HipHop,R&B,Soul,Funk,RareGroove,DanceClassics,Garage,House・・・など、私が気に入っているMixTape,MixCD,その他もろもろを紹介するブログです。
DJ MURO 「Diggin' Ice 2015 - 30years and still counting」
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 さーて、今回は久しぶりの予告先発をした作品です・・・この時期だからこそ、紹介をしたい作品です!!

 いつもなら、ここで戯言を入れるのが定番(?)ですが、こんな素晴らしい作品を前にして、私の戯言は不要です・・・発売されて1年経ちましたが、未だにヘビーローテーションな作品です(^0^)

 今回は、ちょっと気合いを入れて紹介しますよ!!





(1) はじめに

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 今回は、昨年の6月にリリースされたMUROさんの「Diggin' Ice 2015」を紹介したいと思います!

 リリースの際は、この作品が待望の新作で、それもメジャーからのリリースだったこと、さらにCD版とテープ版が同時発売されるとあって、かなり盛り上がったことは記憶に新しいかと思います。
 私も、発売するアナウンスがあってからは凄い楽しみに発売日を待ち、テープ版が危うく買いそびれそうだったこともあったりで、色々な思い出がある作品になります。

 そして、今回の紹介は、発売されて1年経ったことと、ちょうど今週にDiggin' Iceの新作が同じような形でリリースされたことをうけ、大好きな2015年版を紹介することに至りました。

 この作品、聴けば聴くほど大好きになる作品で、MUROさんが培った「Diggin' Ice」という世界を分かりやすく凝縮した作品だと思います・・・
 先に、結論めいたことを書きますが、もし「Diggin' Iceってどんな作品ですか?」と尋ねられたら、真っ先にこの作品を紹介するぐらい、Diggin' Iceの世界が彩られた作品だと思います!

 では、今回の作品紹介は、きっと初めてDiggin' Iceに触れる方もいるかもしれませんので作品の背景を紹介しつつ、Diggin Iceの世界観、そしてMUROさんの素晴らしさを深く紹介したいと思います(^0^)

 なお、本作品はCD版とテープ版がありますが、テープ版の方がミックスの収録時間が長い(=CD版は、ミックスの一部を割愛している)ことを考慮し、テープ版で紹介をしますね!
 そして、テープ版はA面とB面が別々の作品ではなく、A→Bとなる約90分のミックスになるため、一本のミックス作品とみなして紹介をしたいと思います。





(2) DJ MUROさんについて

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 まずは、この作品の作者である「DJ MURO(ムロ)」さんについて紹介しましょう!

 MUROさんは、カテゴリーでいけばHipHopを基礎としたクラブ系ミュージックのDJ/Producerとなりますが、もはや「MURO」というカテゴリーで活動をしているミュージシャン/音楽家になります。
 活動の中心は、クラブでのDJプレイ、DJミックス作品の発表、楽曲のプロデュース/リミックスなどになりますが、どれもMUROさんのセンスに彩られ、誰にも真似できない「音楽」を表現し続けるお方です・・・

 活動自体は80年代末より活動を開始し、初期はラッパーとしての活動が中心になりKrush Posse、Microphone Pager、そしてソロとして日本語ラップシーンを盛り上げた立役者の一人になります。
 そして、ラッパー活動と並行してDJ/Producerの活動もし始め、膨大なレコード知識から繰り出すDJプレイやミックス作品、そしてプロデュースした音源作品などを発表し、今となっては日本を代表するDJの一人として数えられる存在になります。

 特に、MUROさんを表現することにおいては「King of Diggin'」という異名が重要で、何においても「掘る」という姿勢がカッコよく反映されていることが唯一無二になります。

 「掘る」という行為/考え方/文化は、私たちが属するDJ文化/レコード文化において、無くてはならない「根幹」になると思います。

 DJという行為は、それこそ、既存の曲を寄せ集めている行為なのかもしれませんが、その「寄せ集め」においては、聴く人が知らない曲やビックリする曲・・・つまり、聴く人が「楽しむ/喜ぶ/引きつけられる」ことが求められます。
 その意味では、DJ達は聴く人が楽しめるように、日々、曲を探し続けています・・・このことが「掘る」ということの背景になるかと思います。

 そして、この「掘る」ということを更に進めると、誰も知らない昔の曲だったり、どこでも売っている定番曲だったりを「DJプレイ」を通すことで「カッコよく聴かせる」ことがあります。

 話をMUROさんに戻すと、膨大なジャンルを掘り、日々カッコいい曲を探し、それをDJプレイに落とし込み・・・聴いている者を魅了するスペシャリストになると思います。
 
 MUROさんのDJやDJミックスを聴いていると、MUROさんの黒い指で掘られた知らない曲が、MUROさんのプレイを通してカッコよく聞こえたり・・・誰しもが知っている曲がMUROさんのプレイによって更にカッコよくなったり・・・まるで「音楽の魔術師」かと思うぐらい、素晴らしい世界を与えてくれます。

 まとめになりますが、「掘る」という行為/姿勢は、様々な音楽を探してくることに加え、その探してきた音楽を自分流にアレンジして更にカッコよくすること、この2点が中心になると私は考えます。

 MUROさんは、この行為/姿勢を肩肘張らず、凄いスマートに、そしてカッコよく提示するのですが、中身は誰にも追い付けないくらいに深いのがポイントで・・・これは誰にも敵いません。

 そのため、この文化に属する者からは敬愛を込めて「King of Diggin' (掘りの王様)」と呼ばれています・・・この点に異論は無いですよね!





(3) ミックス作品とDiggin' Iceについて

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 そして、MUROさんの「掘り」を最も分かりやすく表現、そして誰にもかなわないのが「ミックス作品」に他なりません!

 2015年12月時点での作品数は233作品(一部選曲のみもあり)を発表をし、ここ数年は毎月1作は必ず新作を発表するなど、MUROさんの活動や音楽を表す上で、一番重要になる部分だと思います。
 MUROさん自身も、ミックス作品を作ることは「日記を書くような感じ」とおっしゃっており、もはやライフワークになり、MUROさんの活動において中心も中心のようです・・・

 MUROさんが作るミックス作品の大きな特徴として、ある一つのテーマを設定した上で、そのテーマに見合う楽曲をジャンルを問わず選曲し、その曲達をDJミックスを通してプレイすることでカッコよく聴かせることがポイントになります。

 先ほどの「掘り」の紹介に繋がる部分で、この「掘り」を一番わかりやすく紹介しているのが「ミックス作品」になり、聴けば聴くほどMUROさんの素晴らしさが分かるかと思います。

 そんなに音楽の知識が無い方でも、聴いていると自然と耳に入ってくる点がありつつ・・・その曲を深く調べると、だれも知らない楽曲だったり・・・作品として「聴きやすさ」と「深さ」が同居しているのが素晴らしさの一つですかね?


 その「聴きやすさ」と「深さ」が上手く機能し、かつMUROさんにしか作れないのが「Diggin' Ice」というシリーズになるかと思います!!

 このシリーズは、分かりやすい表現だと「聴いてると自然に涼しくなる」ようなコンセプトの元で選曲/DJミックスした作品で、MUROさんの中では大人気のシリーズになります。
 元々は、1996年にカセットテープで第1作目がリリースされ、その後、テープでのリリースを経て、CDでもリリースをしている人気作で、夏になると何となく聴きたくなる方も多いのではないでしょうか?

 俗にいう「チル作品」なので、色々なDJがリリースはしているコンセプトではありますが、SoulやR&B、Jazz、RareGroove、Reggae、HipHopなど、音楽のジャンルも年代も異なる楽曲を、MUROさんのセンスで一つにまとめ上げている点は唯一無二で・・・とにかく、聴いたら「気持ちいい・・・」と思わせる内容は素晴らしすぎます。

 ここ最近がそうなんですが、私自身、新作を購入し、家で聴いていると自然と睡魔に襲われて昼寝しちゃうんですよね・・・そう、聴いていると自然に心がリラックスし、自然の自分に戻れる・・・そんな世界観があると思います。


 では、以下では、2015年に発表された作品紹介を通して、MUROさんが作る「Diggin' Ice」の素晴らしさを紹介したいと思います!!

 なお、今回は、久しぶりに分析モードな紹介にしたいので、選曲を起承転結に分解して選曲順に紹介し、その中で選曲面とミックス面を深く掘り下げながら紹介しますね・・・
 あと、MUROさんの場合、プレイした曲のジャケットも、作品のアイデアやコンセプトに繋がると思うので、プレイした曲のレコ写は今回は大きめで掲載します!





(4) 作品紹介

① はじまりの「起」

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 まず、1曲目ですが・・・もー、ここから引きこまれますね!

 1曲目は、永遠のメロークラシックである「Roy Ayers Ubiquity / Everybody Loves The Sunshine」(画像上)からプレイ・・・こんなド定番からプレイするとは!

 ヴィブラフォン奏者として名高いRoy Ayersさんの76年発表の楽曲で、80年代末~90年代初頭のRareGrooveムーブメントやHipHopのサンプリングネタとして掘りだされ、それ以降、誰しもが愛する永遠のメロークラシックですね・・・もう、嫌いな人はいないでしょ!
 
 そして、MUROさんが憎いのが、1曲目の後は、尽かさずRoy Ayersがプロデュースした名曲「RAMP / Daylight」(画像下)をプレイ・・・いや~、この繋ぎは完璧ですね!

 まず、ここで指摘したいのが「スタート」であることです。

 DJミックスにおいて、スタートって凄い大切な部分で、私としては「その作品に吸い込まれる入り口」と考えており、ここで失敗することは許されないと思っています。
 例えれば、紙飛行機がイイでしょうか・・・しっかり折った紙飛行機でも、その紙飛行機を投げる力加減や方向で大きく飛び方が変わりますよね・・・滑空というストーリーを考えると最初は重要です。

 MUROさんにおいては、まず、誰でも知っていて、馴染める名曲を選んできたのが上手いですね・・・そして、Diggin' Iceの世界観を一番分かりやすく表現できる曲を持ってきてる訳です・・・聴いた瞬間、Diggin' Iceの世界に入れる効果があり、最高です!

 Diggin' Iceの世界、人によっては違うかもしれないですが、一言でいえば「気持ちいい」だと思います。

 この作品を含め、Diggin' Iceにおいては、夏の暑さや気だるさをかき消すような「気持ちいい選曲とDJミックス」が主になっており・・・最初のRoy Ayersのプレイには、その心ゆきが大いに反映されていると思います。 
 それは、イメージとして、初夏の朝というんでしょうか、ちょっと涼しさがあるけど熱くはなく、朝日が優しく差し込んで、これからの一日の始まりを告げるような感じですね・・・

 MUROさんのプレイに話を戻すと、導入部で、Diggin' Iceのコンセプトが最も分かる曲で、かつ誰でも馴染める曲を持ってくることで、スタートの時点で聴いている人の耳を、Diggin' Iceの世界に引っ張っているのが流石ですね・・・

 また、同アーティスト繋ぎだったり、実はレア盤だったりするのも憎い・・・同アーティスト繋ぎは、この作品では多様してて、作品として聴きやすさを生みながら、ファンなら「ニヤッ」としてしまう選曲で、上手すぎますね!



② Iceのグルーブを引っ張る「承」

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 Roy Ayersのプレイで格好のスタートを切り、MUROさんが機長となるミックスの旅が始まり・・・序盤から中盤までは、Royのグルーブを引き継いだ「気持ちいい選曲」が核になっています。

 それこそ、A面の最初から最後までを使って気持ちいい選曲をするのですが、ここでの注目点は「MUROさんらしい深い選曲」ではないでしょうか?

