HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Kid Capri 「Club Mysteries」
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 熊本~九州各地での地震にはビックリしましたね・・・徐々に被害の全貌が分かるようになりましたが、被害を知れば知るほど、地震の怖さを改めて痛感しました・・・

 今は、地震がおさまり、更なる2次災害が引き起こらないこと、そして、被災地域と被災された方の一日も早い回復が実現されることをお祈りいたします・・・また、お亡くなりになられた方には心よりご冥福を申し上げます。

 では、今週も今週で仕事しかしてなかったので、そんな自分を奮起させる為に聴いてたテープのご紹介です!!


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 今回は、ミックステープの父こと「Kid Capri(キッド・カプリ)」の作品において、89年~90年ごろにクラブでライブ録音された内容をテープ化した作品を紹介します!!

 まず、カプリについては、私だけかもしれないですが、ミックス作品を聴くと「元気にしてくれる」作品が多く、自分を奮い立たせる時は、不思議と手が伸びて、聴くことが多い御大です!
 
 この理由は、なかなか説明が難しいのですが、カプリにしか出せない豪快でファンキーなグルーブがポイントで、まさに「Hip Hop」なスタイルが気持ちよく・・・聴くたびに心が洗われ、励まされる部分があるからかな~と思っています。

 なんでしょう、カプリのテープを聴いてると「小難しいことはいらないよ、とにかく真っ直ぐ突き進め!」ということを改めて教えてくれるんですよね・・・
 小難しいこと(=仕事)を繰り返している自分を、本当の自分に戻してくれる感じがあり・・・仕事で疲れている時こそ、つい聴いてしまいます!

 そんなカプリですが、今回はまだ紹介をしてなかった「ライブもの」として、1989年~90年ぐらいにNYのどこかのクラブで録音されたと思われる「Club Mysteries」を紹介したいと思います!

 カプリというと、マイクを入れながらDJをする伝統的なNYのDJスタイルが醍醐味で、そのスタイルはスタジオやラジオでのミックスでも、お客さんを前にしたクラブプレーでも、そのカッコよさが味わえます!
 まあ、ミックス作品においては、スタジオやラジオとライブとで差がないのはカプリらしいのですが、聴いてて様々な「カプリ節」が聴けたり、心が洗われる「豪快っぷり」があったり・・・いや~、最高です!

 んでは、このテープの紹介は以下で詳しく紹介をしますが、カプリの素晴らしさについては、以前紹介した作品記事の方が詳しいので、そちらをご参照ください・・・

・ Kid Capri 「Old School Vol.1」
・ Kid Capri 「Old School Vol.2」
・ Kid Capri 「52 Beats」

 なお、蛇足ですが、ズーッと「ライブもの」と思っていた「20/6/89」(写真の左)は、今回、改めて聴いてみたらスタジオ録音と判明しました・・・ただ、これはこれで素晴らしいので、今週はコチラにも元気をもらいました(^0^)


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 では、この「Club Mysteries」について紹介をします!

 収録曲とカプリがしゃべってる内容を聴くと、89年~90年ぐらいのNYのクラブでの録音のようで、もしかしたらクラブ名が「Mysteries」というクラブでの録音かもしれません?
 カプリは当時、NYではUptownでDJをしていたはずなので、その辺なのかな・・・なお、DJ Kocoさんの作品のタイトルネタは、このカプリからですよね!

 そして、肝心な内容は・・・う~ん、熱いです!!

 出だしから「Eric B & Rakim / Eric B Is Presidents」のダブからボーカルに入れるDJミックスから始まり、当時のHipHopのヒット曲を中心に、カプリが得意とするブレイク系のネタ曲、R&B、そしてレゲエなどを熱くプレーし、グッときます!
 クラブプレーだけに、鉄板で盛り上がる曲が多く、それこそ「Mark the 45 King / The 900 Number」といったパーティークラシックなども織り交ぜ、クラブに来ているお客さんを終始盛り上げる選曲がイイですね(^0^)

 今までのカプリの紹介では、SoulやR&Bといった懐メロ選曲や、HipHopのドラムネタ(=ブレイクビーツ)を取り扱った作品しか紹介していなかったですが、カプリはやっぱり「Hip HopのDJ」なので、Hip Hopの曲を熱くプレーするのにはヤラれます!!

 その熱さの表れが「2枚使い」になるかと思います!

 ライブでありながら、クソ熱い2枚が炸裂で悶絶です!!

