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HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
ビクター・ファンタスティック・オーケストラ 「山下達郎作品集」
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 いや~、熱いですね・・・熱いよ・・・

 日中、ちょっと外にいるだけでも汗だくになり、日差しで肌が痛くなります・・・今年の夏は厳しそうですね~

 ただ、やっぱり夏の青空はイイですね・・・先ほど、買い物に行ったら、空の青さが綺麗で、つい、チャリを止めて眺めていました・・・
 なんか、最近、空が好きなんですよね・・・私の中で何かあったんでしょうか?(^^;)

 そんなわけで、毎年恒例の「イルな和物特集」です!!


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 今回は「インストで聴く和物テープ」としまして、あの「山下達郎」さんの楽曲を、ナイスなインスト・カバーした作品を紹介したいと思います!!

 まず、いわゆる「インスト・カバー」ですが・・・みなさん、お好きですよね?

 もー、星の数だけインスト・カバーの曲はあるのでなかなか説明がしづらいですが、ある有名な歌を、あえて歌を入れずにカバーした曲を「インスト・カバー」としており、ほんと色々なカバーがあるかと思います。
 私個人としては、Jazz系のミュージシャンがJazzFunk~Discoのラインでカバーした曲は大好きで、歌が無いけど、その歌のメロディーを上手く楽器で演奏してくれているので、踊ってて凄く気持ちよく、つい後でレコードを購入することが多いジャンルです!
 なんでしょう、外見は楽曲から歌を抜いただけの曲かもしれないですが、その歌なしの曲にも魂がこもっており、これがインスト・カバーの良さになるのかな~と思います。

 そして、このインスト・カバーについては、和物でもチョコチョコあり、DJ業界的にはちょっとだけ人気なジャンルかと思います。

 それこそ、洋楽の曲を、サラッとカバーした和物曲は人気で、それ専門のレコードもあったりしますよね・・・私が好きなDiscoラインであれば、国内の謎の海外箱バンドに演奏させたヒット曲集など、結構ありますよね~

 そして、今回の主役である山下達郎さんの楽曲については、写真のようなレコード(1984年/ソニー)があるぐらいで、元々の曲がイイから、インストカバーも多いのかな~と思います。
 
 DJ業界的には「インスト」って重要ですよね・・・

 歌入りの元曲はもちろん最高ですが、歌が入っていないことで変化球の選曲が出来たり、逆に歌が入っていないことでDJのグルーブを持続できたり、結構便利なので、つい「インストは買う」という方が多いかと思います。

 ただ、正直なところ、和物の曲だとインスト・カバーって少ないんですよね・・・

 私なりに考えると、日本人はそもそも「歌ありき」で音楽を考えており、インストという音楽は必要が無いと考えていた傾向があり、あまりインストカバーを作らなかったようですね・・・
 ただ、後述する「カラオケ」という別要素があるので、探せばそれなりに「インスト」はあるのですが、一般的には歓迎されていなかったようですね・・・


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 ただ、私としては、このような「インスト・カバー」が、日本では名前を変えて愛されていると思っています・・・

 それは「歌のない歌謡曲」です。

 何人の方が「YES!」と頷いてくださるかは分からないですが、気づいたら私自身は「歌のない歌謡曲」を通して「和物のインスト・カバー」、そして「和物」の良さを知りました・・・

 ここで、写真のオジサン(失礼!)の説明になりますが、私は、毎朝、出勤をするまでの間、TVではなく「ラジオ」を聴くことが多く、TBSラジオで放送されている「森本毅郎・スタンバイ!」を常に聞いています・・・
 そして、この番組では、6時45分ぐらいから「歌のない歌謡曲」というミニ・コーナーがあり、アシスタントの遠藤泰子さんが日々の生活に役立つ情報を紹介する中で、日本の歌謡曲のインスト版をBGMで使っており・・・これでヤラれてしまいました(^0^)

 まず、毅郎さんのラジオですが・・・もう、毅郎さんと泰子さんの声を聞かないと1日が始まらないぐらい、私にとっては欠かせない番組です!!