 例えば、6曲目では、表現としてはアルバムの隠れた1曲的な「The Pointer Sisters / Don't It Drive You Crazy」(画像上)をディープにプレイします・・・
 また、1曲はさんで8曲目では、85年リリースのアーバンなブラジリアンチューンである「Tania Maria / E-Carnival 」(画像下)をプレイ・・・これもアルバムに隠れた名曲ですね。

 前段でも紹介をしましたが、MUROさんの素晴らしいところは「人に知られていない曲をカッコよくプレイする」ことがあります。

 まず、このあたりのミックスの流れを整理すると、スタートで受け継いだメロウな雰囲気を生かしつつ、徐々に快活な雰囲気を高めていき、ミックスに動きを与えている部分になるかと思います。

 それこそ、Pointer Sistersの曲が持つようなディープなグルーブでエンジンをふかしつつ、Tania Mariaの持つラテンやブラジリアンの快活なグルーブで、更に心地よいグルーブを与えていく感じで・・・いわゆるBPM(曲のテンポ)をゆっくりと上げていっているのが分かります。
 なんでしょう、南国の気候に例えれば、晴れているけど、突然、雲が遮って暗くなったり、そしてその雲が切れたら、突然、明るくなったり・・・みたいな空気感を交互に出しながら、徐々にテンポを上げていき、後半戦を見据えて土台作りをしている部分かな~と思います。

 ただ、一貫しているのが「気持ちよさ」で、全体的にあまり知られていない曲を中心としながら、その「気持ちよさ」を失わない選曲/ミックスは流石で・・・BGMとして気持ちよく聴ける部分でもあります・・・


 話をまとめると、起~承であるA面は、あまり知られていない楽曲を用いて、気持ちよいグルーブを高めていく部分になりますが・・・やはり、MUROさんの「掘りの深さ」と「選曲の確かさ」が否が応でも分かる部分だと思います!

 アルバムなどに隠れて収録されている良い曲や、あまり知られていないアーティストの曲を掘りあて、それを、雰囲気に即して的確にプレイしてくる辺りは流石です・・・

 個人的には、この辺を聴いてると睡魔に襲われるんですよね・・・大きな動きはないけど、しっかりとした「気持ちいいグルーブ」があるので、そのグルーブに引きこまれて眠くなります・・・
 それも、かなり深い曲を中心にグルーブを作るんですから・・・なかなか説明がしづらい部分ではありますが、MUROさんのDJプレイの素晴らしさを代弁できる部分でしょう!



③ 素敵にストーリーが動く「転」

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 起~承の最後の方ではレイドバックしたメローな曲をプレイし、いったんグルーブを静かにしてA面が終わります・・・
 そして、ガチャッとオートリバースがかかり、B面に移ると、個人的にはMUROさんからこの曲の良さを教わった「Ohio Players / Sweet Sticky Thing」が小粋にプレイ・・・おおっ、これまでのあまり知られていない曲の選曲から一転し、有名な曲をプレイしましたね・・・

 個人的にはSweet Sticky Thingは、MUROさんがJudy Robertsのカバーをパワープレイしてて、それでこの曲の良さを教わった訳ですが・・・ココからの展開が素晴らしいです!

 Sweet Sticky Thingを小粋にプレイし、メロウな空気感を引っ張ったプレイをしてるな~と思ったら、突然、カットインで「DeBarge / I Like It」(画像上)をプレイ・・・もー、みんな大好きな名曲で、これにはアガりますね!
 そして、同アーティストの名曲繋ぎで、Diggin' Iceの1996年版でもプレイされた「DeBarge / Stay With Me」(画像下)も連続プレイ・・・気付いたら一緒に歌っている自分がいました(^0^)

 MUROさんって、やっぱり「King of Diggin'」のイメージがあるので、誰も知らない曲を掘ってきてプレイするイメージが強いかと思いますが、ここぞという時の「定番曲」の入れ方がメチャクチャ上手く、実は評価しないとイケない部分かと思います。

 まず、プレイしたDeBargeですが、80年代初期から中期にかけてアメリカでヒットしたブラック系のグループで、ジャンル的にはSoulやR&BというよりもPopsになるグループかな~と思います。

 この話は、ちょっと今回の作品紹介においてはブレる話なので、控えめにしますが、こういったPopsは、数年経過すると流行歌の定めで、脈略もなく「ダサい」の烙印を押され、忘れられてしまうのですが・・・しっかりとビジョンがあるDJ達は、そんな周りの考えは無視し、自分が良いと思ったものは、素直にプレイしていました・・・
 それこそ、DeBargeなどは、Kid Capriなどの90年代初期のNY系HipHopDJが心の底からカッコいい曲だと胸を張ってプレイしてて、陳腐な表現ですが「イイものはイイ」を体現してきました・・・

 MUROさん自身も、Kapriなどのテープを聞いて結構な影響を受けたそうで、この辺の「ド定番曲」のプレイを「ここぞ」という時にプレイする訳ですが・・・この作品においては、タイミングが上手すぎですね!

 つまり、A面全体を通して、あまり有名な曲をプレイせず、気持ちいい雰囲気を演出してた中で、聴いている方は、知らない曲ばかりだと「飽きる」ことがあります・・・

 そう、そういった「飽きはじめた」部分を狙って、ド定番をブチこむと、聴いている方は「キター!」となり、否が応でも反応するんですよね・・・俗にいう「おあずけ」や「じらし」といった手法ですね。
 それも、美しいメロディーと歌詞が素晴らしいDeBargeですから・・・素晴らしい曲が更に素晴らしく聞こえ、心を優しく包んでくれるのが大変気持ちいいです!


 そして、少し違う側面の指摘もすると、選曲やDJミックスの「細かい手法」が光ってて、DeBargeの良さを更に引きたてています!

 選曲面であれば、テープだとA面の最後の方と、B面のド頭のOhio Playersがそうですが、あえて「グルーブを落とす」選曲をしています・・・
 これは、選曲の「対比」を出すための手法で、後にプレイされるDeBargeを輝かせるために、あえて光らない曲をプレイしていたんですね・・・ただ、全体的な気持ちいいグルーブを落とさずに、心のBPMだけ抑える選曲をしているのにはヤラれます!

 また、DJミックスも、全体的にみるとカットイン、ショートミックスなどを使い分けながら選曲を重ねていくのですが、聴けば聴くほど、次の曲が光らすミックスをしているんですよね・・・

 それこそ、DeBargeの「I Like It」→「Stay With Me」であれば、結果的にサビ終わりのブレイク(間奏)部分を使ってのカットインですが、4小節展開のブレイクにおいて、2小節目の部分でStay With Meにカットインしています。
 文章に起こすと、なんか気持ち悪いタイミングだな~と思いますが、これが絶妙で、ガッツリとStay With Meに繋がっており、MUROさんらしいタイミングだな~と思いました・・・それは、楽曲のビート感で判断しているのではなく、曲と曲が織りなす「グルーブ」を優先しているからこそのタイミングで、個人的には悶絶しています!



④ 感動的なエンディングである「結」

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 DeBargeクラシックの2連発を経て、DJミックスにおける「山」を作り、この後は若干ペースを落としつつも、A面よりも有名な曲を増やしながら、気持ちいいグルーブを引き延ばします・・・
 それこそ、DeBargeの後は、これまたMUROさんから曲の良さを教わった「Rick James / Moonchild」「The Blackbyrds / Mysterious Vibes」、そして定番クラシックである「The Gap Band / Outstanding」などをプレイし、A面よりも選曲にハマりながらミックスに酔いしれていく感じですね・・・

 そして、23曲目にあたる「Meli'sa Morgan / Fool's Paradise」(画像上)から雰囲気を変えて、終わりに向けての準備を始めます・・・最後のエンディングに向けての選曲の組み立て方、そしてミックスの仕方は絶品なので、詳しく紹介します!

 「Meli'sa Morgan / Fool's Paradise」をプレイすることでしっかりとしたビート感を維持しつつ、選曲の流れに「夜っぽさ」を足して今までとは異なる動きを見せ始めます。
 その後には大名曲な「Mary Jane Girls / All Night Long」を続けてプレイし、更に夜っぽさを足していきます・・・

 ここまでの流れを整理すると、朝→日中ときて、夕方を経て「夜」になっていった感じですかね・・・日が落ちたが故のアッパー感は後退しますが、夜らしい涼しさと華やかさが残ったグルーブを作っており、心がウキウキしつつも、涼しさが伴っている選曲かな~と思います。
 
 そして、MUROさんらしい関連繋ぎで、Mary Jane Girlsをデビューさせた張本人である「Rick James / Mary Jane」(画像下)をプレイします・・・個人的には、ここからがボムです!

 Mary Jane Girlsよりも、若干明るさを出した感じで選曲し、心地よいドラムブレイクと馴染みやすい歌が心を引きこむ大名曲・・・考えてみれば、この曲もDiggin' Ice 96で教わった曲だ・・・
 
 もー、この曲に関しては「体が覚えている」と言っても過言ではなく、Iceの96では、歌詞が盛り上がった2番のサビ終わりにカットインで「New Edition / Mr. Telephone Man」という最強の夏繋ぎをします・・・96が好きな方なら、このラインは鉄板ですよね!

 ただ、今回のプレイでは、次の選曲を見据えたプレイで上手すぎます・・・

 96では、かなり早いタイミングで次の曲に変えてましたが、今回の作品では96でカットインした2番のサビ以降もプレイします・・・
 私もあまり印象が無かったので聴いててビックリしましたが、サビ以降はメロディーが美しい間奏があり、今回のプレイでは、まずその間奏を美味しく使っていますね・・・まるで、最後に向けての多幸感を表している感じで、イイ部分をチョイスしてくるな~と思いました。
 
 そして、更にその後がボムです・・・割とフラットなブレイク間奏で、段々とコーラス(♪たった、た~たった、た~たら~)が増えていく部分があります・・・コーラスが増えていくことで、期待感というグルーブが上がっていきます・・・
 MUROさんは、ここを見逃さず、そのコーラスが高まったところで次の曲をカットインで入れてきます・・・


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 プレイしたのは「Ta Mara & The Seen / Affection」です・・・もー、この入り方は即死です!!

 まず、この曲のジャケから醸し出されるダサさ(笑)は置いておいて、選曲の流れから整理しましょう・・・

 先ほどの説明で「終わりに向けて準備を」なんて書きましたが、Meli'sa Morganからの選曲の流れは、明らかにTa Maraでボムるための布石を引いた選曲であり、それを実行する為のプレイを施していたと思われます。

 それこそ、あえて「夜」の雰囲気に変えていったのは、Ta Maraをプレイしても馴染みやすいようにした表れだし、その上で、Ta Maraの前でMary Janeという割とアッパーな曲をプレイすることも上手いですね・・・
 先ほどの③転で示したDeBargeが「静→動」なコントラストをつけて盛り上げたのに対し、ここでは「動→静」のコントラスを出しつつ、Ta Maraが持つ「クールだけど熱い」感じを上手く演出してて、MUROさんの手腕の高さが分かります!
 
 そして、何よりも、全曲のMary Janeのコーラスブレイクの効果を利用してのTa Maraへのミックス・・・まるで、暗い階段を急速に登り、最上段にある扉を開けたらパラダイスがあるような演出を施していて、上手すぎです!!

 MUROさんのミックスを説明する時、先ほどのDeBargeもそうですが、ピークになる曲を選曲/ミックスしていく組み立て方や、直前のミックスが異様に上手く、ヤラれます・・・

 特に、ボムる曲の直前のミックスの上手さといったら天下一品で・・・個人的には「殺しのミックス」と呼んでいるほどです・・・

 そう、これこそが「DJにしか出来ない音楽」なんだと思います!

 それは、普通に聴いたらカッコ悪い曲でも、DJの選曲とアイデア次第で、その曲が「光り輝く」ことになります!!


