HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
関口紘嗣 「粋(参)」
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 とりあえず、ミックステープのカテゴリ作りが一周したので、今週はCD編です。 んで、比較的最近リリースされた、好きなDJの作品をご紹介です。


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 関口紘嗣<せきぐち ひろつぐ>さんは、私と同年代(30歳前後)のDJで、以前は渋谷Family「神の足元」・渋谷RockWest「Cornerstone」などでプレイをし、ここ最近はOrgan Barなどの小箱で、Deepかつマニアックな音楽をプレイし、ジャンルを跨いでDJをされてる方です。

 私は、関口さんのDJは生で聴いたことがないんですが、Family時代のミックステープ「神の足元」がむちゃくちゃ内容がよく、一発で好きになり、それ以来、ずーっとミックス作品は追っているDJです。
 音楽の「掘りの深さい」、ミックスの「センス」「技術」に関しては、かなり上手だと思いますが、なかなか名前が売れない(関口さん、ごめんなさい!!)方です・・・なので、応援する意味でご紹介します~


 まず今回のCDは、ここ最近出しているシリーズ「粋」の第3段で、先月(2008年9月)に発売されたものになります。

 この「粋」シリーズは、個人的には今までのHipHop/R&Bを中心にしたパーティーミックスではなく、新たな道を模索しているシリーズと考えています。
 organなどでプレイすることで、先輩方のDeepなレコードなどを聞いて、刺激を受けて、いろんなジャンルにチャレンジしてる・・・そんな感じがするシリーズで、もともと定評だったパーティーミックスの選曲の幅を更に広げてる感もあります。

 第1作目(テープ、のちにCDも)、第2作目(CD)では、和物を攻めたり、知らないレアグルを攻めたり、自分の知識がない分、買った当初はいまいち好きになれず、地味な印象があった。
 しかし、段々と「関口さんの良さ」が理解できるようになり、今回の第3弾は、かなり自分の「色」を出せた感があり、初聴したとき「おっ、ついに突き抜けたな!!とちょっとうれしくなりました。 
 それまでの「粋」については、誰かの「マネ」な感じがして、背伸びはして「大人」になろうとしてる感じがして、ちょっと寂しかった(私の理解度が低かったのもあるかも?)ので、関口色が出せたこのCDは大好きです(^0^)
 
 ちなみに、関口さんの良さについては、彼の初期作神の足元で力説したので、ご参照を・・・


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 では、CDの紹介に移りましょう・・・まず、選曲的なところから行くと・・・流石の深さです!!
 
 彼が得意とするDeepなHipHopも更に深くなっていますが、この作品に関しては「それ以外」が素晴らしく、かつ関口さんらしさが発揮されている・・・と思いました。 以下で掘り下げましょう・・・

 まず、もともと得意であったJazzやRareGrooveの中で、Swingっぽかったり、BigBand的な印象のある曲を自由に使いこなせるようになった点です。
 この辺は、鈴木雅尭さんのイベント(PremiumCuts)Freesoulのイベントに参加するようになり、強くなったのだと思いますが・・・もっと特殊な方向に進み、彼が好きだと公言してる「ディ●ニー」っぽいオーケストラものを使い、ドラムは打ってないけど、幸福感のある曲をチョイスするようになりました。
 今回のジャケットは「玩具物語」なわけで、その「ディズ●ー」好きを物語っており、実際にそれらの楽曲を使ってたり、それに準じた某オーケストラの曲を使ったり・・・関口さんらしい開放的なパーティー感があり、個性的な選曲で大変良いと思います!

 あと、この頃より傾倒し始めた「和もの」を入れるようになり、この点も関口さんらしい「個性」が発揮され、素敵です!
 一般的に「和もの」というと・・・過去の曲を指すことが多く、彼自身もこの過去の曲を使ったミックスは得意だと思いますが・・・ミックスの決め球で「椎●林●(=東●事変)」を使ったり、某ドラマ(虎&龍)のサントラから曲を引っ張ったり・・・そんなの使わないよ!っていう感じなのを使用するの最高です。
 関口さんのブログで「●名●檎」が好きだとか、LPを予約したとか・・・かねがね好きなのは知っていましたが、実際聞いてみると・・・関口さんらしい選曲で、かつ曲も悪くなく・・・選曲が吹っ切れたな~と思いました。
 だった、こういった「新譜」のポップスが、DJ業界とリンクすることは殆どなく、「申し訳ナイト」とかの特異例はありますが、ある種「御法度」に近い音楽だったのに・・・それをいとも簡単にミックスの中で効果的に使用してるのには衝撃を受けました!!
 多分、椎●はLPでプレイしてますが、それ以外の曲ではCDJを使ってるようで、CDJの存在なども大きいかな~とも思いました。

