Pro』 1995年~

 まず、私と同世代で、HipHopが好きだった人にとっては、このミキサーの登場は大きかったですよね!!

 このミキサーは、それまで同社のコンパクトミキサー「PMC-05シリーズ」がスクラッチを多用するHipHop系DJから好評だったことを受け、海外のスクラッチ系DJの意見を取り入れ、05シリーズの上位機種として登場をしたミキサーになります。
 写真は、後期モデルで、初期のは個人的にはベスタカラーと呼称している「ねずみ色」のパネルで、後期になると写真のようなシャンパンゴールドのパネルで販売をされていました。

 内容的には、スクラッチやジャグリングをした時に、各種パーツが邪魔にならないような配置、そして絶妙なフェーダーの切れ具合、そしてシンプルながら重厚感のあるデザイン等、当時、ほんとヒットしたミキサーで、ある時期から「HipHop系ミキサー」の代名詞として珍重されていたと思います。

 それは、DJやクラブでの使用率もさることながら、この05Proが生み出した各パーツの配置やデザインは、他のメーカーの機種にも影響を及ぼし、ある種の「スタンダード」を作った存在なので、代名詞の一つになったのでしょう・・・
 ベスタが偉大なのは、こういったDJの意見をふんだんに取り入れ、とにかく使いやすい機材を作ることと、それが結果的に業界を引っ張ることになっていたことで・・・PMC-05Proについては、その点が一番色濃く出たミキサーだったと思います。

 また、今回の機材カタログの裏テーマ(?)である「私の憧れ」においては、この05Proは印象的です・・・

 当時、初めて買ったミキサーが、ベスタの「PMC-05 MK3」で、このProの前身的な商品になります・・・それはそれで大変使いやすく、かなり大好きなミキサーだったのですが、その意匠を組んだ05proが出た時の衝撃と言ったら・・・
 デザインも、そして品質もさることながら、当時としてはかなり高額な値段(10万円位)だったので、高校生には手が出ません・・・私もいつかは買ってやろうと思い、大人になってから後続機種の「PMC-05Pro3」を購入しましたが、今でも使っており、大切な相棒になっています!!

 なお、先に蛇足的な話ですが、技術のベスタだけあって、カタログの説明が多い&長い傾向にあります・・・特に、力を入れ込んでいる新商品だとその傾向にあるようで、ブログ的に写真を掲載すると意外と見ずらいです(^^;)
 ただ、それもベスタの魅力なので、テクニクスよりもアレな画像が多いのはご了承ください・・・


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『アナログ用ターンテーブル PDX-2000』 2000年

 そして、ベスタと言えば「ターンテーブル」も忘れてはいけませんね!

 正直な話でいくと、アナログ用ターンテーブルはテクニクスの独占状態と言ってもイイくらいでしたが、その風穴を開けようと孤軍奮闘していたのがベスタではないでしょうか?
 ただ、テクニクス以上に「DJ」から意見を聞いて作ってる姿勢は強く、DJにとっては美味しい機能が多いのはベスタの特徴・・・結構ファンも多かったですよね!

 そんなベスタ製のタンテにおいて、代名詞かな~と思うのが、この「PDX-2000」ではないでしょうか!

 まず、ベスタにおけるタンテ開発は「ターンテーブリスト」の存在なくしては成立せず、90年代中頃より盛り上がり始めたターンテーブリストの要望に応えるべく、商品開発を多く行っていました。
 それこそ、前途したPMC-05Pro自体もターンテーブリストからの要望を受けて作った訳で・・・ターンテーブリスト達が望む最高のターンテーブル、つまり「針が飛ばない」タンテを実現すべく、様々な開発を行っていました。

 その開発の頂点の一つとして開発されたのが、この「PDX-2000」で、ハードなスクラッチをするDJには定評があり、ベスタクスを代表するタンテの一つになりました。

 ベスタのタンテの特徴としては、とにかく針が飛ばないことを研究し尽くした上で辿りついた「ストレートなアーム」が特徴的で、その他でも針飛びの工夫がなされています・・・これは、当時、私もデモ機で試したことがありますが、かなり針が飛ばない仕組みになっていたと思います。
 また、これも特徴の一つで、テクニクスよりもパワフルで安定的と言われているモータードライブの搭載で、ピッチをいじっても再生にムラがなく、安定があるのも定評があり、このPDX-1000では、ピッチの可変幅が±50%を実現する等、トリッキーなプレイにも対応していた点も評価されていました。

 ただ、実売となると・・・テクニクスと肩を並べるほどまでとは行かなかったと思います。

 売り上げの資料が一切ないので、憶測での話にはなりますが、結果的にコレを使用しているDJ/クラブは少なく、かつ、機材屋さんでも、凄い目立った位置には置いてなかったのが理由で、トップランナーのテクニクスまでは追いつかなかった・・・というところでしょうか?

 う~ん、理由になると・・・やっぱりデザインなんでしょうね・・・

 前途した通り、何となくある「あか抜けなさ」と「技術先行の理念」があってなのか、デザインが00年代初期ぐらいまでは微妙なのがあり、タンテに関してはその傾向が強かったですかね・・・
 このPDX-2000に関しては、多少は良くなり、ターンテーブリストが好みそうなフューチャーなデザインで、悪くはなかったですが、何年も使っていくと塗装の劣化がモロに受けるないようで・・・今現在、ハードオフとかで遭遇すると、結構「安っぽさ」が出ちゃいますね・・・
 まあ、その後、マイナーチェンジでMK2になった時、上位機種のPDX-2300だけは、その時のベスタのメインカラーであった「黒」を基調にした内容になり、メチャクチャカッコよくなりましたが・・・この頃のタンテがデザインも良かったらもっと売れてたかな~と思いました。


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『アナログ用ターンテーブル+DJミキサー QFO』 2004年9月

 そして、ぶっ飛んだ新商品を出すのもベスタクスの魅力で・・・その代名詞がコレじゃないでしょうか!

 あの、スクラッチの神様である「DJ Q-Bert」と共に作り上げたブツで、なんとターンテーブルとミキサー機能が一体化した機種で、これさえあればどこでもスクラッチプレイが出来るという・・・ぶっ飛んだ一品です!!

 ベスタクスの特徴として、実際に現行のクラブやDJシーンで活用されている機材において、現場の「ここを良くして欲しい」という意見を取り入れて、半歩から一歩先の新商品を開発するのが上手かったですが・・・このQFOのように、実際にクラブやDJシーンで使うかどうかは別に、何十歩も先に行く先駆的な商品を作ることでも有名でした。
 
 このQFOは、前段として、タンテ自体が斜めでも再生できる機種(PVT-e2)を開発し、その流れからQFOの前身となるギターが他のタンテ+ミキサー型の試験機を作るなど、結構な歳月をかけて作られた機種になります。
 実際には「こんな感じで使用する」のですが、まさか、コレを実際に販売するとは思いませんでした・・・メーカーとしては持ち運び自由、ギターのようにステージでのプレイも可能です!と当時は胸を張っていたと記憶していますが、重さが約9.5kgの大物で、当時としても売れる見込みがない(失礼!)のを出した根性に、当時はビガップしたものです!

 もう、このレベルの商品になると、売ることを前提にはしていますが、Vestaxの技術者の方が、自分たちの技術力を試す(誇示?)為に作っていたような商品が多く・・・たまに素人では追いつけないのも多かったですね(^^;)
 それこそ、一点モノのアナログレコードを作り出すカッティングマシーン「VRX-2000」や、同社が培ったミキサーの「フェーダー」を生かした商品として、キーボードの鍵盤をフェーダーにしちゃったようなリズムマシーン「Faderboard」など、今でも、当時でも「そんなの作るの!」という実験的な機器があり、その辺は追いつけませんでした・・・

 ただ、こういった話題の商品を出すことで、自社の「技術性」や「発想力」、そして「DJに対する愛情」をアピールしている点は大変上手かったと思います。

 残念ながら、このQFOは凄いヒットしたとは言えませんでしたが、今は全世界的にトップウォントなレア品として珍重されています・・・メーカーとして、発売した時は評価されず、発売終了後に評価されるのは辛いっすね・・・売上にならない訳ですから・・・
 でも、こういった野心的な姿勢もあるのがベスタの醍醐味で、そういった良さをしっていると、オッサンになってもベスタから抜け切ることが出来ません(^^;)


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『CD用ターンテーブル CDX-05』 2004年8月

 そして、今回の記事において、各社の命運を分けた機材である「CD用ターンテーブル」においては・・・ベスタも結果的にはコケてしまった感があります。

 テクニクスの所でも指摘した通り、パイオニアのCDJ-1000のリリースがあり、DJ機材業界もアナログ用ターンテーブルを作らざるを得ない状況で、業界最大手のベスタが出した回答はこの機種だったと思います。

 この機種は、本体ではCDJのようにスクラッチなどは出来ない仕組みですが、アナログ用ターンテーブルにTascam社製の「TT-M1」という機器を取り付けることで、アナログタンテ側でスクラッチプレイが出来る・・・という内容で、上図のようなセッティングを行う必要があります。
 具体的には「こんな感じ」でプレイをするのですが・・・正直、この方法はヒットしませんでしたね・・・

 これは恐らくの話になりますが、ベスタとしては、CDJと比較した際、それまで自社のアナログ用ターンテーブルで普通に出来た超絶的なスクラッチをCDで再現することが出来るのかをポイントの一つとしたようで、そこを考慮して、TascamのTT-M1を選択したのだと思います・・・
 また、この機種に関してはCDをプレイしてもアナログと同じような質感が出せる独自開発のCDフィルターを搭載するなど、CDとアナログが共存する前提、いやあくまでも「アナログ」の再生環境が中心であることを前提に考えていたのだと思います・・・その論拠として、タンテに取り付けたTT-M1は、CDでプレイしない時は本体を上に折るとアナログプレイが普通に出来る内容だったので、その点も評価しての導入だったのだと思います。

 ただ、ご存知の通り、そのアナログのように操作することは、結果的に「Scratch Live」の登場で主役を奪われてしまった感があり、この機種(システム)は、あまりヒットすることなく、姿を消していきました・・・

 このスクラッチをしっかりと行うこと、そして当時のCDJでクラブでプレイした際の音の悪さ(実際は音源の問題の方が大きかったかも?)を改善することを目標にした上で、製品開発を行ったのはベスタらしいですね・・・
 ただ、ベスタ自体、CDでDJをする機器については、実はかなり早い時期から製造をしていて、それこそパイオニアよりも早く作ってはいましたが、どうしても主軸だったアナログ用ターンテーブルやミキサーの方に力を注いでいたので、凄く真剣に取り組んではいなく、突然の環境の変化いについていけなかった・・・そんな印象を抱きました。


 今回の紹介で、DJ機材の進化を網羅したいと書きましたが・・・これは、裏を返すと「その進化についていけないメーカーは脱落する」ことを示します。

 ベスタクスに関しては、その後のDJ環境のデジタル化において、大変意欲的な商品を出し、Seratoなどと連動するPCDJコントローラーやミキサーを開発するなど、流石の技術力を駆使した機器を多く製造してきましたが、市場の実質的な縮小において、主軸となるデジタル市場で上手く立ちまわることが出来ず・・・結果的に倒産という結果になったように思えます。
 この点においては、逆に私としては嬉しい事なのですが、DJの基本である2ターンテーブル×1ミキサーの理念を守りすぎて、実物のDJ機材が無くともDJプレイが出来るデジタルの世界に上手く入り込めなかった・・・そんな印象があり、進化の波に乗れなかったと思います。

 ただ、ただ・・・ベスタクスの商品は、人間が直感的に描くイメージをダイレクトに操作できる機器が多く・・・それこそUrei1620が未だに珍重されているように、今後も残り続ける商品だと思っています!
 ベスタが私たちの前から消えてしまったことは大変悲しい事ですが、今後もベスタ商品を使っていくことが、ベスタに対する尊敬になるのかな・・・デジタル化の今、アナログ馬鹿な私は、今後もベスタを使っていきたいと思います!!

 なお、ベスタに関しては、まだまだ書きたいことが多いので、こちらも別館を用意しました・・・もっと熱く、ディープな話が満載ですよ(^0^)

素晴らしき「DJ機材カタログ」の世界 別館② Vestax(ベスタクス)


 

(5)Pioneer パイオニア
 CD用ターンテーブル、DJミキサー、ヘッドフォン

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 テクニクス、ベスタクスと来たら・・・次は「パイオニア」になるでしょうか?