 ここで、Ta Maraのジャケの話に戻しますが、普通はこのジャケを見て食指が動かないでしょ・・・失礼な表現ですが、この田舎臭さ満載な感じは、手が出ませんね・・・
 曲も普通に聴いたら80年代の洋楽っぽい感じで、どちらかというとNew Wave的な匂いの方が最初はすると思うんですよね・・・つまり、これまでプレイしてた「黒い音楽」ではなく、どちらかというと「白い音楽」かな~と思います。

 ただ、MUROさんのミックスで聴いちゃうと「ジャケなんて、ジャンルなんて関係ないんだ・・・」となるはずです・・・

 それほど、MUROさんの選曲とミックスを通してTa Maraを聴くと、楽曲が光り輝き、本当の「良さ」が分かるからです!
 
 もちろん、先ほども説明した最良のタイミングでミックスしていることも重要ですが、MUROさんは、この曲を聴いて、この曲に含まれている「ファンクネス」を感じ、そこを強く押しだしたプレイをしていることも重要です。

 つまり、楽曲の「本当の良さ」を見きって、最良の方法でプレイしただけです・・・まとめじゃないですが、音楽の「本当の部分」を「掘って」るんですよね・・・

 うん、こんな凄いことをサラっとこなしちゃうんだから、やっぱり「King of Diggin'」ですね!





(5) まとめ

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 いや~、久しぶりに書きましたね・・・ただ、やっぱり上手くまとめられなかった部分もありましたね・・・

 特に、MUROさんの魅力の一つである「ジャンルを跨いだ選曲」が上手く紹介出来なかったですね・・・この作品でも、相当なジャンル跨ぎをしているのですが、手持ちのレコでは対応できずでした(^^;)

 また、今回の紹介、意識的に「今までこのブログを読んだことが無い人が読んでも理解できる内容」を念頭において書いたので、いつもより脱線が少ない(?)し、文体もちょっと違うかな~と思いますが、後半になると、いつもの「・・・」が増えてしまい、ダメダメですね(^^;)

 そんなわけで、最後にまとめをしておきましょう!

 まず、最初に「MUROさんが培ったDiggin' Iceという世界を分かりやすく凝縮した作品」と書きましたが、これは間違えないでしょう・・・

 今まで、Diggin' Iceを聴きつくした立場からすると、あまり知られていない曲から定番曲までを網羅した選曲、そしてその選曲を「Diggin' Ice」というグルーブ/空気感に統一している点はパーフェクトで、私が思うDiggin' Iceを一番イメージしやすい作品だと思いました。
 ここで説明するのもアレですが、この作品自体、MUROさんのミックステープ制作活動30周年(プロ活動前も含む)を記念して作られた部分があり、MUROさん自身も意識的に「総決算」的な内容にしたのかな~と思います。

 そして、この選曲を支えるミックスなどのDJ技術も冴えわたってて、Diggin' Iceで存分に味わえた「DJミックスの妙」を存分に楽しめる点も重要です・・・
 DJミックスを通して聴くことで「その楽曲の本当の素晴らしさ」が味わえることも出来、Diggin' Iceを抜きにして、DJによる「ミックス作品」としても相当優秀な作品だと思います。

 また、ミックス作品として、しっかりとした「ストーリー」があるところも素晴らしいですね!

 今回、その点は「起承転結」という形で紹介してみましたが、やっぱり聴く側としては、選曲のストーリーがあると聴きやすいし、何より聴いていて「グッ」とくるんですよね・・・
 まるで、良質な本を読み切ったあとの爽快感や満足感と言うんでしょうか・・・DJミックスほど、聴き方によったらBGMになりがちな音楽を、しっかりと「楽しめる」内容にするのは「ストーリー」があっての効果で、この作品では、シンプルだけど何度も聴きたくなるストーリーがイイですね!


 そして・・・ここが、この作品の一番重要なところです。

 この作品が、しっかりと権利をクリアーした「メジャー作品」として制作されたことです!

 まず、少し話がズレますが、DJの選曲とミックスは「自由な発想」があって、初めて成立をするものと思います・・・

 ただ、メジャーという世界では、楽曲を持っているアーティストやレコード会社が存在するため、その「自由な発想」を全て実行することはできません。

 それこそ、この作品であれば、レコード会社「ユニバーサル」がライセンスできる音源だけが使用でき、ユニバーサルがライセンスを持っていない曲を選曲することは、ほぼ出来ません・・・つまり、結果的にDJ側の「選曲の自由」を奪っている訳です。

 しかし、MUROさんにおいては、膨大なレコード知識を駆使し、その制約をもろともしない選曲と、その曲達を引き立てるDJミックスを駆使し・・・素晴らしいDJミックスを作り上げました!

 この点は、ネットで自由にDJミックスがアップできるご時世、本当にリスペクトしないとイケない点です・・・MUROさん、やっぱり凄いよ!


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 そんなわけで、これで終わりにしましょう・・・

 とりあえず、今週発売された新作(2016)もヤバいですね・・・2015とガラッと方向を変え、直球は投げない選曲でありながら、要所要所で憎い演出が施されてあり、ヤバすぎです・・・
 う~ん、この夏のヘビーローテーションは確定ですね・・・今年もお世話になります(^0^)

 そして、今月末にはElegant Funkとしてメジャー新作が出るとのこと・・・選曲は聴くまでのお楽しみなのでアレですが、事前情報では吉●美奈子さんを選曲したらしく、またメジャーの制約の壁をぶち破ってくれましたね!
 
 あと、今回の紹介にあたって、この2015版を相当聴きこみましたが・・・おかげさまで、また「MUROさんから教わった曲」が増えてしまい、収録曲を探し始めています・・・
 これはゆっくりと探していきますが、この点もMUROさんを説明するときに重要ですね・・・MUROさん、これからもイイ曲を沢山教えてくださいね!!

 ではでは、気になる方は新作と合わせて聴いてみてくださいね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ MURO 「Diggin' Ice 2015 - 30years and still counting」
Genre : Soul、Funk、Jazz、JazzFunk、RareGroove、R&B、Pops・・・
Release : 2015年6月
Lebel : Universal PROT-5002(テープ)  ※CDはPROT-1155
Notice : タワーレコード限定商品


Notice : CD版とテープ版について

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 前述したとおり、テープ版の方が尺が長いのでテープ版を紹介しましたが、CD版は下記の点がテープ版と異なります。

①一番最初のRoy Ayersのプレイの際、テープ版ではRoy Ayers本人からのシャウトアウト(!)が入る
②テープのB面の最初に「Ohio Players / Sweet Sticky Thing」が収録されている。つまり、CD版では、Ohioの前の曲(Nancy Willson / I'm In Love)からDeBargeにミックスされている
③CD版では「The Gap Band / Outstanding」で終わり、Gapの次の「Meli'sa Morgan / Fool's Paradise」以降が収録されていない

 平たく並べると、そこまで変わってないように思いますが、CD版だと、私が力説したTa Maraが入っていないので、個人的にはテープ版の方が好きですかね?
 ただ、CD版だと、DeBargeを大きなピークにしてて、最後のOutstandingを熱のこもった選曲になり、これはこれで気持ちいい・・・とにかく、テープ版もCD版も最初のRoy Ayersが大きすぎますね!

 なお、こういった違いがあるので、テープ版とCD版を2枚買いするのはマストになっています・・・ある意味でテープとCDは別物の作品(アウトテイクみたいな感じ?)と思っていて、2倍楽しんでいますよ(^0^)






DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix Ⅳ」
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 気付いたら6月も半ばになり、気温も湿度も上がりはじめ、夏に向かい始めていますね・・・

 夏が嫌いではないのですが、ジメジメとした湿気感はあまり好きではなく、既にちょっとお疲れ気味になっています(^^;)

 そんなわけで、ジメ~っとした湿気感をサッパリと流してくれる、Kayaさんの作品を紹介です!!


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 今回は、大好きなDJ Kayaさんの名作シリーズ「Backin'a Days 80's」の第4段を紹介します!

 今回の紹介においては、実は先日の下北でのテープセールでこのシリーズの第5段が入手でき、やっとシリーズコンプが出来たので、何となく聴き始めたらバッチリで・・・テープの神様のタイミングの良さに感激をしていました(^0^)
 
 まず、Kayaさんに関しては、以下のリンク・記事などに詳しく書いてあるので、ここではちょっとだけ紹介をしておきましょう・・・

 ・ DJ Kaya / OH!TAPEJOINT 作品リスト
 ・ DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix」

 Kayaさんは80年代は東京でDJ活動をしたのちに、93年ごろに沖縄に移住をしてDJ活動をされている方で、沖縄クラブ界の大御所になるかと思います。
 沖縄でのDJ活動も重要ですが、早い時期よりレコード店の運営、DJやMC達のプロダクションの運営を行い、沖縄のDJ/クラブ業界の底上げを行い、Kayaさんに育てられた方は多いかと思います。

 また、Kayaさん自身、DJミックスの素晴らしさを知ってか、テープレーベル「OH!TAPEJOINT」を起こし、沖縄から全国に素晴らしいミックス作品を発信していた点も重要です・・・
 このレーベルからのリリース作品においては、やはりKayaさんの作品が重要で、独特のブラックミュージック感を維持しつつ、Kayaさんにしか出せない沖縄感が唯一無二で・・・聴いてると「サッパリ」とする選曲・ミックスは素晴らしすぎます!

 その中で、この「Backin'a Days 80's」シリーズは、Kayaさんの素晴らしい選曲とミックスが聴けるシリーズで、本当に大好きなシリーズです!!

 では、作品の順番でいくと第4段の紹介になるので、第4段を通してKayaさんの素晴らしさを紹介しますね!


 なお、先に余談を入れておくと、Kayaさんのテープって、結構売れてたはずですが、意外と集まらないんですよね・・・前述した第5段のテープは、かなり探した上でやっと見つかった(Big Up N村さん!)ぐらいです・・・
 ただ、N村さんもそうでしたが、内容の良さを知って評価している人やお店も増えているので、その辺は嬉しいです・・・なんでしょう、先に結論めいた話になってしまいますが、「ミックステープにしか出せない良さ」がKayaさんの作品にはあるのかな~と思います!

 あと、これはテープ馬鹿の「あるある」なのですが、なかなか見つからないテープが、何かのタイミングで見つかると、途端に自分の手元に巡りまわってくる・・・ということがあります。
 先月の熊本出張の際、某レコード屋さんで見させて頂いた備品のテープの中にこの第5段が入ってて、喉から手が出るほど欲しかったのですが、そこでは購入できず、その数週後に下北で発見した次第です・・・テープの神様が与えてくれた「呼び水」だと思います(^^;)


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 そんなわけで、余談を挟んでしまいましたが、テープの紹介にいきましょう!

 この作品では、A面が「JB'S Heartbeat Side」、B面が「N.Y.C Classic Side」と銘打ち、両面を通して気持ちいいブラコン~ガラージラインの選曲が楽しめます!

 まず、選曲については、定番を入れつつ、Kayaさんらしい深い選曲が楽しめ、素敵です!

 それこそ、A面では、ド定番な「Soul Ⅱ Soul / Keep On Movin'」のようなグランドビートから、「Robbie Bevil / C'est La Vie」のような意外とプレイしないポップスなどを小粋にプレイし、ヤラれます!
 また、B面では、よりガラージ的な選曲で、「Kay-Matic / Breakin' In Space」のようなブレイクダンスにも通じるような渋い曲から、未だにクラブのピークではプレイされる「Geraldine Hunt / Can't Fake the Feeling」のようなクラブクラシックをもプレイしてて・・・素晴らしすぎます!

 全体的には、個人的には大好きなブラコン~ガラージの選曲なので、凄い入りやすい部分もありましたが、かなり「渋い曲」が多く、Kayaさんらしいな~と思いました。

 Kayaさんに関しては、選曲の引きだしの多さ&深さは間違えなく、その上で表現したい「グルーブ」の出し方にブレがなく、知らない曲でも凄く楽しめるんですよね・・・
 それは、前後のミックスの繋ぎだったり、全体的なグルーブの出し方だったりするのですが・・・この作品においては、ユッタリとした空気感を持ちながら、気持ちよく踊らせていく感じの統一感が半端なく、ホント素晴らしいです!!


