HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
Dego (Dego Ranks) 「Evening Muse」
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 暑いですね・・・暑い・・・(^^;)

 今年は、電車も会社も訪問先も、ガンガンとクーラーをかけてて快適ですが、そこから出て外の街を歩いたりすると地獄ですね・・・
 だけど、個人的には汗をかくのは嫌いじゃないので、家にいるときはクーラーはかけず、窓だけ開けてます・・・このブログの記事も、汗を少しかきながら書いてますが、夕食時のビールが美味しくなればいいかな??

 そんなわけで、今週は夏の暑さを和らいでくれた、この作品で紹介です!


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 今回は、大好きな「EMTシリーズ」から、Londonを代表するDJ/Producerである「DEGO(ディーゴ)」さんによる、素晴らしいRareGroove~Jazz~Soul選曲の作品をご紹介します!

 まず、DEGOさんの紹介からいきましょう・・・

 DEGOさんは、クラブ/ダンスミュージックのDJ/Producerで、ジャンル分けが必要がないぐらい「Good Music」を制作/プレイするお方になります。
 90年代はMarc Macとのユニット「4 Hero」でDrum'n'Bassの発展に大きく寄与し、その後もBroken BeatsといったLondon発のダンスミュージックを牽引し・・・もはや、世界のダンスミュージックの権威として名高いお方になります。

 特にDEGOさんが素晴らしいのが、自身の音楽のバックボーンにJazz~Soul~RareGrooveといった過去の素晴らしい音楽があり、これを生かした音楽作り/DJが重要かと思います。

 硬質で、どことなくデジタル感が強いトラックでも、その背景には温もりのある「音楽」がしっかりとあり・・・なんでしょう、抽象的な表現ですが「黒い」んですよね。
 ドラムンが流行った90年代末、無理してGoldieや4 Heroを聴いても理解が出来なかったですが、少し大人になった耳で聞くと、その豊かな黒い音楽性に気付きます・・・そう、デジタルだけでは説明がつかない「グルーブ」を音楽に与えているお方になるのだと思います!

 そして、そういったDEGOの持つ「音楽感」を、上手く表現してくれたのが、このテープになります。

 このテープがリリースされたとされる2002年ごろは、まだDEGO=ドラムンの人というイメージが強かったですが、DEGOのレーベルでもある「2000 Black」が大きく動き始め、Club Jazz~Future Jazzシーンでも影響度があったので、EMTシリーズの首謀者である沖野兄弟ともコネクションがあったのかな~と思います。
 
 内容は、以下の作品紹介の方で説明をしますが、DEGOの音楽の「背景」が分かる内容で素晴らしいです・・・

 う~ん、やっぱりEMTシリーズは、制作の依頼をする側(沖野兄弟)と、制作の依頼を受ける側(海外のDJ)が、しっかりと「信頼」があるから、受ける側もかなりパーソナルな内容で作ってくるんでしょうね!

 では、作品の紹介です!


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 まず、他のEMTシリーズと同じで、DJミックスはなく、選曲のみの作品になっていますが、DEGOの「気持ちいいグルーブ」が堪能できる作品になっております。
 それこそ、この時期に聴くと「天然のクーラー」のような選曲で、とても気持ちが和んで素敵です(^0^)

 まず、選曲面ですが、全体的にドープなRareGroove~Jazz~Latin~Soulが中心で、掘りの深さにヤラれます!

 A面の一曲目では、あまり知られていないFushion~Soulである「Samuel Jonathan Johnson / My Music」をチョイス・・・とにかくメローで気持ちいい曲なんですが、なんか聞き覚えがあるな~と思ったら、Alchemist制作の「Jadakiss / We Gonna Make It」ネタだ・・・もー、渋いっすね!

 選曲の大きな核としては「RareGroove~Jazz」になるのですが、かなり幅広く、そして深い選曲をしており、DEGOの「深さ」が分かります。

 例えば、これもなんかのネタになったスペーシーなBrazillianチューンである「Orlandivo / Onde Anda O Meu Amor」や、ハンガリーの鍵盤奏者による「Csik Gusztav Es Egyuttese / Ritmusvaltasok」のようなヨーロッパ~東欧JAZZを選曲してて・・・かなり掘ってないと巡り合えない曲が多く、深いです・・・
 ただ、その一方で、ブレイクビーツクラシックである「Let's Dance」を収録したアルバムから「Pleasure / Jammin' With Pleasure」といった知られざるJazz Funkを披露するなど、意外と気づかれない曲も選曲してて、素敵です・・・

 個人的は、やっと年齢と知識が追い付いてきたのか、こういった「Rare Groove」に凄い反応するんですよね・・・

 それぞれは、聴いてもかなり難解な曲が多いのですが、DJ側(選曲側)が、ある意思を持って並べることで、そこに「共通のグルーブ」が与えられ、凄い聞きやすく、そして気持ちが和らぎます・・・

 この作品で選曲された曲は、DEGOの感性で「メロウ」「スペーシー」「サンバ」「ジャズ」等を軸にイメージしてて、全体的に「モノクロームな雰囲気のある躍動感」が気持ちよく聞こえ・・・結果的に「DEGOのRare Groove」、つまり「DEGOの音楽」みたくなってて、素晴らしいですね!