 正直、アナログDJ世代としてはCDJが一般的ではなかったこともあり、実はパイオニアにはそこまでお世話になってなかったのですが、今現在では、DJ機材業界のトップセッターとして、業界を引っ張っていますね!
 今回、改めてパイオニアのことを考えると、目的意識をもって着実に進化し、ベスタクスなどと同様に「現場の声」を反映した商品作りが上手いメーカーだな~と思いました。

 そんな訳で、テクニクス、ベスタクスよりは控え目(?)になりますが、以下で紹介です!


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『総合カタログ』 1995年7月

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『総合カタログ』 1998年11月

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『総合カタログ』 2003年3月

 まず、パイオニアという会社、そしてCDJの背景を紹介しましょう。

 パイオニアという会社は、かなり規模の大きい会社なので、色々な事業をしており、今となってはカーナビのメーカーというイメージが強いかもしれませんが、活動の初期はオーディオメーカーとして発展し、日本のオーディオ業界の草分け的な存在とも言われております。

 その中で、パイオニアはレーザーディスクの開発・製造を行ってたことから、業務用カラオケ機械の製造を行っており、そのカラオケ部門の方々がCDJを作り始めた・・・と言われています。
 動き始めたのは19992年で、当時のカラオケ部門の担当の方としては、カラオケが属する「エンターテイメント・ビジネス」の拡大を考えると、海外ではクラブの文化があるので、同社の技術で何か作ることが出来ないか?という考えの元、辿りついたのがDJ向けのCD用ターンテーブルだったそうです。

 90年代については、DJをするとなるとアナログ・レコードが一般的で、CDを活用することを考えていた人は少数派だったことに加え、CDJ1000以前の機種はアナログのようにイメージ通りのDJプレイが出来なかったことから、なかなか利用者が増えない流れがありました。
 ただ、90年代末位からは、時代的にもDJ達が自分たちの曲を作り始め、それをどうやってDJプレイするか?や、世界を飛び回る有名DJがアナログレコードを持って移動するのが大変なのでCDにしたい・・・などの需要と上手くリンクしつつ、自社の技術を高めていき、徐々にCD用ターンテーブルを普及させた流れがあります。

 そんなパイオニアですが、カタログとなると、他社にはない「パイオニア」らしいカタログが多かったと思います。

 掲載したのは、上の二つはCDJ-1000以前のDJ機材メーカーとしては決してメインではなかった頃のカタログ、下の2003年はCDJ-1000以降のカタログになります・・・

 上の1995年のは、ホント黎明期も黎明期で、CDJ自体を知らない人も多かったのか、割と「ストリート」的な訴え方をしてイメージ戦略をしつつ、CDJの使い方を詳しく紹介している感じで・・・どちらかと言うと、商品を周知させたい意向が強いカタログだったと思います。

 ただ、真ん中の1998年ぐらいになると、DJ業界ではちょっとヒットした小型CD用ターンテーブル「CDJ-700S」や、今やDJ用エフェクターの代名詞である「EFX-500」など、ヒット商品が出始め、業界でも名前が売れ始めた頃なので、カタログも豪華になっていきます・・・
 そして、2003年の下は、大ヒット商品であるCDJ-1000を経て、そのエコノミーモデルとも言えるCDJ-800が出た辺りで、だいぶ業界での認知度とシェアが増え、だいぶビジュアルを意識した感じがあります・・・コレ以降、どの商品もラグジュアリーな高級感を兼ね備えた商品をリリースし、それに伴い、カタログも高級感が増していきます・・・

 パイオニアって、やっぱり「オーディオ&ビジュアル」メーカーなので、音や映像が「綺麗」というのを伝えたいのか、カタログは高級感があるデザイン&仕様が多く、98年の時点でもその芽を感じます・・・

 DJの機材カタログ、私としては、そのメーカーの「顔」でありつつ、そのメーカーの「姿勢」が感じられる資料だと思っています。

 パイオニアについては、今にも続くブランドの「高級感」や「品質の良さ」のイメージを押し進める姿勢は強く、それは今の広報展開においても顕著だと思います。

 それは、正直、テクニクスやベスタクスにはなかった姿勢ではあり、CDJ以降のDJシーンを引っ張っていけた要因の一つかな~と思いました。

 なぜなら、DJという存在が、次第にDJブースではなく、ステージに立ってスポットライトを浴びながらプレイする存在になったことが大きく、そういった存在に見合う機材イメージも必要になり・・・パイオニアの広告展開を見ると、その辺の流れに上手く乗った部分があったかと思います。
 特に、ビッグビジネスになっていたヨーロッパ市場を意識した商品作りと広告展開は特筆すべきで、それまでのアナログを中心に動いていたメーカーが行わなかったことを実行した点も大きいかと思います。

 では、パイオニアの印象的な商品を、当時のカタログを使って紹介しますね~


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『CD用ターンテーブル CDJ-50Ⅱ』 1995年9月

 まずは、初期の商品で、一番最初に発売されたCDJ-50の発展機である「CDJ-50Ⅱ」です。

 今のCDJに見慣れると「なんだこれは?」になるかもしれないですが、昔はこんな箱っぽい形で、結構大きいサイズでした。

 この頃のは、まだ中央のジョグダイヤルを触っても、その場所で止まるとか、スクラッチが出来る機能は付いてなく、再生しているCDの音を早めたり、遅くしたりすることしか出来ず・・・正直使いづらかったです(^^;)

 なんでしょう、アナログでプレイしているように、手を離しただけで再生し始めるみたいなことも出来ず、CDが進行方向に再生し続けている状態でスピードだけ調整が出来る感じで、カットインやビートミックスなどのDJミックスをすること自体が慣れないとプレイができなかったと思います。
 当時、機材屋さんのデモ機なんかで試してみても、アナログで簡単に出来るミックスが全然出来ず・・・初期のCDJにとっては、この点がネックで、あまり普及しなかったように思えます。

 ただ、このⅡの時点、ピッチを変えても音程が変わらない「マスターテンポ」の機能があったり、ループ機能が内蔵されてたり、デジタル機材にしか出来ない機能は含んでおり、そういった点は割と評価されていたかと思います。

 また、現場からの声をしっかりと聞き取り、本体サイズを縮小化した「CDJ-700S」を開発したり、後で紹介するEFX-500で培ったエフェクト機能を搭載し、家庭用としても手が出しやすい価格にした「CDJ-100S」を開発したり・・・徐々に内容を良くしていった流れはあり、次の機材の登場で「CDJ」という存在がやっと華開きました・・・


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『CD用ターンテーブル CDJ-1000』 2001年7月

 はい、もはやDJの歴史においては大発明品の一つである「CDJ-1000」です!

 このカタログは、1000が出た時の単品カタログで、コレにはみんなが度肝を抜かれましたね・・・それまで、CDを「アナログ」のようにDJプレイ出来るなんて思わなかった中で、アナログと全く同じような操作が出来た点にはビックリしました!
 特に、スクラッチが出来た点は印象的で、それまでのCDJを知ってた人ほど驚いたと思います・・・ホント、コレが出た当時、みんな機材屋さんのデモ機でスクラッチを試してみて、普通にウニョウニョ出来ることに声を出して「ヤバい!」と言っていましたね!
 
 話がそれますが、DJという行為は、曲と曲を繋いでいく作業ではありますが、DJがイメージするミックスが出来るかが重要で・・・その観点から、一般的にはCDが売れている状況においても、DJ達は「アナログ」を使い続けた背景があったと思います。
 つまり、DJにとって「アナログ」が「操作しやすかった=使いやすかった」ことになり、それに付随してアナログ用ターンテーブルが売れ続け、アナログレコードも売れ続けていた・・・そんな構造の元、DJ業界が進んでいました。

 この限りにおいて、このCDJ-1000の登場は、DJ業界に大きなパラダイムシフトを与えたと思います。

 それは、これまで「使いやすかった」アナログでのDJに、CDJが追いついたことであり・・・肩を並べてみると、どう考えてもCDの方が利点が多く、徐々にアナログからCDに移行をしていったかと思います。

 まあ、正確に書くと、CDに移行したと言うよりも「アナログから離れて行った」でしょうね・・・

 確かにアナログは操作がしやすいですが、持ち運びは不便だし、購入することも大変だし、自分の作った曲を簡単にプレイできないし・・・離れる要因が実は多かったんですね。
 特に、真っ先にCDJに飛びついたのは、世界各地を転戦するHouse/Techno/TranceといったダンスミュージックのトップDJ達で、大きな荷物になってしまうアナログからの解放はメリットが大きく、かつ、自身が作った曲等もCD-Rに焼けば即座にプレイできることから、CDJ-1000の登場をもって、CDに移行したDJも多かったと思います。

 ただ、パラダイムシフトと書くと、急に変わったイメージがありますが、CDJ自体、徐々に普及していった感はあります・・・

 特に、アナログと比べるとCDでプレイした時の「音の悪さ」の問題は大きく、この点の改善は重要な問題だったと思います。
 まあ、結果的には、クラブ等のプレイではアナログに基準を合わせたPAセッティングになっていたことや、CDに録音した音源がDJプレイに耐えうる音質ではなかったことなどの問題点の改善の方が大きかったですが、メーカーとしてCDJ自体の改良することで音の問題も解決し、徐々にシェアを築いていったと思います。

 そして、このCDJ-1000以降の商品においては、かなり現場のDJの意見や時代の流れを汲んだ商品開発を行っていた印象は強く、一貫して「プレイしやすい構造」になっている点は大変評価ができると思います。

 それこそ、CDJ-1000の登場以降、同業他社がCDJを追い越せとばかりに色々なCD用ターンテーブルを作りましたが、圧倒的に使いやすい機材になっていたことは重要で、前途したブランドイメージも加わり、DJ機材メーカーの他社にはない強みを出すことが出来たのかな~と思います。
 それは、もうCDを飛び越えてデータの時代になってしまった今現在でも、USBにデータを詰め込み、そのUSBをCDJに刺してプレイしている姿を見ると・・・やはり「操作性の良さ」があってDJ達が選択をしているのだと思います!
 

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『DJミキサー DJM-800』 2008年ごろ?

 そして、今となっては「DJミキサー」もパイオニアの独壇場で・・・その位置を明確にしたのがコレで、今のパイオニア・ミキサーの人気を作りだした機種だと思います!

 まず、パイオニアについては、CDJの開発と共にDJミキサーも開発してて、徐々に人気を高めていった印象があります。

 90年代中頃~00年代初期までは、決してメジャーではなかったですが、使いやすい配置のEQや、BPMカウンターの搭載、そしてエフェクト機能が内蔵されているなど、DJM-500やDJM-600などはテクノ系なんかでは若干人気があったかと思います。

 その後、迷いながらという表現が正しいかは分かりませんが、何種類かミキサーを出していく中で、徐々にパイオニアにしか作れないミキサーを作り始めます・・・その到達点がデジタル時代の「音の良さ」で、それを明確に表したのがこの機種になります。
 
 流れとしては、2005年ごろにヨーロッパ市場で強かったALLEN&HEATHやRodecなどのテクノ系ミキサーに対抗する形で作られたとも言える「DJM-1000」で、世界初の機能としてミキサーに入ってくる音をデジタル変換(24bit/96kHz)をして出音の高音質化を実現したことがヒットし、以後の製品に組み込まれるようになりました。
 時期として、トランスやテクノなど、プレイされる音楽自体の内容も高音質になり、かつ、プレイする環境もフェスクラスの大舞台でプレイすることも増えてきており・・・・高音質が売りの音楽を「いかにして綺麗に鳴らすか」という課題を解決したとあって、徐々に人気を高めていったと思います。
 この辺は、CDJと同じで、市場の要望をしっかりと読みとって、自社の技術力の高さを生かした商品作りが上手いな~と思います!

 そして、2008年ごろに投入されたこの「DJM-800」では、もはや「パイオニア・サイズ」とも言える絶妙な大きさの4chミキサーとしてリリースされ、幅広いジャンルのDJから支持された点が大きかったと思います。

 例えば、CDJの普及とも関連するのですが、DJセットとしてアナログタンテ2本、CDJ2本のようなアナログとCDを併用するセットだと、4chがちょうど塩梅が良く、色々なジャンルのDJに評価をされたかと思います。
 また、HipHop系のDJからも音の良さから支持された点は大きく、それまで4chというとHipHop系のミキサーよりも大きくて敬遠されていた感がありましたが、コレを突破口に4chも認められた感じはありました・・・
 
 私としては、この機種がヒットしたことを受け、今のパイオニア・ミキサー人気があるのかな~と思います・・・ただ、オールドスクールな人間とすると、ツマミが多すぎてアレですね(^^;)


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『DJ用エフェクター EFX-500』 1998年12月

 そして、これも「徐々に」人気を博し、気づいたら絶対的な地位を誇るエフェクターですね!