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 そして、DJミックスも素敵なんですよね!

 基本的にはショートミックスを軸にした繋ぎなどをしますが、前後のグルーブをしっかりと繋げていくミックスで、上手すぎです・・・

 その上で、指摘したいのが「選曲の組み立て方」で、繋いでいく曲の関連性を「くさび」にしつつ、聴いている人を驚かさせる意外性も入ってて・・・深く聴けば聴くほど、ヤラれます!!

 例えば、A面では、A面の主題である「JB'S Heartbeat Side」の根幹になっている「Tanna Gardner / Heart Beat」をプレイするのですが、そこからWestend音源をマスターミックスしたTony Hunphriesのミックス盤に繋いでいくんですよね・・・
 DJ的には、Tonyのマスターミックス盤は、どう使ったらいいのか分からず、DJプレイでは敬遠されている印象があり、あくまでもリスニング向けの作品と思っていましたが・・・それを、こうやって使って来るのにはビックリしました・・・

 また、この部分の話をもう一つ入れると、その後の「ミックスの流れ」を作るための分岐点としても活用してて、上手いな~と思いました。

 ミックスにおいては、当然、Tonyのミックス盤の中でHeart Beatの部分に繋ぐわけですが、KayaさんはTonyに繋ぐことで、そのTonyのプレイがもつ「メガミックス感」をプラス要素として付加し、その後の選曲に生かしていると思いました・・・
 それまでグランドビート~ガラージと流していたグルーブに、HipHop的な要素を加えており、その後のJB関連曲~メガミックス系の選曲に生かしているのが分かりました・・・細かい部分ではありますが、こういう部分が上手いんですよね!!

 あと、ピーク曲への入り方も上手いんですよ!!
 
 それこそ、B面ならカプリを通過したBなら絶対に反応する「Fatback Band / I Found Lovin'」をプレイするのですが、やっぱり駒の進め方が上手いんですよね~
 それまで、割と知られていない地味な曲をプレイしつつ、そこでしっかりと心を掴み、その流れでのFatbackですから・・・つい、歌っちゃいますよね(^0^)


 Kayaさんの選曲、ミックスを聴いていると、本当に「クラブが好き」な感じがして、凄い共感を覚えます・・・

 それこそ、「Geraldine Hunt / Can't Fake the Feeling」をプレイしている時点で、クラブを分かってますよね・・・あまり知られていないガラージ~ダンクラですが、未だにDJがメッセージ込みでプレイする名曲ですね・・・

 なんでしょう、クラブという「心の解放の場」を理解しているので、聴いてると凄い心が許せるんですよ・・・それは、必死になって踊って遊んだ「朝」を知らないと分からない空気を表現できているからです・・・


 曲を探すこと、買うこと、そしてDJをすること・・・今は大変便利になり、苦労もストレスも、そして経験もあまり必要がなくなった時代です・・・

 ただ、ただ・・・Kayaさんのミックスを聴いていると、今となっては不便だったが故に出せる素晴らしさが聞こえます・・・

 この点を言葉にするのは難しいですね・・・う~ん「Less is More」が近いのかな・・・

 なんか、久しぶりに「ミックステープ」の素晴らしさを痛感しました・・・便利な時代じゃなかったからこその「良さ」を改めて痛感しました!!

 

 ではでは、全体的に上手くまとまらなかったですが、超お勧めなので、気になる方は探してみてね!!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kaya 「Backin'a Days 80's Mix Ⅳ」
Genre : UK Soul、Grandbeat、R&B、HipHop、Megamix、Garage、Disco、Funk、Soul・・・
Release : 2001年1月
Lebel :  OH!TAPEJOINT No Number





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<独り言>

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 え~、今週末は仕事でしたが、我らのユニオンでテープセールが重なり、仕事帰りに参戦してきましたので報告です!!

 なんか、昔っからテープを掘ってた立場としては、ここまでテープのネタに困らない時代になったのは嬉しい限りです・・・ただ、凄いワガママな話ですが、仕事が無い日に放出して欲しいです(^^;)

 そんなわけで、まずは渋谷クラブ店でのセールです!

 割とまとまった本数が出たセールで、凄い目玉品は無かったですが、個人的に欲しい渋いテープが結構多かったので、出来れば朝から参戦したかった感じのセールでした。

 当日は、土曜だったけど定時には仕事が上がれず、渋谷に着いたのが7時前ぐらい・・・真っ先にテープの放出先に向かい、周りの若者を無視して、スーツのオッサンが急に掘りだします・・・おおっ、結構残ってた!!

 本当は、定時で仕事を終わらして、6時前にはお店に到着をしたかったんですが・・・無事に欲しかったのが残って良かったです!!

 お店にもよりますが、ここ最近、店頭でのセール放出後に通販を解禁するので、それが脅威だったんですよ・・・テープについては、都内で掘ってる人も多いですが、地方の通販の人の方が脅威で、結構抜かれるんですよ・・・

 まあ、私が欲しいのは、相当渋い部類が中心になってしまったので、写真のような釣果ブツに感涙しているレベルなので、理解できない人の方が多いと思います・・・

 ただ、渋いからこそ、全然出会えないのが多いので、他の人に抜かれたら、今度はいつ会えるかが分からないんです・・・なので、渋いのが出るのが分かったら、人よりも先に掘りたいんですね!!

 嬉しいことに、着いた時点で、狙ってた渋いのは残ってて、それで満足でしたが、普通にレコードを掘り掘りしてたら、どうやら6時以降に電話で問い合わせを受けた在庫で、売り上がらなかった在庫を店員さんが戻してて、つかさずチェック・・・おおっ、トップで欲しかったのが戻ってきて、ニンマリでした(^0^)
 地方から通販をされる方々に対してはそこまで悪くは言わないですが、今回に関しては「それを離すんだ~」と思う感じでした・・・地方の方からしたら、私の環境が羨ましいと思うかもしれませんが、それなりに根性と努力を注いでいますので、ご理解くださいね・・・

 なお、結果的には、写真の15本程度ではありましたが、かなり良い買い物ができました・・・

 やっと買えたVIPのプロモケースや、知らなかったDJ TomoさんのDeath Rowプロモミックスなど、嬉しい限りです!
 

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 そして、昨日のボムはこっちだったかな?

 結果的に、値段が高すぎて手が出ませんでしたが、新宿のユニオン昭和歌謡館で開催された和物テープアルバムのセールで放出された、五月みどりさんの通称「ポルノテープ」です!!

 テープ市場の動向に詳しくない方に説明をしておくと、ヤフオクを中心に、実は和物のテープ作品が凄い高騰してて、結構市場的に熱くなっています!

 流れ的には、DJラインからの和物ブームもありますが、当時ファンだった世代の方々が買い漁っている感じで、アーティストごとに村が出来ており、熾烈な戦いが続いております。
 それこそ、最初はアナログでしたが、段々と下に降りてテープにも火が付いてきた感じで、それこそ、テレサテン、松田聖子、中森明菜、山下達郎など、局地的なアーティストの火のつき方が半端なく・・・天井知らずな値段で動いています!

 まあ、ロック系もそうなんですが、コレクターの「性(さが)」で、集めきったら次の標的を探してしまうので、その標的がテープなんでしょうね・・・昔から掘ってた立場とすると、嬉しさ半分、無駄にレートが上がるので微妙っすね・・・

 そんな流れがあり、今回の昭和館のセールになるんでしょうが、大半の出品が未開封(まだまだ業者ラインを探せばデッドがあるんですよね~)だったこともあり、無駄にプライスラインが高く、私が到着した閉店前には、結構残ってて、その中での五月みどりさん・・・一瞬、買おうかな~と思いましたが、値段だ値段だったので、諦めました・・・

 ここで「ポルノテープ」の話に戻りますが、いわゆる「お色気作品」で、当時は結構な需要があり、意外と売れていたジャンルと聞いています・・・

 昭和55年生まれの私としては、ギリギリでエ●本屋でエロテープ(確かラブホの隠し録音的なやつ)を買ったことがある世代ですが、いわゆるビデオが高価だった時代に、エ●本という二次元のポルノを埋める存在として、音声だけの「ポルノテープ」が流行った時代がありました。

 コレ系だと、エ●本屋で売っていたリアル(?)な作品もありますが、今回の五月さんのようにポルノな空気感を押して音楽作品も割とあり、ボチボチ需要があったようです・・・今回の出物だと、風祭ゆきさんや黒木香さんなど、日活~AVを妖艶に彩った女優さん達の作品が出てて、結構狙っていました!

 なお、内容については、まだ買ったことがないので、不明確な部分もありますが、割と和物のレコードを掘っている方なら、コレ系のレコが多いのを知ってるかと思うし、内容も、表現としては「レアグルーブ」的な世界感があるのでイイですよね・・・
 それこそ「ヌードジャケにハズレなし」的な話もついてくると思いますが・・・それがテープなら絶対に「ミックステープ」としてイケると思っていたので、ここ数年、狙っていました!

 今回の五月さんは、ちゃんとした作品のようで歌とトークで構成された作品のようですが、もー、五月さん自体の女性として色っぽ過ぎるトークと風貌にヤラれます・・・
 個人的には若かりしころにTBSラジオの「大沢悠里のゆうゆうワイド」などでのトークにヤラれてたので、手に取った瞬間「間違えなし!」と思いましたが、万近な値付けに折れました・・・もうちょっと安かったら買ったのにな~


 
 そんなわけで、最後はまとまりませんでしたが、テープな週末の報告でした(^^;)




MC Joe 「MC Joe 3:16」
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 2週間ぶりの更新です・・・ご無沙汰しておりました(^^;)

 予告通り(?)、仕事に翻弄しておりましたが、1年間通しての一番大きな山は超えられたので一安心・・・しばらくは仕事が忙しくならないことを祈るばかりです(^^;)
 ただ、色々あった2週間でしたので、その辺は独り言に書きますね・・・

 そんなわけで、何となく聴いてたら「おおっ、いいじゃん!」と思った一本のご紹介です!


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 今回は、日本語ラップが好きな方で、結構コアな方であれば反応する「MC Joe」さんによるDJミックス作品のご紹介です!!

 まず、MC Joeさんについては、あまり知られていないお方なので、少し紹介をしたいと思います。

 Joeさんは、日本語ラップ的には「オールドスクーラー」になる方で、ざっくりとした表現であれば「さんぴん以前からMCをされてた方」になるかと思います。
 
 80年代末ぐらいから、東京のクラブシーンに出入りをし始め、まだHipHopのDJをされていた須永辰緒さん(DJ Doc Holiday)のパーティーによく遊びに行ってたことからMCデビューをされ、自身の楽曲は少ないものの、関係者の作品にfeatされたり、結構マニアには信奉の熱いお方かと思います。
 それこそ、日本語ラップ黎明期に活動をされてて、日本語で「ラップ」をすることを作っていった世代のお方ですね・・・この辺のお話は、サ上さんと東京ブロンクスさんの日本語ラップ対談にゲスト出演された回に詳しく紹介されていますので、ご参照ください・・・

 そして、現在も、自分のペースで元気に活動されているようで、楽曲であれば、昨年リリースされたDJ Tasakaさんの曲にfeatされてたりしてたようです・・・
 また、あのUltimate Breaks & Beatsのジャケに書かれたキャラをフィギュア化する仕事(Bボーイ原型師!)もされているようで・・・何とも掴みずらいお方ですね(^^;)


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 そんなJoeさん、ミックステープ時代は、ちょこちょこテープを出してて、マニアにはたまらない御馳走になっております。

 リリースは、脱線トリオの「DJ King 3LDK」さんが運営してたミックステープレーベル「Autorock」からで、3LDKさんとの共作が3本、そして今回のソロ作品が1本リリースされているようです。

 ミックステープを追っていると、つい手が出てしまうのが「ラッパーが作ったミックステープ」ですね・・・

 ラッパーなので、DJは本職でないものの、その人の「個性」が強く出た作品が多く、結構面白いテープが多いんですよね・・・それこそ「You The Rockさんのテープ」なんかは正にそうで、その方のラップスタイルなりが「DJ」に反映されてて結構面白いです。

 Joeさんに関しても「ひと癖もふた癖」があり、3LDKさんとの共作では、なぜか作品ごとにワンアーティストミックスをしてて、第1作目では「Public Enemy」のみでミックス・・・いや~、フレッシュです!