 例えば、89年のヒット曲である「Public Enemy / Welcome To The Terrordome」であれば、定番の「♪Hear the drummer get wicked!」の部分での2枚がヤバすぎです!
 カプリの2枚に関しては、技巧を凝らした2枚ではなく、とにかく豪快な感じで、表現としては「クソ熱い」んですよね・・・何でしょう、Bな心をお持ちな方であれば、その2枚を聴いているだけでも心が熱くなる感じで素晴らしいです!

 ただ、豪快でありながら、実は技師な部分もあり、これも2枚クラシックな「Super Lover Cee & Casanova Rud / Do The James」であれば、ビートで2枚使いをしつつ、頃あいの良いところで歌詞の「♪Funky Dope Maneuver」をリズミカルに擦り、最高です・・・
 この作品、細かく聴くと、豪快さだけでなく技が光っている部分が多く、最初のEric Bのダブからボーカルに繋ぐ辺りも上手いし、関連としてあえてインスト(ダブ)をプレイしている曲も多く、地味に渋いところもありますね(^0^)


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 そして、カプリの代名詞といえば「マイク」な訳で、マイクも大爆発しています!!

 多分、この「マイク使い」は日本に住んでいると馴染みが無く、リスナー側で好き嫌いが大きく分かれるると思いますが、これこそ「Hip Hop」な部分なので外せません!

 例えば、この辺がカプリらしいのですが、歌モノクラシックである「Lisa Stansfield / All Around The World」であれば、マイクでこの曲のサビである「♪Been around the world and I, I, I・・・」と歌いながらカットインをしてきます・・・
 もー、R&Bでも構わずマイクを入れ、Lisaについては、その後も2枚使いや半拍づらしなどで、ガシガシ攻めていきます・・・この自由さが「Hip Hop」ですね!

 歌いながらのカットインもそうですが、カプリのマイクって、ほんと「粋(いき)」なのが多く、ヤラれます!!

 歯切れのよい声で、ラッパー顔負けのパンチラインをバシバシ入れられるのがカプリらしく、個人的にはプレイ中に「♪Kid Capri is Full Swing!」ってラインにはグッときました!
 この辺のマイクは、DJの技術以上に、カプリなりNYのDJが培った「ショーマンシップ」の賜物で、カプリの場合は大味なんだけどそこまで大味ではなく、そこにカプリしか出せない「粋」が入ってて・・・う~ん、カッコいいしか言葉がありません!

 そして、同じようなサビを歌いながらのカットインで「L.L. Cool J / Jingling Baby」に繋ぎますが、ここからもグッときます!!

 Jingling Babyでは、歌詞が歌詞なので観客に来ている女の子向けなマイクをいれつつ、その後、LLのB面である「Illegal Search」に繋ぎ(渋い!)、粋な2枚をしつつ、中盤でNYの各地区向けのシャウトアウト(Queens in the House!)をするのですが・・・ある地区では声が返ってこなかったのか「OH, Sh@t」と苦笑いしています!
 ここの例えは分かりづらいですが、カプリにおいては、こういったDJプレイ中の「ミス」を自分の持ち味に変えちゃうグルーブがあり、ここも聴きどころになります!

 他の作品だと、針飛びしたらマイクで「ごめんね、ごめんね!」と謝ったり、ありえない位にノイズが再生されるレコードでプレイしてたり、そういったミスを「天然さ」や「豪快さ」で自分の持ち味にしちゃうのも、ほんと「Hip Hop」で、こういったプレイにはホント心が洗われます!

 前にも書いたと思いますが、小難しい技術や政治は関係なく、己の持っている「力」をぶつけることこそが「HipHop」で、カプリのDJやマイクを聴いていると、オールドスクールではあるけど、今の時代にはない、その「HipHopの純粋さ」があります・・・
 この純粋さが、今の時代を生きる私たちにとっては、忘れてしまった青春を振り返るみたいな感じがあり、心が洗われます・・・うん、子供の頃、胸に「B」と刻んだ者であれば、大人になって忘れかけたB魂に、再び火を灯してくれる・・・そんな効果がカプリのDJとマイクにはあるかと思います!



 なんか、紹介文を書いてて、やたらと「!」が多いですね・・・やっぱりカプリのテープは、紹介するだけでもテンションが上がるんでしょうね!!

 選曲でブレイクネタとレゲエが紹介出来なかったのは残念ですが、いや~、やっぱりカプリは最高ですね!

