HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ Kubota, Takeshi 「Classics Two」
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 ここ最近、割と率先して聴かないテープ(=あまり好みではなかったテープ)を聴くようにしているのですが、不思議なもので、以前は「う~ん」という感想だった作品が、いざ聴いてみると「おおっ!」と思うことが多いような気がします・・・

 まあ、私の経験値が上がり、やっと理解ができたということかもしれないですが、こういった中で、やっぱり有名だったり重要な作品ほど、そのレベルの高さにヤラれています・・・
 今回のクボタさんの第2段は正にそうで、やっぱり凄いっすね・・・真の「オールジャンル・ミックス」の素晴らしさが分かる1本です!!


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 今回は、あのクボタタケシさんの名作ミックステープシリーズ「Classics」において、1999年にリリースされた第2段(Two)をご紹介したいと思います!

 スケスケなスケルトンジャケがインパクト大で、ある程度、ミックステープがお好きな方ならご存知かと思いますし、何よりも「クボタタケシ」という存在を知らしめたテープとして、影響を受けた方が大変多い作品の一つかと思います。
 
 私自身は、残念ながら当時は子供すぎて作品に触れる機会がなかったり、その音楽性が唯一無二だった為に中々理解が出来なかったことがあり、クボタ作品は今まであまり紹介をしませんでした。
 調べてみると、3年くらい前に、無理して(?)このシリーズの第1段「DJ Kubota, Takeshi / Classics」を紹介していますが・・・それ以来、全くと言っていいほど聴いてなく、クボタさんの世界に入れませんでした。

 ただ、今回、先日の下北のテープセールで購入した「東のクボタ、西の宮本」の宮本雅夫さんのテープを聴き、とてつもなく幅広い選曲にヤラれ、東のクボタも聴いてみようと思い、この作品を聴いたら・・・もう、ヤバくって、すっかりハマってしまいました(^0^)

 では、作品の紹介に行きましょう!


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 まず、クボタさんにおいては「選曲の幅の広さ」が重要かと思います。

 それも、表現としては「異様なまでに幅広い選曲」なところが重要かと思います!

 実際にプレイした曲から紹介をすると、B面の一曲目では、映画に詳しい方ならジャケを見ただけで「おっ」と思う80年代フランスの恋愛映画「Betty Blue」のサントラから「Gabriel Yared / C'Est Le Vent, Betty」をプレイしています・・・
 とりあえず、この辺の80年代のNew Wave的(?)な曲をプレイするのも恐ろしいですが、ここからこの曲をネタにした曲(Tricky / Nothing's Clear)にネタつなぎし、90年代に入ってからの現行の曲をプレイし、更にレゲエ~ダブなグルーブに落とし込んでいくのが凄いですね!

 そして、クボタさんに関しては「時代」という点でも幅広く、60年代の曲でも平気でプレイしちゃいます・・・その代表格が右上のレコでしょうか?
 レコ写を見ただけでは「?」な方かもしれませんが、あのタモリ倶楽部のお尻フリフリなオープニングでおなじみの「Royal Teens / Short Shorts」をプレイ・・・まっとうな大人なら絶対に反応する意外な定番曲を選曲してくるところも凄いですが、それもレゲエ~ダブの流れからのプレイにヤラれます!

 あと、クボタさんの選曲の凄さが分かるのが「カバー曲」で、A面の最後ではあの土曜の夜クラシックなEP●さんによるSpinnersのカバー「●PO / It's a Shame」を選曲・・・こんな和物があるとは知りませんでした!
 ただ、ずるいのが、その次に俳優ジョニー・ディップさんが所属していたオルタナ・ロックバンドによる、ヤサグレすぎる迷カバー「P / Dancing Queen」を選曲します・・・カバー繋ぎで、こんな曲をプレイするとは・・・でも、不思議なグルーブがあるのが素晴らしです・・・

 もー、こんな感じで、1曲1曲をひも解いていけばいくほど、クボタさんの「選曲の凄さ」が分かります!!

 選曲の全部を紹介するのは大変難しいですが、他のDJがプレイしない曲を「DJミックス」の中にしっかりと落とし込んでいる選曲力の凄さといったら・・・やっぱり「天才」ですね!
 ジャンル的には、ほんと色んなジャンルの曲をプレイしてて、これら以外にも、検索してもヒットしない謎のラテン曲など、99年の時点で、世間のDJ/CLUBシーンの流れとは全く違う方向性の曲を掘って、カッコよくDJプレイしている点は素晴らしすぎます!


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 そして、クボタさんにしか出来ない「選曲」の話を発展させつつ、プレイする曲と曲を一本に繋げる「DJミックス」についても紹介をしたいと思います。

 選曲に関しては、ほんと色々なジャンルの曲をプレイしているのですが、その上でクボタさんが凄いのは、その「色々なジャンルの曲」をDJミックスを通して「1本の流れ」にしてくる点にあるかと思います!