 この例は極端かもしれないですが、やっぱり古い時代から音楽シーンにおられたり、実は音楽の壁がなくジャンルレスに楽しめた80年代末~90年代初期のクラブ黎明期におられたことから、音楽の深さだったり広さが結構あり、ヤラれます・・・
 特に、今回紹介するソロ作品はそうで、HipHopなりラップが核にはなるのですが、色々な音楽を聴いた上で、それらをバックボーンにしてる姿勢が感じられ、大変素敵です!

 では、作品の紹介です!


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 まず、内容的には「オールジャンルミックス」になっており、新旧のHipHopを中心としつつ、80'sのGarage~Dance Musicラインの曲や、R&Bなども織り交ぜ、結構幅広い選曲になっています。

 それこそ、「The Real Roxanne / Bang Zoom ! Let's Go Go !」「Arthur Baker / Breaker's Revenge」といった割と渋めなオールドスクール~Garage/Dance Musicから、「Lisette Melendez / Goody Goody」のような90's R&Bや、「Common Sense / Take it EZ」のような90's Hip Hopなどを選曲し、どちらかというと「渋い」選曲が目立ちます。

 全ての方がそうだとは限りませんが、当時のラッパーは、基本的に「クラブで遊ぶ」ことの延長に近い形でラップをしていた方が多いので、おのずとパーティーでプレイされていた曲を自分の中に取り込んでいた方が多いかと思います。

 話がズレますが、90年代初期というと、HipHopよりもReggaeの方が需要が高く、それこそYouさんやTwigyさんは積極的にレゲエの現場に顔を出していたのは有名な話です・・・なので、YouさんもTwigyさんも、そして、今回のJoeさんのラップにおいては、フロウなどにレゲエの影響があるんですよね!

 そして、今回、紹介をしているテープ(JoeさんのDJ/選曲)においても、当時の「DJ」達の影響があるな~と思いました。
 特に、B面のArthur Bakerに繋がっていくガラージラインの選曲や、渋いオールドスクールの選曲などは、当時、クラブで聴いてた音楽をJoeさんが真摯に吸収した結果なのかな~と思いました。

 当時のクラブシーンは黎明期が故に、ジャンルに壁を作らずに皆が楽しんでいたり、東京にいながら相当コアな曲がプレイされていたり・・・結果的に「良い音楽が幅広く楽しめる環境」だったこともあり、実は優秀なDJは多かったんですよね・・・
 それこそ、Joeさんが辰緒さんをはじめとした様々なDJと繋がっていた所を考えると、自身の音楽感にも結構いい影響を受けていたんでしょうね・・・


 また、DJミックスもかなり上手いです!

 楽勝でクイックミックスをしたり、ブレンドを入れてきたり、そこらへんのDJよりも全然上手いし、何よりも「グルーブ」の繋ぎ方が素敵なんですよね・・・

 なんでしょう、ちゃんと前後の選曲を考え、その曲がもつ「グルーブ」を次の曲に繋げて、更に盛り上げていく・・・やっぱり「クラブ」で遊んでいたから出来るミックスがあると思いました。

 それこそ、選曲で取り上げた「Lisette Melendez / Goody Goody」であれば、そのJazzyなグルーブを引き継いで「Common Sense / Take it EZ」のJazz Instに繋げていくのですが、空気感の作り方が上手いです!
 今のジャンルとしての「Jazzy Hip Hop」ではなく、気持ちよく踊るための「Jazz」を生かしたグルーブの作り方で、この空気感は大好きです!!



 そんなわけで、あまり上手くまとまりませんでしたが、かなり内容のよい作品です!

 入手は中々難しいテープではありますが、気になる方は探してみてね!!





<Release Date>
Artists / Title : MC Joe 「Joe 3:16」
Genre : Hip Hop、R&B、Disco、Garage・・・・
Release : 2000年ごろ???
Lebel :  Auto Rock Recordings No Number

Notice : ジャケットについて
 ジャケットは、どうやらJoeさんが当時好きだったアメリカのプロレス(当時のWWE)の影響のようです・・・
 なお、Joeさんは、プロレス好き繋がりで、ダースレイダーさんと意気投合しCROWN28というユニットでアルバムを出したようです・・・ソース元の「ダースさんの大昔のブログ」が熱くってグッときました!


Notice : ボーナストラック(?)について



 B面の最後に、トラックリストには記載されていない曲で、MC Joeさんによるラップ曲が入っていました。
 参考に、その曲をアップしてみました・・・日本語ラップはそんなに詳しくないのでアレですが、未発表曲とかなんですかね??

 なお、ミックステープを掘っていると、フリースタイルも含め、日本語ラップの未発表曲や未発表ライムがありますよね・・・この辺も調べたりすると面白いでしょうが、調べるのに体力がいるので、私は静観しています(^^;)






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<独り言>

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 え~、ここ2週間、仕事中心の毎日でしたが、嬉しいことに、それなりに掘ることが出来ているので、色々と報告しますね~

 まず、先週は週末から3連泊で青森へ・・・いや~、頑張りました!

 結構前から仕込んでいた仕事だったので、無事に終わって何よりです・・・帰りに新青森で飲んだビールがメチャクチャ美味かったです(^0^)

 ただ、これで終わらないのが私です・・・夕方、東京に戻ったら、その足で向かったのは「北浦和」でした(^^;)

 いつもコメントを頂くbabaさんより「北浦和でテープの放出がありますよ~」と連絡があり、内容を見たらリスト外がヤバそうな匂いがしたので、疲れた体を引きずって参戦しました・・・

 まあ、いつもそうですが、大きな仕事が終わった後は「レコ屋」に行きたいんですよね・・・

 この点、今回の独り言のテーマでもあるのですが・・・なんでしょう、ネクタイをはずして、レコ屋で掘り掘りすることで「いつもの自分に戻れる」んですよね・・・
 ある意味で「心の洗濯(魂の浄化?)」なんですが、つい行ってしまいます・・・今回も割と大荷物でしたが、つい行ってしまいました(^^;)

 そんなわけで、行ったら行ったで、予想通り、リストに載っていない特価品がヒットで、微妙に欲しかったのが数本抜け、嬉しい買い物が出来ました(^0^)
 まあ、頭は疲れていたようで、家に帰ったら持ってるテープが数本あったのには驚きましたが、良い心の洗濯でした・・・

 北浦和さん、結構テープ頑張ってるので、引き続きよろしくお願いいたします!

 なお、蛇足ですが、北浦和に移動している最中に気付いたのですが、昨年の同時期に、やっぱり連泊で名古屋方面に行った帰り、同じように東京に戻ってから北浦和に行っているんですよね・・・
 北浦和さんが狙っているのか、それとも、テープの神様が仕事を頑張ったご褒美に設定してくれるのか・・・神のみぞ知るところですが、テープの神様、出来れば仕事のない日に設定をしてください(^^;)


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 そして、今度は今週ですね~

 熊本の地震関連で、どうしても現地に行かないといけない仕事が発生し、急遽、福岡まわりで熊本に行ってきました・・・2週連続の出張はキツイですが、テープにも、仕事にも頭がおかしくなってるので、気合いでカバーです(^^;)

 ただ、今回の出張は「ドタバタ」の連続で大変でした・・・

 まず、行きからドタバタで、金曜日の夜から飛行機で福岡に行こうと思ったら、例の飛行機事故で羽田が使えなさそう・・・なので、急遽、仕事を切り上げ、新幹線で福岡へ移動・・・5時間の長旅です(^^;)
 結果的には、①ポーッとしてる、②寝る、③食べる&飲む、の3つで気付いたら福岡についていて、乗車していることはそこまで疲れなかったですが、移動の判断を変えることの方が疲れました・・・交通手段は読めないっすね~

 でも、新幹線移動が功を奏し、少しだけ早く福岡につけたので、夜10時までやっている「Ticro」さんにはお邪魔できました!

 考えてみれば、福岡は以前は仕事で頻繁に行けてところですが、部署が変わって全然行けなかったんですよね・・・
 調べてみたら2年半前に行ったきりで、福岡のレコ屋に行きたくても行けなかったこともあり、今回の訪問は嬉しかったです(^0^)

 残念ながら、今回は結果的に買うものはなかったのですが、今回の出張自体、全くレコ屋に行けないものだと想定してたので、レコ屋の空気だけ吸えただけでも嬉しいです・・・


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 そして、今週の仕事は熊本訪問がメインで・・・嬉しい「ドタバタ」がありました!

 とりあえず、翌朝、福岡で上司と合流し、新幹線で南下をするのですが、熊本に近づくと、途端に瓦の家の屋根にブルーシートが覆われていて、背筋が伸びました・・・

 考えてみれば、東日本大震災が起こった3ヶ月後位に仙台に出張してて、その時も同じ光景を見て背筋が伸びました・・・
 家屋や建物、そして道路や鉄道といった「日常」のものが、いつもと違う姿で遭遇すると、それだけで地震の怖さが分かります・・・

 そんなわけで、ブログ的には熊本駅の写真などを載せるべきですが、自分用に写真を撮っている時間もなく、夕方前ぐらいまで仕事をしてました・・・
 
 仕事でお会いした方々は皆さん元気だったし、街を行き交う方も元気な方が多く、ちょっと安心ですね・・・途中で寄ったコンビニで、店内に写真のメッセージが張られており、これから元気に復興をされるんだな~と思うと、心強かったです。

 ただ、地震なり災害の怖いところは、家や住むところは国や自治体の補助で補修や引っ越しが出来たりするんでしょうが、その場所や環境で「新しく生活を立て直す」ことがやっぱり困難ですよね・・・

 こればかりは、一歩一歩進むしかないんでしょう・・・被害にあわれた方のいち早い復興を切に願います!


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『熊本 Beggiers Records』

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『熊本 Peanuts Records』

 そして、この流れでレコ屋の話をするのは大変恐縮ですが、奇跡的に熊本で自分の時間ができ、短い時間でしたが、レコ屋さん周りをしてきましたよ!!

 本当は、時間いっぱいまで仕事をするつもりだったのが前倒しで終了、そして終了後、上司と飲むのかと思ったら即解散、という「ドタバタ」がまたありました・・・
 ただ、不謹慎で大変申し訳ないですが、私にとってはラッキーなことです・・・速攻で解散し、タクシーに乗ってレコ屋を目指しました・・・

 熊本自体、実は初めてお伺いをする都市で、全然下調べもせずに、漠然とした知識と、短時間でスマホで調べた情報、そして伺ったお店の方から教えていた情報を元に、市内にある4店を回り、それぞれで嬉しい買い物が出来ました!

 今回の熊本訪問、全ての方が「被災」を受けた空気感はなく、むしろ「どうやって日常に戻ろう」といった感じを一方的に感じていました・・・
 なので、レコ屋さんについては「普通に買う」ということが大切だと思い、一生懸命、汗をかきながら掘らさせて頂きました!

