HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
長谷川賢司(Kenji Hasegawa) 「Midnight Essentials !!!」
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 え~、仕事の方は相変わらず忙しいのですが、大きな山を一個超えることができ、今週末は無事に3連休です・・・日ごろの鬱憤を晴らすべく、遊びまくっています(^^;)

 詳細は独り言の方で書きますが、やっぱり「休日」は必要ですね・・・よいリフレッシュができました(^0^)

 そんなわけで、そのリフレッシュの際にも聴いていた作品のご紹介です~


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 今回は、「ミックステープ」というカテゴリーでは意外と少ない「House」のミックス作品で、Gallery等でおなじみの長谷川賢司さんのミックス作品を紹介したいと思います。

 ちょうど、先週の更新でJoeが月末に来ることでHouse熱が高まったと報告したところだったので、紹介する作品選びもHouseに目が行ってしまい・・・そこで手に取ったのが、この作品でした。
 久しぶりに聴いたら結構良く、私のHouse熱を更に高めてくれて、大詰めだった仕事を超えるためのテンションを保ってくれました(^0^)

 では、まずは賢司さんについて紹介をしておきましょう。

 長谷川賢司(はせがわ・けんじ)さんは、90年代の初めからDJをされているHouse/Danceミュージック系のDJで、昨年末に紹介した「Gallery」の中心人物になります。
 イメージとしてはHouseのイメージが強いですが、Reggaeなどの他の音楽も強く、それこそ「良い音楽」だったらなんでもプレイされるお方で、ここ最近はDJ NoriさんのWeekly Party「Tree」の数少ない共演者としてプレイをされていますね・・・この時点で「信頼できる人」なのは分かりますかね?

 また、DJとしての顔も強いですが、実は「裏方」としての顔もあり、そっちも結構重要ですね~

 それこそ、今はHMV渋谷店のバイヤー/店員さんとして活躍されていたり、昔だと渋谷のユニオンの向かい側のビルにあったMr. Bongoの東京店のバイヤー/マネージャーとして活躍されてたり・・・じつは「レコード屋さん」の顔があります。

 今のHMVについては、たまに放出される賢司さんらしい出物や、賢司さんが一人で店番してる時のBGMが異様に良いなど、個人的にはツボっておりますが、私より少し上の90年代~00年代に真剣に「DJ」をされていた方なら、Bongoには絶対にお世話になっていたと思います・・・
 Mr. Bongoは、今となってはロンドンの音楽レーベル、それも古いSoulやLatinを再発しているレーベルのイメージが強いですが、そういった古い音楽を「クラブ以降の視点」でチョイスしていた部分があり、これは現在の賢司さんにも繋がる部分ですね・・・私自身はBongoには見学程度で数回した行ったことがないのですが、「良質な音楽」を求めるDJが頻繁に通ってたことは有名で、HouseやJazzのDJ達にとっては重要なお店でした・・・

 そして、裏の顔としては「レコード会社のスタッフ」だった部分も大きいかと思います。

 実は、90年代末~00年代初期ぐらいまでは、あのAvex傘下の「Cutting Edge」でA&Rをやられてて、大ヒットしたEmma HouseのCDシリーズは、実は賢司さんが制作を裏方として対応してたそうです・・・
 その他にもスカパラの制作にも携わっていたそうで、あの時代の盛り上がってた音楽を裏方として支えていたんですね・・・ちなみにライナーノーツの作成などの執筆などもされていて、お仕事は多岐にわたります。

 うん、賢司さんは、裏方の部分も含めて、きっと「みんなに素敵な音楽を届けたい」という気持ちが強いんでしょうね・・・

 この作品でも、その気持ちは十分に表れていると思います!


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 では、作品の紹介です!

 この作品は、後で紹介をする「atmo industries」というテープレーベルからリリースされた作品です・・・賢司さん自体、このレーベルから3本ぐらい作品を出しており、House系のDJの中では珍しい「DJミックス」を「作品」として捉える部分があったようです。

 まず、選曲ですが、全体的には「House」の曲を選曲していますが、そのHouseの中で幅の広さがありつつ、それらの曲で上手くストーリー展開をしているところが秀逸で・・・段々と作品に引きこまれていく感じで、結構好きな選曲です!