 ニュースや時事情報などを分かりやすく簡潔に伝えてくれ、そして、両者の優しい声が忙しい朝を和ませてくれ、毎日、毅郎さんと泰子さんの声が一日の活力剤になっています(^0^)

 特に、泰子さんの優しいお声を聞くことは重要で、前述をした「歌のない歌謡曲」は必ず聞いています・・・

 そして、気づいたらBGMとしてプレイされている「歌のない歌謡曲=インスト・カバー」が最高に気持ちよく、これも目当てに聞くようになっています!

 この「歌のない歌謡曲」については、正確に説明するとJRN系列局などで平日の朝に放送されているパナソニック提供のラジオ番組になり、各地域で放送している内容が若干異なるようですが、共通なのは「①日々の生活に役立つ情報をアナウンサーさんが紹介」「②そのBGMに歌謡曲のインストが流れる」になっています。

 特に②の歌謡曲のインストについては、この番組の肝ともなるので、かなり拘っており、新旧の歌謡曲やポップスのインストなんだけど、そのインストにしっかりと魂が入っている曲を多く選んでいるかと思います。
 実際には、一般的には出回ってない業務用のBGMや、さり気なく作られたインスト・カバーを探してきているようで、かなりクオリティーが高い曲が選ばれています。

 その中で、結構な確率で流れるのが「山下達郎」さんの曲で、普通にSparkleのインストが流れてくるなど、朝から悶絶をしています・・・


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 長くなったの一端ブレイクを挟む意味で、今回紹介するテープの裏面を・・・

 話を戻すと、私の研究では、歌のない歌謡曲でプレイされている達郎さんの曲は、このテープが元ではないか・・・となりました。

 断定は出来ないのですが、当時はこのテープと同じ内容のCDも同時発売をしていたこと、リリース元のビクター音楽産業がこの手の和物BGMを何作も作っていること、そして、番組内でOAされた達郎さんの曲が収録されていることを考えると、この作品が元ネタになるのかな~と思います。

 まず、発売元のビクターは、なぜかこういった「和物BGM集」を作ってて、それなりに作品数があるようです・・・

 名義は「ビクター・ファンタスティック・オーケストラ」としてリリースされており、ユーミン、長渕剛、小室哲哉など、かなり有名なアーティストの楽曲をインストカバーした作品を作っており、おそらく、おもに業務用に近い形のBGM作品としてリリースをしていたようです。
 つまり、DJ業界でいう「ライブラリー」になり、おそらく制作をするディレクターの判断でスタジオミュージシャンを寄せ集めたバンドによる作品になるようです・・・

 こういったライブラリーもの、レコードを買っている方だと分かるかと思いますが、ネタ的な要素は含まずに考えると、音楽として「Good」か「Bad」かは凄い分かれるところで、あくまでも「BGM=主張してはいけない音楽」なので、単独で聞こうとすると厳しい内容が多いかな~と思います。
 ただ、こういったBGMとして使用する立場の人・・・例えば、TVやラジオ番組のBGMとして利用したい人や、有線などを通してお店のBGMとして利用したい人としては、目立っては困る内容なので、逆に音楽的になっては困る部分があるかと思います・・・

 日本産のライブラリーって、あまり無いイメージがありますが、探してみるとボチボチとあるようですね・・・


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 そして、やっと作品の紹介です・・・奇跡なぐらい、最高な作品になっています!!

 まず、楽曲的には、達郎さんの名作アルバムである「For You」や「Ride On Time」を中心に選曲されており、そのどれもが「インストなのに魂がある」曲が多く、かなり良い作品になっています。

 どういった方が演奏しているかは分からないのですが、1987年の作品とあって、まだ腕のあるスタジオ・ミュージシャンがゴロゴロいた時期なので、ほんと演奏が良く、曲として聴いているだけでもヤラれます!
 特に、歌の部分はサックス等の主旋律として出せる楽器を、ちょうどいい塩梅で歌メロを奏でてるのが良いし、楽曲全体でドラムが立っているので、今でも使えるグルーブがあるのもかなり良いです・・・

 そう、私が「歌のない歌謡曲」で聞いてた「良さ」がここにはありました・・・

 それは、BGMなので「歌はない」けど、しっかりと曲に「グルーブ」があり、聞いてると癒されたり、元気になったりする・・・そんな力が宿っていました!