 一発目に訪れたBeggiersさんは、後追いの情報だと、地震で一番被害があったようで、私が訪れた昨日はお店の1/3程度しかレコが陳列できない状態でしたが、ロックを中心に中々の品揃えで素敵なお店でした。
 んで、Bigginersさんで一番響いたのが、お店の中で里親を探している子猫がいたことで、店主さんの優しい人柄が出たお店だな~と思いました・・・早く全部の商品が出せるように頑張ってくださいね!

 そして、2軒目に訪れたのが、熊本といって真っ先に思いついた「Peanuts Records」さんでした。
 割とOrgan~Soft Rockが強いイメージがありましたが、和物がイイところついていて、近年の趣味である和物の12inchの知らないのを2枚ゲットさせて頂きました!
 こちらも店主さんが大変良い方で、品ぞろえも素敵なので、また熊本に来れたらお伺いしたいお店です!!


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『熊本 Nasty Street Records』

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『熊本 Woodstock Records』

 んで、3軒目は、こちらも熊本では有名な「Nasty Street」さんですね!
 歌モノやDiscoが強い印象があったので、お伺いするのが楽しみだったお店です・・・女性店長さんが切り盛りしてて、個人的にはジャストな品揃えでした!
 実は、Nastyさんについては、一番最初に1号店にお伺いしたら閉まってて、アレっと思っていましたが、帰宅後に調べたら、1号店は地震の被害があったみたいです・・・頑張って復活してくださいね!

 そして最後の4軒目は、移動中に横を通ってレコ屋だと思わなかった「Woodstock」さんで、Peanutsの店主さんから「あそこは行った方が良い」みたいな話を聞いて、伺ったら・・・メチャクチャ素敵なお店です!
 ラウンジ&バー+レコード屋さんみたいなお店で、下北沢のCity Country City(曽我部さんのお店)をもっと落ち着かせ、Jazzの匂いがするお店です・・・素敵すぎる!
 品ぞろえもかなり良く、ほんと帰る時間がギリギリだったので、全部は見れなかったですが、45の多さがヤバくって、掘ればなんか出そうです!


 なお、今回、どのお店でも「テープってありますか?」と質問をしました・・・結果は「なし」です(^^;)

 ただ、某店では、バックヤードに大量のテープが見えてしまったので、交渉したらイケるかな~と思い、懇願して見せてもらったら・・・ゴツくって泡を吹きそうになりました(^0^)
 結果的に、それらは売り物ではないそうで、交渉は出来ませんでしたが・・・やっぱりイイものが眠っていますね~

 熊本のレコ屋事情をまとめると、そこまで音楽が有名でもない地区なのに、こんな魅力的なレコード屋さんが揃っているのは奇跡ですね!
 超ハイエンドなレコは少ないですが、それぞれのレコ屋さんが特徴があり、掘ってて反応しちゃうレコが多いんですよね・・・なんか、先ほどの某店のテープがそうでしたが、持っている「ポテンシャル」が高いっすね!


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 そんな訳で、7時前に超ギリギリで熊本駅から新幹線に飛び乗り、福岡に戻ったら速攻で空港に行き、バタバタしながら搭乗手続き・・・日付が変わる前に家に着き、ドタバタ劇が終わりました(^^;)

 熊本は、東京よりも日が暮れるのが遅いことを忘れ、時間の感覚を少し失ってたのと、伺ったレコ屋さんが素敵すぎてついギリギリまでいちゃいました・・・
 ただ、運が良かったのが、熊本駅までの移動をお願いしたタクシー運転手さんが、超敏腕で、メチャクチャ混んでいる道をすり抜けて、短時間で駅に届けてくれたのが嬉しいです・・・色々とドタバタしましたが、人に救われた部分も大きかったんでしょうね~

 まあ、先週の青森からを含めて、何とか無事に終わってくれたのは嬉しいです・・・そして、会社にはアレですが、こうして元気にレコが掘れているのも嬉しいです!!

 予想では、仕事もひと段落したので、しばらくは平時な感じで行けると思います・・・普通に土日が休める日々が戻ってきそうです(^^;)

 とりあえず、来週は、今朝知った下北でのテープセール(N村さん、期待してますよ~)と、Timmy先生のギグがあり、来週末もネタに事欠かなさそうです(^^;)


 ではでは、2週間分の溜まりに溜まっていた独り言でした!







DJ Kubota, Takeshi 「Classics Two」
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 ここ最近、割と率先して聴かないテープ(=あまり好みではなかったテープ)を聴くようにしているのですが、不思議なもので、以前は「う~ん」という感想だった作品が、いざ聴いてみると「おおっ!」と思うことが多いような気がします・・・

 まあ、私の経験値が上がり、やっと理解ができたということかもしれないですが、こういった中で、やっぱり有名だったり重要な作品ほど、そのレベルの高さにヤラれています・・・
 今回のクボタさんの第2段は正にそうで、やっぱり凄いっすね・・・真の「オールジャンル・ミックス」の素晴らしさが分かる1本です!!


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 今回は、あのクボタタケシさんの名作ミックステープシリーズ「Classics」において、1999年にリリースされた第2段(Two)をご紹介したいと思います!

 スケスケなスケルトンジャケがインパクト大で、ある程度、ミックステープがお好きな方ならご存知かと思いますし、何よりも「クボタタケシ」という存在を知らしめたテープとして、影響を受けた方が大変多い作品の一つかと思います。
 
 私自身は、残念ながら当時は子供すぎて作品に触れる機会がなかったり、その音楽性が唯一無二だった為に中々理解が出来なかったことがあり、クボタ作品は今まであまり紹介をしませんでした。
 調べてみると、3年くらい前に、無理して(?)このシリーズの第1段「DJ Kubota, Takeshi / Classics」を紹介していますが・・・それ以来、全くと言っていいほど聴いてなく、クボタさんの世界に入れませんでした。

 ただ、今回、先日の下北のテープセールで購入した「東のクボタ、西の宮本」の宮本雅夫さんのテープを聴き、とてつもなく幅広い選曲にヤラれ、東のクボタも聴いてみようと思い、この作品を聴いたら・・・もう、ヤバくって、すっかりハマってしまいました(^0^)

 では、作品の紹介に行きましょう!


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 まず、クボタさんにおいては「選曲の幅の広さ」が重要かと思います。

 それも、表現としては「異様なまでに幅広い選曲」なところが重要かと思います!

 実際にプレイした曲から紹介をすると、B面の一曲目では、映画に詳しい方ならジャケを見ただけで「おっ」と思う80年代フランスの恋愛映画「Betty Blue」のサントラから「Gabriel Yared / C'Est Le Vent, Betty」をプレイしています・・・
 とりあえず、この辺の80年代のNew Wave的(?)な曲をプレイするのも恐ろしいですが、ここからこの曲をネタにした曲(Tricky / Nothing's Clear)にネタつなぎし、90年代に入ってからの現行の曲をプレイし、更にレゲエ~ダブなグルーブに落とし込んでいくのが凄いですね!

 そして、クボタさんに関しては「時代」という点でも幅広く、60年代の曲でも平気でプレイしちゃいます・・・その代表格が右上のレコでしょうか?
 レコ写を見ただけでは「?」な方かもしれませんが、あのタモリ倶楽部のお尻フリフリなオープニングでおなじみの「Royal Teens / Short Shorts」をプレイ・・・まっとうな大人なら絶対に反応する意外な定番曲を選曲してくるところも凄いですが、それもレゲエ~ダブの流れからのプレイにヤラれます!

 あと、クボタさんの選曲の凄さが分かるのが「カバー曲」で、A面の最後ではあの土曜の夜クラシックなEP●さんによるSpinnersのカバー「●PO / It's a Shame」を選曲・・・こんな和物があるとは知りませんでした!
 ただ、ずるいのが、その次に俳優ジョニー・ディップさんが所属していたオルタナ・ロックバンドによる、ヤサグレすぎる迷カバー「P / Dancing Queen」を選曲します・・・カバー繋ぎで、こんな曲をプレイするとは・・・でも、不思議なグルーブがあるのが素晴らしです・・・

 もー、こんな感じで、1曲1曲をひも解いていけばいくほど、クボタさんの「選曲の凄さ」が分かります!!

 選曲の全部を紹介するのは大変難しいですが、他のDJがプレイしない曲を「DJミックス」の中にしっかりと落とし込んでいる選曲力の凄さといったら・・・やっぱり「天才」ですね!
 ジャンル的には、ほんと色んなジャンルの曲をプレイしてて、これら以外にも、検索してもヒットしない謎のラテン曲など、99年の時点で、世間のDJ/CLUBシーンの流れとは全く違う方向性の曲を掘って、カッコよくDJプレイしている点は素晴らしすぎます!


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 そして、クボタさんにしか出来ない「選曲」の話を発展させつつ、プレイする曲と曲を一本に繋げる「DJミックス」についても紹介をしたいと思います。

 選曲に関しては、ほんと色々なジャンルの曲をプレイしているのですが、その上でクボタさんが凄いのは、その「色々なジャンルの曲」をDJミックスを通して「1本の流れ」にしてくる点にあるかと思います!

 個人的にはB面中盤のピークタイム(?)で、上のようなレコを選曲して盛り上げていきます・・・

 B面序盤ではレゲエ~ダブ的なグルーブと、クボタさんが強い60’sのグルーブを上手く織り交ぜながら選曲を進めています・・・
 それこそ「Bernadette Carroll / Party Girl」という明らかにオールディーズといった感の曲から、「Tommy McCook & The Skatalites / Sauvitt」という60年代のレゲエ(スカかも?)に繋げてきます・・・年代が近いのもありますが、異なるジャンルでも「同じグルーブ」があれば繋げちゃうのが凄いですね!

 んで、そんな流れが続いていたら、おもむろに聞こえるトロピカルで聞き覚えがなんとなくあるメロディーが・・・この流れから、80年代ポップスな「Modern Romance / High Life」をミックス・・・超意外だけど、これが絶妙すぎます!!

 もー、この流れだけでクボタさんの「点と点を繋げて線にするDJミックス」の素晴らしさが分かります・・・全然違う曲だけど、グルーブはしっかりと繋がり、その上でいきなりアップな空気感にすることでピークを演出しているのが上手いです!!
 それもModern Romanceかよ・・・あえて微妙なジャケのレコを参考資料にしましたが、これはプレイしないっしょ・・・個人的には、この曲じゃないけど、コサキン(関根勤さんと小堺一樹さんのラジオ)をズーッと聴いていたので、番組中にジングルで使ってたModernには反応しちゃうんですよ・・・ズルすぎる(^0^)

 クボタさんというと、60年代選曲も有名ですが、Modern Romanceのようなファンカラティーナ~New Wave系の選曲も独断場ですよね・・・
 ファンカは、ある意味で「飛び道具」過ぎてなかなか使いづらいジャンルの曲ですが、こんな風にいとも簡単にプレイされちゃうと、つい影響されてレコに手が伸びそうです(^^;)

 んで、ダメ押しなのは、この後に歴史的な名アルバムから、ファンカラティーナ~スカ的なグルーブで「The Clash / Wrong 'Em Boyo」をプレイします・・・
 トラックリストを見ずに聴いてたら、素直に「イイ曲だな~」と思ってトラックリストを見て、Clashだと気付き、撃沈しました・・・



 う~ん、クボタさんの「ミックステープ」を説明するのは難しいですね・・・

 ここまで幅広い選曲で、それを一つのDJミックスに落とし込んでいる点があるから、この作品であったり、クボタさんの作品は「真のオールジャンル・ミックス」と言われているのだと思います。
 それも、ミックステープとしてリスニングに耐えうる内容でありつつ、このミックスをそのままクラブでプレイしても盛り上がる内容になっており・・・恐ろしいまでに「DJによる、真のオールジャンル・ミックス」になっています。

 ただ、私が理解するの時間がかかったことも事実で・・・どうしても選曲が「意外すぎる」部分があり、なかなか選曲に入れないのもあるかな・・・
 う~ん、やっぱり「聴く人を選んじゃう」部分もあるかもしれませんね・・・

 あまり上手く紹介ができませんでしたが、興味がある方は是非、聴いてみてくださいね!




