HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ 吉沢dynamite.jp 「Latin Exercise C&D」
DSC03405.jpg

 え~、先週はなんとか更新をしましたが、先週~今週と休日返上で鬼のように仕事をしてて、疲れてしまいました(^^;)

 仕事をこなしても、別の大きな仕事が降ってくるみたいな感じで、我ながら「頑張ってるな・・・」を痛感している日々でした・・・
 体力的にも、精神的にも何とかこなしてますが、もうちょっと楽にならないのかな・・・ただ、先を考えれば考えるほど、楽になる気配が一切ないのは辛いところですね~(^^;)

 ではでは、今週は待望の新作がリリースされたので、こちらのテープで援護射撃です!!


DSC03408_20160911103041a89.jpg

 今週は、和物DJのパイオニアといっても過言ではない「DJ 吉沢dynamite.jp」さんのミックステープ時代の作品を紹介します!!

 まず、吉沢さんの作品紹介は結構久しぶりなので、吉沢さんのことをサクッと紹介しましょう!

 吉沢さんは、90年代初期より活動を開始し、活動初期はTHEATRE BROOK(シアター・ブルック)というバンドのバックDJをされてた方で、脱退後はDJとして精力的に活動をし、全国津々浦々のクラブをロックしてるDJです。

 DJプレイにおいては、HipHopベースな2枚使いやマイクを使いつつ、現場に小型サンプラー(ローランド SP-404)を持ち込み、即興で声ネタトラックを作って盛り上げており、大変失礼な表現ですが「個性的」なDJです。

 ただ、この個性的なDJは、巷では「ダイナマイト・スタイル」と呼ばれており、もー、この唯一無二なパーティーDJスタイルが素晴らしく、現場でヤラれた方が多いかと思います!
 動画でいくと「この辺」が分かりやすいんですが、ほんとクソヤバですね・・・現場では割と小箱でのプレイが中心ではありますが、現場のDJを通して全国にファンを作り、全国のクラブを渡り歩いている姿が頼もしいです!

 そして、その吉沢さんの代名詞となるのが「和物」になるかと思います!

 今となっては、和物は一般的なジャンルになってきましたが、誰も見向きしなかった00年代初期~中期ぐらいよりプレイをし始め・・・今の和物ブームの「きっかけ」を作ったDJの一人になると思います。
 近年だと、その経験と知識を生かし、和物系ディスクガイド「和モノ A to Z」を発表したことが有名で、吉沢さんを通して「和物」を知ったという方も少なくないでしょう。
 
 特に、吉沢さんと和物であれば、精力的にリリースしていた「ミックス作品」の存在は大きく、吉沢さんが作った作品を聴いて「和物の魅力」に気付いた方は多いでしょう!

 私自身もそうで、2009年のMixtape Troopers大賞を受賞した名作「Super 和物 Beat 番外編 - ニュースクール 歌謡ダンスクラシックス!」が衝撃的で、これで本格的に和物を掘るようになりました!
 吉沢さんの和物の切り口である「Groovyな和物=クラブでのDJプレイに耐えられる/輝く和物」を中心に、間違えない選曲と、プレイした曲を盛り上げる珠玉のDJプレイが最高で・・・私のポリシーである「DJミックスによってプレイした曲が光る」を体現していますね!!


DSC03406_20160911103037eb6.jpg

 ただ、吉沢さんは「和物だけのDJ」ではなく、実は「オールジャンル」の選曲ができるDJであることは忘れてはいけません。

 そのことが分かるのが、今回紹介するテープかもしれません・・・

 このテープは、タイトルどおり「ラテン」を取り扱った内容で、ここ最近に吉沢さんを知った方にとっては意外なジャンルかもしれませんね・・・

 ラテン自体、大昔の音源でも実はダンス向けの音楽であったことから、Club JazzやRareGrooveのラインでは定番で、日本でもUFOのラファエル氏などが積極的にプレイしててファンも多いジャンルですね・・・
 まあ、日本においては、クラブとは関係なく、ラテンはラテンでコレクターやファンが昔からいることや、それ以上に、日本の歌謡曲などには異様にラテンの血が流れているので、割と入りやすいジャンルかもしれないですね・・・