 残念ながら、手持ちの収録曲が2枚だけだったので、悔し紛れで写真を大きくしてみましたが、リリース時の00年代初期の曲を中心にしつつ、昔の曲も織り交ぜた選曲になっており、個人的にはかなり聞きやすい選曲でした。
 それこそ、Masters At Workの別名義である「Kenlou / Moonshine」のようなインスト曲や、歌モノクラシックである「Blaze / So Special」などを選曲しつつ、US以外のHouse、そしてHouseの源流であるGarage系の曲などを幅広く選曲します・・・ 

 選曲の紹介については、私が持っているレコードで紹介をすることが決まり(?)になっているので、説明として説得力がなくてスミマセン・・・
 ただ、この作品での選曲は、個人的には「レコ屋でよく見かけるレコ」なんだけど、賢司さんのDJを通すと凄いカッコよく聞こえる曲が多く、つい週末掘りで探してしまいました・・・うん、そうやって「曲がカッコよく聞こえる」時点で、DJとしての技量が優れている証拠で、この辺は流石ですね!

 そして、この作品では、賢司さんの「ストーリー」の作り方もポイントで、選曲した曲を見事に光らせています・・・それこそ、紹介した2枚のレコだけでも説明ができます・・・

 ともにA面の選曲になりますが、まず「Kenlou / Moonshine」は、それまでのインストで、ややダークな流れを引き継ぎ、インストなんだけど少しポジティブな空気感にするためにプレイをし、空気をグルービーにしていきます・・・
 クラブで踊っていると、闇を楽しみながら淡々と踊らせる感じでしょうか・・・ただ、Kenlouが来ることで、少しだけライトにオレンジ色が入り、気持ちがちょっと高ぶります・・・

 そして、その流れから、歌詞も含めて大変ポジディブな「Blaze / So Special」を選曲します・・・それまでインストを連続で選曲をしていたので、この流れからの「歌モノ」は凄く良くって、聞いてる人の心にしみ込んでいきます・・・
 うん、クラブで聴いていたら、きっと踊りなら歌っちゃう展開です・・・かなりクラブマナーに即した選曲/展開ではありますが、この部分だけ聞いても賢司さんの選曲のストーリーの作り方の上手さが勝った部分だと思います!



 本当は、もっと紹介しないといけない部分が多いのですが、上手く説明が出来なさそうなので、ここまでとします・・・

 Houseという音楽を基礎としながら、しっかりと「ミックス作品」に仕上げている点は素晴らしく、個人的には「このレコが欲しい!」と思わせる曲が多かったです・・・これこそ「ミックステープ」の醍醐味で、DJの力量が感じられる瞬間ですね!
 その意味では賢司さんはパーフェクトで、Gallaryの源流でもあるDavid Mancusoの「共有」の精神というのでしょうか、DJにしろ、レコード屋さんなどの裏方業だったり、肩肘張らずに「素敵な音楽を分け与えてくださる」お方なんだと思います!

 では、気になる方は探してみてね~



<Release Date>
Artists / Title : 長谷川賢司(Kenji Hasegawa) 「Midnight Essentials !!!」
Genre : House、Dance、Garage・・・
Release : 2003年頃?
Lebel : atmo industries AML-008


Notice : 発売元について

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 今回の賢司さんのテープは、House系のDJミックス作品に特化したテープレーベル「atmo industries(アトモ・インダストリーズ)」からリリースされていた作品の一つになり・・・テープ馬鹿として「レーベル買い」をしているレーベルになります!