 選曲に関しては、もっと語るべき所がありますが、いい意味で「一般人には理解に苦しむところも多い選曲」になっており、彼の選曲の深さ・雄弁さが出ていると思います。


 そして、こういった選曲を通してミックスを重ねるのですが・・・関口さんらしい流れを重視したしっかりとしたストーリー作りが素敵です。

 このシリーズは、内容的には「掘り師精神」を発揮して、ジャンルを超越したミックスをするわけですが、つなぎは比較的スムーズなクロスミックス・カットインを中心にしており、選曲・ミックスの流れにおいて「確かなストーリー性」を打ち出し、かつストーリーの山谷があり、気持ちよく聴くことができます。
 今回のCDの流れは、ざっくりと説明すると、「オーケストラ(Big Band、Swing)系のハッピーな曲」→「ラフでタフなBEATの曲」→「World Musicな曲」→「8ビートで攻めな曲」→「しっとりとした曲」みたいな感じで、選曲の流れの中に「起承転結」がしっかりとあり、1作目、2作目と比べると、流れがしっかりした印象があります。

 個人的には、ミックスの中で「ピークタイム」的な位置にある「8ビート」っぽい曲で攻めている所が好きで、ソウルフルなゴスペルなんだけどスカ調のノリがある曲から、先ほど紹介した林●にロングミックスする辺りは・・・ロングミックスの醍醐味が生かされ、かつグルーブもしっかりと持続しており最高です・・・この繋ぎがなかったら「●檎」では首が振れないっすよ!
 また、先ほども紹介したオーケストラっぽい選曲も悪くなく、DJミックスらしいエッジがありながら、音楽の「ふくよかさ」みたいのが表現され、それを序盤に持ってくることで、ミックスの流れに「期待感(船出みたいな感じかな?)」が生まれ、いい選曲の作り方だと思います。

 ただ、メチャクチャ興奮できるミックスに仕上がってるか・・・というとそうではなく、過去作品であった「殺しのミックス」みたいなパンチのあるミックスは残念ながらなく、関口さんも大人になったのかな~とも思いました。
 正直に言うと、小難しい選曲/ミックスよりも・・・若いころのパーティーミックスが好きです・・・はい(^^;)



 んなわけで、ちょっと特殊な選曲な作品ですが、関口さんの幅広い選曲と、的確なストーリー作りが聴ける好作品ですので、是非聞いてみてくださいね~♪
 ただ・・・普通の人が聞くのはチト辛いっすかね(^^;)



<Release Date>
Artists / Title : 関口紘嗣 「粋(参)」
Genre : HipHop、Jazz、Swing、Orchestra、Rock、Soul、Pops・・・
Release : 2008年9月
Lebel : H2G Factory H2G-006   


Notice : トラックリスト
 一応、トラックリストはついていますが、権利的にヤバい「日本」の作品は、CDの表面だと偽名で表記され、中身を見るとちゃんと記載されています。
 そのため、この紹介文でもヤバそうなのは「ぼかして」記載しました。

 また、このCDの帯の裏には、ご丁寧に使用した楽曲のジャケ写が選曲順に全て掲載されており、このページの中断ぐらいに貼った画像がそれになります・・・しかし、こちらも「もろ掲載」はまずいので・・・少し見えづらくして載せてみました・・・すみません(^^;)


Notice : 細かい仕掛け
 ミックスを聞いてると細かい仕掛け的な選曲があり・・・まあいわゆる「遊び」なのですが・・・気づいたところを紹介しましょう・・・
 イントロでは、鶴●師匠のエロ小咄から始まりますが、その小咄が落ちて笑いを誘うあたりで、「笑い声」で始まる某ディ●ニー系のSwing曲に繋げてますね・・・気づきましたよ(^0^)
 また、再三名前が挙がる「椎●林●」さんの後には、曲名が「Apple Juice Break」というCharizma & Peanut Butter Wolf(!)の曲をスキャットとして使ってます・・・細かいよ~(^0^)



<編集情報>  2009年10月25日
文章がひどかったので、全面的に書きなおしました



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