 特に、達郎楽曲で大切な「夏」という季節を、優しく彩ってくれる心地よさもあり、達郎楽曲の良さを、別の形で引き出しており、最高です・・・


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 作品紹介としては以上です・・・前振りが長い割には、説明は短かったですね(^^;)

 最後は、後述するテープセールを待っている間、下北の少し雲がある、青い空を見つめながら、この作品を聞いてたら・・・おもむろに「高気圧ガール」が聞こえてきて、もうヤラれちゃったよ・・・
 
 今回の作品は、ミックステープではないですが、私としては「ミックステープ」だと思い、紹介をしました・・・

 それは、インスト・カバーした達郎楽曲を、作る側が「こうしたら映えるだろう」として曲を並べてる(=選曲)している節があり、それが最高なんですね・・・
 例えば、「Sparkle」の後に「Love Land, Island」がきたり、「あまく危険な香り」の後に「Ride On Time」を入れてくるなど、分かってらっしゃる選曲があり、これも最高でした・・・



 テープ自体はかなり入手困難で、あるとされているCD版も探すのは難しいでしょう・・・
 私自身も、先日、新宿昭和館のテープ放出において、アイドルテープに混じってて出品されてて、それでテープがあることが初めて知ったぐらいです・・・渾身のニューディスカバーですね(^0^)

 和物については、今回のような最高のインストを始めとした「お宝」がテープに隠れており、まだまだ掘れる要素があるかと思います・・・
 そして、その中では、凄い素晴らしい内容の音楽も含まれており・・・テープは馬鹿に出来ない存在だと思います。

 是非、興味がある方は、テープの和物も掘ってみてね~

 なお、この作品、なんと「Invitation」レーベルとしてリリースされています・・・うふふ、MUROさんなら再発が出来そうですね!!



<Release Date>
Artists / Title : ビクター・ファンタスティック・オーケストラ 「山下達郎 作品集」
Genre : J-Pop、歌謡曲
Release : 1987年
Lebel : ビクター音楽産業株式会社 VCF-522




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<オマケ>2018年 夏の和物テープセレクション(インスト編)

 かねてから和物テープを掘ってて、その釣果報告などで「インストがヤバいっす」ということを報告していますが、今回、その考えが間違えてはなかったことを証明したく、達郎さんのテープで、その良さを紹介してみました。

 ただ、ただ・・・良い作品と出合えるのは一握りだけです(^^;)

 まあ、私としては「掘ることの楽しみ」の一つになっているので、内容は関係無い状況になっていますが、やっぱり微妙なのも多いです(笑)
 ただ、失敗も含めて、誰も知らない世界に、私だけが踏み込める喜びと言ったらプライスレスですよ・・・うふふ、これからも掘りますよ~


 んで、以下では、今回の本編に入れなったテープを紹介するのですが・・・本編に入る前に、この「和物インスト・テープ」について、簡単に整理しておきたいと思います。

 ます、日本における「インスト」は、大きく分けると「①カラオケ」「②BGM」に分かれると思います。

 今回の達郎さんは②として作られたものですが、日本においては①のカラオケ向けに作られたインストが圧倒的に多く、結果的に「テープのみでリリース」された作品が多い状況です。

 そう、日本では、ダンスミュージックが作ったインスト(Dub Version)という概念から逸脱した形で、「カラオケ」というインスト文化が根付き、その受け皿の一つが「テープ」だったことは大変興味深いです・・・
 
 なぜテープだったかになると、テープなら手軽に持ち運びができることや、ダブルラジカセがあればカラオケ録音(=片方のテープでインストを流しつつ、自分の歌声を入れた内容を、もう片方のテープで録音をする)が出来ること等の事情があり、テープで「カラオケ=インスト」を利用したいたことが多いようですね・・・
 また、当時のシングルであるEP盤(7inch)では、例えばA面にメインの曲を収録したら、B面にカラオケを入れず、他の曲をいれていた流れもあり、結果的にEPにカラオケが収録できない事情もあり、その補完先としてテープがあったようにも思えます・・・

 まあ、もっと深く攻めると、8トラの普及も考えないといけない(私の祖母も8トラセットは持っていましたよ!)のですが、結果的に「テープにはカラオケが入っている」という流れが生まれていたのだと思います・・・

 では、無駄に集めた和物インストを適当に紹介しますね~



(1)シングルテープ

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 まずは、私が和物で「インスト」を意識したきっかけになったテープである「シングルテープ」から紹介しましょう!