<Release Date>
Artists / Title : DJ Kubota, Takeshi 「Classics Two」
Genre : Rock、Latin、Punk、New Wave、Reggae、Dub、Funk-a-Latina、Ppps、Wamono・・・
Release : 1999年 
Lebel : 0152 Records No Number
Notice : 2011年にCD版の再発が出ています。


Notice : ジャケット、トラックリストについて

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 う~ん、透明物は撮影が難しいな・・・(^^;)

 このテープは、テープのジャケットが、通常は紙素材なのを「透明なプラスチック・シート」を用いており、全体的にスケスケな仕様になっています。
 デザインをしたのは、スチャダラのボーズさんの実弟であるデザイナー「光嶋崇(こうしま・たかし)」さんです・・・カセットの特性を逆手に(?)とったデザインがフレッシュです!!

 ただ、このデザインだと、トラックリストもスケスケで、それも蛍光緑で印字されていることからトラックリストを読み取ることが凄い困難です(^^;)

 今回の作品紹介にあたり、どうしても曲が分からないと紹介が出来なかったので、気合いでトラックリストを起こしましたが、これは「クボタさん世代の先輩格のDJから後輩たちへの試練」だと思って頑張りました(^^;)
 ただ、その後で調べてたら、某サイトでトラックリストが出てることに気付き、あの労力は何だったんだと思い、撃沈しました・・・きっと、起こした方も相当頑張ったんだろうな・・・(^^;)




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<独り言>

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 もしかしたら、ブログを読んでいる方だと、今週は「この作品か?」と思った方も多いかもしれません・・・一瞬、考えましたが、準備が足らずで今回は断念しました・・・

 でも、写真のライオン君も、そして私も悲しんでいることは事実です・・・

 既にご存知な方も多いかと思いますが、HipHopグルーブ「A Tribe Called Quest」のメンバーである「Phife Dawg(ファイフ・ドーグ)」さんが3月23日に45歳の若さでお亡くなりになられました。

A Tribe Called QuestのPhife Dawgが他界。享年45歳

 明確な死因は分かりませんが、HipHopを築きあげた世代の一人がこの世を去るのは辛いですね・・・
 GANGSTARRのGURUさんがお亡くなりになられた時も感じましたが、こういった訃報を聴くと、我々が愛している「HipHop」が「過去の音楽」になってしまうのか・・・と思い、ちょっと切なくなりました・・・

 ただ、お亡くなりになられた情報を聴き、その日の夜、写真のMUROさんによるATCQミックスを聴きましたが・・・やっぱりファイフさんがいることで「ATCQ」なんだよな~と思い、改めてATCQの素晴らしさを知りました。
 グループの中心であることは揺るぎないQ-Tipさんが一人でもダメだし、DJのAliさんだけでも成立しないでしょう・・・3人がそろって初めて「ATCQ」であり、彼らが作った音楽は一生聴き続けられる「音楽」だったと思います!

 では、今回の独り言はこんなもんで・・・

 普通の独り言も入れておくと、スマホのバッテリーが急に早く落ちるようになり、仕事に支障が出そうだったので、昨日、急遽で買い替えをして・・・今日は、半日と行かないまでも、いらないアプリを消したり、設定を直すのに疲れました(^^;)
 携帯時代からそうですが、なんで機種変した後の設定調整が面倒なんですかね・・・ドコモは羊の執事さんが消したと思ったら、なぜか復活してくださるので困ります(^^;)

 ただ、今回は店員のお姉さんが凄い親切に教えてくれたので、だいぶ助かりました・・・思わず、スマホを引き取るときに、その店員さんに「ありがとう」を言いたくて売場に戻るぐらい、親切に教えてくれました・・・
 仕事は違えど、売り上げて利益を出すこと以上に、お客さんの立場に立って物事を考えることが重要なんだよな~と思いました・・・結局、仕事の愚痴になりますが、今週は年度末の大山場があるので、あのお姉さんからもらった元気で乗り切りたいと緒見ます!!






 
 
DJ Taki-Shit 「Extra Relaxation Ver 9.04」
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 え~、日々、ミックステープを掘っている訳ですが、購入したテープが全て聴けていることはなく・・・聴いていないテープが山ほどあります(^^;)

 そんなテープの山から、何気なしに聴いたら凄い良かったということは結構あり、いわゆる「自宅掘り」も大切な作業になっています・・・
 まあ、自宅で掘るっと言っても、凄く積極的に行っているわけではなく、だいたい「思いつき」があった時だけなんですが、これが意外と当ります・・・天命を待つことも大切です(^^;)

 そんなわけで、ちゃんと聴いたら凄い良かったテープの紹介です!


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 今回は、名古屋を拠点に活動をされているDJ/Producer/作曲家である「DJ Taki-Shit(タキ・シット)」さんのテープを紹介したいと思います!

 まず、Takiさんですが、日本語ラップがお好きな方ならご存知ですよね・・・

 Takiさんは、あの「SEAMO(シーモ)」さんの元相方で、もはや伝説的なラップデュオである「シーモネーター&DJ TAKI-SHIT」のDJ/トラック制作を担当されていた方になります!
 
 シーモネーターに関しては、ちょっと説明をしておくと、アーティスト名から分かる通り、かなり「下ネタ」的なスタンスを取り入れた活動をしてて、他の日本語ラップ勢からすると異端な存在だった・・・と思います。

 その異端さを象徴する話として、ライブ中はシーモさんは、ビキニ一丁というほぼ全裸に近い出で立ちで、股間部分に天狗のお面をつけるという、恐ろしい姿でライブをされていました!
 当時の様子は「こんな感じ」で、相方のTakiさんもアマレス風のスパッツで半裸でDJをされていました・・・う~ん、今風な表現だと「とにかく明るい安村」さん的なライブをされてたようですね(^^;)

 ただ、ヘッズの中では「ライム巧者」としての認識も強く、特徴的な声だったり、割と固い韻の踏み方やガチっと決めてくるパンチラインだったり・・・当時としては信頼された存在だったと思います。
 特に、地元名古屋での信頼は厚く、当時は「男塾」というクルーを組織し、ウェッサイ~サグ的なラップが強かった名古屋において、ストレートなHipHopを広めていた部分はあったかと思います・・・うん、音楽自体は非常に真面目だったと思います!


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 そして、話を今回のTakiさんに戻すと、Takiさん自体も音楽に対しては非常に真面目で、一言でいえば「豊かな音楽性」をお持ちな方です・・・シーモネーターの活動だけしか知らないとビックリするでしょう!

 Takiさん自体は、1995年頃よりクラブでのDJ活動を開始し、その後、トラック制作などをするようになったようですが、上記のようなミックステープもリリースしており、このミックステープを聴くと、Takiさんの素敵な音楽性が分かります・・・
 
 テープに関しては、どうやら、00年代初期には自身のミックステープレーベル(?)として「Soulflower Recordings」を立ち上げ、積極的にミックステープを出していたようです・・・
 まだ、全てのテープを入手してないのでアレですが、かなり真面目に作っていたようで、今回、深く聴いてみたら・・・幅広い選曲ミックスの上手さにヤラれてしまいました!

 これはTakiさんには申し訳ない話ですが、私としては「シーモネーター時代」の印象が強かったので、テープを発見した時は「意外な人のテープ」というような感じで購入し、聴かずに保管箱行きでした・・・

 ただ、たまたま自宅で整理してたら、Takiさんのテープがたまってきたな~と思い、軽い気持ちで聴いたら・・・もー、内容が素晴らしすぎで、今週は「DJ Taki-Shit祭り」になるぐらい、聴いてしまいました!
 また、作品紹介をするにあたり、Takiさんのことを調べていたら、Takiさんのブログに遭遇し、音楽に対して真摯な姿勢が感じられる記事に共感し、それこそ「DJ Taki-Shit」という「音楽家」の素晴らしさを痛感させて頂きました!

 そんなわけで、一番内容が好みだった「Extra Relaxation Ver 9.04」という作品で、Takiさんの「DJの良さ」を紹介したいと思います!!

 なお、先に蛇足をしておきます・・・上のテープ写真において、右上の1本だけはホームメイド家族のDJ U-Ichi氏の作品で、Takiさんのレーベルからリリースされ、こちらもTakiさん的な内容で素敵です!
 なんか、ラップグループに属するDJのミックス作品って、それこそ「意外な人のテープ」的な部分があり、評価的には微妙な部分がありますが、深く聴くと凄いイイのが多いです・・・今回のTakiさんのテープを聴いて、ちょっと考えを改めました(^0^)


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 まず、このテープについては、最初も最初であるA面の1曲目→2曲目で勝負が決まった感じがあり、この部分を聴いて、一発で「この人は間違えがない!」と思いました!!

 1曲目は、Jazzサンプルが光ったHipHopの隠れた人気曲「The UMC's / One To Grow On」からゆっくりとスタートします・・・
 そして、2バースぐらいプレイした後、サビ的な部分の後に、なんとカットイン「Coke Escovedo / I Wouldn't Change A Thing」に繋ぎます・・・もー、これが素晴らしすぎます!!

 BPM的には割と近いですが、いやー、これは繋がないでしょ・・・ただ、ミックスのタイミングも、グルーブの繋ぎ方もバッチリで、作品の最初に入れることで、聴いてる人を上手くミックスの世界に引き込む効果もあり、素晴らしい繋ぎです!!

 本来であれば、選曲的な話からすべきかもしれないですが、今回は「DJミックス」の部分から紹介をしたいと思います。

 Takiさんのミックスに関しては、割とカットインで繋いでくるミックスが多いのですが、とにかく前後の曲の「メロディーとリズム」や「楽曲のグルーブ」を読み切り、しっかりと「曲と曲の接点」を作った上で繋いでくるので、聴いてて凄い気持ちいいです!

 先ほどのUMCからCokeの繋ぎも、どこが接点になっているかは説明しづらいのですが、グルーブはしっかりと繋がっています・・・他の部分も含め、かなりジャンルレスな選曲なのですが、ジャンルが違う曲でも、しっかりと接点を用意した上で曲を繋いでいくので、聴いてると、つい引き込まれてしまいます・・・
 これは、Takiさんのブログを読んでて納得したのですが、DJに「音楽理論」を上手く持ち込んでいる部分があるかなと思いました・・・人間が本能的に気持ちいい音楽構造をDJミックスと選曲に生かしている感じがし、Takiさんの「音楽家」としてのスタンスがでている部分だな~と思いました。


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 そして、今度は選曲の話をすると、ビックリするほど幅広く、そして深い選曲でヤラれます!

 それこそ、先ほど紹介をしたUMCのようなHipHopから始まり、R&B、RareGroove、Soul、JazzFunk、House、Breakbeatsなど、一本のテープに様々なジャンルの曲が入っており、その全てが「一つになっている」選曲が素晴らしいです!

 特に素晴らしいのが、選らんでくる曲が、いわゆる「知られていない良曲」を入れてくるところが多く、かなりヤラれました・・・

 例えば、R&B的なプレイとして「George Benson / Baby I'm in Love」という曲をプレイするのですが、この曲はHouseシーンで大ヒットした「Song For My Brother」の実質的にB面曲です・・・Houseに精通していないと知らない曲かもしれないです。
 また、同じようなB面曲として、ファラオネタのクラシックとして扱われている「Boogaloo / You Got To Have Freedom」の裏面に収録された「Boogaloo / Humongous Steps (Back Down To London)」という曲も選曲・・・クラシックな曲のB面って、意外と眼がつかないですが、イイところを突きますね!

 この2曲、個人的には今回の紹介においては衝撃的でした・・・

 それは、曲を探してみたら「自宅のレコード棚に入っていた曲」だったからです!