 パイオニアに関しては、DJ機材の開発において必ず重要視している項目が「音源のエフェクト」で、どの機材にも多かれ少なかれエフェクトの機能が付いています。
 これは、ベスタクスやテクニクスがそんなには深入りしなかった機能で、他社との違いを出す為に進めていった方向性のように思います・・・

 その中で単体機として出されたEFX-500は、徐々に人気を博し、Techno/House/TranceなどのDJからは絶対的な支持を得ているエフェクターになるかと思います。

 CDJシリーズを始めとするパイオニアらしい操作性の良さ、そして多彩なエフェクトなどがうけ、クラブプレーにおいてこのエフェクターを利用するDJが増え・・・そういったDJのプレイに影響を受けがDJが更に使い始め、結果的に徐々に広まった流れがあったかと思います。

 特にこのエフェクターがウケたのが、歌がない「トラックの曲」でピークタイムを演出するのに効果的だった点だと思います。

 普通に聞いてると地味なトラックだけの曲でも、徐々にエフェクトをかけていくことで、フロアーに対して煽りと高揚感を与え、トラックのピークとなりそうな部分まで引っ張り、最後はフランジャーやジェットなどを強くかけて爆発させる・・・そんなプレイの仕方をするのに最適だったのがポイントだと思います。
 なんでしょう、DJシーン自体が「選曲で聴かせる」というよりも、「ショーマンスタイル」のプレイに変化したことが大きく、誰でもノレる歌詞がないトラックを武器に、DJプレイでのピークを作り出す為の機材として認知された点が大きく・・・そういった点で、このエフェクターが評価されたのだと思います。



 パイオニアのまとめになりますが、しっかりと現場の意見を聞いた上で、圧倒的にDJプレイがしやすい内容になってたり、音質や品質の良さがある点はもちろんのこと、テクニクスとベスタにはない「市場を読んでいく力」が長けたメーカーなのだと思います。
 それは、DJ機材がアナログからCDなどのデータに移行することを読んだのもあるし、DJシーンのあり方の変化(クラブプレイからフェス的なプレイへ)を読んだことで、それに見合った商品を作っていることに他ならないと思います。

 今後も、市場の変化に合わせた良質な商品を作り続けて欲しい所です!!





(6)国内DJ機材メーカー 各社

 ふー、テクニクス、ベスタ、パイオニアで相当書きましたね・・・当時から重要なメーカーだったので、カタログも結構持っていたので、つい無駄に長文を書いてしまった・・・(^^;)
 というか、この3社を説明すれば、日本のDJ機材の歴史が説明できることが分かり・・・本編と別館を頑張って書いてみた次第です。

 ただ、DJ機材メーカーは、ほんと色んなメーカーが参入してて、ヒットしたメーカーもあれば、ヒットせずに消えて行ったメーカーもあり・・・それに合わせて、色々とカタログを持っていました!

 そんな訳で、コレ以降は、印象的な機種だけアトランダムに紹介をします・・・手始めに「国内メーカー」編です!



①Melos メロス

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『DJミキサー PMX-2R』 1994年ごろ?

 私と同じ30半ばの方であれば「おわっ、懐かしい!」と思うでしょうか・・・ただ、私たちより若い方は殆ど知られていないメーカーですかね??

 Melosは、横浜に本社があったメーカーで、90年代初期(80年代末?)から00年代初期ぐらいまでは存在してたメーカーになります・・・今となっては存在しない会社だと思いますが、気づいたらDJ機材業界から姿を消したメーカーになります??

 んで、なぜMelosが我々世代には懐かしいのかというと・・・90年代中頃までは「HipHop/スクラッチ系ミキサーの代名詞」と呼ばれたDJミキサーを作ってて、ほんと使用率が高かったので、鮮烈に記憶に残っています・・・

 そのミキサーは、当時としては切れの良いフェーダーと、操作しやすい大きさとボタン配置がポイントで、ターンテーブルバトルの最高峰であるDMCの公認ミキサーになってたぐらいのスクラッチ向けなミキサーで・・・当時、HipHopが好きな人の大半が使っていたと言っても過言ではないぐらい、人気なメーカーでした。
 特に「PMX-2R」は、ほんと人気なミキサーで、95年ぐらいの高校生DJブームの時なんかは、メロスを使ってないと本物じゃないぐらいの勢いがあり、当時の有名雑誌「東京ストリートニュース」での高校生DJ紹介では、大半のDJが学習机の上にメロスが置いてあり・・・それらに影響して買った方も多かったと思います。

 なお、私も初めてのDJ機材を買う時に、ストニューを見てて、買うならメロスかな~と思っていましたが、いざ買う時になり、直感でベスタクスの「PMC-05 MK3」を選んでいました・・・
 今となっては、なぜベスタを選択したかは不明ですが、当時の自分に対してナイスチョイスをしたことは褒めてあげたいと思います(^^;)



②audio-technica オーディオ・テクニカ

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『DJミキサー AT-MX33G』 1995年ごろ?

 そして、こちらも私世代の方だと「おわっ、懐かしい!」と思うメーカーじゃないかと思います!

 今となってはヘッドフォンやマイクのメーカーとして大変有名な「オーディオ・テクニカ」ですが、90年代は緑色が印象的なDJミキサーを作っており、ボチボチ売れていたので、記憶に残っている方も多いかと思います。

 特に、メロスと同じコンパクト型の機種は人気で、画像の「AT-MX33G」や、それにサンプリング機能が追加された「AT-MX35G」などは人気で・・・結果的にベスタを選んだわけですが、私が初めてDJ機材を買うのに、最後までテクニカが競った記憶があります(^^;)
 確か、メロスやベスタの同等のミキサーより、若干安かった点がポイントで、それでテクニカにしようかと思っていましたが、フェーダーが他社よりも若干固く、それでベスタに流れたと思います・・・

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 ただ、テクニカについては、機材は利用しなかったのですが・・・1995年5月に発行された、この商品カタログには異常にお世話になりました!

 DJ機材のカタログにおいては、DJブームが故に何も知らない人も興味をもっているので、自社の商品を用いて「DJの操作方法」をレクチャーしたHow To要素を加えたカタログもあり・・・DJの教科書なんて無かった(知らなかった)時代なので、こういったカタログは大変参考になりました。
 このテクニカのカタログも、そういったHow To要素が入っており、簡単なミックスの仕方が書いてあり、当時、これを参考にしてDJミックスを学んだ記憶があります・・・

 ただ、今となってはビックリなのが・・・なんと、そのHow To部分の講師役が、あの「YOJI BIOMEHANIKA」さんです!!

 是非、掲載した画像を大きくして見て欲しいのですが、今とそんなには変わらないビジュアルで、先生をしている姿にはグッときます・・・
 また、二つ目の画像においては、各ジャンルのDJからのコメント&チャートの発表があるのですが、HipHopではDJ Fleshさん、Reggaeでは、ニトロ人脈でお馴染みのセルジオ石川さん(そうですよね?)が出てるなど・・・イイ感じで熱いです!!
 


③Tascam タスカム

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『スクラッチコントロールユニット TT-M1』 2003年ごろ?

 オーディオ・テクニカのように、日本で昔からあったオーディオ系メーカーがDJ機材を作っていた所は多く、それこそパイオニアのように大成功したメーカーもありますが・・・あまり目立たなかったメーカーも多数ありました。
 
 その中で、日本でも古参のオーディオメーカーであるTeac(ティアック)の業務機器部門である「Tascam」も、ボチボチ機材を出してて、大ヒットしたのはないですが、上記の部品は印象的です・・・

 この部品は、(3)のベスタクスでも触れた部品で、いわゆるDJ用のCDプレイヤー(CD-Xシリーズ)と連動し、アナログ用ターンテーブルに取り付けたこの部品が、タンテの動きに合わせてCDの音をコントロールするという・・・発想自体は「おわっ」という機材です!
 CDJ以上に、スクラッチなどのアナログ特有な繊細な動きを捉えることが出来たようで、Tascamとしてもかなり力を入れてたのか、ターンテーブリスト系ブランド「Mixwell」とコラボしたCDプレイヤー「CD-DJ1」を出す等、結構頑張っていたかとは思います・・・

 う~ん、同じ「オーディオ」に関する機器ではありますが、DJ機材というのは楽器的な要素も多少あり、純粋なオーディオメーカーが作ろうとすると、どうもズレが生じるみたいですね・・・
 Tascamを例にとるのは失礼ですが、むしろ、DJ的にはそのオーディオメーカーが作る高音質な音が鳴る機材の方がウケやすく、市場の模倣をする方が厳しい現実に直面する・・・のかな~と思いました??



④Denon デノン

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『CD用ターンテーブル DN-S3000』 2003年ごろ?

 んで、こちらも日本では老舗オーディオメーカーであるDenonですね・・・個人的には、自宅のアンプがDenonなので、やっぱりオーディオメーカーとしての認識が強いです?

 ただ、Denonに関しては、今でもSeratoなどと連動するDJコントローラーを製造・販売するなど、結構頑張ってて、DJ向けに関しては「Denon DJ」というブランド名で、デジタル化の波にしっかりと追いついており、今後も頑張って欲しい存在です・・・

 そんなDenonですが、上のCD用ターンテーブルは、アナログ派DJの琴線をなでる内容で結構グッときます!

 見た目や内容は、パイオニアのCDJとほぼ同一な後追い商品で、パイオニアよりもコンパクトさが売りだったかと思いますが・・・グッとくるのが、本体のタンテ部分に、なんと「本物の7inch」を取り付けることができ、アナログ感覚でプレイが出来る・・・という内容でした!

 今のシリーズに、それが採用されているかは分かりませんが、これは分かってらっしゃいますね・・・アナログ用タンテを親しんでいる方ならば分かるかと思いますが、レコードを触って操作をしていると、レコードの盤面が指に吸いつくような感じがあり・・・凄い操作がしやすいんですね!
 その考えは、先ほどのTASCAMのコントローラーや、後で紹介するNumarkのCDXなど、突き詰めれば突き詰めるほど「アナログ」が操作しやすいという結論になるんでしょうね・・・まあ、この考えの終着点は、セラートのようなコントロールバイナル方式になる訳ですが、残念ながら失脚した商品の中にも、メーカーとしての考え抜いた上での意思が埋め込まれているのだと思います。

 その中で、このDenonのCD用ターンテーブルは、アナログと向き合うことをシンプルに考えた点は素敵ですね!





(7)海外DJ機材メーカー 各社

 こちらも矢継ぎ早な紹介になりますが、海外のDJメーカーの機材も多く流通してて、それに合わせてカタログが配布されていました。

 まあ、日本国内以上に、アメリカやヨーロッパなど、もともとDJ市場が大きい地区で戦っているメーカーなので、各社とも色々な商品を扱い、売上合戦を繰り返していたかと思います。
 その中で、日本市場はある程度規模が大きかったので、売り上げを狙って各国のメーカーの商品が流れてきており、世界的に有名なメーカーの商品の大半は入ってきていたと思います。
 正確に書くと、海外のメーカーが日本法人を作り、直営をしたのは殆どなく、日本国内の輸入会社が販売権を得た上で日本国内で販売をしてたのですが・・・品質がイイのもあれば、海外らしい大味なのもあり、注目すると結構面白いかと思います?

 では、以下でメーカー別に紹介です~



①Numark ヌマーク(USA)

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『CD用ターンテーブル CDX』 2004年

 まずは、この前のDenonの所でも紹介したNumarkからいきましょう!

 アメリカの老舗DJ機材メーカーの一つであるNumarkは、アメリカ国内では結構人気のあるブランドで、歴史的な流れは分かりませんが、ターンテーブルに始まり、DJミキサー、レコード針など、様々な商品を扱う総合DJ機材メーカーになります。
 現在もバリバリ営業中で、日本国内での活動はアレですが、デジタルの波にしっかりと連動し、DJ用コントローラーなどを販売しているようです・・・

 そんなNumarkからの紹介は、このCD用ターンテーブルでいきましょう!

 今回のDJ機材紹介におけるキーアイテムであるCDJ-1000の開発以降、各社が競って出したアナログのように操作が出来るCD用ターンテーブルにおいて、Numarkが出した回答がコレで、日本でもボチボチ売れた商品になるかと思います。
 本体サイズがアナログ用タンテとほぼ同じ大きさどころか、ターンテーブル部分には、本物の12inchサイズのアナログ盤が乗っかる仕組みになっており・・・なんとも「アメリカン」な発想と大きさですね!

 個人的には、レコード針を除く海外製のDJ機材を使ったことがないのでアレですが・・・アメリカのDJ機材については「豪快」なのが多く、それが魅力かもしれないですね・・・

 このCDXも、大柄なアメリカのブラザー達の声を生かしたのか、他のCD用タンテと比べると明らかに「でかい」のが豪快ですが、これも現場の声を聞いている証拠でしょうか・・・基本的には、こういう発想は嫌いじゃないです(^^;)



②Gemini ジェミニ(USA)

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 そして、Numarkと並び、アメリカの老舗DJ機材メーカーと言えばGeminiも忘れてはなりません!