 これは、写真のようなEP版(7inch)で出されたシングル曲において、テープでリリースされたモノになり、EPではインストが未収録だけど、テープだとカラオケとしてインスト収録されていることが多く、ここ最近、意識的に掘っているテープになります!

 写真は、あの「Wink(ウインク)」の代表曲である「愛が止まらない」と「淋しい熱帯魚」のEP版で、これらには横に置いたテープ版がリリースされています・・・
 このジャケを見て「懐かしいな~」と思うかもしれないですが、現在の和物フリークとしては「最強に使える曲」になり、今となってはオリジナルは結構レアなEPになっていますね~

 そして、テープ版ですが、EPには収録されていないカラオケが収録されており、これはキラーです!

 当時としては、Winkなり、アイドルを夢見た少女たちが、そのアイドルの歌を歌いたく、カラオケが入っているテープを買っていた傾向があると思われ・・・アイドル系のシングルは、割とテープ版だけカラオケが入っています。

 そもそも、EP版では、収録できる時間が限られているので、実質的にカラオケを入れることが不可能だった中で、テープは収録時間数が長く、シングルでも収録出来る大前提があったのが大きいかと思います。

 まあ、87年ぐらいになると、EPやテープの他にシングルCD(短冊CD)もリリースされており、そちらでも収録幅が大きかったことから、普通にカラオケは入っていますが・・・EPでは時間の都合から収録できないけど、世間からの需要があった「カラオケ」を収録できるメディアとして「テープ」があったのだと思います・・・


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 もういっちょ、DJ的に熱いEPも入れておくと、上は「中山美穂 / Catch Me」、下は「南野陽子 / 吐息でネット」ですね・・・中山さんは角松作品で、Hi-NRGバリバリなトラックがカッコイイですね!
 なお、両作品のEPとテープを見比べると、なんとジャケが別テイクです・・・こういうコレクター心をくすぐるのもイイですね~

 そして、なぜ「今、インストを求めるか?」を考えてみましょう・・・

 今の時代、正直、これらの曲を「カラオケ用」には必要としないですが、DJでプレイするとなると「インストが必要」になるのだと思います。

 正確に書くと、必要ではなく「あると嬉しい」になりますかね・・・

 それは、DJ的な発想かもしれないですが、日本の歌謡曲は3~4分のものが多く、House的なDJプレイをするとなると短いんですよ・・・
 ただ、そこでインストがあると、自分でセルフリミックスをして曲を長くできたり、エディットが作れたりするわけです・・・そうなると、やっぱりインストは欲しいと思います!

 凄い裏話になりますが、数年前にリリースされた、竹内さんのプラスティックラブのオリジナルインストを、Sucker MC'sのビートを加えて強引にカバーしたピンクのEPってありますよね。
 あれは、某Mチンさんが、竹内さんのベストアルバムに入ってたボーナスCDのインストを流用したと言われており・・・そのインスト自体は、当時、カラオケ用に用意したものと言われています。


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 残念ながら、プラスティックラブのテープ・インストは見つかっていない(たぶん無いかな?)のですが、竹内さんは割とカラオケをテープで出してて、写真上の通り、左のシングルテープもあれば、右のカラオケしか入ってないテープオンリーの作品も出してたり・・・意外とカラオケ熱心でした?

 ただ、実際の制作者になる達郎さんの楽曲は殆どインストがなく、テープのみのカラオケも、そこまで出てない状況です・・・つまるところ、アーティスト側の判断でインストを入れるかどうかが決まるのかもしれません?