 毎回、作品紹介の記事を書くにあたっては、事前に収録曲の詳細を調べる作業が大切になっています・・・
 具体的には、上記のレコ写を起こす作業につながるのですが、既に持っている曲(=レコード)であれば棚から取り出し、そしてレコードをもっていない曲であれば、可能な限りレコ屋に行って探して購入をします・・・

 ただ、今回、この2曲は、作品を聴いて、素直に「イイ曲だな~、持ってないからレコード探そう!」と思い、どんな概要のレコなのかを調べていたら「えっ、あのレコのB面なの・・・もってるじゃん!」となりました・・・
 すぐに気付かない私もアレですが、こういった「みんなが気付いていない曲」を探し、カッコよく提示するのはミックステープの醍醐味で、今回は身をもってTakiさんの選曲の深さを知りました!!




 話が少し散らばってしまったのでまとめると、Takiさんは、どの作品でも幅広い選曲をしつつ、意外と知られていない良い曲などを気持ちいいDJミックスで繋いでいく感じで・・・ミックステープ馬鹿としては100点満点のミックス作品が作れる「DJ」だと思います!

 現在は、そこまで深くDJ活動をしていないようですが、このセンスは素敵です・・・DJ PaulさんやDJ Kentaさん辺りが好きな方にはドストライクで、こんな素晴らしいセンスがあるのであれば、DJ活動も積極的に行って欲しいと思いました!!

 テープ自体は、凄い本数が作られたようではないのと、割と名古屋地区中心に出回ってた感じがあるので、結構、手に入れるのは難しいかもしれないです・・・私自身も、まだ掘りきれてないと思っているので、これからも必死に捜索をしたいと思います(^0^)

 あと、名古屋って、ミックステープがそこまで盛んではなかったと認識していますが、今回のTaki-Shitさんだったり、以前紹介したDJ Mitsuさんだったり、そして大御所DJ Hazuさんだったり、実は恐ろしく「素晴らしいミックステープを量産してた地区」だったのかもしれません。
 う~ん、名古屋のテープ、あんまり市場に出ないのでアレですが、これからも頑張って捜索しよ~っと!





<Release Date>
Artists / Title : DJ Taki-Shit 「Extra Relaxation Ver 9.04」
Genre : HipHop、R&B、RareGroove、Soul、JazzFunk、House、Breakbeats・・・
Release : 2001年12月
Lebel : Soulflower Records SECT-0002


Notice : この作品のテープの質について

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 Taki-Shitさんに対してはあまりイイことではないですが、今回、結構苦労をしたので、あえて書きたいと思います(^^;)

 今回の作品、プレス的には恐らく海外工場でのプレスのようです・・・カセットテープ本体に文字がシルクスクリーン印刷されているので、恐らくフィリピンでしょうか??

 そのためなのか、このテープに関しては、俗に言う「キーキーテープ」の確立が高く・・・聴くのに凄い苦労をしました(^^;)

 キーキーテープについて、改めて紹介すると、テープの材質が悪いのか、再生すると磁気テープを読み取る再生ヘッドのあたりから「キー」という擦れた音がするテープで・・・再生される音が割れたり、再生スピードが遅れたり、場合によっては再生ができないことがあったりします。
 
 今回のテープについては、キーキーテープの亜種みたいな感じで、キーという音はでないのですが、ある特定の場所になると、突然再生スピードが揺れ始め、次第に遅くなり、最終的には再生できなくなっちゃう現象が起こります・・・
 この限りであれば「テープ伸び」と言った方が分かりやすいかもしれないですが、実際にテープは伸びてなく、テープ再生機の動きを遅くさせる性質が含まれているようです・・・
 また、この現象、テープ再生機によって程度の差が出るので、テープと再生機の相性もあるみたいで、ショックウェーブで再生するとそこまでは酷くならず、今回は結果的に自宅でもショックウェーブで頑張って聴いていました(^^;)

 そして、これはラッキーなことでもあるのですが、後で紹介する某地方ユニオンでこのテープが普通にでてたので、予備用に新しく購入しましたら、そちらも同じ部分で同じ現象が軽微に起こっていました・・・
 既に持っていたテープと比べると軽微というレベルで、再生するテープ再生機によっては、やはり同じ現象が起こり、満足に聴けないです・・・・

 う~ん、色々と愚痴を並べましたが、言いたいのは「キーキーテープ」は「プレスの時点で問題があり、聴く側の対応策としては、なるべく相性の良いテープ再生機で聴く意外ない」になるのかな?
 凄いイイ作品なのに、ちゃんと聴けないのは辛い・・・困ったものです(^^;)





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<独り言>

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 別に毎週毎週、この独り言を書く必要はないのですが、嬉しいことに、ここ最近は「独り言ネタ」が多いようです・・・今週も色々とありました(^^;)

 まず、今週はMUROさんの新作ミックスの発売ですね!!

 週末にはMocha Soulの新作も出ましたが、週の真ん中にはオフィシャルリリースのミックス作品が2作発売され、これが素晴らしいです!!

 一つ目は「Diggin' Japanese Pops」という作品で、なんと和物をオフィシャルで選曲とミックスしたもので、ジャケの小林泉美さんネタから「間違えない!」作品です(^0^)

 割とブギー的に行くのかな~と思っていたら、RareGroove~Mellow的なミックスで、全体的にカリビアンな感じで攻めているのがイイですね・・・時期的には夏に聴いたら絶対にハマりそうです(^0^)
 また、選曲がヤバくって、まだそこまで深く聴いてないのでアレですが、普通に由紀さおりをプレイしてくる辺りが流石MUROさんです!!

 そして、テープ馬鹿としてはこちらの方がボムですね・・・なんと「Taste of Chocolate - R&B Flavor」の新作がオフィシャルでリリースされました!
 昨年からDiggin' Ice、Diggin' Heatとリリースが続き、次は何かな~と思っていたらチョコでヤラれます・・・当然ながらテープとCDの2本買いです(^0^)

 内容的にはR&Bを甘くミックスした人気シリーズですが、今回のは予想を裏切りつつ、しっかりと「Taste of Chocolate」としてまとめているのが素晴らしいです!

 ネタばれにもなるので、深くは書きませんが、プレイしている曲の半分以上が実はHipHopの曲で、それもG-UnitとかThe Gameなど、超意外な曲が多いんです・・・ただ、素直に聴いていると、チョコらしい「暖かさ」がある選曲・ミックスです・・・
 土曜の朝、何となく早起きしてしまい、布団にくるまりながらコレを聴いてたのですが、布団の暖かさと相まって、全体的なグルーブの出し方が正に「Taste of Chocolate」で凄い気持ちいいです・・・ムロさん、やっぱり凄いな~


 両方とも、凄い鉄板曲は収録されてないので、万人向けとは言い難い部分もありますが、内容は「流石ムロさん!」と唸る内容で、お勧めですよ(^0^)
 

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 そして、もう一発、全く別の独り言を紹介です!

 先週も書きましたが、ここ最近は週末がレコ掘りに出かけることができ、かつ、割と欲しいレコードがポンポンと出る状況が続いております・・・一言で散財なのですが、結構探してて、やっと出会えるレコが多く、私の「レコ運」が良い証拠なのかな~とも思っています。

 そんな中、今週は「盤質C」なレコードと対戦してきました!

 レコード事情を知らない方の為に紹介すると、こういった音楽商品が中古で出ると、商品の「品質」が重要なので、お店側が任意で「A・B・C」のような品質(盤質)を提示する流れがあります。
 なぜ品質が重要かというと、レコードが分かりやすいのですが、どうしても傷やノイズが発生する構造になっているので、聴く側としては、限りなく傷などが無いモノでないとしっかりと聴くことができないので、なるべく傷等が無い状態の商品が欲しい訳です・・・そのため、お店側としても、こういった情報は分かりやすく紹介し、買う側もそういった情報を理解・判断して買っています。

 今回は、ユニオンの某店で、ズーッと前から欲しかった「Nice & Nasty 3 / The Ultimate Rap」(写真右・ブッタの大怪我ネタですね)のオリジナルが出ることが分かり、出品情報を待っていたら、事前情報で「盤質C」となっており、お店に行くかどうかも迷っていたブツでした。

 再び説明を入れておくと、ユニオンの品質は「A:新品同様」「B:並みの中古品」「C:傷などがあり難あり」みたいな感じで、大半の中古商品は「B」で出ており、「C」の商品はあまり出ません・・・
 出ないというか、買う側も「C」と書いてあると「品質が悪いだろう」と思い敬遠してしまうので、バイヤーさんによっては「B」と書いて、注釈で「キズあり」と入れることの方が多く、結果的に「C」は「よほど状態がヒドイ」という認識が強く、この表示を見た瞬間、スルーする方も多いと思います。

 ただ、今回に関しては、どうしても欲しいレコなのと、ここ最近の動きを理解して、とりあえずお店に行ってみて、視聴してから考えよう・・・とし、いざ戦いに行ってきました!

 ゴツいセールというレベルではなかったので、いつもお見かけする畏兄の方と一緒に入店し、サクサクと棚を掘り、2列目でゲット・・・んで、とにかく盤質確認ということで視聴へ・・・
 店員さんから預かったレコは、全体的にヘアー(擦りキズみたいな状態)が多いが、致命的な傷はなさそうという第一印象・・・ただ、ノイズだけは針を落としてみないと分からない・・・緊張しながら針を落としたらノイズはほとんど無しで、ヘアー部分も傷音はせず・・・やった、行けるぞ!

 大変マニアックな話ですが、今回のレコはHipHopのオールドスクール(80年代初期)のレコで、これらのレコはなぜかヘアーが着きやすい盤質が多いんですね・・・理由は定かではないですが、そういうのが異様に多いです・・・まあ、当時のブロンクスマナーが悪かったのもあるかな?
 ただ、経験的に、意外と行けるレコが多いことは知っていたので、これも盤質を見た瞬間に「行けそう」と思いました・・・

 また、ここ最近のレコード事情も影響しているんですよね・・・ここ最近、海外も含め、とにかく買う側が「美品」にこだわる傾向があり、お店側も盤質にはかなり注意をしています。
 そのため、この盤質表示もシビアになっており、結構細かいところも指摘してて、今回のレコも、昔だったら「B」で通せた内容でしたが、見た目は「C」にせざるを得なかったのかもしれないです。

 結果的に、値段も「C」で、私が覚悟してた金額より相当安く購入ができました・・・うん、ラッキーでしたね(^0^)


 そんなわけで、今日は「運がイイ!」と感じ、これまた欲しかった「O'Jays / Message in our Music」のアメ盤12inchが「C」で出ると分かった某地方ユニオンに急遽遠征してしまいました(^^;)
 内容的には、Ultimate Rapと同じように、全体的にヘアーが多く、見た目が「C」な感じでしたが、これも視聴したら全然イケ、ニコニコで購入しました!
 金額的には想像してた値段よりもグッと抑えられてて、結構かかる電車賃をだしてもお釣りが出るぐらいです・・・こちらもラッキーでした(^0^)

 まあ、まとめじゃないですが、このご時世、逆に盤質「C」でも全然イケるのもあるということですかね・・・ただ、中古である限り、お店側がだしている表示だけを信じず、自分の目と耳で確かめるのが絶対確実なんですけどね~

 ちなみに、O'jaysのジャケ文字ですが、前オーナーが手書きしたと思われる仕様で、これが通常ではありません・・・ただ、結構マッチしててイイですね(^0^)
 この手書きも盤質等のマイナス要因ですが、私的には「プレーンジャケに手書きはOK」と考えてて、今回のO'Jaysのようにむしろ「逆に良い」のもあるので、割と積極的に買ってます・・・この手書きモノ、ムロさん辺りがジャケ本だしたら面白そうですね!


 では、毎度のごとく長くなりました・・・明日から2月です、寒さに負けず頑張りましょう!!