 こちらも歴史的な話は分かりませんが、結構古くからあるDJ機材の総合メーカーで、やはりタンテやミキサー、その他諸々を扱っており、今ではDJ用コントローラーやCDJ的な商品も出しているようです。

 個人的には、Geminiというと「HipHop」のイメージがあり、90年代のHipHopのPVなんかを見ると、バックDJ達が使ってる機材がGeminiが多いかな~と思っています。
 そういった流れは、機材にも反映されており、上の商品カタログであれば、よーく見ると全てのミキサーの盤面にマイクの穴があり、そこに突っ込むマイクも同時に案内されており・・・明らかにKid CapriやFunkmaster Flexのようなマイク使いを想定したミキサーになっており、その辺はグッときます!

 ただ、これもアメリカンな豪快さかもしれないですが・・・とにかく「デザインがダサい」ですね(^^;)

 なんでしょう、ブラックマン特有の感じというんでしょうか、ミキサー盤面に印刷された微妙なデザインや、明らかに使いにくそうなフェーダーやボタンの配置など・・・全体的に田舎臭さがあるんですよね・・・
 まあ、このカタログ自体、90年代末位ので、それ以降はもう少し良くなっていますが、根本的なデザインの考えはアメリカンで、日本人にはちょっと辛いっすね・・・

 なんか、総論的な話になりますが、海外メーカーのDJ機材が日本に入ってきても、あまりヒットしなかったのは、こういった「現地の好み」をそのまま輸入しちゃったところが問題だったのかもしれませんね・・・



③Stanton スタントン(USA)

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 なんか、海外メーカーについては、段々「ひどい」点を紹介してばかりですが、更に続けてみます・・・

 こちらもアメリカの老舗な総合DJ機材メーカーである「Stanton」で、NumarkやGeminiと同様にタンテやミキサーなどDJ関連商品を多く取り扱っており、現在もバリバリに頑張っているメーカーです。
 特に、NumarkやGeminiと比べると、レコード針が人気だったメーカーで、一時期はターンテーブリスト系DJに飛ばない針として人気があり、DJ Crazeのシグネイチャーモデルが出るなど、日本でも支持があったメーカーになります。

 ただ、ミキサーやタンテは、先ほどのGeminiで紹介したデザイン等の理由からかあまりヒットをしていませんでした・・・付け加えると、割と「パ●った」デザインや内容が多かったのが、理由かもしれません・・・

 DJ機材の歴史において、ヒットした商品というのは、それなりに使いやすい商品構成だったりするので、結果的に他社も真似る傾向があり、素人が見ると何がオリジナルなのか分からなくなります(^^;)
 参考で、00年初期ぐらいのカタログからミキサーのページを掲載しましたが・・・明らかにベスタの「PMC-05PRO」のパーツ配置とデザインで・・・当時としても「また似てるのが出たな~」と思っていました(^^;)
 
 一応、Stanotonには失礼なので補足をすると、日本のメーカーも含め、どのメーカーもヒットした機材に真似ることはしてるので、Stantonだけがやってた訳ではないですが・・・個人的にはアメリカメーカーはその傾向が強く、これもアメリカンな部分かもしれません??



④Rane レーン(USA)

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『ライブDJ用コントロールシステム Serato Scratch Live』

 アメリカ系のメーカーは散々たる説明になっていますが、こちらの会社はある意味「勝ち組」なメーカーでしょうか・・・ただ、私個人としては、この辺は全然ついていけないジャンルです(^^;)

 1980年代より運営をしているDJ機材メーカーであるRaneは、あのParadise Garageのサウンドシステムを担当したRichard Longの意を受けてDJ機材を作り始めたそうで、割と高級志向のミキサーを作ってたメーカーになります。
 今でも、Garageライクなダイヤルミキサーを作ってて、つい最近も新製品を出す(!)など、高品質な商品を大事にしているメーカーになります。

 ただ、このメーカーは、今となっては「データ時代を代表するDJメーカー」だと思います・・・それは「ある機材」を出したことで、DJの世界を大きく前身させたメーカーになるからです・・・

 その機材とは、コントロールバイナルの代名詞である「Serato Scratch Live」です!

 本文中でも「Serato」と書いていましたが、この00年代中頃に投入されたこの機材(システム)は、アナログ用ターンテーブルにレコード盤状のコントロールバイナルをセットし、それをアナログを聞くようにレコード針を落としてプレイすると、接続したPCにインストールされたDJソフトと連動する仕組みで・・・これも歴史的発明の一つだと思います!
 意外と言葉にすると難しいですが、つまるところ、パソコン上の音源データを、アナログ用ターンテーブル側でコントロールする仕組みとも言え、詳細なスクラッチやミックスが出来る内容と、パソコン一台を持ち運べばどこでもDJが出来るとあって、今となっては世界標準とも言えるDJ機材ですね!

 Rane自体、Scratch Liveを出すちょっと前から、アメリカ系スクラッチDJに支持されたDJミキサー「TTM 56」を発売するなど、割とスクラッチ向けの商品を出し始めた中で、Scratch Liveを出したことは理解が出来・・・それがHipHop系DJに受けた理由かと思います。

 この辺は、全然追ってない機材なので、もしかしたら間違いかもしれないですが、同時期に出始めたコントロールバイナル系の商品(例えばStantonのFinal Scratchとか)とかと比べて、圧倒的にスクラッチの反応が良かったのがポイントだったと思います・・・
 つまり、CDJも含め、データ系でDJをする時に、いかに「アナログと同じような操作ができるか」がポイントだった中で、Seratoの反応の良さがスクラッチ系DJに評価されたのが大きく・・・今回の記事のポイントである「操作のしやすさ」が光ったところがヒットした原因なのかな~と思います??

 カタログはレアなSL1時代のカタログですが、初めてコレらを見た時、こんなのでDJが出来るのか?と田舎者まるだしで疑ってしまいました(^^;)
 う~ん、今でも理解が出来ず、機材屋さんのデモ機も怖くて触れない(笑)ので・・・多分、導入する日はなさそうです・・・




⑤UREI by Soundcraft (UK)

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『DJミキサー Urei 1620 LE』 2005年

 ひとつ前のRaneでダイヤルミキサーの話をしたので、こちらを紹介・・・う~ん、これこそ「私の憧れ」の機材でしょうか!

 ベスタの別館で紹介した「R-1」でも紹介しましたが、House業界のDJミキサーにおいては、未だにその操作性と音の良さから1970年代~80年代に生産されたビンテージミキサー「UREI 1620」が愛用されています。

 これは、いわゆる「ダイヤルミキサー」と呼ばれるタイプで、慣れないと操作がしづらいミキサーではありますが、慣れれば慣れるほど音の調整が体に馴染み、気持ち良くDJが出来るミキサーとして評価が高く・・・当時の機材で、状態が良いものは未だに数十万円で取引されています。
 ただ、DJ機材メーカーとしては、古いUREIが使われ続けるということは、自社の製品が売れないことを意味するので、色々なメーカーがUREIを超そうと様々なダイヤルミキサーを出していました・・・それこそ、ベスタのR-1もそうだし、ひとつ前のRaneもUreiの流れをくんだミキサー「MP2016a」を出すなど、UREIを超すことはDJ機材メーカーの大きな目標になっているようです。

 そんな中、UKのDJ機材メーカーだった「Soundcraft」がUREI1620の再発モデルを出すことになり、世界のファンを驚かせました。

 外観は1620と全く同じで、音などもオリジナルモデルに負けない内容だったことから、オリジナル嗜好が強いDJ業界において、これは結構評価された再発だったと思います・・・
 まあ、オリジナルモデルにはどうしても勝てない感はありましたが、接続ラインが現代的なアレンジ(オリジナルは改造しないと対応できない場合が多い)だたり、価格もお手頃だったことから、今でも探している人が多い機種ですね~

 これは、美しい話にしたいのですが、DJ機材メーカーとして「超えたい壁」があることはイイことなのかもしれません。

 その超えたい壁は「Urei1620」で、未だにその壁を越えようと、世界各国の様々なメーカーが、Urei越えをしようと頑張って機材開発をしています。
 日本であればAlpha Recordingsさん、FranceのE&S社・・・どれも小さいメーカーですが、目標を超えて「理想の音」を出そうと、頑張って機材を製作しています・・・

 なんとなく、今回の記事を書いてて、ベスタのような真面目な会社が無くなってしまったことに喪失を受けてしまいましたが・・・探してみれば、音をしっかりと考えているメーカーは存在します・・・
 こういった、今と戦っているメーカーこそ評価しないとイケませんね!



⑥Allen & Heath アレン&ヒース(UK)

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 Ureiの再発を挟んで、ヨーロッパ系の商品も紹介です・・・ただ、意外とカタログの入手は難しかったようです(^^;)

 ヨーロッパというと、今も昔もクラブミュージックが大変盛んな地区で、とにかく様々な都市でクラブ文化が根付いており、それに伴いDJ機材市場も激戦区になっている地区かと思います。

 どうも、日本にいると、流行っている音楽とかの情報はダイレクトに伝わってきますが、DJ機材の情報はそこまでダイレクトに伝わってこなかったので、イマイチどんなメーカーが流行っていたかは把握しずらい部分がありましたが・・・人気だったメーカーは日本にも輸入され、ボチボチ人気があったかと思います。
  特に、TechnoやTranceといったヨーロッパらしいクラブミュージックにおいて、現場のクラブでしっかりと評価されたメーカーは、その評価を受けて日本にも入ってくるので、おのずと品質が良い商品が多かったと思います。

 その一つが「Allen & Heath」で、00年代以降のTechno~EDMシーンでは評価されているメーカーじゃないでしょうか?

 Techno系というと、Rodecなんかのように縦フェーダーでミックスするスタイルが一般的で、縦フェーダーの操作具合に加え、音の混ざり具合や、エフェクトがあるなど、HipHopやHouseとは違う基準で機材が評価されますが、Allen & Heathは、ビッグフェス級でも耐えられる高音質な設計などがウケ、様々なDJに評価されたメーカーだと思います。
 特に、Allen&Heathは、00年代初期にRichie Hawtinの助言を得て、時代を見越したMIDI機能/PCDJとの連携を念頭にした機種「Xone(ゼノン)」シリーズをリリースし、音の良さからたちまちトップDJに支持されたメーカーになりました・・・テクノ系は全然知識がないので、これで合ってるのでしょうか?

 ただ、カタログと言う観点になると・・・ヨーロッパ系のメーカーのは、結構地味なのが多かったと思います。

 現地でどれだけ流行っていても、日本では新参者になるので、中々評判は広まらず、海外メーカーの商品は結果としてそこまでは売れず、連動してカタログも地味なのが多かったと思います。
 このAllen&Heathも、パブリックなイメージでは、もっと派手なイメージがありますが、カタログは地味だし・・・他社であれば、たまたまあったスペインの「ecler」も地味ですね・・・

 日本のDJ市場においては、アメリカメーカーはまだ市場に入り込めたけど、ヨーロッパメーカーはあまり入れなった事実が・・・日本で配布されたカタログの内容から分かるかな~と思います??





(8)レコード針

 お次は、海外製品繋がりで「レコード針」に行きましょう!

 アナログでDJをする限り、レコード針は必須品で、私も含め、皆さんも思い入れが多いと思います・・・

 それこそ、アナログをプレイする限り、絶対に必要な機材(部品)で、針のスペックも音楽のジャンルや用途別に分かれ、種類も多種多様なので・・・おのずと興味が高い部品になるかと思います。

 特に、音がイイからA社の針を使ってますとか、針飛びしないからB社だ!とか、使う人それぞれの好みで判断されるので、意見が凄い分かれる商品だと思います。
 また、「交換」が前提にある商品だからこそ、DJ機材屋さんなどに行って触れあうケースが多いので、他のDJ機材とは視点が若干異なる商品かもしれません。

 そんな訳で、針カタログを紹介です!



①SHURE シュア(US)

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 まず、HipHop出身者でレコード針と言ったら「SHURE」でしょう!

 SHUREは、アメリカのメーカーで、今となってはイヤホンとマイクのメーカーかな~と思いますが、DJ業界においては「M44G」「M44-7」というスタンダード中のスタンダード針を作るメーカーとして有名です!

 通称「4G」ことM44Gは、主にHipHop向けの針で、低音の鳴りが正にHipHopな針で、私もヘッズだったころは4G一本でした!
 また、M44-7は、スクラッチ系針の最有力候補の一つで、針飛びのしにくさは評判が高かったです!