 このレーベルは、一貫して「丸ケース」なのがポイントで、賢司さんをはじめAlex From Tokyoさん、そして野崎良太(Jazztronik)さんもリリースしてて、発番ベースでくと20本近くリリースしており、テープレーベルと言ってもOKでしょう?
 実際にも、リリースが集中してた02~04年ごろは、DMRでかなりプッシュしてて、そこそこ売れていたような記憶があります・・・DMRの2階のHouse売り場に行くとボチボチ売ってて、今の賢司さんの職場と同じ位置だったことに気づき、妙に考え深いですね・・・

 内容的には、それこそ、賢司さんの紹介でも書いた「音楽を分け与える」イメージがあって、私自身もこのレーベルの作品であれば必ず買ってるぐらい、結構良い作品が多いです!
 それこそ、イメージとしては表参道にあったクラブ「Loop」周辺のDJ達が、Houseというジャンルを超えて自身の音楽性を表現するためにリリースをしていた感じで・・・Houseという音楽を主にしつつも、結果的にはジャンルレスな選曲をしてて、今でも楽しめます(^0^)

 まあ、Houseって実はミックステープはあまり作られておらず、私のブログでも、殆ど紹介をしてこなかったジャンルですよね・・・

 それこそ、HipHopやReggae、RareGrooveなどのテープが盛んにリリースされていた00年代初期においても、Houseの作品って殆どリリースされていませんでした・・・

 理由を考えると、House自体が現場趣向な音楽なので、DJミックスの「作品」として落とし込むことが少なかったことが大きいかな・・・大昔は、クラブの実況テープをきいて勉強をしていた方もいましたが、DJミックスは「現場」で聴くことで価値があると考えられてた側面があり、DJも、リスナーも、あまり求めていなかった傾向があったと思います。
 まあ、海外で頻繁にリリースされていた「ミックスCD」も存在も重要で、これが穴を埋めて部分もありますが、なによりも「ミックス作品」を作るという意識が、現場を中心に活動をしていると希薄だったのかもしれません・・・

 そうなると、このatomの作品のように、Houseの中でDJミックスに「作品」を見出した人達もいたことは、ちょっと嬉しいですね・・・まだ掘りきれてないので、これからも掘りますね~

 なお、完全に蛇足な話ですが、このレーベルのテープ、なぜか「カビの発生率」が以上に高く、今回の紹介にあたっては、テープの聞きこみと並行してテープのカビ取りも仕事でした(^^;)
 丸ケースなのが理由かもしれないですが、同じ収納箱に入れていても、他のテープで発生しないことを考えると、きっと「何か」あるんだと思います(^^;)





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<独り言>

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 全くもって謎な地図ですが、久しぶりに「頑張った」ので、作ってみましたよ(^^;)

 え~、ここ最近は仕事の愚痴ばかりで恐縮ですが、抱えていた大仕事がひと段落し、今週末は無事に3連休を頂きました・・・ほんと先月はヒドく、土曜も休日出勤で頑張っていたので、嬉しいお休みです・・・
 
 んで、この3連休で何をするかというと・・・真っ先に思い付いたのが「レコ屋巡り」です(^^;)

 なぜなら、ここ最近、土曜が仕事だったことから、安定してレコ屋巡りをする日がなく、仕事帰りにチョコチョコ行く程度で、レコード馬鹿として悶々とした日々を送っていたんですね・・・
 うん、やっぱりスーツでレコ屋に行くのと、ジーパンでレコ屋に行くのは気分が違います・・・30半ばにして恥ずかしい話ですが、今週末の3連休が凄い楽しみで、ジーパンを履いて「レコ屋」に行くことしか考えていませんでした(^^;)
 
 そして、こんなダメな状況だったので、久しぶりに「地方ユニオン巡り」を敢行し、思う存分に「レコ屋」を楽しんできました(^0^)

 今回のルート的には、11時に町田店をスタートし、横浜の関内店と西口店、千葉の柏店、埼玉の大宮店と北浦和店を1日で回るというルートです・・・もう、今回は頭が相当アレだったので、普通は1日では回らないルートを組んでみました(^^;)

 特に、ここ最近、地方どころか、都内のユニオンも満足に通っていなかったので「レコ屋に行きたい」ではなく「レコ屋に行かないといけない」という義務感(?)も発生し、自分でも引くぐらい、頑張っていました・・・
 まあ、この位になると、レコ屋にいる時間よりも、各都市への移動時間の方が長く、そっちの方が疲れるます・・・ただ、昨日は違ったみたいで、最後まで元気でした(^^;)