 実は、シングルテープを掘ってて気づきましたが、カラオケが入っていないシングルテープも結構あることが分かりました。

 例えば、写真下のプリンセス・プリンセスであれば、代表曲の「ダイアモンド」「世界でいちばん熱い夏」とも、シングルテープはあるのですが、テープにはカラオケが入っていません・・・
 まだ、深堀りが出来ていないのでアレですが、割とロック系、つまり「俺たちの歌を聴け」系はカラオケを入れなかったみたいですね・・・ただ、短冊CDが一般的になり、カラオケが収録されることが一般的になると、そうでもないようです・・・

 シングルテープの研究は以上です・・・凄い深いでしょ(^0^)

 今後も掘っていきますので、面白いことが分かったら報告しますね~



(2)カラオケテープ

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 そして、こちらはもっとドープな「カラオケ」ですよ~

 カラオケのテープを色々と深堀りしていくと、とにかく「カラオケだけを集めたテープ」というのもリリースされており、シングル・テープ以上に深い世界が広がっています・・・

 私としては、これらを「カラオケ・テープ」と呼んでおり、今回の作品紹介の趣旨である「インスト・カバー」に近い世界があり・・・こちらも頑張って探しているテープになります。

 例えば、写真の「Omoikkiri ! (おもいっきり)」シリーズは、今でも演歌のテープを量産している「テイチク」がリリースしていた作品で、写真のようなサザン・オールスターズや井上陽水などの特定のアーティストのカラオケを集めたものになります・・・

 考え見ると、そのアーティストが好きで「カラオケをマスターしたい!」という方にとっては、(1)のシングルテープを揃えるのは大変だし、いちいちテープを変えるのは大変なので、ワンアーティストのカラオケだけを集めたテープは大変重宝ですよね・・・

 そのため、こういったワンアーティストだけを集めたカラオケテープがある訳ですが・・・ここで大きな「ポイント」があります・・・

 それは、これらの曲に収められた曲が「オリジナルのインスト」ではなく、あるバンドが引き直した「カバー曲」になっていることです!!

 (1)との違いは、この点が大きく、オリジナルではないが故に「インスト・カバー」として成立しており・・・とてつもなくドープな世界になっております!!

 まず、なぜ「オリジナルの曲ではないのか」から説明すると、オリジナルの曲を収録すると、様々な権利的な許諾が必要になるのですが、インスト・カバーになると権利的な許諾が少なくなることから、割と昔から利用されている手法になります。
 つまり、後者の手法の方が、発生する経費が少なくて済むので、歴史的に「違う演奏者がインストを演奏する」スタイルが一般的になり・・・80年代末から90年代初期までは量産されていた方法論になっていました。

 それこそ、その曲の「カラオケ」だけ必要とする方からすると、カラオケ屋さんで使われる曲自体がオリジナルではなく、その曲が歌いやすい最低限のインストになっていることから、そこまでインストに拘っていないんですよね・・・
 そう、カラオケ屋さんで流れる「原曲とはかけ離れた曲」こそが、これらの「カラオケ・テープ」の曲になり・・・私とするとニューディスカバーな「インスト・カバー」になっているのです・・・


 んで、やっとこのシリーズの紹介になりますが、このシリーズでは「テイチク・オーケストラ」という覆面バンドが演奏しており・・・あえて褒めた表現をすると「バレアリックな和物インスト」になっています・・・

 まあ、正確に書くと「微妙なインスト」なんですよね・・・(^^;)


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 だいぶ説明が長くなったので、ブレイクの意味で他のテープを・・・ほんと、このカラオケテープは、掘れば掘るほど「イルマティック」なのが多いです!!

 ここで紹介する4本は、カラオケテープでも、色々なアーティストが入ったコンピ形式のもので、これらのカラオケテープのイルマティックさが如実に分かる作品かと思います・・・

 つまり、どのテープも「インスト・カバー」ではあるのですが、微妙というか「魂の無さ」が最高で・・・私としては、結果的に「和バレアリックなインスト」になっています!