 この2つは今も昔も使っている方が多いかと思います・・・その理由の一つに「低価格だけど高品質」なところでしょう!

 アナログを使ってない方には分かりづらいかもしれないですが、レコード針というのは、使えば使うほど消耗をするので、定期的に交換をする必要があります。
 特に、スクラッチや長時間のDJプレイをすると、消耗は激しく・・・毎日毎日、DJの練習をしていると、ホント消耗が早いので、早いと2~3カ月、もっと早い方だと1カ月位で交換をするものになります。

 そのため、HipHopなどのスクラッチを伴うジャンルでは、針の交換を考え、SHUREのようなそんなに高くない商品の方が好まれ、かつSHUREは、針の消耗も他社よりは長いと言われてた(私はそう思っていました)ので、そういったコストパフォーマンスの部分で評価されていたと思います。

 また、レコード針は、メーカーによっても音が違うし、そしてメーカー内の商品規格によっても実際に鳴らすと音が全然違うので、この点も針選びの基準になるのですが、SHUREに関しては、HipHopでいう「ドンシャリ」系の音に強く、低音の出音の良さが評価されていました・・・
 実際、私自身もSHUREを使い続け、次に紹介するOrtofonのPro Sに変えた時、最初はローが若干細いかな~と思いましたが、むしろSHUREのローが太かったんだな~と思ったぐらいです・・・
 
 なんか、思い出話になっちゃいますが、高校生時代、真面目にDJの練習なんかしてたので、定期的に針を交換していましたが、交換した針が捨てられず、それが溜まっていき、なんか、その数が増えるにつれて、DJが多少は上手くなっていったので・・・使い終わったレコード針が一種の「青春の勲章」みたいな見方をしてた時期もありました。
 まあ、DJ的には初歩的なトランスフォーマー止まりで、クラブスクラッチやフレアーは会得できなかったし、未だにジャグリングは苦手だし・・・周りの方よりは全然上手くならなったですが、使いやすさの観点からいくと、やっぱり使いやすくってイイですね!!



②Ortofon オルトフォン(Denmark)

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 そして、私世代の方で、大人になってもDJを趣味にしてた方だと、大人になり、多少財力がついて、欲が出てしまい針をグレードアップするとなると・・・オルトフォンに流れた方が多いのではないでしょうか?

 オルトフォンは、元々オーディオ向けの高級針を製造していたメーカーで、その高音質な針がDJ達にもウケ、それこそLarry LevanのようなDJ達が80年代の頃から使っていたメーカーになります。
 特徴的なのは「本体の形状」と「音のピュアさ」で、オルトフォンの代名詞ともいえる「Concorde/コンコルド型」の美しい外観と、繊細な音の鳴りは唯一無二で、世界中から愛され続けているレコード針とも言えます。

 私も、時期は覚えてないですが、大人になってから同社の「Concorde Pro S」に換えて、それ以降、オルトフォンの音の虜で、今は再発モデルではありますが「Night Club S(OM型)」にグレードアップし、日々、コノ針でレコードを聞くのを楽しんでいます・・・

 そう、オルトフォンは大人にならないと手が出なかった針で・・・SHUREを使っていた小僧時代は「憧れ」の的でした・・・

 なぜかというと、価格が他社よりも高かったのが理由で、平均すると1本1万円~2万円ぐらいなので高校生~大学生には手が出せない針でした・・・
 だけど、周りの大人のDJからの評価は高く、かつ、コンコルド型の気品ある美しさが素敵で・・・大人になったら、絶対に買ってやろうと憧れていた・・・そんな針だと思います!

 そして、実際に変えた時は、ローの変化はありましたが、その音のクリアーさにヤラれ、高い針にするとこんなにも音が変わるんだな~とビックリした記憶があります。
 特に、そのくらいの時期から、DiscoなどのMid~Hiの音も重要なジャンルも買っていたので、Disco系の音の鳴りはSHURE以上で、今もコレが理由でオルトフォンにしています・・・

 まあ、使いやすさは人それぞれで、コンコルド型だと針をもちあげる取っ手の位置がヘッドシェルタイプよりも後ろにあるので、人によっては使いづらく、私もSHUREから換えた時には難儀しました。
 
 ただ、高い安いは別にして、自分の好みに合ったレコード針と出会えた時の喜びは結構大きいです・・・
 それは、テクニクスのタンテや、ベスタのミキサーなど、一生使える「相棒」と出会えたような感覚もありました。

 もし、あまり針にこだわったことがない方がいるのであれば、是非、自分の好みに合う針を探してみるのも面白いかと思います・・・


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 なお、今回は「カタログ」がメインの記事なので、こんなカタログも紹介・・・

 なぜか日本にも入ってきたオルトフォンが海外で発行していた「Ortofon DJ News」なる定期刊行物×商品カタログで、英語版ですが、結構好きで頂いていました。
 
 恐らく、皆さんもそうだと思いますが、オルトフォンと言うと、割と高級感のあるメーカーでしたが、こういった俗っぽい表紙の広告展開もしてたんですね・・・ちなみに、表紙のセクシーギャルは、海外でよくいるセクシー推しなDJの方のようです(^^;)
 まあ、海外市場では、品質面よりもイメージで売りたかった感があり、ターンテーブリスト系の記事に混ざり、イビザやマイアミのWMCの事が書いてあり、そういったシーンにも売りたかったので、こういう表紙なんでしょうね・・・



③他社の針

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『Pickering ピカリング(US)』

 え~、レコード針に関しては、ごめんなさい・・・これで玉切れです(^^;)

 SHUREとOrtofon以外、殆どカタログなどが出回ってはいなく、私が持っているカタログが足らないのと・・・私がSHUREとOrtofon以外はチャンと説明が出来なさそうだったので、まとめての紹介にさせてください・・・

 まず、ピカリングですね・・・こちらは90年代に凄い人気があったかと思います。

 特に、HipHop系だと「150-DJ」などが人気で、結構使ってた方が多いかも・・・ただ、日本だと、前途した通り、競合のSHUREが人気になってしまったので、ピカリングはちょっとマイナーな感じになってしまいましたかね??
 私は使ったことがなく、当時の周りの評価だと、針が固いというイメージがあり、針を使い始めて馴染むぐらいまでは針が飛びやすい・・・そんな話を聞いた記憶があります・・・間違ってたらご指摘ください(^^;)


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『Stanton スタントン(US)』

 そして、先ほどの海外メーカーのところで紹介したスタントンですが、レコード針のメーカーとしても有名だったと思います。

 画像は2001年ごろのカタログで、DMC3連覇を成し遂げた「DJ Craze」がモデルになっていますね・・・ちょうど、Crazeのシグネイチャーモデル(開発に協力したモデル)が出た時らしく、これでカタログを作ったようです??

 レコード針におけるシグネイチャーモデルについては、明確な資料がなかったので、ここでまとめて書きますが・・・ミキサー以上に多かったですね!!

 それこそ、ターンテーブリスト系は、レコード針がとにかく飛ばないことが重要なので、各社とも開発協力をお願いしつつ、ある意味の広告塔として活用してた感はあります・・・名前を上げればオルトフォンでQ-BertとDJ Kentaroの特別モデルがあり、Numarkだと毛色は違いますがCarl CoxやTony Touch(!)のモデルがあり、各社が競って出していましたね・・・
 ただ、割とターンテーブリスト系が中心だったので、音の面まで考えちゃうと通常モデルで事足りちゃうことも多く、意外と動かなかった針かもしれないです・・・実際はどうなんでしょう??

 なお、これも書くところがないので、ここで書いちゃいますが、テクニクスやベスタクスも針を出してましたが、残念ながらドマイナー過ぎるので割愛です(^^;)





(9)サンプラー、リズムマシーンなど

 お次は、DJとは若干離れますが、DJがプレイするダンスミュージックを製作する「サンプラー」や「リズムマシーン」の機材カタログを紹介します!

 個人的には、これらもDJ機材として捉えており、殆どの商品がDJ機材と近い位置で売られていたかと思います・・・それは、DJプレイと合体して使う方もいれば、DJの延長でトラック製作を作る方もいたので、近い位置にあったのだと思います。

 また、この記事でのキーワードになる「憧れ」という観点だと、これらの商品は・・・憧れでした!

 結果的に買う機会も、そして買う資金もなかったので手が出ませんでしたが、楽器を弾くという専門スキルがなくとも、こういったデジタル機材があれば簡単にトラックが作れる・・・そんな妄想が憧れの一つで、その矛先がカタログ集めに向かっていたようです(^^;)
 
 こちらのカタログは、結構面白いのが残っていたので、手厚く(?)紹介をしたいと思います~



①AKAI professional アカイ

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 一発目は、もうこの分野の4番打者である「AKAI」ですね!!

 AKAIは、我々としては「サンプラー」という存在を世界的に一般化したメーカーで、HipHopやHouse、Technoといった様々なダンスミュージックを作り出した「根源」を作ったメーカーだと思います。
 それこそ、直接的にAKAIは知らなくても、そのAKAIから作られた音楽をお世話になった人はいない位で・・・今の音楽はAKAI無くしては存在しないと言っても過言ではない重要メーカーです!!

 まず、AKAIが作った「サンプラー」について触れておくと、本体にドラムならドラムの音を録音(サンプル)し、それを操作ボタンに割り振り、ボタンを押すとそのドラムが鳴る仕組みで・・・これを組み合わせることで、機械の中だけでドラムを擬似的に演奏できたり、プログラミングをして延々と鳴らしたり、更に他のメロディーをかけ合わせることで一人で曲が作れたり・・・いわゆる「トラック製作」が一台で完成しちゃうそんな機材になります。
 特に、サンプリングをすることで音楽を成立させる「HipHop」は、AKAIなくしては成立しない位にお世話になっており、数々の名曲が、AKAIのパッドを叩くことで生まれました・・・それは、AKAIの圧倒的な操作の使いやすさと、音の良さがあってのことでもあります。

 もう、今となっては、テクニクスのタンテと並び、DJ機材界の「ユネスコの世界文化遺産」級なメーカーなので・・・私自身の結構カタログをもっており、人によっては感涙なのが多いかと思います(^0^)


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『サンプラー MPC3000』 1994年

 それでは、まずは歴史的な話からしたいと思います。

 AKAI自体は、元々は電子部品/音響系のメーカーで、82年に世界初のリズムマシーンである「Linn Drum」を開発したRoger Linnさんに協力を得て、新しいタイプの楽器としてサンプラーを開発した経緯があります。

 まず、Linnさん自体、実物の楽器を鳴らすのではなく、その楽器の音を機械的にコピーし、そのコピーした音をプログラミングして自動的に鳴らす機械(リズムマシーン・ドラムマシーン)を作った第一人者で、音をコピーし、機械的に演奏させることに長けていた方になります。
 Linnさんが開発したLinn Drumは、通称「リンドラ」と呼ばれ、当時は世界の様々なミュージシャンから重宝され、次世代の音楽を演出した機材でありましたが、日本製の安価で性能の良いリズムマシーンが出てきたことから、Linnさんの会社が倒産したそうで・・・その後、AKAIと出会い、更なる次元の機材としてリズムマシーンとサンプラリングマシーンを合体させた機材「MPC(Midi Production Center)」を生み出したそうです。

 サンプリングマシーン自体は、80年代初頭から電子機器の進展とともに作られ、極初期のモノは家が一軒買えるとも言われた位の代物ですが、徐々に定価化が進み、その中でもAKAIはヒット商品であるラック型サンプラー「S900」を発売する等、サンプラー業界で頭角を現してきたところでした・・・当時は、どちらかというとキーボードの一環みたいな位置づけで、時代の最先端を行く楽器だったようです。

 そして、87年には「MPC60」が発売され、ちょうどHipHopなどのサンプリングをすることで音楽を作る文化とリンクし、徐々に発展した経緯があります。
 それこそ、AKAIの特色ともいえる太くてざらついた独特の音質がHipHopとマッチして使われ続けたり、MPCシリーズの醍醐味である「パッド」の使いやすさもあったり・・・徐々に知名度をまして支持が増えた流れが初期にはあったかと思います。

 その初期の名残を残しつつ、ヒットしたのが画像の「MPC3000」じゃないでしょうか?

 更なる低価格化、使いやすさの向上に加えて、16ビット/44.1kHzという高いサンプリングスペック、打ち込みに耐えうるメモリーの増強などで、HipHop界隈では爆発的に大ヒットをした機種になります。
 発売は1994年で、生産終了後も人気があったことから99年に再発モデルが出るなど、当時は絶大な人気を誇ったサンプラーでした・・・

 そして、この機種が初期の名残があるのは・・・開発協力者のLinnさんは、自分がかかわった機材には「Roger Linn」というサインを入れることで有名(?)で、この3000が最後のサイン入りモデルになるからです。
 個人的には、このカタログの上部にもサインがある(!)ことに、Linnイズムを感じましたが・・・当時、Linnのサインが入ってるのを自慢してるトラックメーカーがいましたっけ(^^;)


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『サンプラー MPC2000』 1997年

 そして、AKAIのサンプラーを有名にして、かつ世界の音楽業界に対して大きな刺激を与えたのが、この「MPC2000」じゃないでしょうか?