 また、選曲の構成の仕方も素敵です!

 A面は、割とメロウネスを追求した内容でありながら、深く聴くと、そこにダンス性が伴う内容になっています・・・一方でB面は、東欧Jazzを中心に選曲し、ラウンジーな印象がありながら、こちらもダンス性(スイング感?)があります・・・

 そう、A面もB面も、メロウな質感を出しつつ、実はダンス性を内包してて、その上でA面とB面とで違う世界観を設定しているので、作品としての奥深さがあります。
 テープ自体、A面とB面で60分で、時間が短いので、おのずと何度もループしながら聴いてしまうのですが、聴けば聴くほど何度も聴いてしまいます・・・きっと、DEGOが真剣に選曲したからこそ、しっかりと聴ける内容になっているのかもしれません。


 
 作品紹介は以上です!

 ちょうど、来週末に、日本にツアーで来日をされる予定になっており、そのパーティーには沖野好洋さんもDJをされるので、やっぱり沖野コネクションがあっての作品なんだな~と膝を打ちました。

 気になる方は探してみてね~



<Release Date>
Artists / Title : Dego Ranks 「Evening Muse」
Genre : Jazz、JazzFunk、Fushion、Latin、Brazillian、Soul・・・  
Release : 2003年(?)
Lebel : Especial Records No Number








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<独り言>

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 え~、真夏も真夏ですが、今週末はちょっと個人的には楽しみな週末でした・・・

 我らのユニオンが、各店が一斉にレア盤の放出セールを開催するイベントが8月6日(土)に行うことになり、それがちょっと楽しみで、昨日は見学半分で各店舗を回っていました!

 ● 2016 Summer プレミアム廃盤セール


 この合同セール、夏場のこの時期に開催することが多く、年末のセールとGWのセールと並んで、マニアが狂喜乱舞するのですが、今回に関しては、異様に「ゴツい出物」が多く、ジャンルは違えど、告知のブログを見てるだけで「ざわざわ感」が感じられました・・・

 例えば、渋谷の中古センターでは、幻の「The Blue Hearts / 1985」のソノシートが出たり、他のお店でも軒並みゴツいのが出まくりでした・・・

 残念ながら、私が並んでも欲しいと思ったモノは無かったので、セール自体は観戦目的でしたが、かなり面白かったです!

 どのお店も、セール開始時から遅れてお店に行きましたが、いわゆる「戦いの後」だという感じがする店内で、レコード馬鹿としてはグッときながら各店を回っていました・・・
 特に渋谷は早い時間に行ったのですが、試合後の独特のザワザワ感や、その鬼レア品を掴んだ人のオーラなど、イイ感じでしたね・・・とりあえず、Blue Heartsは即売れだったみたい(いくらだったんでしょう?どう考えても20万超えでしょうね~)だし、他の店舗でもトップな鬼レア品は瞬殺だったみたいです!

 う~ん、レコード屋さんに通うことって、自分が欲しいレコード等を探しに行くことだけではなく、こういった「観戦」も楽しみ方の一つかもしれないですね?
 ただ、本当は参戦したかったのもあります・・・今度はDiscoかテープでやってほしいな~

 なお、ちょこっとだけ欲しかったレコがありましたが、コンディション不良で今回も諦めました・・・

 このレコ、発見しては状態だったり、値段が納得できないので、手には取るけど買わないことを繰り返しをしており・・・結果的に、私が買わないと気付いたら他の人に買われてて、ここ1カ月の間だけでも4連敗中です・・・(^^;)
 今回の作品紹介にも繋がりますが、RareGroove系のレコードは、ジャケや盤質のコンディションで価格が大幅に変わるので、レコードの値踏みや相場観が難しいですね・・・


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 そして、こっちはちょっと欲しかったブツをやっとゲットしましたよ!

 これは、90年代の日本語ラップ関連のフライヤーを集めた「LEGEND OF JAPANESE HIPHOP FLYERというアートブックで、首謀者であるココナッツ代々木店のYOKOさんから直接購入をさせて頂きました!

 この本、耳の早い日本語ラップファン等はご存知かもしれませんが、日本語ラップ関連のクラブイベントのフライヤーや、作品発売時のチラシなどを集めたアートブックで、2014年に出した第1段を増強する形で、今月、第2段が完成しました・・・あのサンプリングラブさんも取り上げていたので「あれか!」と思う方も多いでしょうか?
 ただ、内容が内容なので、あまりおおっぴらには売れないので、かなり限定な売り方&印刷数なので、実際買われた方は少ないかな・・・実際に、ココナッツさんでも店頭には置いてなく、YOKOさんに声をかけたら出してくださったぐらいなので、ある意味「ウラ本」です(^^;)

 んで、肝心な内容は・・・素晴らしすぎます!

 私も相当フライヤーは持っている(集めていた)ので、私が持ってるのもありましたが、どこから入手したのか分からないブツも多く、ほんと資料としては貴重すぎます!
 個人的には、雷勢が集まったイベント「鬼だまり」でのライブの進行表(!)や、前に紹介したCeloryさんのイベントテープの詳細が分かるフライヤーなど、腰を抜かすブツの連発で、素晴らしい「酒のつまみ」になりました(^0^)

 欲しいと思った方は、もう残り数が少ないみたいなので、早めに動いてね・・・色々と探せばネットで買えますし、ココナッツ代々木店のYOKOさんに声をかけてくれれば出してくれるみたいんですよ!


 なお、YOKOさんと色々と情報交換し、私もこの辺のフライヤーは結構持っているので、今後を見据えて色々と協力をすることにしました・・・とりあえず、実家で発掘してこないと(^^;)

 こういうものを、おおっぴらにするのは、色々とあって大変です・・・
 ただ、あの時代が持っていたエッセンス・・・うん、私たちを魅了したエッセンスを、次の時代に伝える上で、こういった作業は凄い大切だと思います。

 このブログでは、そういった「伝える」ことも意識してきましたが、そろそろ、もう一歩、踏み出した作業が必要かもしれません・・・まだ、形になるかどうかは分かりませんが、私自身として、今までよりも「踏み出した」ことをしていきたいと思います!


※参考 こんな感じで色々と持っています~
● 素晴らしきステッカーの世界(2014年2月)
● 素晴らしきフライヤーの世界(2014年4月)
● Savage(MURO'S Shop) - Shop Sale Flyer - (2009年3月)
● 「HARLEM 15TH ANNIVERSARY BOOK」 (2013年2月)
 

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 そして、最後はこの写真で〆ましょう・・・地獄行きのチケットを買ってしまいました(^^;)

 前回の更新でも報告しましたが、毎年恒例である「京都・大阪・神戸・名古屋のレコード旅」を、来週末に開催することにしました!
 いつから行くかはまだ秘密にしておきますが、次回の更新では、1日ごとに、その日に掘りに行った報告を紹介していきますので、お盆の暇つぶしにお付き合いくださいね・・・

 なお、私の心の洗濯に行くための旅行なので、あんまり新鮮味はないです・・・ルートも全く一緒だし、結構掘りつくした感はありますが、色々と珍道中になるんだとは思いますので、お楽しみに・・・
 一応、これまでの戦歴(?)も並べておきますね・・・今年は6年目だそうです(^^;)

● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2011年8月 
● レコード屋探訪(京都・大阪・名古屋) 2012年8月 
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2013年8月
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2014年8月
● レコード屋探訪(京都・大阪・神戸・名古屋) 2015年8月


 ではでは、来週の更新をお楽しみに!!





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コメント
この記事へのコメント
このシリーズは個人的にストライクなdj、選曲なので毎回楽しみに読んでます♪
それにしてもdegoって本当にオールマイティーですよね!dj、アーティスト、レーベルオーナー・・・どれをとっても一流です。彼絡みの作品って個人的にジャンルレス、普遍的な良さや黒さを感じます。音楽的な良さのみならず、DJプレイ的にも使い勝手の良い作品が多いと思ってます。過去のブラックミュージックへの愛を感じます。他の作品ではド頭からp-funkだったり。。
毎回思いますが、テープオンリーが残念です。まあこのクオリティをCDやメジャーで実現するのは無理ありそうですが(苦笑)
今年も珍道中(?)楽しみにしてます🎵ではまた!
2016/08/07(日) 20:25:41 | URL | Kyk #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>kykさん

コメント、ありがとうございます!
おおっ、このシリーズに着目を頂いていたなんて・・・あと、残り1本で紹介が終わる予定ですよ~
あと、Degoについては、私自身は、凄い深く知らなかったお方ですが、今回のテープを聞いて、結構見直して(?)しまった部分があります。
それは、kykさんがおっしゃっているブラックミュージック感だったりがそうなんですが、音なり選曲が古びないんですよね・・・それこそ「ブラック(=黒い)」のかもしれません。
ミックステープは、この作品ぐらいしか出してないようですが、ミックスCDやコンピも、これでいくとヤバそうですね・・・機会があったら、聴いてみますね~
では、珍道中もお楽しみに&今後ともよろしくお願いいたします!



2016/08/08(月) 23:40:14 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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