 個人的にはB面中盤のピークタイム(?)で、上のようなレコを選曲して盛り上げていきます・・・

 B面序盤ではレゲエ~ダブ的なグルーブと、クボタさんが強い60’sのグルーブを上手く織り交ぜながら選曲を進めています・・・
 それこそ「Bernadette Carroll / Party Girl」という明らかにオールディーズといった感の曲から、「Tommy McCook & The Skatalites / Sauvitt」という60年代のレゲエ(スカかも?)に繋げてきます・・・年代が近いのもありますが、異なるジャンルでも「同じグルーブ」があれば繋げちゃうのが凄いですね!

 んで、そんな流れが続いていたら、おもむろに聞こえるトロピカルで聞き覚えがなんとなくあるメロディーが・・・この流れから、80年代ポップスな「Modern Romance / High Life」をミックス・・・超意外だけど、これが絶妙すぎます!!

 もー、この流れだけでクボタさんの「点と点を繋げて線にするDJミックス」の素晴らしさが分かります・・・全然違う曲だけど、グルーブはしっかりと繋がり、その上でいきなりアップな空気感にすることでピークを演出しているのが上手いです!!
 それもModern Romanceかよ・・・あえて微妙なジャケのレコを参考資料にしましたが、これはプレイしないっしょ・・・個人的には、この曲じゃないけど、コサキン(関根勤さんと小堺一樹さんのラジオ)をズーッと聴いていたので、番組中にジングルで使ってたModernには反応しちゃうんですよ・・・ズルすぎる(^0^)

 クボタさんというと、60年代選曲も有名ですが、Modern Romanceのようなファンカラティーナ~New Wave系の選曲も独断場ですよね・・・
 ファンカは、ある意味で「飛び道具」過ぎてなかなか使いづらいジャンルの曲ですが、こんな風にいとも簡単にプレイされちゃうと、つい影響されてレコに手が伸びそうです(^^;)

 んで、ダメ押しなのは、この後に歴史的な名アルバムから、ファンカラティーナ~スカ的なグルーブで「The Clash / Wrong 'Em Boyo」をプレイします・・・
 トラックリストを見ずに聴いてたら、素直に「イイ曲だな~」と思ってトラックリストを見て、Clashだと気付き、撃沈しました・・・



 う~ん、クボタさんの「ミックステープ」を説明するのは難しいですね・・・

 ここまで幅広い選曲で、それを一つのDJミックスに落とし込んでいる点があるから、この作品であったり、クボタさんの作品は「真のオールジャンル・ミックス」と言われているのだと思います。
 それも、ミックステープとしてリスニングに耐えうる内容でありつつ、このミックスをそのままクラブでプレイしても盛り上がる内容になっており・・・恐ろしいまでに「DJによる、真のオールジャンル・ミックス」になっています。

 ただ、私が理解するの時間がかかったことも事実で・・・どうしても選曲が「意外すぎる」部分があり、なかなか選曲に入れないのもあるかな・・・
 う~ん、やっぱり「聴く人を選んじゃう」部分もあるかもしれませんね・・・

 あまり上手く紹介ができませんでしたが、興味がある方は是非、聴いてみてくださいね!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kubota, Takeshi 「Classics Two」
Genre : Rock、Latin、Punk、New Wave、Reggae、Dub、Funk-a-Latina、Ppps、Wamono・・・
Release : 1999年 
Lebel : 0152 Records No Number
Notice : 2011年にCD版の再発が出ています。


Notice : ジャケット、トラックリストについて

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 う~ん、透明物は撮影が難しいな・・・(^^;)

 このテープは、テープのジャケットが、通常は紙素材なのを「透明なプラスチック・シート」を用いており、全体的にスケスケな仕様になっています。
 デザインをしたのは、スチャダラのボーズさんの実弟であるデザイナー「光嶋崇(こうしま・たかし)」さんです・・・カセットの特性を逆手に(?)とったデザインがフレッシュです!!