 MPC2000は、一般の人には中々手が出ないサンプラーを低価格化(15万円位)し、かつ性能も使いやすさも向上させたこの機材は、全世界的にHipHopを「作る」人を増やし、90年代末から00年代初期のHipHop人気を進めた影の立役者かと思います。
 特に、日本においては、90年代中頃のDJブームを経て、HipHopのトラックも作ってみようと考えた若者に、トラックを作るという機会を与えた点は大変大きく、日本でHipHopを根付かせた貢献は十分にあるかと思います。

 うん・・・あの時代、HipHopが好きだったB少年たちにとっては、MPC2000は「手が届きそうな憧れ」だったかと思います。

 モチロン、販売された値段もそうですが、あの機械1台で、誰しもをバウンスできる曲が作れる・・・それは、既存のレコードを2枚使いすることで、新たな音楽を作るように、それまでの音楽概念から解放された自由な音楽の作り方が刺激的で・・・自分にもそれが作れるのでは?と思わせる位置で登場した点は大変大きかったと思います。

 私自身、買うことはなかったですが、あの頃は結構買おうかどうか悩んでいた時期もありました・・・
 DJじゃそこまでスクラッチや2枚使いが出来ないし、レアなレコードも持ってない・・・ただ、あの機械を買って、自分の発想力があれば、フレッシュな音楽を作れ、それでチャンプになれるかもしれない・・・

 もはや、宛ての無い「妄想」でしかないのですが、もしかしたらHipHopドリームを「叶えてくれそう」な位置で販売されたこと・・・そして、実際にそれで夢をかなえた人がいたこと・・・ほんと価値のある機種でした!


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『サンプラー MPC1000』 2003年

 なお、私が買うのをあきらめた理由としては・・・機材屋のデモ機で、叩いてみたけど、全然上手く操れる自信がなかったのも大きいかも・・・
 もしかしたら、機材屋や知り合いの機材を使って挫折したり、買ったけど使えずに挫折した人って多くなかったですか??

 前途の紹介では、さも簡単にトラックが作れるみたいな書き方をしましたが・・・かなり操作を覚える必要があり、私は結果的にコッチの理由で挫折しました(^^;)
 既に使っている人に教えて貰っても、モードを切り替えるのが良く分からなかったり、シーケンスの組み方が良く分からなかったり・・・何となく独特な構造が理解できず、割とスグに「俺には合わない」と思っていました・・・

 そう、このサンプラーについては、操作をすることの敷居が異常に高く、それがあるので「凄い売れた存在ではなかった」と思います。

 その限りにおいて、AKAIにおいても、DJ機材業界のカタログにおける奥の手である、操作の仕方を詳細に書いた「操作マニュアル付きの商品カタログ」を出していました。

 画像は、これもヒットした機種「MPC1000」が出た時に作られたヤツで、かなり詳しいところまで書かれた内容になっています。
 やっぱり、メーカーとしても、操作のとっつきにくさが、商品が爆発的に売れない理由と感じてたので、こういうのを作ったんでしょう・・・事実、買いたいけど操作が分からない人に対しては、こういった無料の操作解説があるのは助かり、私もこれを読んで、若干、心が揺らいだことは言うまでもありません(^^;)


 そんな訳で、HipHopなどを始めとするクラブミュージックを進化させた機材でもあり、若者たちの憧れでもありつつ、裏ではその憧れを破り続けた(すみません・・・)機材でした!

 なお、AKAI製品のチラシは、まだまだあるので、こちらも別館をご用意しました・・・お暇な時にお読みください!

素晴らしき「DJ機材カタログ」の世界 別館③ AKAI(アカイ)



②Roland ローランド

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 そして、こちらも日本が誇るリズムマシーン/サンプラーのメーカーですね!

 ローランドは、シンセサイザーや電子ドラムなど、電子的な楽器に長けたメーカーで、歴史は古く、電子楽器の隆盛に一役買ったメーカーだと思います。

 特に、我々の業界としては、ローランドが1980年に開発した「TR-808」を始めとするリズムマシーンの登場はなくてはならない存在で、AKAIと同様に、このリズムマシーンが出来たことでクラブミュージックが生まれたと言っても過言ではないかと思います!
 通称「やおや」と呼ばれるTR-808であれば、当時の技術としては決して実際の楽器の音とは似ても似つかない音ではありましたが、その独特な音が逆に良く、チープなハット音や、ボトムが太いベース音など、HipHopやHouseやTechnoといったクラブミュージックの土台を作った「音」であることは明白で・・・これも歴史的文化遺産です!

 そんなローランドは、90年代以降も様々な商品を発売し、DJ業界に対して使いやすいリズムマシーン/サンプラーを多く配給していたかと思います・・・


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『リズムマシーン MC-303』 1996年ごろ

 その中で、90年代にトラック製作をしてた方だと、このリズムマシーンはグッとくるでしょうか?

 先ほど紹介したTR-909の流れをくんだと言っても差し支えのないリズムマシーンで、ローランドらしいリズムをシーケンスするパッドが特徴的で、価格が安かった(定価で6万円位)こと、多彩な音を出せることなどで、クラブ系のクリエイターには人気だった機種になります!

 割とテクノ系で使われていたイメージがあり、各種エフェクトも付いていること、そしてローランドらしいキーボードパッドの入力が分かりやすく、シーケンスを組んだ時に正確に奏でること、そして最も重要な出音の良さなどを受けて利用した方は多いと思います。
 特に、当時も今も、ライブで使う人は多く、シーケンスの設定をスグに換えられるので、テクノ系のライブでは使っている姿を見た記憶があります・・・この辺は楽器メーカーとしての本領発揮ですね!

 う~ん、以後も様々な機種が出ていたかと思いますが、ポイントは「価格の安さ」かな~と思います。

 このMC-303は正にそうで、高校生でも全然手が出せる値段ですよね・・・また、TR-808に至っては、音が実際の楽器と似ても似つかないとミュージシャンからは評価され、市場では投げ売りに近い状態だったことから、HipHopやTechnoの若いクリエイターが買いやすかったことで、アンダーグラウンドで広まったとも言われています。

 よく「安かろう、悪かろう」なんて言われますが、良質な機材を作っているメーカーほど、そんなことは微塵もなく、むしろ音にも操作性にもプライドを持ちながら、お客さんが喜ぶ価格で出していた姿勢には・・・頭が上がりません。
 まあ、TR-808については、ローランドとしては苦笑の話かもしれないですが、こういった姿勢は忘れてはいけないですね!


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『サンプラー MS-1』 1996年ごろ?

 そして、低価格というと・・・コレにお世話になった方は多いかもしれません!

 通称では「フレーズサンプラー」と呼ばれているもので、クラブなどの現場では、プレイしている曲に対して、彩りを添える意味で音を足す為に使ってたことが多い機材になります・・・それこそ、今でも普通に使ってる手法ですが、曲を煽る意味で爆発音とかブザー音などを出すやつです?
 価格は約4万円位で、実売はもっと安かったと思います・・・コレ系のサンプラーも色々なメーカーが出しており、後で紹介するYAMAHAとか、我らのベスタクスなどが出していましたが、価格と内容の良さからコレは結構支持をされていたと思います。

 そして、この機種が恐ろしいのが・・・かなり低スペックと思われがちですが、サンプリングやシーケンスの機能があるので、これでトラック製作が出来てしまう点です。

 記憶レベルだと、これでトラック製作をしてる人は見たことがないですが、実際に「こんな動画」があり、コレにはビビりました・・・

 調べると、同時発音は4音のようで、今となっては箸にもかからない内容かもしれないです・・・でもこの動画を見てると、こういった音を作る機材って、機材の性能以上に「使う人の発想」が大切なんだな~と思いました!

 Roland製品は、ほんと「発想」が重要で、メーカーが思いもよらない使い方で様々な音楽を作り出してきたと思います・・・
 例は沢山あるかと思いますが、Rolandほど「ユーザーフレンドリー」を生かしたメーカーはなく、他ならず品質と内容の良さがあってのことだと思います!



③Boss ボス

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 そして、マニアなら分かるかと思いますが、Rolandときたら、次はBossでしょうか?

 Bossは、実はRolandのグループ会社のような位置づけの会社で、一般的にはギターのエフェクターや、マルチトラックレコーダーなど、ギター系の方(?)にはお馴染みのメーカーかと思います。
 何となくですが、割とプロ向けな部分があり、かなりマニアックな商品もある中で、DJ向けな機材も開発し、こちらも我々の業界的にはかなり大きな存在かと思います!


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『サンプラー Dr.Sample SP-303』 2001年?

 その代表商品が、このサンプラー「SP-303」ではないでしょうか?

 かなりコンパクトなサンプラーで、今までの説明の流れでいくと、AKAIのようなトラック製作の為と、RolandのMS-1のような現場で使う為のフレーズサンプラーの中間みたいな感じでしょうか・・・

 トラック製作においては、後年になり、あの鬼才「Madlib」がこのサンプラーを愛用していることを公言し、サンプラー/シーケンスマシーン/リズムマシーンとして高い評価を得たのは割と後になってからのような気がします。

 発売時は、いわゆる低価格路線の商品で、どちらかというとDJプレイで活用するフレーズサンプラーの位置付けが強かったと思いますが・・・コノ商品も、Madlibのように、品物の性能以上に「使う人の発想力」の方が大切なことを教えてくれた商品だと思います。


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『サンプラー SP-404』 2005年

 ただ、このサンプラーについては・・・やはり「現場」/DJ向けの要素が強く、個人的にはソッチの印象が強いです!

 SP-303の後継機種として発売された「SP-404」ですが、カタログでは井上三太による書き下ろしイラストがあり・・・ここからもトラックメイカー向けというより、DJ向けなイメージが垣間見れます。
 
 つまり、DJプレイを補う意味でのサンプラーとしての位置付けで、ドラムや効果音などを足す、フレーズサンプラーの位置付けが強かったかと思います。
 特に、SPシリーズの特徴である、打ち込みパッドが光る点などは、暗いクラブでのプレーを想定した設定で、パッドを打つたびに光るのが視覚的にもカッコよく、やはりクラブ市場を狙っていたんでしょうね・・・

 ただ、こちらのサンプラーも、使い方によっては凡庸なフレーズサンプラーになってしまいますが、使うDJのアイデアによって強力な武器にもなるサンプラーだと思います。

 その代表例が、いまや日本を代表する和物DJである「吉沢dynamite.jp」さんで、日本屈指のSP-404使いとして日本各地をロックしております!!

 吉沢さんは「この動画」の1:10辺りから始まる生打ちのように、DJプレイにリンクする形でSP-404を活用していますが・・・どうですか、凄いでしょ!!

 この剣さん使いの自己紹介ルーティーンは、完全生打ち込みの現場セットで、これは上がりますね・・・大名作である「Super 和物 Beat 番外編 - ニュースクール 歌謡ダンスクラシックス!」でも披露されていますが、もはや吉沢さんの代名詞だと思います!

 こういうセットをみると、やっぱり「使い方」が大切なんだな~と思います・・・

 それは、きっと、説明書には一切掲載されないことで、そのDJの「自由な発想」の元に生まれる使い方なんだと思います・・・

 ここで紹介しているサンプラーやリズムマシーンもそうだし、タンテやミキサーもそうです・・・どんなに高い機材を買っても、それを使いこなさないと意味がないし、それ以上に、誰にも思いつかない使い方をしないと上には行けません・・・こういう所に「DJスピリッツ」があると思います!

 なお、生打ちの後、当山ひとみに行くのがフレッシュです・・・2008年の時点で、コレをプレイしてるんだから・・・吉沢さん、最高です!!



④Korg コルグ

 dj_korg_00.jpg

 んで、トラック系機材の最後は、こちらも日本を代表する電子楽器メーカーである「コルグ」です!

 現在はヤマハ資本の会社のようで、一般的には「キーボード/シンセサイザー」や「電子ピアノ」が強いメーカーと認識されることが多いと思います。
 ただ、こちらもDJ向けな商品を多く開発し、それこそミキサーやエフェクターを始めとするDJプレイ用の機材から、トラック製作用の機材等・・・結構色々な商品を開発していました。


dj_korg_02.jpg
『シンセサイザー Triton』

 その代表格の一つがこのTritonでしょうか・・・HipHopを長く聴いている方なら「懐かしい!」と思いますよね?