 例えば、写真上だと、左は前述した「Omoikkiri」シリーズの1991年版コンピで、当時のヒット曲(キョンキョンのあなたに会えてよかった、など)が入っているのですが・・・まあ、最高な魂の抜けたインストで、逆に使える感じがします・・・(^^;)
 それ以外も、謎の箱バンドが演奏する、必要最低限のインストが満載で・・・写真上の左だと、(1)で紹介をしたミポリンのCatch Meが入っていますが、どうしたら「そんなに魂が抜けるのか」という、全くもってダンスしてない感じがキラーで、主旋律となるシンセと微妙なコーラスが最高です・・・

 まあ、これらのテープ、どれも絶対的に制作費をかけられないので、必要最低限なバンド隊しか用意できず、80年代後半になると、なんでも多様が出来るシンセが出来たことから重宝されはじめ・・・結果的に「魂の抜けたバレアリック」になっているのかな~と思います(^^;)
 また、製作費については、これらのテープの値段の「定価」にも反映されていて、それぞれ10曲程度が収録されているのに「1000円」程度のものが多く、需要側(カラオケをしたいから買いたいと思う側)からすると、質よりも量になっていたので、こういった流れが生まれたのかな~とも思います。

 なお、下のテープも紹介しておくと、下の左はアイドル楽曲集で、ポニーキャニオン制作・・・ちゃんとコーラスも入っていて、これはそこまで悪くは無いっすかね?
 ただ、下の右は、和物テープ界の巨人である「アポロン音楽工業」の一本で、魂の抜けた方が半端ないです・・・Kuwata Bandのスキップ・ビートのバレアリック感は半端なかったです(^^;)


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 そして、このカラオケテープの最北端は「ガイドありカラオケ」のテープになります・・・

 これらのテープは、単純にインストだけではなく、見本となる「歌」が何らかの形で入っており、結果的にインスト・カバーを超えて「カバー曲」になっており・・・私としては「地獄のRare Groove」として珍重をしているテープになります(^^;)

 それこそ、カラオケをしたい人は、元曲を参考にするわけですが、元曲のテープなりEPを用意するのは大変なので、これらのカラオケテープと一緒に「どういう風に歌っているか」が分かるだけでも便利ですよね・・・
 そのため、こういった「ガイドありカラオケ」も作られていたようで、割とインディーなメーカーを中心に作られていました・・・

 例えば、左のドリカムだと、B面はカラオケなんですが、A面はそのカラオケを元にした歌入りの曲が入っているのですが、製作費がかけられないから、全く謎の女性歌手が歌っており・・・結果としてはカバー曲になっています・・・
 そして、右のテープだと、Winkの曲がA面、工藤静香の曲がB面になるのですが、ステレオのLRを活用し、Lはカラオケのみ、Rは歌も入っている内容にしており・・・普通にステレオで聴くと、Rだけが歌っているカバー曲になっています・・・

 ただ、ただ・・・この歌がアレすぎてアレで、最強ですよ!!

 歌ってる方は、たぶん、それなりに歌の心得がある方なんでしょうけど、どことなく演歌くさかったり、魂がこもってなかったり・・・もう、グレイトとしか言えません(^^;)
 あんなにダンサンブルなWinkの曲が、全く踊ってないけど、コーラスのハーモニーだけ、Wink本人よりも上手い(笑)部分があるなど・・・ある意味で素晴らしいです・・・

 ただ、そんなアレさがありながらも、ドリカムの方は、A面でプレイしている歌入りの曲を、オートリバースでB面に変えると同じ曲のインストになるという・・・おおっ、Tatsutaさんのテープよりも早くこのアイデアを気づいてたとは!




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 そんなわけで、最後は記事に出来なかったアウトテイクで、ラムーと恭平さんです・・・
 恭平さんの曲にインストがあるですよ・・・何人かはビビってくれるかな?

 なんか、今回の紹介は、ミックステープという範疇を超えて、日本の音楽のアウトサイドを掘った形になりますね・・・うふふ、ドープでしょ・・・

 ではでは、皆さん、テープも掘りましょうね!!





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<独り言>

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 えっ、ここまで書いて、まだ独り言があるの・・・今週は頑張りますよ~

 まず、今週末は我らのN村さんがおられる下北ユニオンで久しぶりなテープセールがあるとのことで、しっかりと日程を開けて参加をしてきましたよ~

 7/14(土)HIPHOP USED TAPE SALE!!