 カプリが作ったテープなりDJ音源は、探せば簡単にネットで落ちていると思いますので、興味を持った方は聴いてみてね・・・
 ただ、本当の「カプリ」を知りたければ、テープで聴くことをお勧めします・・・探せば結構テープもあるので、是非、聴いてみてくださいね~




<Release Date>
Artists / Title : Kid Capri 「Club Mysteries」
Genre : Hip Hop、R&B、Funk、Reggae・・・
Release : 1990年代前半
Lebel : Tape Kingz No Number

Notice : ジャケットのついて
 何度もプレスされているので、ジャケットは色々あると思います。今回紹介したテープは、90年代中ごろのリプレスに当たるテープになります。



Notice : トラックリストについて
 結果的にトラックリストがあっても役に立たないTape Kingz(笑)ですが、この作品にはトラックリストが付いていないので、なんとなく書き起こしてみました。
 そんなに精査してないので、間違ってたらスミマセン・・・なお、あえてインストをプレイしている曲がボチボチあるのですが、そのまま本編にいくこともあるので、インストプレイとかの指摘は割愛しています。

 なお、本編で書けなかったのでココで書きますが、ライブの録音の問題かテープの複製過程での問題か、突然、音がゼロになる部分が結構あります・・・この辺の豪快さも、マニアになると「イエス!」といって喜ぶようになります(^^;)
 あと、B面後半のレゲエが熱く、90年に入る前ぐらいのレゲエのカッコよさに反応してしまった・・・この辺も掘ろうかな~

Track List
[Side A]
Eric B & Rakim / Eric B Is Presidents
Grandmaster Flash / Larry's Dance Theme
Otis Redding / Hard To Handle
The Emotions / Blind Alley
Schoolly D / PSK, What Does It Mean?
3rd Bass / The Gas Face
D-Nice / Call Me D-Nice
? / ?
Jungle Brothers / J. Beez Comin' Through
Digital Underground / The Humpty Dance
James Brown / Sex Machine
? / ?
Lisa Stansfield / All Around The World
Family Stand / Ghetto Heaven
? / ? ※インストでカプリが熱くラップをしてる! 
     Put It Onのフレーズはこの頃から使ってたんだ!
Super Lover Cee & Casanova Rud / Do The James
T La Rock & Jazzy Jay / It's Yours
DJ Aladdin / Pay ya Dues
  ↓

[Side B]
DJ Aladdin / Pay ya Dues
Wrecks-N-Effect / New Jack Swing
Mark The 45 King / 900number
Ultramagnetic MC's / A Chorus Line
Biz Markie / This Is Something For The Radio
L.L. Cool J / Jingling Baby
L.L. Cool J / Illegal Search
? / ?
Public Enemy / Welcome To The Terrordome
Bell Biv Devoe / Poison
Chubb Rock / Caught Up (Remix)
Big Daddy Kane / Warm It Up, Kane
? / ?
Junior Blood / One Blood
Johnny P / Foreign Bundle
Lady G / Nuff Reaspect
Shabba Ranks / Wicked Inna Bad
? / ?
Shelly Thunder / Kuff
Sugar Minott & Lady G / Whole Heap A Man
Shabba Ranks & Admiral Tibett / Tell Me Which One
Frighty & Colonel Mite / Life Is What You Make It
Skull Man / Stop
Red Dragon / Duck Dance





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<独り言>

 本来なら、4月16日(土)に開催された「Record Store Day」のことを書くべきでしょうが、昨日の土曜日は仕事で黙殺されてしまったので、今回の独り言は写真なしの短め(?)です。

 まず、RSDについては、仕事終わりの夕方からレコ屋さん周りをしようとは思っていましたが、書類整理が追い付かず、普通に残業です・・・帰りにラーメンを食べるのが精一杯でした(^^;)

 う~ん、実はPorterとユニオンの限定バックがちょっと欲しいな~と思っていたんですよね・・・もう、売り切れちゃったかな??

 ただ、不思議なもので、開催日を過ぎると、欲しいな~と思ってた気持ちが半減していました・・・

 言葉を選ばなければ「周りの勢いに流される」→「勢いが治まったら冷静になった」ということなんでしょうね・・・
 ただ、我々、レコード馬鹿にとって恐ろしいのが、この後に「買えなかった後悔」が来ることがボチボチあることです・・・う~ん、今回はどうなるかな~(^^;)
 

 あと、こちらは蛇足な話ですが、今週の「とんかつDJアゲ太郎」神戸の描写にはグッときました・・・あの高架下にとんかつ屋さんがある設定がグレイトです!!
 来週以降、どう話が進むかは分からないですが、あの魔境が好きな者としては、期待せずにはいられない展開ですね(^0^)

 今やってる、京都~大阪~神戸の関西編、ちゃんと取材をして書いているのが手にとって分かり、制作者側がDJなりレコード文化を「分かってらっしゃる」のに、ほんとビガップです!

 今後の作品展開がどうなるかは分からないですが、是非、アゲ太郎君にはミックス作品を作ってリリースする話が読みたいです!








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