 ただ、このデザインだと、トラックリストもスケスケで、それも蛍光緑で印字されていることからトラックリストを読み取ることが凄い困難です(^^;)

 今回の作品紹介にあたり、どうしても曲が分からないと紹介が出来なかったので、気合いでトラックリストを起こしましたが、これは「クボタさん世代の先輩格のDJから後輩たちへの試練」だと思って頑張りました(^^;)
 ただ、その後で調べてたら、某サイトでトラックリストが出てることに気付き、あの労力は何だったんだと思い、撃沈しました・・・きっと、起こした方も相当頑張ったんだろうな・・・(^^;)




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<独り言>

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 もしかしたら、ブログを読んでいる方だと、今週は「この作品か?」と思った方も多いかもしれません・・・一瞬、考えましたが、準備が足らずで今回は断念しました・・・

 でも、写真のライオン君も、そして私も悲しんでいることは事実です・・・

 既にご存知な方も多いかと思いますが、HipHopグルーブ「A Tribe Called Quest」のメンバーである「Phife Dawg(ファイフ・ドーグ)」さんが3月23日に45歳の若さでお亡くなりになられました。

A Tribe Called QuestのPhife Dawgが他界。享年45歳

 明確な死因は分かりませんが、HipHopを築きあげた世代の一人がこの世を去るのは辛いですね・・・
 GANGSTARRのGURUさんがお亡くなりになられた時も感じましたが、こういった訃報を聴くと、我々が愛している「HipHop」が「過去の音楽」になってしまうのか・・・と思い、ちょっと切なくなりました・・・

 ただ、お亡くなりになられた情報を聴き、その日の夜、写真のMUROさんによるATCQミックスを聴きましたが・・・やっぱりファイフさんがいることで「ATCQ」なんだよな~と思い、改めてATCQの素晴らしさを知りました。
 グループの中心であることは揺るぎないQ-Tipさんが一人でもダメだし、DJのAliさんだけでも成立しないでしょう・・・3人がそろって初めて「ATCQ」であり、彼らが作った音楽は一生聴き続けられる「音楽」だったと思います!

 では、今回の独り言はこんなもんで・・・

 普通の独り言も入れておくと、スマホのバッテリーが急に早く落ちるようになり、仕事に支障が出そうだったので、昨日、急遽で買い替えをして・・・今日は、半日と行かないまでも、いらないアプリを消したり、設定を直すのに疲れました(^^;)
 携帯時代からそうですが、なんで機種変した後の設定調整が面倒なんですかね・・・ドコモは羊の執事さんが消したと思ったら、なぜか復活してくださるので困ります(^^;)

 ただ、今回は店員のお姉さんが凄い親切に教えてくれたので、だいぶ助かりました・・・思わず、スマホを引き取るときに、その店員さんに「ありがとう」を言いたくて売場に戻るぐらい、親切に教えてくれました・・・
 仕事は違えど、売り上げて利益を出すこと以上に、お客さんの立場に立って物事を考えることが重要なんだよな~と思いました・・・結局、仕事の愚痴になりますが、今週は年度末の大山場があるので、あのお姉さんからもらった元気で乗り切りたいと緒見ます!!






 
 
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コメント
この記事へのコメント
ファイフが・・・早すぎますね。残念です。
彼もフランキーと同じく長年糖尿病を患ってましたからね。

トライブの曲はダンサー時代に使い倒しました。2nd、3rdはB boyのマストアイテムですが、ダンサークラシックがとにかく多いです。とてもお世話になりました!
何気に3rdはかなり初期に買った作品なので、個人的に印象深いです。

かつてトライブのドキュメンタリーを見たことありますが、Q tipとファイフは色々あったようですね。Q tipのスター性は誰の目から見ても明らかですが、そもそも彼をhip hopに引き込んだのもファイフらしいですね。
MTTさんの仰るように、ファイフが欠けたらトライブじゃないと思います。
RIP・・・・
2016/03/27(日) 21:11:59 | URL | kyk #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>kykさん

コメント、ありがとうございます!
確かに、ATCQの曲って、ダンサー受けというか、聴いてて首を振ったり、体が動いたりしますよね・・・HipHopという音楽において、ライムでシリアスに語りかけるのではなく、パーティーであることの延長線な部分が強かったのかもしれないですね。
また、トラックのネタだったり、ラップだったり、どうしてもQさんに行きがちなんですが、Qさんだけだと、なんかシックリ来ないんですよね・・・こういった、不思議なバランス感が魅力だったのかもしれないです。

なお、以下は全然関係ないことなのですが、4月以降、やっと東京のクラブシーンもダンス熱が帯びてきて、それこそContactのオープンが楽しみなんですが・・・仕事等々で、微妙に行けそうもないです(--;)
とりあえず、ContactオープンのFK御大は無理っぽく、翌週のルイベガも微妙です・・・ちゃんとイケるのかな?
ただ、4月末にDanny先生が表参道のARCに来るので、それはなんとかして行きたいと思います・・・連休前の金曜の夜なので、久しぶりにギリギリまで仕事→仮眠なしでの参戦かな??

ではでは、なんとかして踊りに行くので、引き続きお願いいたします~
午前様になるぐらい仕事をしてたので、ストレス発散なコメント返しでした(^^;)

今後ともよろしくお願いいたします!


2016/03/29(火) 00:53:00 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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