 N村さんからは「今回は、割とヤンバイです」との連絡を事前に頂き、ちゃんと日程調整をして参加です・・・最近、こうでもしないとなかなか土日も動けないんですよね~

 んで、当日ですが、毎度の遠足前の小学生スタイルaka無駄に早く到着スタイルで、気づいたら8時30分前には到着・・・10時ごろまで誰も来ず、今回の達郎さんのテープを聞きながら、これからの人生を考えて待っていました(^^;)
 ただ、流石に7月なので、日陰で待っていても熱いし、日に焼けるし、なんでこんなに「荒行」をして待つんだろう、と少しだけ思いました・・・うん、結構辛かったです(^^;)
 
 そんなわけで、開店時は私ともう一人が整理券、整理券無しが2名という状況で、整理券ありは先入店で、結果的に一人鉄火場モードに・・・狙ってたのはピンポイントでガッツリと回収し、後はリスト外を掘り掘り・・・
 今回、リスト外も結構良く、喜びながら掘りました・・・やっぱり、N村さん、流石ですね~


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 そして、下北掘りの後は、新宿→渋谷と流れ、今回の二つ目の目的である「浅草」へ・・・はい、毎年恒例の「レコード祭り」に参加してきました!

 全日本レコード&CDサマーカーニバル 浅草


 気づいたら毎年参加している浅草ですが、私としては「浅草で掘れる」というのが大きいようです・・・

 つまり、普段、掘っている渋谷とか新宿ではない、ちょっとレイドバックした街である「浅草」で掘るのが凄い新鮮で、毎年、なぜか行ってしまうんですよね・・・

 正直、凄い大きな出物があるとは言い難いのですが、なんとなく、気分に任せてフラフラと掘るだけでも気持ちが和らぎ・・・ああ、レコード掘りの「オアシス」なんだな~と思って、つい、足が向かってしまいます。
 結果的に、後述する「とんねるず」のプロモ12inchをゲットしただけでしたが、満足でした・・・

 そして、もっと満足なのが、その後の「飲み歩き」ですね(^^;)

 なぜか分からないのですが、浅草の開放感に負けてか、レコ祭り後の飲み歩きは定番で、今年も大虎になってしまいました・・・

 もはや鉄板コースである「じゅらく」→「アサヒビール本社のスカイラウンジ」→「神谷バー」を堪能し、へべれけになりながら、自宅に帰りました・・・
 うん、自分のために飲むのは大切ですね・・・最高でしたよ!!


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 そんなわけで、釣果報告です・・・

 下北ではテープだけで30本オーバーの大豊漁で、久しぶりの重たい荷物にニンマリでした!

 まあ、いつもそうですが、これだけ思い荷物を持ちながら、よくベロベロで帰ってこれるな~と思います・・・帰りの電車で寝落ちしても、レコとテープだけは忘れない習性があり、これだけは助かっています(^^;)

 んなわけで、釣果の内容も、以下で報告しますね~


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 まず、今回、割とボムだったのが「アドバンステープ」で、日本語ラップと日本語R&Bが多く、欲しいのはガッツリと抜かせて頂きました!

 これ系だと、トップは「Rhymestar / B-Boyイズム」のアドバンスで、あれば欲しかったテープだったので嬉しい限りです・・・また、リップの白日など、渋いのも多くて嬉しい限りです・・・
 ただ、MTT的に一番のボムは、下の日本語R&Bにおける「嶋野百恵」さんのアドバンスで、なんと片面にS@SさんのDJミックスが入っているボムが・・・これは、事前告知の写真でロックオンしてたので、無事にゲットできて嬉しいです!


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 そして、下北では「アルバムテープ」も豊漁で、特にR&Bの渋いのが激安で出てて、思わず全て買ってしまいました(^0^)

 その「渋い」というのは、R&Bクラシックなんだけど、シングルヒットをしただけで、アルバムはあまり知られていないテープで、例えばDaydreamingのカバーでおなじみのPenny Fordとか、FreeのカバーでおなじみなDebelahとか・・・シングルのジャケは知ってるけど、アルバムのジャケが知らないのが、恐ろしく激安で出ていました!
 更に、ボムなのは「Classic Example / It's Alright」のシングルテープ(!)が出るなど、濃い内容でしたね・・・

 んで、HipHopのアルバムテープも濃くって、ボムは私の「人生の挽歌」である「KRS-ONE / Outta Here」のシングルテープですね・・・これも絶対に買うと誓っていました!
 