 そして、なぜ吉沢さんがラテンに興味を持ったかは明確には分かりませんが、吉沢さん自身、90年代からDJ活動をしてて、HipHopやRareGrooveの流れを母体にしながら前に進んでおられたようで、今の和物スタイルにも通じる「掘る音楽」という点がポイントんようです・・・
 吉沢さんのブログによると、コレ系は値段が安く買えたから的な話が出ていましたが、きっと、人が掘らない音楽を、自身のDJプレイを通してカッコよく昇華することがモットーなんでしょうね・・・素晴らしい心ゆきです!


 では、今回は「Latin Exercise C&D」で「吉沢流のラテン」を紹介したいと思います。

 なお、テープ自体は2004年にリリースで、2003年に第1段(写真の左)を出した後に第2段としてリリースした作品になります。
 第1段の方は、割とラウンジーなプレイで、どちらかというとRareGroove的なプレイでしたが、こちらの第2段は、今の吉沢さんに繋がる部分が多く、内容がかなり良いので、第2段で紹介しますね!



yoshizawa_000_01.jpg yoshizawa_000_02.jpg
yoshizawa_000_03.jpg yoshizawa_000_04.jpg

 まず、選曲的には、サーっと聴くと「ラテン満載」な感じですが・・・深く掘り下げると流石の選曲です!!

 A面の実質的な1曲目では、AYB Forceがネタにした「The Pete Jolly Trio and Friends / Little Bird」(Marcyさんのお店の看板ネタだ!)のようなLatin Jazzからユックリと立ち上がり、段々とグルーブを上げて、メローだけどダンサンブルな「Latin Fever / Our World」のようなRareGroove~Discoラインを選曲し・・・いや~深いですね!
 また、ラテンの延長としてか、Bossa~Sambaネタを使用した「Jay Dee / Rico Suave Bossa nova」など、現行系の曲や異ジャンルの曲をサラッと取り交ぜており、その辺も深いな~

 この他にも、マンボやチャチャといったラテンのサブジャンル(?)をフォローしつつ、全体的に知られていないラテンの範疇の旧譜曲で「クラブプレーに耐えられるグルービーな選曲」でプレイしてて、大変聴きやすいですね・・・

 なんでしょう、プレイの仕方によっては「ラウンジー(=踊れない)」になってしまうラテンの曲達を、吉沢さんの選曲とプレイで常に躍動感が与えられている印象で・・・凄い聴きやすくなっているのが印象的です・・・
 特に、聴きやすさの観点においては、前後の曲のグルーブだったりメロディーを合わせることを意識している点と、選曲の流れに起伏があって飽きさせない展開になっている点が光っており・・・細かい部分でも吉沢さんのDJのセンスや繊細さが光っていますね!

 そして、吉沢さんの代名詞である「ダイナマイト・スタイル」が、作品の良さを更に高めています!

 この作品でも、サンプラーを使ってのフレーズインをしてて、定番の和物フレーズなどを駆使してボムってくれますが、個人的には「ブレンド」に軍配を上げたいと思います!

 作品の中では、何曲か披露しており、旧譜のラテンのインスト曲にアカペラをブレンドしているのですが・・・B面の後半では、なんと「Micheal Jackson / Beat It」の和物ラテンカバーに、MJのアカペラを被せるという荒業を披露・・・これには何重にもヤラれました!

 まず、この和物ラテンカバー(曲名は伏せますね)を発掘してくる辺りは流石すぎます・・・全体的にも有名曲のラテンカバーは多様しているのですが、こんな曲があるとは・・・変な表現ですが、当時としては100円でも誰も買わないレコから発掘してくる辺りが素晴らしすぎます!
 そして、それにMJのアカペラをのせてブレンドでプレイです・・・原曲をそのまま聴いたら地味な曲なのを、ブレンドをすることでヒップに演出してくる辺りが素晴らしすぎます!