 このシンセサイザーは、実は全然DJ業界向けに発売されたモノではなく、サンプリング機能を取り入れたワークステーション的なシンセで、どちらかというとプロミュージシャン向けに開発され、実際にプロのミュージシャンにも評価されたシンセになります。

 ただ、90年代末位から、HipHopにおけるメジャーポップ化に伴い、サンプリングをしないトラック作りが流行った中で、当時はまだアップカマーだったSwizz Beatzが、このシンセに入っている音源を使い倒し、このシンセ一台だけでトラックを作ったことで、HipHop業界では大変流行ったシンセになります!

 実はこのシンセは、内蔵されているプリセット音源が豊富で、これ一台でドラムやベース、そしてメロディーも引け、かつシーケンスも出来るので、ある意味「サンプラー/リズムマシーン」的な色合いが強かったんですね・・・
 当時としては、まだサンプリングHipHopの色が残っていたので、Swizzのビート自体はコアなファンからすると安易すぎると非難された部分もありますが、今思うと、Swizzがこういった機材を見つけ、独自の発想でビートを作った点は極めて「HipHop」だと思います・・・やっぱり「使う人次第」なんですかね!

 なお、DJ向けのトラック製作用の機材も実は出していて、RolandのMCシリーズのようなリズムマシーンに、サンプラー機能が入れたようなトラックマシーン「Electribe」をシリーズ展開してて、これも結構ヒットしましたね~
 設定や機能別に何種類か出ていて、テクノ系の方だと、ライブセットで、これを数台用意し、同期しながら演奏をしてた方がいたと思います??


dj_korg_04.jpg
『DJ用エフェクター Kaoss Pad KP2』 2002年

 んで、DJプレイをしている方であれば、コッチの方が馴染みがあるかも・・・パイオニアの「EFX-500」シリーズと肩を並べる名エフェクター「Kaoss Pad」です!!

 本当は(6)辺りで紹介すべき機材ですが、これは本当にヒットし、今でも使っている方が大変多いかと思います・・・

 大きな特徴としては、本体の真ん中に配置されたタッチパッドで、何らかのエフェクトをかけたとき、このパッドを指でなぞるとエフェクトのかかり方が変化し、慣れると直感的なエフェクトがかけられるとあってかなり人気がありました。
 割とHipHop系には人気があり、アブストラクトっぽいエフェクトをかけるDJには人気があったと思います・・・また、大好きなDJデュオ「Ulticut Ups」もカオスを使ってて、当時は「こんな感じのDJセット」の元で、カオスをライブやミックス作りでかなり使ってた印象があります。

 この機材も、機材屋さんで試してみて、全然上手く使えずに挫折(笑)した記憶がありますが・・・きっと慣れるとホント使える機材だったと思います。

 特に「直感的に」エフェクトをいじれる仕組みが大きいですよね・・・それは、この機材の場合は真ん中のタッチパッドになるのですが、アナログレコードでDJをするように、自分がイメージした事が、指先で簡単に操作できるという点は凄い重要かと思います。

 なんでしょう、これも度々繰り返している話ですが、音楽と言う可視化しづらい内容を、イメージ通りに実行させる作業は難しく・・・そうなると「操作性」というのが大事なんですよね・・・
 このカオスパッドも、直感的にイジれる操作性の良さがポイントなんでしょうね・・・やっぱり日本のメーカーは凄いですね!

 なお、カオスパッドについては、市場の要望に合わせて商品をビルドアップさせていった点の素晴らしく、機能の充実化や小型化、または映像用のカオスを作る等、市場に忠実な姿勢も高評価です!

 ただ、このカオスの機能を内蔵したDJミキサー「Kaoss Mixer」も発売しましたが、これは微妙だったかな・・・
 個人的な私見では、DJミキサーは、音をミックスする為の機能に集中して欲しく、エフェクトをこだわり過ぎると、本来のミキシング部分がブレる感じがあるので、こういう内蔵系はあまり好きではありません・・・すみません(^^;)





(10)レコード機材・グッズ その他

 ふ~、やっと最後の項目です・・・長かった(--;)

 最後は再びDJ機材のラインに戻りますが、いわゆる「その他」系のを順不同に紹介します~


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『DJ用ヘッドフォン Pioneer HDJ-1000』 2002年

 まずは、これまでの機材紹介の中でも、コッソリと出てきたDJの必需品「ヘッドフォン」です・・・いや~、流石にこれは、単体のカタログもなく、総合カタログでも大きく取り扱われていないので、ここでの登場です(^^;)

 画像は、当時も今も人気なパイオニア製のDJヘッドフォンですね・・・パイオニア製はジャンルにとらわれず、幅広いジャンルの方に支持されていたと思います。
 パイオニア以外だと、私も長く愛用していたソニーの「MDR-Z700」とか、テクニクスの「RP-DJ1200」などが人気で、どれも本体の可動範囲が広く、DJ時にモニタリングしやすいのと、モニタリングした時の音の良さがポイントだったと思います。

 私はソニー派でしたが、DJ時のモニタリングの使いやすさはもちろん、普通に通勤時のヘッドフォンとしても使ってたので音の良さは保証済みで・・・DJ用とあって、ローの鳴り方が鮮明でありつつ、ミッド~ハイも聞こえやすく、リスニング用としても使えたかと思います・・・
 特に、どれも密閉型なので、ローをしっかりと鳴らしても、外に音が漏れないので、クラブミュージック系の音楽を聞くのであれば、リスニング用としての利点が多かったような気がします・・・

 ただ、私だけかもしれないですが・・・ヘッドフォンって壊れやすいですよね(^^;)

 DJ機材においては、どちらかというと「消耗品」の位置付けで考えている方が多く、特にプロの方だとそうですよね・・・なんでしょう、DJという環境で使う以上、粗雑に扱わざるを得ない状況が多く、使ってると本体のプラスチック形成部分などがひび割れ、最終的には壊れてしまいます・・・
 まあ、それを見越して本体自体はかなり丈夫に出来ているので、ホームDJレベルであれば、結構長く使える設計にはなっていますが・・・壊れたら高いお金を出して買い買えないといけないので、結構憂鬱な存在だったような気がします??

 ちなみに、ソニーのZ700は、毎日通勤で使ってたからかもしれないですが、結構壊れて下さった(?)ので、出費が結構痛かったです・・・今の通勤用は流石に安いヘッドフォンにシフトダウンしています・・・(^^;)



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dj_udg_01.jpg
『DJバック UDG』

 お次は、プロのDJだったり、定期的にクラブでDJをしている方だと必需品な「DJバック」です!

 これも色々なメーカーがありますが、そこまで大きいメーカーがないので、カタログを作っているところなんて皆無じゃないの・・・と思ったら、DJバックメーカーの最大手である「UDG」はしっかりとカタログを出していました!

 UDGは、DJバック界においてはかなり高級な部類のメーカーで、価格もそれなりにしますが、耐久性だったり、品質の良さなどで世界の有名DJからの支持は大きく、アナログ用から始まり、CD用、そして今のデータ時代に合わせた専用ケース等、今でもトップブランドとして君臨しております!
 それこそ、このカタログの中でも、自社の製品なのに「DJバック界のメルセデスベンツ」と形容しているぐらい、商品には自信があるようで、カタログにもそういった自信が感じられます!!

 私自身、外でDJをする機会が殆ど無かったので、DJをする時は、ちょっと大きめなトートバックだったり、旅行用のキャリーケースなんかに無理やりつめてDJしに行ったぐらいで、バックを買うことはなかったですが・・・UDGのはデザインの良さから、ちょっと欲しかったバックでした・・・

 それは、何となくですがオルトフォンのコンコルドが欲しかったように、そのスタイリッシュなイメージが物欲を刺激するんですよね・・・DJは外ですることは絶対にないけど、もしもの時の為に・・・みたいな無理やりな理由で買おうとも思ったぐらいです(^^;)
 それでいくと、昔、元UFOの松浦さんが、Porterに別注でキャリー付きのレコードバックを作ってて、それもメチャクチャ反応しまたね・・・値段は笑いが出るくらいアレでしたが、アレもカッコ良かったな~

 やっぱり、DJというものは、存在もそうですが、こういった機材も「カッコいい」が大切なんですね~



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『DJ用サンプラー YAMAHA SU10』 1996年

 はい、やっとオーラスです・・・長かった・・・最後は定番の「珍品系」の紹介です(^^;)

 ココまでの紹介においても、わりと「?」な機材も若干紹介をしましたが、DJ機材も誕生して30年ぐらい経過した訳ですから、変なのは色々とあります・・・
 それは、人によって基準がちがうので、どれが「変」なのかは人それですが、私が持ってたカタログの中から、これは変だというのをピックアップしてみました(^^;)

 まず、日本が誇る音楽系メーカーの大御所である「YAMAHA」ですね・・・まさか、DJ系の機材まで手を出していたとは!

 「手を出していた」というと、大変失礼ですが、こういった業界、大手の会社ほど、何か売れる金脈がありそうだったら脈略もなく乗りこんでくる訳です・・・YAMAHAもDJって売れそうじゃない?とか思ったんですかね??

 んで、勝負してきたのはスクラッチも出来るというサンプラーのようで、私の中では記憶がなかったので、真っ先に思ったのが「うさん臭そう」です・・・ただ、これはこれで、結構凄いみたいです!
 試しに「この動画」を見たらビックリしたのですが、出音も良さもそうですが、やり方を間違えなければ、全然スクラッチが出来てる・・・うわー、結構凄いっすね!

 また、繰り返しになりますが、やっぱり「使う人のアイデア次第」なんですね・・・こういった姿勢は忘れてはいけないです!

 ちなみに、今回はこういった動画を参考でリンクしてますが、こういった古い機材を遊び倒している方がいるのには結構ビックリで、かなり刺激を受けさせて頂きました(^0^)



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『MD用ターンテーブル(?) SONY MDR-DRE1』 1998年

 そして、こちらは完全な珍品でしょうか?

 我らの「ソニー」もDJブームに黙ってはいなかったようで、ソニーが自信を持って押し進めていた「MD」のタンテで業界に殴り込みをかけたようです??

 これはちょっとだけ記憶があり、イメージとしてはパイオニアの初期のCDJをMDにしたような感じで・・・まあ、使いづらそうですね(^^;)
 実際に使ったことがないので、詳細は分からないですが、カタログを見ると、ピッチコントローラーやループの機能は付いているみたいですが、CDJ1000以降の操作ジョグはなく、多分使いづらそうかな・・・どうなんでしょう?

 ただ、MDであれば、当時はまだCD-Rを作ることが難しく、MDの方が簡単に自宅録音が出来たので、そういった環境で作られた自作の曲をDJプレイするのには、結構イイ方向性だったかもしれないですね・・・



dj_escl_01.jpg
『リズムマシーン(?) Zoom SB-246』 2005年

 んで、最後の最後は、たまに出てくる「謎の海外製DJ機材」です(^^;)

 画像のは、Zoomという海外メーカーから出たリズムマシーンのようで、画像の通り「HipHop」系の様々な音が入った商品になります・・・なんか、うさん臭そうですね(^^;)
 例えば、商品型番の「246」というのがストリートさを出すために日本の輸入元が勝手に名付けたのか?と思わせたり、カタログの絵のDJの方の擦り方が、本当にそれで擦れるのかという構図だったり・・・う~ん、アレですね・・・

 ただ、調べてみたら、現地でもこの名前で出ているようだし、実際の内容も割と普通にドラムが出せる内容のようで・・・さらに価格も1万6000円ぐらいとあって、結構お手頃の商品のようです?

 DJ機材、ほんと「ピンキリ」な世界で、値段が高い安いもあれば、メーカーの知名度も様々でしょう・・・

 ただ、DJという範疇なら理解が出来るかと思いますが、そういった無名なモノにもイイ商品が隠れているのかもしれません・・・

 DJ/レコード業界にいると、誰も知られていないモノを独自の視点で解釈/表現する行為が普通に行われているかと思います・・・それは、一言でいえば「掘る(diggin')」になるかと思います。

 今回の記事において、ベスタなどでは、商品の良さは変わらないので使い続けてほしいなんて書きましたが・・・こういった「見知らぬDJ機材」を掘る行為も必要かもしれないですね・・・
 是非、根性がある方は、全国のハードオフをめぐって、面白いDJ機材を発掘してくださいね!!