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 そして、これは浅草での買い物ですが・・・むしろ、浅草での出会いかもしれないですね・・・

 今回、浅草では、たまたま掘ってたら「とんねるず / 炎のエスカルゴ」のプロモ12inchがあり、喜んで購入し、その後、自分のために飲みに出かけました・・・

 そして、3件目となる「神谷バー」では、1Fのフリースペースに入ったら、たまたま隣に座ったオジサンがミラクルな方(?)で、色々と話が盛り上がりました。
 オジサンは、見た目は中居さんがコスプレってるアイドル姿を受け継いだホットパンツを履いているイルマティックなお方(笑)で、普通なら近づけないタイプですね・・・私も気づかずに座ってしまいました・・・(^^;)

 ただ、私がレコードを目的に浅草に来て、DJが好きだと話をしていると、そのオジサンが80年代~90年代のディスコ~クラブに出入りをしてたようで、普通に芝浦Gold、MZA有明、六本木トゥーリアとかのお店の名前が出てきます・・・おおっ、スゲえ・・・

 そこで、伝家の宝刀として、写真のボムを店内で披露・・・

 先ほど、浅草で購入した「とんねるず / 炎のエスカルゴ」と、なかなか買えなかった90年代の東京のクラブシーンの写真集である「藤代冥砂 / 90Nights」を取り出し、オジサンと談話・・・とんねるずの12inchはビビってくれて嬉しかったな~

 まあ、そのあと、電気ブランの1杯でもおごってくれるのかな~とも思ったら、そうでもなく、私もオジサンの中身のない話(笑)に飽きてしまい、オジサンを残してお店を出ました・・・
 ほんと、私は一人で飲んでいると、こういったイルマティックなオジサンを呼び寄せるんですよね・・・そして、それを嫌がらず、遊べるようになったので、私も進歩したな~と思いました(^0^)



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 では、独り言のラストは、今年のアイスで〆ましょう・・・

 今年のアイスも最高ですね・・・やっぱりMUROさんは凄いっすね~

 今週も、割と忙しい日々が続き、3連休なはずでしたが、月曜は仕事です・・・

 でも、しっかりと週末、元気をもらったので頑張れそうです・・・今週も頑張ろう!!






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コメント
この記事へのコメント
ずいぶんと遅れてしまいましたが、当日はお疲れ様でした。人はあまりいなかったのに、店の前にずらっと並んでた人を入店待ちと勘違いして、入店が遅れてしまったのは痛恨でした。あと、b-boyイズムのアドバンス見せていただきありがとうございました。12インチのジャケをそのままコピーしたような裏面には驚きました。今回の釣果の中で、やはり気になるのは、「聞いたら友達に回してください。」というのと、dynamiteのアニバーサリーのジャケにも記載があった(他には、power dj'sやgrope in the darkが)、adjust audioというレーベルのサンプラーです。どちらも、中身が想像つかないです。特に、聞いたらのほうが。では、またいずれ。
2018/07/30(月) 12:07:37 | URL | baba #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>babaさん

先日はありがとうございました!
「聞いたら友達に回してください。」は、数ヶ月前にCreepy Nutsが渋谷で無料配布したテープで、これは渋谷のユニオンでゲットしました~
配布していたのは知っていましたが、中身は・・・ここだから書けるけど、テープをだいぶナメている内容(笑)で、話になりません・・・
んで、adjustのは、レーベルのサンプラーテープのようで、CueさんやLittleさんの当時の新曲が入っています・・・ただ、今見たら、Tatsutaさんの未発表曲もあるようですね~
ではでは、今後ともよろしくお願いします

2018/08/03(金) 01:15:26 | URL | mixtapetroopers #EK3m6DHM[ 編集]
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