 その他のブレンドもフレッシュで、A面では早口ラップでマニアには有名なTwistaのアカペラを使ってのブレンドもセンスが良すぎです・・・
 当然、DJプレイの手間は増えるわけですが、吉沢さんの「ダイナマイト・スタイル」を足すことで、プレイした曲が更に光ることは明白で・・・吉沢さんのセンスとDJ根性の勝利です!!



 今回のテープを例にしただけでも、吉沢さんの個性である「幅広い選曲」「和物の活用」「レコードを掘る」「DJミックスや選曲の繊細さ」「ダイナマイト・スタイル」などが分かる作品になっています。
 巷では、この作品だったり、吉沢さんのスタイルを「(Double Dee & Steinskiの)Lesson スタイル」なんて表現をしていますが・・・個人的には、この言葉には収まらない、吉沢さんだけのスタイル・・・そう「ダイナマイト・スタイル」が光った好作品だと思っています!

 何も吉沢さんのことを知らない方が、いきなりこのテープを聴いても上記の点は理解できないかもしれないですが、吉沢作品が好きな方なら、かなりヤラれると思いますよ!
 また、全然知らない方でも、心地よく、そしてダンサンブルにラテンが楽しめる内容になっているので、お勧めです!




<Release Date>
Artists / Title : DJ 吉沢dynamite.jp 「Latin Exercise C&D」
Genre : Latin、Jazz、Samba、RareGroove、HipHop、和物・・・
Release : 2004年
Lebel : Cherry Boy Label CB-001

Notice : CD盤について
 この作品は2008年にCDで再発が出ています。なお、続編(第3段)にあたる「Latin Exercise E&F」は2006年にリリースされており、こちらはCDのみになります。





--------------------------------------------------------------
<独り言>

DSC03407_201609111030394e6.jpg

 今回の作品紹介は、この作品を紹介する為に紹介しました・・・タイミングは諸事情でちょっと遅れてしまいましたが、内容面であれば、今回のC&Dでバッチリでしょうか?

 今回の主役である吉沢さんの5年ぶりの新作ミックス「SUPER 和物 BEAT 其の6」がリリースされ、昨日、やっと購入することができました!

 ● SUPER 和物 BEAT 其の6 (Disk Unionさんのサイト)


 私自身、吉沢さんの作品は大好きなので、待望の新作でした・・・

 確か、今年の正月に、吉沢さんのTwitterで「今年は新作を出します」とつぶやいてて、思わず「是非作ってください!」と返信してしまったほど、楽しみな新作でした!

 内容的には、このシリーズのキーである「和物」においてラテンやトロピカルな曲を中心に選曲し、その上で、吉沢さんにしかできないDJミックスやダイナマイト・スタイルが炸裂し・・・かなり素晴らしい内容です!
 購入して1日しか経過してないですが、既に7周目です・・・いや~、和物×ラテンという視点は誰も作ってなかったし、何よりもラテンが得意な吉沢さんじゃないと作れないミックスで、最高ですね(^0^)

 今回の作品紹介は、新作がラテンっぽい和物という情報があったので、吉沢さんのラテン過去作の紹介をマクラにして、新作の紹介をするつもりで動いていました・・・
 ただ、私が仕事が忙しく、なかなかレコ屋に行けなかったので、今回のタイミングになりました・・・実際に聴いてみて、このテープで援護射撃になりそうだったので、良かったかな?

 興味がある方は、吉沢さんのサンクラに視聴もありますので、是非、お手に取ってくださいね~


DSC03409_20160911131518232.jpg

 そして、ここからが本当の独り言(?)です・・・このネタも、吉沢さんの流れで紹介するのがちょうど良いかな?

 え~、レコードやテープという存在は、欲しいモノが簡単に買えないので、購入者が「探す」必要がある存在だと思います・・・

 その「探す」ということは、人によっては「面倒」と感じるかもしれませんし、また別の人は「探すことが楽しみになるので、面倒ではなく、むしろ楽しみ」と考える人もいるでしょう・・・

 また、私自身は断然「後者」の考えで、日々、欲しいモノを探しています・・・傍から見ると苦行に見えますが、本人としてはかなり楽しんで探しています(^^;)

 そんなわけで、なんと4年間探していたレコがやっと入手出来ました!