 なお、地方巡りは日曜で、土曜は土曜で都内のユニオンを回っていました・・・ほんとユニオンが好きな人なんですね(^^;)


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 そんなこんなで、おかげさまでゴツいのは引けませんでしたが、ボチボチな釣果で、地方巡りだけでテープ15本オーバーなのは嬉しい限りです(^0^)
 レコも、ブログ用に探してたレコや、初見のボム(ニセSalsoulにはビビった!)と遭遇したり、こっちも嬉しいですね・・・ただ、今回の賢司さんのは1枚も見当たらず、ちょっと悔しかったです(^^;)

 なにあともあれ、レコードとテープに浸れた連休でリフレッシュです!

 今週も頑張ろう!




【追伸】
 上手く本文に書けなかったので、ここに書きます・・・
 今週、信頼しているDazzle DrumsのNagiさんが、日本の「House」について語った文章があり、それに凄いヤラれました・・・もう共感しまくりで、Houseという音楽、いや「Houseという精神」を上手くまとめており、私のHouse熱を更に高めました!
 是非、興味があるようであれば、ご一読ください・・・そして、Dazzleさんについては、 来月、初のミックス作品を出す予定なので、そちらも楽しみに待ちましょう!

● Resident Advisor「ローカルDJが紡ぐ歌」









 
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コメント
この記事へのコメント
House music!
House のミックステープも掘ってるとは、さすがですね!
自分はこの作品の存在すら知りませんでしたよ…。

長谷川賢司さんがプレイしておられるTreeにも行ったことがないのですが、ずっと気になってるパーティーなので近いうちに何とか潜り込もうと思ってます。

あとResient advisor のNagiさんの記事、熱いですね!
食い入るように読んでましたよ。

自分はただのダンスミュージックラヴァーで、クラブ活動を再開してからまだそんなにたってないのですが、いわゆるHouse music の全盛期と言われる頃を一応知っております。
なので、やっぱり時代は変わったんだなぁと思うことがあるのも事実です。
でも自分の場合ブランクが長かったからかもしれませんが、「昔は良かったな」という懐古的な思いや「この先どうなってしまうんだろう」というような不安感よりも、「House music は今もちゃんとそこにあるんだ」ということに対する喜びの方が大きいですかね。
改めてHouseの素晴らしさ、クラブで踊ることの楽しさを実感してる次第であります。
と同時に体力の衰えも実感しております。(^^;

Dazzle drums のMix CD 、楽しみですね!
2017/03/26(日) 02:07:00 | URL | yo-yo #-[ 編集]
Re: House music!
>yo-yoさん

コメント、ありがとうございます!
私も、人の手あかのついたHouseと言うのでしょうか、デジタル化する前のHouseをちょっとだけ知っている世代なので、yo-yoさんの指摘は良く分かります・・・少なくはなっていますが、本当の「House」は残っていると思います!
特に、Dazzleさんはそうで、何度も現場でお会いしていますが、この方たちほど「House」な人はいないですよ・・・Nagiさんであれば、自分達のDJが終わった後、可憐にフロアーで踊ってたり、酔っぱらってゲーしてる人をトイレに連れていったり・・・旦那さんのkeiさんであれば、フロアーで起きた喧嘩を真っ先に体を張って止めたり・・・音楽部分じゃない例示ばかりですが、本当に「フロアーを愛し」ており、こういった姿を見ると「House」がしっかりと生きていると思います。
そして、僭越ながら私もそうかもしれません・・・私もオッサンになってきたので、全然現場に行ってないですが、行った時は「心の底から」踊ります・・・あのNagiさんの文章で指摘していた「ダンサー」として、心の底から踊っています・・・

期せずして、来週末はジョー大先生がプレイをします・・・きっと、ここで指摘している「House」が一番リアルに体感できる夜になるでしょうね・・・

上手くいけば、ちゃんとオープンからjoeのプレイが聴けると思うので、この日ばかりは根性入れて踊ってきますね!

ではでは、今後とも、よろしくお願いいたします!!



2017/03/26(日) 21:14:31 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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