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(11)最後に 

 dj_kizai_010.jpg

 いやいや、相変わらずの計画性の無さから、こんな膨大に、そしてこんなに書くのに時間がかかるとは思いませんでした・・・すみませんでした・・・

 今回の記事、きっかけは「DJ機材のカタログが結構あったはずだから、それで何か紹介ができないかな~」というレベルで草案し始めましたが、結果的に、当時発行されたカタログを用いて、昔のDJ機材を語る・・・みたいな内容になりました。

 変な話、これらの昔の機材を知りたければ、今なら簡単に検索が出来ちゃいますが・・・当時のカタログで、(一応は)当時の事を知っている私の視点で、こういった昔のDJ機材の良さを伝えたい・・・そんな思いで頑張って書いた次第です・・・

 ベスタクスが特にそうですが、ホント、昔のDJ機材メーカーの努力と情熱、そしてその努力と情熱が引き起こしたDJ業界への影響は計り知れず・・・こういったDJ機材メーカーの尽力があってこそ「今」があることを再認識して頂けると嬉しいです。

 歴史を知ると言うことは、何かの物事に対する知識や愛情、そして経験を高める上で最良の行為だと思います・・・

 今回の紹介を通して、こういった歴史や流れを知っていただき、DJ機材を含めた「DJ」という行為/文化をもっと好きになって頂ければ幸いです。



 ではでは、これで終わり・・・です。

 これかれもブログは私のペースで進めていきますが、色々と皆さまが喜んで頂けそうなことを企画していきますので、引き続きのご愛顧をお願いいたします!
 






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コメント
この記事へのコメント
いやー、壮絶な大作で、読破は疲れましたね(^_^;)

しっかし、初めて知ったメーカーや機材も多く、歴史と奥深さにヤられました!

オレとしては、USブランドに縁があるようで・・・numark 、gemini、stanton、全て世話になりましたね。
確かにどこかパ○モノぽかったり、ダサかったりしますが、とにかくコスパが高く、オレみたいに、「とりあえずやってみたい!」という人にとっては頼りになる存在かもしれません。

やっぱり今の憧れはパイオニアですね。時代とシーンのニーズを汲み取りつつ、とにかくオレ的には、洗練されていてスタイリッシュなんですよね。アングラなクラブのDJブースのみならず、オサレなカフェバーにもマッチしそうな感じ。DJがクラブの枠を越えて活躍するようになった今の時代の流れに上手く乗ってるなーと思ってます。タンテ、ミキサー、CDJ、ヘッドフォン全てをパイオニアで統一するのが密かな夢です。ちょっとミーハーかもしれませんが( ̄▽ ̄;)

お疲れ様でした!これからも楽しみに読ませてもらいます♪
2015/10/25(日) 13:42:15 | URL | kyk #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>kykさん

いつもお世話になっております&お読み頂きありがとうございます!

もー、いつもの事ですが、本当はもっと短いつもりでしたが、予想以上の大規模工事で、大変でした・・・(^^;)
週末はモチロン、平日も帰宅後に夜中まで作業をし、久しぶりに大変でした・・・まあ、計画通りに作業しない、私がイケないんですけどね・・・
ただ、こういった記事は、絶対に「後に残る」と思い、私が持っている記憶と、思いのたけを爆発させて頂きました・・・何かの参考になれば良いかと思います!

そして、kykさんはUS派でしたか・・・これは申し訳ないです、かなり評価が低かったですね(^^;)
どうしても、ベスタ共に歩んだDJ機材人生だったので、こういった書きぶりになってしまいました・・・
ただ、人によって思い入れが違うだろうとも思ってたので、平均的には紹介したつもりです・・・申し訳ないっす!

あと、パイオニアに統一は凄い分かります・・・今回の記事を書いてて、CDJを買おうかな~とか思いました(^^;)
普段、クラブに行っててパイオニア製品の音の良さだったり、DJからの信頼度は痛いほど感じてたので分かります・・・
でも、私としては、どうもボタンが多いのがダメみたいです・・・そろそろ、本気でUreiを狙わないとイケないかもしれないです?

そして、kykさんの返信だから書きますね・・・

本文では、このことを書いたらDJ機材の内容がブレそうだったので、あえて書きませんでしたが・・・東京を代表するクラブ「代官山air」がクローズする悲報がありました・・・
ちょうど、最後の最後を書いてた頃(金曜の夜?)に知った情報で・・・本当に悲しいの一言です。

airは、私が「クラブが本気で素晴らしい場所」であることを教えてくれたクラブです・・・

今回の記事ともちょっとリンクしますが、最初に就職した会社が辛く、勢いで辞めでしまい・・・その就職浪人時代に、友人と遅くまで飲んでて、終電を逃してしまったので、何となく一人でクラブでも・・・と思って行ったのがairで、Toshiyuki Gotoさんのパーティーだったのですが、トシさんのプレイにもヤラれつつ、airがもつ音雰囲気と音に一発でヤラれ・・・今に至っています。
その後、色々なクラブをめぐりましたが、やっぱりairは私が生まれた場所なんですかね・・・一番落ち着くし、一番楽しく踊れる場所だったような気がします。

そして、DJ機材の視点にすると、DJプレイを良質にする為だったらDJ機材や音響の用意に尽力を惜しまなかった数少ないクラブです・・・標準装備でUreiのオリジナルは出せるし、プレイするDJの希望に応える体制は素晴らしかったです。
なので、今回の機材の話の流れであれば、本当はairに対するリスペクトを書きたかったので、最後のまとめで何度も書いては消しを繰り返しましたが、結局は書けませんでした。

とりあえず、来週はダニー大先生が東京に来る(Danny、12月は絶対に代官山に来てくれるよね!)ので、そのギグのレポートになりますが・・・11月と12月の更新は、きっとair祭りになると思います。
今の時点でアナウンスされている11月のFrancois、そして年末のTimmy・・・裏情報では、airにゆかりなあの御大が久しぶりに単独パーティーをするらしいなど・・・もう、体が壊れるぐらい、行ってやろうと思います!
うん、あの踊りやすかった「木のフロアー」を折るぐらいの勢いで踊ってやろうと思います!!

ではでは、酔いに任せたら、こんなにも長くなってしまいました(^^;)
今後とも宜しくお願いいたします!!






2015/10/25(日) 20:40:35 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
悲しいです・・・
MTTさんのコメントで初めて知りました。
驚きを隠せません。

オレは基本ずっと地方暮らしだし、東京で生活した事無いし、東京のシーンを直に体験もしてないです。
そんなオレにとってもairは東京シーンのアイコンだったし、憧れの地でした。
個人的には、yellow/eleven無き現在における「最後の砦」みたいにも思ってました。

「パーティー」、「DJ」、「ダンス」・・・いずれも昔に比べて、いろんな意味でより手の届きやすい所まで来た感はあります。しかし、ピュアでリアルな部分が伝わりきらず、十分に理解されずにairのような箱がクローズしてしまうのは残念でなりません。大袈裟かもしれませんが、クラブカルチャーはこれからどうなってしまうのかと不安すら感じます・・・。

MTTさん、こんな情勢だからこそ踊り続けて下さい!オレも只のダンス・音楽・クラブ馬鹿としてダンスは止めません。

無駄に暑苦しい再コメントになって申し訳ないですが、それくらいショックだったんです・・・。
2015/10/25(日) 21:55:27 | URL | kyk #-[ 編集]
Re: 悲しいです・・・
>kykさん

再コメント、ありがとうございます!
airの話は、分かる方が少ないかと思ったので、本文では書きませんでしたが・・・kykさんのおっしゃる通り「最後の砦」の崩壊ですよ・・・
ほんと、ダンスに理解のあるクラブが少なくなってきてるし、箱自体が小さくなっていきます・・・小さい箱の連帯感みたいのもあるかもしれませんが、ある程度、大きな箱での解放感が感じられないのは残念です・・・
ただ、不思議とですが、村田大造さんのクラブで、市川祐子さんがおられるクラブです・・・絶対、次の箱を出してくれると思ってしまいます・・・

ではでは、来週はDannyのレポになると思いますので、宜しくお願いいたします!


2015/10/26(月) 22:55:49 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
いや〜、いつもながらパないですね。
これも、いつものことですが、やっとの思いで下までスクロールしたら、更に下に「別館」があったのには負けました(^^;)

テクニクスのタンテ等、“モロ”だと思うのですが、日本の技術力が世界の音楽シーンに多大なる影響を与えた、というのは、とても誇らしいこと。
レゲエの世界に『スレンテン』という、誰もが知る大ネタ中の大ネタがありますが、あの超有名トラックも日本製のチープなキーボード『カシオトーン』に内蔵されていた“ROCK”のリズムをそのまま流用したもの……というイイ話があります。
まさに「知られざるクールジャパン」!!

“前に向かい突き進む日本人 文化伝える俺らの子孫に”
は、なつかしの日本語ラップの名文句ですが、後世に伝えていくべき偉大なるジャパニーズ・カルチャーですよね。

最後になりましたが六周年おめでとうございます。
体(と、レコード雪崩)に気をつけてこれからも更新がんばってください♪
2015/10/28(水) 20:46:25 | URL | ソロバン #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>ソロバンさん

いつもありがとうございます!

今回は、かなり「思い」先行だったところがあり、頑張って書いたので反応があり、嬉しいです!
確かに、DJ機材においては「メイドインジャパン」が重要だったジャンルなんですよね・・・その点は、重々理解をしてたので、まとめたかった部分はあったと思います。
もうちょっと簡潔に書けたら良かったのですが、毎度の貧乏根性で、もってるカタログはなるべく多く伝えたかったので、大容量になったのは申し訳ない・・・最初は別館をつくることは全然考えてなく、あまりにもベスタは書くことが多かったので、つい作ってしまいました(^^;)

ではでは、健康には気をつけつつ、今後も頑張っていきます!
年末までに、もう一発ぐらいはボムが出せる予定なので、そちらもお楽しみに~





2015/10/29(木) 23:45:26 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
膨大な記事、感服です!
日を分けて読ませてもらいました。
昔はターンテーブリストに憧れたもんでメロスとかオーディオテクニカが懐かしい組ですw
結局テクニクス揃えでSL-1200MK3DとSH-DJ1200でしたが
機材には疎いほうだと思いますがフェーダーボードとかQFOとかVCR-2000あたり、やけに覚えてるのはベスタクスな印象がありますね、変な意味で。
主題から話しずれちゃいますがバトブレ一覧に載ってるBreak Beats & Scratch TRAXがPACO製だとはじめて知りました!
これの二番にB-Fresh Posseの音源が入ってて、全部確認しようと鋭意収集中です
http://ameblo.jp/killerkillerrecords/entry-11531360544.html
2015/11/04(水) 00:42:51 | URL | takuchi #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>takuchiさん

コメント、ありがとうございます!
今となってはメロスを知っている人の方が少ないので、こういう細かいところに反応頂けるのは嬉しいです(^0^)
また、ベスタ(PACO)のバトブレに反応するとは・・・相変わらず、渋いところを突いてきますね!
改めて確認しましたが、ちょうど写真に掲載した部分しかPACO製のは掲載がなく、むしろ、2番にB-Freshが入っていることを知ってビックリしました(^^;)
昔のバトブレって、日本製のもボチボチあり、日本語ラップ関係者が出入りしてた可能性はあるでしょうね・・・バトルDJも営業での飛びネタで日本語フレーズとかが欲しかったりするので、その辺のラインで参加してたりするのかな??
また、今思い出しましたが、日本語ラップの12inchに擦りネタが隠されているのもありましたね・・・BOOさんがいた大阪のS.B.Sの12inchに入ってたり、RipSlymeのFileの1stEPのプロモ(今の値段にビックリ・・・昔は3ケタでした)にも声ネタが隠れてたり・・・そういのは微妙に好きでした(^^;)

ではでは、今後とも宜しくお願いいたします~



2015/11/04(水) 21:45:19 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
B-Fresh Posse盤はMURO氏の結婚式で須永氏(だったかな?)が贈られたとかで前instagramに載せられてました
全然知られてないヤツですねw
隠れ擦りネタ結構ありましたね〜
ファンキーグラマー勢は初期プロモに絶対入ってるっていう謎ジンクスもあります
そして何故そこを収録したという謎カットばかりw
East End X Yuriの1stとかDAYONEのシングルでカットされたFGとブラザーKornのヴァースがペラも収録されてたりして熱いです
2015/11/09(月) 11:15:53 | URL | takuchi #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>takuchiさん

追加コメント、ありがとうございます!
おおっ、ありましたね! 確か、辰緒さんがMUROさんの目の前でDJをして、それをMUROさんにあげたってやつですよね~
そして、ファンキーグラマー勢の件、全ては把握してないですが、プロモ盤は、ライブでのカットネタを考慮して、余った所にブチ込んでいたんでしょうね~
やっぱり、CD以上に、メンバー側の意向が働ける余地があったんでしょうね~

ではでは、今後とも宜しくお願いいたします!



2015/11/09(月) 22:12:18 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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