 探してたのは写真のEPで、和物ファンなら好きな方が多い「小島恵理 / ファールプレイ」で、このEPのB面に収録の「Lonely Feeling」が欲しく、ズーっと探していました!

 探し始めたきっかけは、4年前にリリースされた某ミックスCDに収録され、それでこの曲が好きになり、そのミックスCDを紹介したいので探し始めまして・・・そう、作品紹介をするためなんですね(^^;)

 ただ、今回はタイミングが色々と悪かったです・・・

 まず、4年前の時点では、知る人ぞ知る1曲で、相場的にも探せば1000円以下で行けそうな様相で・・・都内のレコ屋や、地方出張に行った時の各地の街レコで、必ず「か行」か「こ」の列をチェックしていましたが、一向に出現しません・・・
 そして、その4年の間に、徐々に和物の人気が高まり、色々なディスクガイドに、この曲が紹介され・・・更には昨年の6月には、まさかの再発があり・・・もう、オリジナルを掘る側としてはアレなことの連続で、なかなか遭遇出来ませんでした・・・

 んで、昨日、ユニオンの新宿昭和歌謡館で廃番セールがあり、オリジナルが出品されることが分かり、強力な和物オジサン達にまぎれてセールに並び、開戦直後に飛びついた餌箱で一発ツモ引きという幸運でゲットできました(^0^)

 まあ、値段は、今の相場からしたら、昭和歌謡館なので少し上乗せ・・・吉沢さんのような昔から和物を掘ってる人からしたら馬鹿みたいな値段かもしれないですが・・・4年間の労力を考えたら高くはないですかね・・・
 だった、もう和物のEPの「か行」か「こ」の列をチェックしなくてイイだから・・・レコを掘ってる人じゃ分からないことかもしれないですが、これはメチャクチャ大きいです(^^;)

 なお、私がこのレコを探している間に、この曲の作者である小島恵理さんは2015年2月に逝去されました・・・
 このEPを手に入れたことは、天国にいる小島さんにも、この報告を通してお伝えいたします・・・素敵な曲を残して頂き、ありがとうございました!


 ではでは、やっと4年越しでレコが手に入ったので、来週は「きっかけ」となったミックスCDを紹介する予定です(^0^)

 来週も、仕事的には色々と忙しいですが、頑張ってブログも更新しますね~ 

 では、また来週!!






スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
こんばんわ、ご無沙汰しております。

小島恵理オリジナル凄いですね!私も長いこと探してましたが再発で妥協しました(^^;)繋ぎやすいしサビの込み上げ具合が堪らない名曲ですよね。
あるところにはあるんでしょうね。私の住んでる田舎のレコ屋ですが間宮貴子が出てきたこともありますし、和モノブームが行き届いてないような田舎のほうが有利なのかもしれないですね。

吉沢dynamiteの新作私も手にいれて最近毎日のように聴くくらい気に入ってます!意外なlpからの選曲もあり、和モノは泥沼だと改めて思い知らされました…(^^;)
こういうの聴くと散財してしまうんですよねぇ汗
2016/09/14(水) 20:52:55 | URL | りょう #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>りょうさん

コメント、ありがとうございます!

小島さんのは、探し始めた時、私も地方の方が抜けるかな~と思い、かなりの地区で抜きましたが、今回は全然で・・・今回は、ある意味「腹をくくった」買い方かもしれないですね?
確かに、東京なりヤフオクの相場と、地方はズレてたりしますが、あるタイミングで突然追い付き、むしろそのまま高値っていうパターンもありますよね・・・なので、とにかく市場の流れよりも早めに反応するのが吉なのかもしれないですかね?

そして、吉沢さんのCD、まだ収録曲を調べるレベルまで行ってない(時間が無い?)ですが、LP抜きもあるんですね~ いや~流石です!
こういう良い作品を聴くと、つい収録曲を探しちゃうから不思議ですよね・・・個人的には「ミックステープは泥沼」と思っています(^^;)

ではでは、今後ともよろしくお願いいたします!




2016/09/16(金) 00:05:26 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック